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陵桜杯大戦大会 第2話「こなたよりの説明」
作者:劉範   2009/03/22(日) 15:07公開   ID:xozFO0JJY2Q
「陵桜杯大戦大会」
第2話「こなたよりの説明」

発表翌週の土曜日、泉家。こなたの部屋には部屋の主であるこなた、説明を聞きに来たかがみ・つかさ・みゆき、そして…こなたの従妹で同居人であるゆたかがいる。
こなた「さーて、集まってもらったところで…三国志大戦のカードの見方を説明させてもらおうかね。」
かがみ「そうね、カードの能力とかがわからないと扱えそうもないし。」
そのかがみの言葉を聴き終わると、こなたは即席の自作カード5枚を出し、4枚を4名に渡した。
つかさ「こなちゃん、このカードは?」
こなた「ああ、説明用に画用紙で作った物だよ。これを元に説明するからね。」
ゆたか「イラストは私達の絵だね。」
こなた「念のためにひよりんに書いてもらったものだよ、武将紹介は省いてある。とりあえず各自の人物像は各自がわかるだろうからね。」
みゆき「そうですね。」
ちなみに武将名はこなたが「泉狐(せんこ)」。かがみが「柊鏡(しゅうきょう)」。つかさが「柊司(しゅうし)」。みゆきが「高幸(こうこう)」。ゆたかが「小豊(しょうほう)」である。
こなた「まず表を見て。武将名、イラストはほっとくとして。まず説明しなくちゃいけないのが兵科だね。」
かがみ「あたし達の武器、ってことね。」
こなた「うん。
兵科は騎兵、弓兵、槍兵、攻城兵、歩兵に分けられる。騎兵が弓兵に強くて、弓兵は槍兵に強い。槍兵が騎兵に強いってわけ。」
みゆき「三すくみ、というわけですね。」
こなた「その通り。
残る攻城兵は城攻めに適しているんだよ。歩兵はすべてに対応できるけどすべてに対してやや弱い。」
つかさ「私は槍兵だから…私は騎兵に強いってことになるよね。」
こなた「あたしがその騎兵だから槍のつかさに弱くって弓のかがみんに強い。弓のかがみんは槍のつかさに強くって騎馬のあたしに強いんだよ。」
みゆき「私は攻城兵ですから攻城に適しているというわけですね。」
ゆたか「私は歩兵だからオールマイティにいけるってことかな。」
みゆき「攻城がかかわってくるという事は落城が勝利条件ですか?」
こなた「ううん、城にどれだけダメージを与えられるかが勝利の鍵だよ。」
つかさ「あれ、武・知って書いてあるけど。」
こなた「武は武力、知は知力の略だよ。上限は10。」
みゆき「これが攻防にかかわってくるというわけですね。
武将名の下にある黄色の丸は何ですか?」
こなた「それはコストをあらわしているんだよ。上限は3、下限は1。コスト3・コスト2.5・コスト2・コスト1.5・コスト1の5つの位があるんだよ。」
ゆたか「じゃあ、デッキにコスト制限が?」
こなた「うん、コスト8内で組まなきゃならないんだよ。」
みゆき「ならコスト3武将を2枚投入すれば枚数が少なくなりますね。」
かがみ「逆にコスト1武将なら8枚は入れれる。でも高武力は1枚入れたいわね。」
こなた「その通りだよ、大体定石は5枚ってところかな。」
みゆき「おや、兵科の横に「天」の文字が…」
かがみ「こなた、私は「地」よ!あんた、ここだけミスしたんじゃないでしょうね!」
こなた「いんや、私はミスしてないよ。それは「属性」って言って、天・地・人に分けられるんだよ。」
つかさ「これは何にかかわってくるの?」
こなた「軍師カードってのがあって、その軍師カードは「軍略」・「陣略」って技を使えるんだけど、その属性が同じならゲージが早くたまるんだよ。」
かがみ「知力の横の『火計』って文字は何?」
こなた「それは計略。かがみんなら火を放って範囲内の相手に知力に応じたダメージを与えるんだ。」
つかさ「じゃあ、RPGでいう魔法ってことだね。」
こなた「そのとおり!敵にダメージを与えたり、敵の知力や武力をダウンさせたり出来る。当然自分自身や仲間のパワーをアップさせたり、回復も出来るよ。」
ゆたか「特殊計略はないの?」
こなた「発動に一定の時間がかかる『ため計略』と効果中動けない『舞踏』、仲間の力を借りる『連計』、敵の計略を跳ね返したり無効にする『看破』『反計』計略がある。ため計略以外の計略は士気がたまったら機械の赤いボタンを押せばすぐさま発動!青いボタンで奥義も軍略や陣略を選択してりゃ発動できるよ。」
みゆき「他に勝敗を左右するものはないのですか?」
こなた「あ、「特技」ってのがあるよ。」
つかさ「それも魔法みたいなもの?」
こなた「そのとおり、かな。自らの前に柵を作る『防柵』、一騎打ちを優位にする『勇猛』、士気が早く溜まる『魅力』、隠れて知力に応じたダメージを与える『伏兵』、早く戦線復帰できる『復活』、カウントが少なくなれば武力、知力が1上がる『覚醒』、さっきの『連計』を助けてくれるその名も『連計』の7つがあるよ。
あ、『国力』を忘れてた。」
つかさ「国力?」
こなた「みゆきさん、みゆきさんの計略は『決起戦法』じゃないかな?」
みゆき「はい、私の場合『国力によって上昇値が違う』とあります。」
こなた「勢力は魏・蜀・呉・他・漢に分けられるんだけど、漢軍だけ『国力』ってパラメータがあるんだよ。最大値は3。これが多ければ多いほど、関係する計略はパワーアップ!みゆきさんの場合国力3なら武力+8だったかな。」
つかさ「こなちゃーん、ゆきちゃんもともと武力7だよ?覚醒後、国力3で計略使ったら武力15になっちゃうよ。」
こなた「武力15の攻城兵は結構堅く守ってくれるんだけどなぁ。」
かがみ「そうね、みゆきには悪いけど防護役には最適ね。」
こなた「あとは、騎兵には突撃、槍兵には槍撃、弓兵には走射があるよ(この操作方法は後の章で明かす)
ここまでで質問ない?」
みゆき「どうやって、私なら高幸隊を進めるのですか?」
こなた「カードを進みたい方法に動かせば、それでいいよ。」
かがみ「計略発動ミスった!ってことはないの?」
こなた「計略誤爆かぁ…なるべくなら避けてほしい事のひとつだよ。ちゃんとかがみんの火計ならかがみん前方の縦長方形に敵がいなきゃ火によるダメージなしだからね。」
かがみ「そうよね。」
こなた「ほかにはないの?」
みゆき「おおよそのことはわかりましたのでよろしいですよ。」
こなた「じゃあこれで解散!ゆーちゃん、みなみちゃん達への説明お願いね。」
ゆたか「オッケー。」

翌日曜日、ゆたかはみなみ・パティ・ひよりに説明した。そして、その日を迎えた。

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■作者からのメッセージ
どうも、劉範です。この章はかがみ達と共に読者の皆さんへの説明でもあります。
また、文中の武将名がそれぞれのキャラの君主名になります。
次はそれぞれのキーカード紹介と、開会式あたりを描いていけたらと思っています。
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