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■746 / inTopicNo.1)  交錯で使用の武器設定
  
□投稿者/ ジョニー -(2006/11/25(Sat) 13:05:12)
    本編中でも語るでしょうが、全部を全部語れる訳ではないと思われますので此方でも一応書いておきます。
    正直、あり得ない武器…ですかね?




    名称:イクシード
    形状:バスタードソード
    分類:古代の遺産?(マジックアイテム)
    詳細:
    両手でも片手でも使える西洋両刃剣、所謂バスタードソードに分類される剣。
    一説には神代の頃の品とも云われているが真実かどうかは不明。
    見た目は刀身に文字のようなモノが無数に刻み込まれている以外にこれといった特徴はない。それでも柄などのデザインが今現在主流の物とは違い、何処か古めかしい骨董品のような印象を受ける。
    剣としては切れ味は割りといい方。ただし、あくまで普通の剣と比べた場合でその切れ味は特殊な剣どころか一般に名剣とされる物にも劣る。それでも非常識に丈夫で折れる事も欠ける事も刃毀れすることもない。

    最大の特徴として、この剣は魔法を使うという事が上げられる。
    一度見た魔法、一度喰らった魔法を解析・記憶して以後再構成する事が可能となる。ただし、持ち主が変わった場合は記録したデータはすべて初期化される。これは剣そのものにデータバンクのようなものを持たず、持ち主の脳に情報を記憶させている為である。
    この剣によって記録された記憶は本人ではある事はわかっても認識する事が出来ずに自分で直接記録された魔法を使う事はもちろん、魔法の構成式さえも確認することすら出来ない。
    また、この剣の持ち主が魔法を喰らい尚且つ剣を所有している場合は剣が魔法を解析して魔法を打ち消そうとする。打消しが失敗又は不可能な場合は少しでもダメージを減らそうとする。尚、やはり打ち消しや抵抗の際の計算には持ち主の脳を使う。この計算も持ち主は認識する事は出来ずにただ頭痛としてそれを確認できるのみである。
    このように一見魔法に対しては無敵に思える能力を有しているが、実のところは欠点満載である。

    まず魔法を使用する際にも魔法の打ち消し及び抵抗の際にも持ち主のエーテルを使用する。
    オマケに防御時にはまず剣が魔法を認識・解析→持ち主の脳で魔法打消し計算→剣が魔法打消しの可否決定、不可能な場合は2番目から抵抗に変更して再計算→持ち主のエーテル徴収→剣が術式構成という順序を辿るのだがエーテル徴収の際に速度重視の為にかなりのロスが出る為にかなり多めに徴収して余った分は霧散してしまう。また、この計算も超高速演算で行わせる為に持ち主の脳にもかなりの負担を強いる。
    そして、防御時の最大の欠点は強制自動発動という点である。剣が魔法を解析した結果、魔法を喰らうと判断する自動的に防御行動を発動させる。持ち主がその後、避け様が魔法を解析した時に当たると判断すると止めようがない。また、どんなに威力が低くダメージが少なかろうが関係なく発動させる。
    これは持ち主が選びようがなく完全自動の為に起こる。その為に魔法を喰らう=エーテルを消費するという事になる。さすがに死ぬまでエーテルを消費される事はないが気絶するまでは掏り取られる。当然、エーテル不足により気絶した場合は防御行動を発動させると事はなく、戦闘中に気絶=まず間違いなく死亡となっていしまう。
    更に回復魔法などにも防御行動を発動させてしまう為、回復魔法などを使ってもらう際には剣を手放さなければならない。

    魔法を使う際にも持ち主が剣に魔法使用を要請→剣が状況解析・把握→持ち主の脳内に記憶した魔法を検索→剣が状況に合ったと判断した魔法構成式を必要エーテルと共に持ち主から徴収→剣が魔法構成→持ち主が魔法使用という順番になる。やはりエーテルは多めに持っていかれる。
    これの欠点はすぐにわかるように任意の魔法を使えないという点にある。剣が使用魔法を判断する為に使いたい魔法を使える場合は非常に稀といえる。
    更に剣の敵味方識別が持ち主には判別できない為に、例えば敵味方入り混じった戦場で魔法を使おうとすると敵味方すべて攻撃するような広範囲攻撃呪文が選択される場合が殆どである。唯一の救いは敵を味方と判断する事はないということである、ただし逆に味方を敵と認識する場合は非常に多い。

    更に剣によって記録された情報が莫大な量になると脳の記憶容量を圧迫して物覚えが悪くなったり物忘れが酷くなったりする。剣によって記録された情報は剣でしか削除できない為に自然と本人の記憶に影響を及ぼす。
    剣の方でも使用頻度の低い魔法などの情報を削除する為に痴呆程酷くはならないが、この剣を使うとまず確実にボケるのが早くなる。
    又、剣が脳を演算機代わりにも使用する為に使用時には頭痛を感じる。が、自分では認識できずとも脳で高度な計算をされる為に普通は自然とそっちに気を取られてしまう。つまり切り替えが早い、考えずとも動ける、同時に物事を考えられるなどの特技を身に着けなければとてもじゃないが戦闘など出来なくなる。

    このように欠点満載でありながらも剣が徴収できるエーテルの質に幅がある為に、誰でも使えると云う訳ではなく使えても欠点の所為で死亡する者も多い為に自然と魔剣と呼ばれるようになった。
    ただし、知名度は低い為に魔剣イクシードという存在を知る者も少ない。
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