GLOW LANSER
~
彼の地を貫く光の槍~
1st
pierce ありきたりなプロローグ?
ここはなんだか奇妙にうねった空間の中。
俗に言う『多次元空間』と呼ばれるところだ。
ここから、さまざまな時空間へと繋がっている。
いわば、『多次元空間』は次元という部屋へ
繋ぐための渡り廊下のようなものだ。
三半規管が麻痺し、
『~に酔う』という表現があるなら、
ここは、ここはいるだけで≪次元酔い≫
という物を起こすことが確実な場所だ。
その中を平然と歩いている、人物がいた。
その周りには八色の小人がふよふよと浮いている。
体型はすべて同じ、ただ異なっているのは、
髪型とその身体の色だ。
「はあ、ヒマだねぇ・・・。」
「そうは言いましても、私達が
出向くようなことがあれば大事ですよ、マスター。」
「まあ、それはそうなんだがなぁ、ディーテ・・・。」
ディーテと呼ばれた淡黄色の精霊は
自らマスターと仰ぐ人物の愚痴を聞いている。
髪は透き通るように薄く、長い。
マスターと呼ばれた、銀髪銀眼の人物、
せいなりしもん
名を生成祠門という。
れっきとした男ではあるものの、
腰まで伸びた長く綺麗な銀髪とその容姿から、
女性と間違われることは多々あるのだ。
ジーパンにジージャン、その下は
青いランニングシャツといった格好だ。
額には青いバンダナが巻かれている。
「まあまあ、主も退屈しているようだし、
どこか適当な世界にでも潜り込まぬか?」
「お、ジュゼ。いいこと言うね~。」
などと、ごつごつした髪の毛をしている
こげ茶色の精霊、ジュゼの提案をもとに、
これからどうしようか思案していたところ、
その考えを覆す現象が表れはじめた。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
「なっ、こ、これは・・・!!」
空間が大きくうねり、
歪みを伴い流動し、激しく揺れる。
まるで祠門を何処かへと誘うように。
いわゆる時空乱流とよばれる現象だ。
到着場所は不明。
まさに生きるか死ぬかの片道切符を
問答無用で渡されたのだ。
「マスター、早く武器を出して!!!
クロノ、準備は!!?」
「だめだよ!!ウィーラ!!!こんな状態で
ディメンショングレイヴ
[次元の鎌]なんか使ったら
歪んだ空間同士が干渉しあって
どうなるかわかんないよ!!」
渦巻くような縦ロールに髪を整えている
緑色の精霊、ウィーラが
祠門にこの状況の打破を提案するが、
滑らかでつやのある、少々長めの髪をした灰色の精霊、
クロノがその危険を説明しながら却下する。
「だったらどうしろって言うんだい!?」
「落ち着けって、ポーネ。
ここまできたらもう、なるようにしかならんさ。
うまく生きていることを祈ろう。
運命は神のみぞ知る♪ってやつさ。」
とげとげの髪型をした黄色の精霊、
ポーネをなだめながら、
祠門は何とか乱流に耐えているようだ。
だがその激しさは、じ徐々にではあるが、
確実にその強さを増している。
しかし、彼はこの状況に絶望しているどころか、
むしろ楽しんでいるように見える。
その証拠に、瞳は少女マンガのように
キラキラと輝いている。
「なあ、シェド」
「なんだ、マーサ。」
猛る炎の髪を持つ紅い精霊、マーサが、
長い黒髪をポニーテールで束ねた黒い精霊、
シェドに、なんともなしに話しかける。
「俺達って、トンデモナイ人をマスターに選んだかな?」
「そうか?あれはあれでマスターらしいではあるがな。」
このときマーサは祠門をマスターに選んだことを
すこ~しだけ後悔した。
「ま、ついてきたもんはしょうがねえ。
最後まで付き合うさ。”死なば諸共”ってな!!」
「ま~さ~、これから~、いきるか~、しぬかの~、
せとぎわ~、っていうときに~、
ふきつな~、ことを~、いうのは~、やめましょう~。」
水玉のような髪型をした蒼い精霊、エルマが、
聞くと力抜けしそうなしゃべり方で、マーサを糾弾する。
糾弾と呼ぶには程遠いものではあるが・・・・・・。
「わかった、わかったから。もう言いません。」
「わかれば~、いいんです~。」
さしも熱血漢のマーサにも、
彼女のしゃべり方はかなり堪えるようだ。
ころころと微笑むエルマとは対称的に、
マーサは少々げんなりした様子だ。
「くっ・・・さすがに・・・そろそろ・・・
やばくなってきたかな・・・・・・?
みんな・・・そろそろ・・・
髪に・・・入っておいてくれ・・・・・・。」
「「「「「「はい、マスター!!!」」」」」」
「「御意!!」」
そうこうしているうちに、次元のうねりは
祠門の耐えられないレベルにまで達したようだ。
そろそろ飛ばされる準備をするのか、
彼は精霊達を待機場所へと召集する。
精霊達の待機場所は彼の髪の毛だ
必要な時以外、彼らは髪の毛に宿る。
マ ナ
彼の髪の毛は特殊で、魔素と呼ばれる
物質を蓄えることが出来る。
実際、彼が魔法を使用するときにも
必要になるものではあるが、
大きな目的は、精霊達の疲労回復にある。
人間が食物でエネルギーを得るように、
精霊達は魔素でエネルギーを得るのである。
「よし・・・みんな・・・宿ったな・・・
それじゃ・・・逝きますか!!!」
「「「「「「「「縁起でもないこと
言わないでください!!!!」」」」」」」」
不吉なことを言い残しつつ、
彼は乱流が誘う場所へとその身を任せた。
行き着く場所は誰にもわからない。
そこがどこであったとしても、彼なら
”住めば都”と言い切ってしまうだろう。
とにもかくにも、新たな物語が幕を開ける・・・・・・。
TO BE
CONTINUED
あとがきという名の座談会
FOR GL
月:ホームページ1000HIT記念!!
やってきたぜ・・・・・・グロラン である!!!
ミカエル:こんの・・・くそ管理
人!!!!
しゅご~~~~~~~~~!!!
月:あべば~~!!
ミカエル:ふっ、悪は滅びたわ・・・・・・。
月:あんだ、いぎなり登場ばして、
いきなりにすっだがね!!!!
ミカエル:なにいってんのよ!!!
ちゃんと日本語しゃべりなさいよ!!!
月:何もへちまあるか!!
大体てめえはSO2TDのキャラだろうが!!!
なに血迷ってここにでてきてるんだよ!!!!
ラファエル:それは聞き捨てなりませんね・・・・・・#
月:ら、ラファエル・・・・・・(汗)
ウリエル:だいたい置手紙残しておいて
それはないよなあ、月兄・・・・・・#
月:う、ウリエルまで・・・・・・(滝汗)
ガブリエル:これが・・・しょうこぶっけん・・・なの・・・。
月:ふむふむ、なになに・・・・・・
こんな手紙俺は出した憶えは・・・・・・
あっ!!!!
ミカエル:どうやら、逝き先は決まったようね・・・・・・#
月;あの、ミカエルお姉さま?
なんか漢字が間違っているようなのですが・・・・・・(汗)
ラファエル:自分がやったことさえ憶えていないなんて、
これは修正ものですね・・・・・・#
月;あの、ラファエルさん。
その手に渦巻く風は一体なんですか・・・・・・(冷汗)
ウリエル:せっかく遠路はるばる
やってきたっていうのに・・・・・・#
月:う、ウリエル君!!
話せば!話せばきっとわかる!!!!(脂汗)
ガブリエル:もう・・・なにをしても・・・むだだとおもうの・・・
じつをいうと・・・わたしも・・・
ちょっと・・・おこってるの・・・・・・#
月:が、ガブリエルまで・・・・・・(滝汗)
ミカエル:さあ、覚悟はいいわね・・・・・・。
一
同:ぶっとんで反省してこい!!!!
しゅご~~~~~~!!!
ガガガガガ!!!!
ビュ
ゴォォォォォォォ!!!!!
月:このままではおわらんぞ~~~!!!
ミカエル:今度こそおわったわね。
ラファエル:ええ、それにしても彼はまた
無謀なことをしましたね。
ウリエル:どこらへんが”無謀”なの?ラファ兄?
ラファエル:彼が今書いている私達が登場する小説、
”SO2TD”ですが、これが100話を超える作品になるのは
推して量るでもなく、決定事項なんですが・・・・・・。
ミカエル:ま、まさか・・・・・・。
ラファエル:そう、そのまさかです。
この作品も、100話を超えるかもしれないんですよ
ガブリエル:わたしの・・・おくすりでも・・・
てがつけられないの・・・・・・。
ウリエル:ほんとおわれるの?両方とも・・・・・・。
ラファエル:本人は意気込んでましたが、
はてさて、どうなることやら・・・・・・。
ミカエル:ま、気長に見守りましょうか・・・。
ウリエル:うわ、ミカ姉にしては
珍しく寛容的な言葉だね。
ガブリエル:あしたは・・・きっとあめなの・・・。
ミカエル:さすがに彼の無謀はとどまる事を知らないから、
半分あきらめたわ。
ラファエル:それを言ったらもともこもないですね。
ウリエル:そういえばこのホームページって
いつまで続くんだろう?
ガブリエル:さきの・・・ながいはなしをしては・・・
いけないの・・・・・・。
ラファエル:そろそろお開きの時間ですね。
ミカエル:それじゃ、今日はこのへんで。
ガブ&ウリ:ばいば~~~い!!!
月:あ、あいるび~ば~~っく(ガクッ)
某月某日
世界樹の大木前より実況中継
感想
月さん初投稿です! 今回は月さんの自サイト「月の古城」向けの後書きとなっておりますので、少し混乱なされるかも知れませんが、
座談会というものは面白いですし、問題が無いと思います。
オリキャラ主人公でグローランサーⅠⅡⅢをやろうというのですね~凄いです!
さて、最初に向かうはどの世界なのでしょう…今後の展開に期待します♪
月さんがこちらに来てくださったと
いうのは本当ですか?
うん、ペースはあまり配分できないみたいだけど、リバホの方がやっぱりメインだろうしね。
いえ、そういうこと
ではなく、シルフェニアというサイトは元々リバーサイドホールの子会社のような存在でしたが、更にそれっぽくなって来ましたね。
オマケ作家が作っているHPですから、その辺は仕方ない
ですけど。
うん、でも色んなサイトから移籍してくださったり、平行連載で送ってくださったり、シルフェニアとしては嬉しい限りだよ。
確かに、駄作家の作品じゃあとても
ここまでサイトを盛り上げる事が出来ませんでしたから、投稿されている作家さんには感謝しないといけませんね。
うん、投稿してくださっている方々には本当に感謝しております。今後ともシルフェニアをごひいきに!
って、結局最後は宣伝ですか!
押して頂けると作者の励みになりますm(__)m
月(ユエ)さん
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