『サモンナイト2』二次小説

メルギトスシンドローム









第8話 「反転」

























あたしは片手にケーキの詰まったバスケットを下げてトボトボと道なりに歩いていた。

この町の地形を勉強してようやくひとりでの配達を任されたのだが、あたしの足取りは鉛のように重い。

「はあ。寂しくなっちゃうよね、実際」

昨晩、トリスたちとピクニックに出かけていたユエルが帰ってきてから、パッフェルさんはなんでもないように重大発表をしてくれた。

「あ、私お仕事の都合で明後日には別の町に行きますので」

「「え!?」」

泥だらけで帰ってきたユエルとそのユエルを着替えさせていたあたしは同時に驚きの声を上げた。

そのときのことを思い出しながら、あたしは何度目かわからない溜息をついた。

「は〜。シナリオ通りと言えばシナリオ通り。予想してしかるべきだったんだけど、やっぱり寂しくなっちゃうよ。パッフェルさんとも、トリスたちとも、せっ かく仲良くなれたばっかりなのに」

ピクニックイベントが昨日だったのだから、おそらく今日か明日の夜にはトリスたちはこの町から出て行くだろう。

パッフェルさん共々、ゼラムに戻ってくるのは当分先のことだ。それまではファナン近郊が物語の舞台となる。

彼女たちが出て行ってしまうと、ユエルとあたしの二人だけが取り残されてしまう。

パッフェルさんに一緒に連れて行ってもらうべきだろうか?しかしあたしはもう荒事は御免被りたいし……

ゼラムに居たほうが平和に暮らせるのは確実だ。

ファナンに移住したり、あまつさえパッフェルさんやトリスたちに同行しようものなら波乱万丈な日々を送ることになる。

ならばあたしはここに残る選択肢を選ばざるをえないわけで、ユエルがパッフェルさんについて行くとか言い出さなくて内心ほっとしている。

仕方ないよね。彼女たちが行かなければ、リィンバウム自体が滅んでしまう事態になりかねないんだから。

トリスたちがメルギトスを倒して世界が平和になるまで、あたしはゼラムのケーキ屋のバイトとして細々と慎ましく生きていこう。

あたしが後ろ向きな決意を固めていると、突然むせ返るようなお酒の匂いが漂ってきた。

「ちょいとちょいと。そこな行く辛気臭い顔した若人ぉ〜」

「え?」

こ…このパターンはもしや……(汗)

あたしがその場に硬直して首だけをギギギ…と声のした方に回すと、案の定その人が酒瓶片手に壁にもたれかかっていた。

場違いとも思えるセクシーな中華服、頭に生える龍っぽい角、真っ赤に染まった頬、鼻先にちょこんと乗った小さな丸眼鏡、間違いない、噂の酔いどれ龍妃メイ メイさんだ!

「にゃはは〜♪なぁに〜?メイメイさんのお顔に何かついてる〜?」

「い…いえ…!」

あわわ、いつかは遭遇するんじゃないかとは思ってたけど、まさかあたしごとき一般人にメイメイさんの方から声をかけてくるとは。

もしかしてあたしのことばれてる?ひょっとしてメイメイさんがあたしを元の世界に返してくれるとか?

あたしが淡い期待を抱いてみつめていると、メイメイさんは千鳥足で近寄ってきてあたしの顔を覗き込む。

「ん〜?んん〜……」

「あ…あの……?」

あたしの顔をみつめて唸りだすメイメイさん。どうでもいいけど滅茶苦茶お酒臭い!匂いだけで酔っ払いそう……

「にゃはは♪ごめんなさ〜い。あなたが昔の知り合いに似てたもんだから〜」

「は…はあ…」

知り合い?メイメイさんの?なんだかそれって無駄にすごいステータスのような気がするんですけど…(汗)

「にゃは〜♪まあ、気にしないで。長いこと生きてるとそっくりさんに出会うことなんてざらだから〜」

長いことって……メイメイさん今何歳なんだろ……

「女性の歳を詮索するもんじゃないわよ〜?にゃはは♪」

「え!あ、すみません!」

……って、あたし何も言ってないはずだけど?ひょっとして顔に出てた?

「にゃはははは♪それにしてもあなた、ずいぶんとおもしろい星の巡りをしてるわね〜。メイメイさん、興味津々〜♪」

「え!?」

め…メイメイさんに面白いなんて言われるだなんて……やっぱりあたしのことわかってるの?……それなら!

「あの、メイメイさん…」

「にゃふ?」

「あなたなら知ってるんじゃないんですか?私が元の世界に戻るための方法を」

「……う〜ん、そうね〜」

あたしは思いっきり期待の眼差しでメイメイさんをみつめる。するとメイメイさんはわずかにたじろいで冷や汗を流した。

「…知らない、かな。にゃはは、ごめんなさ〜い」

期待が大きければ大きいほど裏切られたときのダメージも大きい。

ず〜んと落ち込んでしまったあたしにメイメイさんはにこやかに笑いながら慰めの言葉をかけてくれる。

「まあまあまあ、そんなに気を落とさないで。代わりと言っちゃなんだけど、メイメイさんがこれを進呈してあげるから」

「え?これって…?」

メイメイさんは落ち込むあたしの目の前に紫色に輝く宝石のようなものを差し出した。

あたしはくれると言うのならもらう主義だ。メイメイさんからその宝石を受け取って眺めてみる。

「きれいですね…なんなんですか、これ?」

「にゃはは♪それはね、サモナイト石(霊)よ♪」

「サモナイト石…へ〜、これが……」

って、ちょっと待てよ?なぜにメイメイさんは召喚士でもないあたしにこんな物を?

「ちなみに誓約も何もしていない、ごくごくありふれた普通のサモナイト石だからね〜♪」

……それじゃ本当に宝の持ち腐れではないか。あたしは誓約なんてできないですよ?

「未誓約のサモナイト石って、占いと通じるところがあると思わなぁい?どんな召喚獣が出てくるのか、当たるも八卦、当たらぬも八卦。にゃふ、にゃははは ♪」

「…はあ…」

「その石が、あなたに幸福をもたらしてくれることを祈っているわ。それじゃ、まったね〜♪」

その言葉を最期にメイメイさんは千鳥足でふらふらしながら去って行った。

このサモナイト石、どうしよう。まあ、メイメイさんがああ言うのなら持ってたほうがいいのかな。

あ!いけない!あたし配達の途中だったんだ!いつまでも道草食ってる場合じゃないじゃない!

すぐに頭の中に叩き込んだ町の地図を思い出す。渡されたメモにも目を通し、急いで駆け出す。

ケーキを崩さないように小走りになっちゃうけど、急がないとこのままじゃサボり扱いされちゃう!

しかしその心配は無かった。それどころじゃない事態があたしの背後から息を潜めて近づいてきていたからだ。

慌てていたあたしは気づかなかったのだ。あたしの真後ろで今まさに召喚術の詠唱が行われていることに。

「……我が声に応えよ、異界の者よ!」

































「………!」

ん?…今誰かに呼ばれたような……

「……ナナを………!!」

ユエル?ユエルがあたしの名前を呼んでる……う、頭がくらくらする……

……あれ?あたし今まで寝てた?いつの間に寝ちゃってたんだろう……

「おとなしく………さあ………だ」

ん……すぐ近くからも誰かの声がする。男の人の声?

「う…ん」

「ん?ちっ、気がついたか」

「ナナ!」

ユエル?どうしたのそんなに大きな声出して。あれ?ここベットの上じゃないの?

「ほら、ちゃんと立って歩け!」

う、イタ〜。なんなのもう。……ん?ひょっとしてあたし、立ったまま寝てた?ていうか、誰かに後ろから抱きつかれてない?

「え?ちょっ!いや〜!!」

「こら!暴れるんじゃない!」

ビシッ!

「あうっ!?」

「ナナ!!」

痛い。いきなり頬を張られた。なんなの?どうなってるの?

「手を焼かせるな!おとなしくついて来るんだ!」

あたしの頬を張った人物が羽交い絞めにしているあたしに怒鳴りつける。

その顔、というよりその髪形には見覚えがあった。

「ナナを放せ!」

「うるさい!何度も言わせるなケダモノが!おとなしくついて来ればこいつは解放してやると言っているだろうが!」

その男・カラウスの台詞であたしの頭の中に人質という言葉が浮かび上がる。

だんだん頭が冴えてきた。と同時に背筋が冷たくなってきた。

この男はおそらくユエルの召喚主であるカラウスであり、ユエルを連れ戻すためにあたしを人質にとっている。

「こっちだ。さっさと歩け!」

「うっ!うう……」

カラウスはあたしを羽交い絞めにしたまま月の光もさえぎられる暗い裏路地を突き進んでいく。

どうしてこんなことになってしまったんだろう?

……そうだ、カバだ。

あたしがケーキの配達をしていると突然目の前にカバが現れたのだ。

そのカバに吹き付けられた甘い匂いのガスのせいであたしは眠ってしまった。

結構長い間眠っていたのか、今はもう日が暮れて月が昇っている。

あれはおそらくヒポス&タマスの片割れだったのだろう。

真昼間の街中で召喚術を使うなんて……

いや、それもあるけど、ゼラムでカラウスに遭遇するとは夢にも思っていなかった。

カラウスが出現するのはファナンだと思って油断していたが、カラウスはユエルを追っているんだからユエルの居るところに現れるのだ。

もしかしたら、ゲームでユエルがゼラムからファナンへ移っていたのはカラウスから逃げるためだったのかもしれない。

「ここだ。ここでいい。ケダモノ、お前はこっちだ」

そう言ってカラウスは裏路地の突き当たりで立ち止まり、ユエルに袋小路に入るように促した。

ユエルがちらちらとこちらを気にしながらあたしたちを追い越して突き当たりにたどり着くと、どこからともなく数人の黒装束の男たちが現れてユエルの周りを 取り囲む。

「さて、ずいぶんと梃子摺らせてくれたなあ、我が召喚獣よ。さあ、今こそ誓約を新たに、我が意のままに動く道具となるのだ」

「言う通りについて来たんだからナナを放せ!」

「ふん、この娘か。こいつにはまだ使い道があるのでな」

カラウスはあたしを別の男に引き渡し、自分は懐から緑色のサモナイト石を取り出す。

「またユエルを騙したの?嘘吐き。嘘吐き!」

「主人への口の利き方を知らんケダモノが。だがそれもここまでだ!誓約の名の下に、人形に成り下がるがいい!」

カラウスが手にしたサモナイト石を掲げるとまばゆい光があふれ、同時にユエルが一瞬苦しそうな表情で首輪に手を伸ばしかけ、しかし次の瞬間には糸の切れた 操り人形のように両手を体をだらんと垂らす。

「ユエル、お前は我が召喚獣。お前の使命は我が命に従い、我らの障害となるものを排除すること」

「……ううぅぅうう……」

「ユエル、お前は殺人人形。その心に良心の呵責などというものは無く、すべてをその爪で引き裂くのだ」

「ううあぁぅううぅぅぅ……」

カラウスが言葉を投げかけるたびにユエルの体が震え、口から唸るような声が漏れる。

あたしは羽交い絞めにされていることも忘れてユエルの傍に駆け寄ろうとしたが、頑強な腕に阻まれて一歩も動けなかった。

「ユエル!駄目!そんなやつに操られないで!」

「さあ、我が召喚獣ユエルよ。久々の狩りだ。まずはそこにいる小娘を八つ裂きにして、私に永遠の忠誠の証を立てるのだ!」

「ぐるぅあああおおおぉぉおおお!!」

ユエルが獣のような咆哮を上げた瞬間あたしの体を羽交い絞めにしていた男がさっと離れ、あたしは自由になった。

「ユエル!」

「ぐぅあああああ!!」

目にも留まらぬ速さであたしに飛び掛ってきたユエルの爪が振り上げられる。

世界がスローモーションに感じられる。

(あ、これ、あの時の感じと一緒だ。レルムの村の時と)

あたしの中に何か黒いもやもやとしたものが芽生えるのを感じた。しかもそれは外に出たがっている。

あたしはつい1週間ほど前と同じく一瞬で人生をあきらめた。

スローな世界でユエルの紅く狂気に輝く瞳と目が合った。

血走って力強く爛々と輝いているのに、今にも泣き出しそうにあたしには見えた。

その鋭い爪が振り下ろされればあたしの16年の平穏な人生(最後のほうだけ波乱万丈だけど)に終止符が打たれるだろう。

しかし、ユエルの爪があたしの体に食い込むことはついに無かった。

がきぃんっ!

「な!?」

「ぐあうううぅぅ!!」

「……あ……」

その人は、オレンジと白のふりふりがたくさんついた服を着込み、頭にはヘッドドレス、長い髪を一房にまとめ、手にしたナイフが月の光を反射してきらきら 光っていた。

「ご無事ですか、ナナさん?」

「……パッフェルさん……」

「はい♪パッフェルさんですよ♪」

ユエルの振り下ろした爪をパッフェルさんのナイフが受け止めていた。

パッフェルさんはそのままユエルの腕を掴み、どこにそんな力があるのか軽々と数メートルは投げ飛ばしてしまった。

しかしユエルも空中で体勢を整えて両手両足で着地してダメージは無いようだ。

「な…なんだ貴様は!」

カラウスがうろたえたような声を出す。周りにたむろしていた黒装束の男たちもカラウスとユエルの周囲に集まる。

「なんだ、はこちらの台詞ですよ〜。まあだいたい予想はついてるんですが。ナナさんたちの帰りが遅いと思ったらずいぶん悪趣味な方々と密会してらしたんで すね〜」

あたしは今の一瞬の攻防で腰が抜けてしまって立てそうになかった。

あたしを庇うようにして立っているパッフェルさんとあたしは完全に壁際に追い込まれていて逃げ道は無い。

「ギルドの暗殺者たちですか。紅き手袋を外した身とはいえ、そう簡単に私に触れられると思われては困りますよ」

パッフェルさんの顔からはいつもの笑顔が消え、真剣な表情で相手の出方を伺っている。

そういう表情をしていればかつての茨の君の面影も見出せるだろう。

「ふん、紅き手袋か。なぜこのようなところにいるかは知らんが、たった一人でこの人数を相手に何ができるというのだ。面白い余興だ、ユエルよ、貴様がこの 女を始末しろ」

「がああぅぅううう!!」

「くっ!」

力強く地面を蹴って飛び掛るユエル。あたしを庇っているために避けられずに受け止めるパッフェルさん。

ユエルの爪が次々と繰り出され、パッフェルさんはナイフ一本でそれを捌く。

素人のあたしから見てもパッフェルさんが不利だった。

ユエルの両手の爪に対してパッフェルさんはナイフ一本。

そもそもパッフェルさんは暗殺者タイプなので面と向かい合っての戦いには向いていない。

爪に引き裂かれてパッフェルさんの衣服がぼろぼろになっていく。

メイトルパの獣人の本領を発揮したユエルの激しい攻撃に、目に見えるダメージを受けていないのが不思議なくらいだ。

しかしこのままではいずれパッフェルさんが押し切られる。

あるいはパッフェルさんが捨て身で反撃に出れば勝ち目があるかもしれないが、そのときはユエルが……

あたしの大切な人のどちらかがいなくなってしまうかもしれない。

あたしは見ていられなくて2人の戦いから目を逸らした。両手で戦いの音も遮断する。

以前のときと同じだ。臆病なあたしはどちらかが傷つくのなんて見たくない。聞きたくない。

しかしいくらあたしが現実から逃避しても、パッフェルさんとユエルの命がけの戦いは終わらない。

何も見ず、何も聞かずにいることにも怖くなってくる。

今この瞬間に2人のうちどちらかが傷ついているかもしれない。もしかしたらもう死んでしまったのかもしれない。

パッフェルさんが死んでしまったかもしれない?

ユエルが死んでしまったかもしれない?

次に死ぬのは、あたし?

「……助けて……」

我知らず呟いていた。

「……誰か助けて……」

求めていた。自分に都合の良い救いを。

「……助けて……助けて……誰か……誰でもいい……助けて……」

無意識に手がポケットの中を探る。暖かな光を放つ何かがそこにあった。

「……助けて……誰か……応えて……あたしを助けて!誰かあたしを助けてよ!!」

あたしの無我夢中の叫びに、それはまばゆい光で応えた。
































「な……召喚の光だと!?」

カラウスが驚きの声を上げる。

その場にいる全ての者がまばゆい光に目を奪われた。自我を失ったユエルでさえも。

「ナナさん……」

パッフェルは驚きと安堵の篭った微笑をナナに向け、間髪いれずに隙を見せているユエルに当て身を入れる。

「がっ!?」

「ごめんなさい。少しの間、眠っていてくださいね」

気を失ったユエルがどさりと地面に突っ伏したとき、ナナの持つ石からあふれ出ていた光が収まり、その場に一人の人間が増えていた。

そう、人間だ。少なくとも外見上は。

その人間、少女は、きりっと鋭い瞳、腰まで届く黒髪に、真っ白な布に首を通す穴を開けただけのような衣服を纏って立っていた。

少女は周りを取り囲む黒装束の男たちを順々に眺め、パッフェル、ユエル、カラウスを眺め、最後に彼女の傍でへたり込んでいるナナを見下ろした。

「…あ……あ…」

ナナは自分が何をしたのか理解できずに言葉にならない声を漏らす。

その様子をしばらく見つめていた少女はおもむろに右手を目の前にかざす。

するといつのまにかその手には少女の身長ほどもありそうな長い棒が握られていた。

その棒を軽々とクルクル回しながら黒装束の男たちのほうへ一歩踏み出し、男たちに対して戦闘体制で棒を構えた。

遅まきながら少女が自分たちの敵であることに気づいたカラウスは暗殺者たちに号令を飛ばす。

「何をしている!そいつは召喚獣だ、さっさと始末しろ!」

「そうはいきませんですよ」

「な!?」

背後から聞こえた声にカラウスが振り返るまもなく、パッフェルの当て身がカラウスを昏倒させる。

「うふふ♪隙だらけですね。さて、あなたたちのご主人はこの通りです。あなたたちも観念したほうが身のためですよ」

笑顔で凄みを利かせるパッフェルにたじろいだ黒装束たちは、一斉に転進した。

退却ではない。ナナを狙っているのだ。しかし彼らの前に白い人影が立ちふさがった。

「この人はやらせない」

それからの少女の活躍はすさまじいの一言だった。

呆然と見ているナナの目の前で4人のおそらく厳しい修練を積んできたであろう暗殺者たちは成す術も無く叩きのめされた。

少女が激しい踊りをしているような動作で繰り出す棒の動きは変幻自在のしなやかさと全てをなぎ払う力強さを兼ね備え、見る者に暴風雨を連想させる。

彼女が舞を止めて棒をどこかに消し去ったときには、辺りには激しい棒の嵐に打ちのめされた黒装束たちが死屍累々の体で転がっていた。
















第8話 「反転」 おわり
第9話 「仙狐と魔公子」 につづく



感想

平和な時間は終わりを告げ、これよりはって言う感じでしょうか。

でも、参戦キャラの事を考えるともう暫くほわわんが続くかな?

パッフェルさんもナナの事は随分注視してたみたいですね〜

しかし、本当にパッフェルさん幾つだ!?

いや、茨の君時代に十代後半でも二十代後半くらいにはなっている筈…

ミニスカウエイトレスさんとしては大丈夫なのか!?

気になるのはその事だけですか!

新キャラの事は気にならないんですか?

ん〜霊界、白い服、腰まで届く黒髪、棍を武器として使う少女…

鬼界シルターンにいそうなキャラだネェ…正直想像力の無い私にはわ かりません(汗)

天使にいそうな気がしますけどね…

確かにそうだけど、羽は無いからネェ

もしかしたら、サモン2の召喚獣ではないのかもしれないけど…

知識不足で全くワカリマセン!!

自慢できる事じゃないですよ〜(汗)


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