物語背景

蜥蜴戦争の正体は結局人間同士の戦争だった。
そして結局同属殺しを繰り返してきた人類だったがそれはホントに突然やってきた。
4年前の予言どおりボソンジャンプネットワークに101の異星人が現れたのだ。
その中で美少女による銀河帝国(地球側からネパールウイッチと呼称される)はグランドフリートと呼ばれる大艦隊を率いて太陽系に進行した。
ネーバルウイッチは数百発の光子魚雷を地上に叩き込んで火星のコロニーの半分を消滅させ、掘り当てた水脈から残りの大都市を海に沈めた。
その上で降伏を迫った。

何億という民衆が、一瞬で消えた。

そして、狼狽した。
狼狽したのは人類ではない。ネーバルウイッチである。
出てきたのが無人のロボットではなく有機体だったのもそうだったが、ネーバルウイッチに、良く似ていたのである。
なんのことはない。
たまたま壊滅した火星政府の代わりに通信に出たのがナデシコCの艦長だっただけなのだが、彼女たちは自分たちのやった行為のおぞましさに震え、そして後悔した。
同族殺し。それは彼女たちにとって最大の禁忌である。
一方同族殺しには慣れたというか日常茶飯事である人類も、狼狽した。
相手が美少女だったからである。
特に木連出身の兵士らの戦意は大きくなえた。
まぁ、なんだあれから5年が経っているにもかかわらず彼らの本質はうぶで単純だったと言う事だろう。
それがいいところかも知れない。

多くの憎しみや殺し合いは相手を知らないことで発生する。これは、そういう例である。
そのご先祖の一人である筆者も同じ立場ならすぐ看板をひっこめて世界平和を訴えるだろうから世の中はそんなものだ。

地球は本物の異星人との星間戦争に突入するがその戦争がたった1年で終結したのにはナデシコ艦隊の活躍やアマテラスを襲撃した謎の幽霊ロボットが
結局人類の味方である事に変わりが無かった事もあるがこれが最低接触戦争が終結した真の理由である。

この物語はそれからさらに一年後
A級ジャンパーと言う特殊スキルを持つ人類を生み出す火星と言う星から始まる
物語の中心となる船の名前は「ダイアンシス」と言う(後にNADESICOと呼ばれる)





登場人物紹介

 アリアン
火星解放戦線の指導者、自分の命すら計画のための駒として扱うクールな策士。
一切表舞台に出る事無く、ダイアンシスを用意し独立戦争を仕掛けた張本人。
経歴不明で異世界からやってきたなどと言ううわさまである。

 プリンス オブ ダークネス
火星解放戦線の指導者、艦橋に掛かっているマントとバイザーの持ち主である。
アリアンの正体を知る数少ない人物。
元の経歴は幽霊ロボットのパイロットらしいが誰もその姿を見たものは居ない。

 ソウイチロー=ヤガミ
「氷の飛行隊長」「死神ヤガミ」などの二つ名を持つ、メガネを掛けた細身の男。
日系の物静かな好青年。 黄色いジャンパーを着る正直でない男。
立ち振る舞いは物静かであるが、ダイアンシスクルーとの常としてやっぱり熱い魂を秘めている。
かつて子供たちに夢を与える仕事をしていた。 その仕事に戻るために独立軍に籍を置く。
絢爛ユーザーの間ではツンデレで有名。

 オモイカネ
ナデシコ級、およびスーパーナデシコ級に搭載されている艦制御用コンピューター。
声を流す機能があるのに、わざわざウインドウを出してコミュニケーションを取ると言うなかなかお茶目な一面もある。
ナデシコ級一番艦ナデシコから株分けされており、ルリの最大の友達である。

 アイザワ=ユウイチ(25)
Kanon主人公で一般人代表(ただし第6世界群人、さらにkanonに対してはうさぎの独特な解釈が加えられています)
もっとも、ワールドオーダー月宮の寵愛を受けている時点で一般人とは言えないかもしれない。
唯の人から現れて唯の人間で終わる事を否定した結果の典型的な一例で、250年前唯の人の身で聖銃と互角に戦った伝説を持つ
滝川家が守ってきたRB奇跡号を駆って戦う。
ちなみに本職は教師である。

 マイフミコ
一般人代表の第七世界人
活字中毒の上、ゲームの外延が果てしなく広いヘビーゲーマー
恋人にするには躊躇するかも知れないけれど、友達には欲しいタイプ
絶大な適応能力と学習能力を持ち、何度倒れても不死鳥の如く蘇る。
努力すればするほど、知恵を使えば使うほど際限なくその力を発揮する。
グレートワイズマン最後の遺産と名高い人中の竜、希望の戦士とも言う
RB希望号を駆って戦う。



 ミカズチ=カザマ
SS版ナデシコの主人公にしてRBのパイロット
ぽややんでヒロイン属性
立ち振る舞いは物静かであるがその上面の笑顔の下には熱い魂が隠れている
圧倒的な未来予測能力で他の飛行隊を指揮する

 イツキ=カザマ
TV版で死んだとばかり思われていたがSS版でひょっこり戻ってきたミカズチの彼女。
突撃快進撃系でツンデレ委員長属性
夫婦でパイロットをやっている。
突出したところが無いものの技能は優秀。

 サンジョウ=エニシ
DC版ナデシコの主人公にしてダイアンシスの艦長。
ルリが来てからは飛行隊に専念する。
顔が広くなにやらテンカワ、アイザワ、ヤガミとも旧知であるらしい。

 テンカワ=アキト
ダイアンシスの胃袋を一人で切り盛りする料理長。
火星の後継者に人体実験を受けてから、感情が高ぶると身体がぴかぴか光ってやたら面白い人になってしまった。
ダイアンシスのピンチに現れる、黒いRBが舞踏する時。
彼は決まって食堂から姿を消すと言う…

 スバル=リョーコ
統合軍のひぞっ子飛行隊ライオンズシックルの部隊長。
海賊退治に派遣され、撃墜され捕まってみればアキトやらミカズチやら見知った顔がそろっており
あっさり火星解放戦線に宗旨換えする。

 ホシノ=ルリ(19)
元・史上最年少連合宇宙軍大佐、電子の妖精とも呼ばれる。
ダイアンシスに父親が乗り込んでいる事を知り押しかけてきた。




 カオリ=サザーランド(17+250)←267って書いたら殴られた
250年後に出現するユウイチが寂しくないようにとコールドスリープで現代に現れた女
ちなみにその選抜方法はじゃんけんだったらしい
元々陸戦隊専属だったがユウイチにやっぱりカオリに整備して欲しいと口説かれ整備を兼任する

 クリサリス=ミルヒ(29)
アポロニアの精霊戦士。
第五世界での約束を守る、ただその為だけにコータロー世界に現れた。
彼の友人になる事は価値があると、名誉な事だと、心底からそう思える高潔な人物。

 東原 恵
ミルヒを『お父さん』と呼ぶ少女。
親子ほど年が離れているようには見えないが当人たちは問題視していない。
同調能力に優れ、年少にもかかわらずよく相談相手になっている。
見る男によっては天使に見えるかもしれない。
少しだけ愁いを帯びた瞳の、汚れの無い無垢な天使に…

 Black_Lady
優しい目をして優しく笑う黒衣を着た女性。
彼女の微笑みはミステリアスと言うには優しすぎて、優しいと言うには影がありすぎて、不思議ちゃんと言うには年を重ねすぎていて、危険と言うには柔和過ぎて、心和むと言うには人を悲しい気持ちにさせる。
全てを知っているような顔をして全てを諦めたそんな女。
不幸な事に、アイザワの友好関係ってそう言う奴ばっかりだよなと言われる。

 セラ
統合軍の間抜けなスパイ
色仕掛けで任務を成功させようと外見を派手にしているため目立ちまくり、トータルで任務成功率を落としている。
また、惚れっぽい上に感情と理論の葛藤モードに突入すると言う欠点を持っている。
飽きっぽいのも問題点。

 カール・ヨウヘイ・ドラケン(27)
議会名誉勲章を三つもつ、名うての軍人。
陸戦空戦宙戦と指揮をとってきた。
優秀すぎる軍人の例にもれず、統合本部と折り合いがつかない。
ダイアンシスではドランジと言う愛称のほうが通りが良い。

 小カトー=タキガワ
ダイアンシス処女航海の日に「俺、パイロットやりに来ました」と言って奇跡号をもってやってきた不思議な少年。
クリサリスを世界一の武人と信じて疑わない。
地球出身の学生だが先祖代々パイロットで才能だけなら他の誰にも負けない。



 エステル・エイン艦氏族・アストラーダ(140)(エステル・スーパーナデシコ艦氏族・ダイアンシス)
ネーバルウイッチの潜入工作員であったが個性派ぞろいのダイアンシスメンバーを見ているうちに唯一絶対の価値観を信奉できなくなりグランドフリートを裏切る
外見は12歳程度だが当年140歳。
ただし美少女だし精神年齢も変わらないので実際の年は関係無いと言うのが一般的な見方。

 スイトピー=アキメネス=シンフォリカルプス(13)
元火星政府高官の娘で、政治闘争で両親を亡くし復習の為に火星解放戦線に入る。
その誇りは門地出身によるものでは無く貴族的信念から来るもので、我侭なのは妥協せぬからである。
エステルやルリとは何故か仲が良い、3人で喋っている所は大変可愛らしいが実際話している内容は政治経済の話だったりして夢と現実の違いを大人に教えてくれる。

 イカナ=イカン
バイオテクノロジーの行き過ぎの結果生死の概念を喪失しさらには個と集団の概念も無い第4星人。
必要に応じて分裂し、共食いにより記憶を受け渡す事が出来る。
単純だがそれゆえ良い奴。
オゲィ、オゲィ





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