1984年　3月９日 のび太の部屋

「ドラミッ!・・・・いない・・・」

「チッ!・・・・・遅かったか・・・・ん?なんだこれは・・・」

キッドは床に置いてあった・・・もとい落ちていた手紙を拾った。

「お前の妹と、人間の子供を頂いた。返してほしくば、明日十二時迄にロボット養成学校「大展望台」まで来い。さもなくば、復讐の名の下において・・・・二人を処刑する

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　薔薇の騎士　ドラナイト」


「これは・・・・挑戦状か??・・・・どう思うドラえもん」

「間違いない、挑戦状だ!でも・・・誰が何のために・・・」

「ドラナイト…やつは一体・・・しかしこのまま学校に行くわけにはいかない。」

「キッド!・・・なんでさ?」

「呼ぶんだ!・・・仲間を!みんなで・・・・ドラミとチェリーボーイを助け出すんだ!さぁドラえもん親友テレカを!」

「分かった!・・・・親友テレカ!」

「親友テレカ!」

ビシューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

テレカの光が空高く上がっていった。その光は、時空を超え、テレカを持つ者たちの元へと向かっていった。

1876年　中国（清王朝末期の時代) 山奥

「あちゃー・・・ホワタァッ!」
ビシュッ
「うわぁっ!・・・なんだ?ドラえもん?」

1984年　ブラジル　ブラジリア

「ノビーニョ!行くよーーーーそれ・・・」
ビシュッ
「うわっ!・・・なんだぁ?あぁ!ドラえもんが危ない!」

前世紀　サウジアラビア王国

「グガー・・・・」
ビシュ　バシャッ
「うわぁっ!なんであーる?!吾輩、水は怖いであーる!」

「ドラえもんが助けを求めてるであーる」

1984年　ロシア（米ソ冷戦の時代）

「・・・・・・・・・・・」
ビシュッ
「・・・・・・・・・・・」

1708年　スペイン　マドリード

「今日も疲れたなぁーさてシエスタシエスタ」
ビシュッ
「うわっなんだなんだ!?どらえもんが呼んでる?!」


1984年　日本

「なんとかして、このドラナイトの正体をつかまないと・・・・」

「ドラえもん・・・あと37時間しかない・・・まずは、皆が来るのを待とう。」

「こんにちは、二人ともお久しぶりですね」

「王ドラ!きてくれたのか」

「吾輩もきたでアール」

「ドラメッド�V世!」

「僕たちも来たよー!」

「ドラニーニョ!ドラニコフ、エル・マタドーラ!」

「で、そのドラナイトってやつにドラミちゃんとのび太君がさらわれたってわけか」

「なら・・・・・決まってるじゃないか。さっさと行こう!俺たちの母校へ!」

「みんな・・・・・」

「行くぜ!みんな!」

「オーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」

こうして6人たちは、かつての母校、「ロボット養成学校」へと向かうのだった。