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無名(タイトル未定 オリジナル) 日常編 2話
作者:GireLize   2010/06/26(土) 15:09公開   ID:/dxzQ0Wmf36

-エル-

私は自室の椅子に座りながら考えていた…もし、ルナエが学校に行っても
学校で生活出来る時間は持っても2ヶ月か3ヶ月。
それだけでも、学校に行けば感情を覚えれるだろう。
学校に行かないと言うなら、どうするべきか…。

そのまま "裏の仕事" をさせるのは危険だしな。
"判断力" や "考える力" が圧倒的に不足する。
ルナエには "判断力" や "考える力" が付くまでは "裏の仕事" はさせたくないしな。
なら、ルナエが断った時は、私とスミダ君で "裏の仕事" をするしかないな。

あの薬を作って置いてよかったな…。
私はルナエのような人間を造らないようにする為には、迷わない。
例え、 "人殺し" をしてでも "ルナエ" みたいな存在を造ってはいけない…。

研究者には、あってはならない感情だとは思うが人間としては、間違いではないはずだ。
スミダ君は…わからないな。 だが、強制は出来ないだろう。
もし、スミダ君も同じ考えならあの薬も使うが…違う考えなら、服用させるべきではないだろう。

"例の問題" を解決する薬は、無理矢理にでも飲ませるが…な。
許せ、スミダ君。 ルナエの為に "尊い犠牲" になってくれ…。

そう考えてふと時計を見ると、時計の針は "11時" を指していた。


-ルナエ-

お父さんは、部屋に居るはず…。
私は、学校に行く。 理由は、"私の心" は人間だからだ。
理由はそれだけ。 でも、それは人間の証であるから…誰かに否定をされても。
例え…・それが、お父さんでもスミダさんでも。
だから、言う。 私は "私の心" …"私"が成長をする為に、学校に行く…と。




私は、お父さんの部屋のドアを開けた。
お父さんは、椅子に座りながら何かを考えているようだった。
そんなお父さんに、近づきながら声をかけた。

「お父さん」

「あぁ、ルナエか。
ルナエはどうするか、決まったか?」

近くにあった時計を見てたが、手の平を組んで机に置き "真剣な表情" を私に向けながら答える。

「はい。
私は、 "私の心" の成長をする為…人間として成長させる為に学校に行ってみます。
いえ…行きたいです。 私は学校に行って、色々な"感情" や "表情" を見たりしたい…。
そして、私は本当の "人間" になりたいです。
例え、体が衰えなく疲れなく栄養を必要としなくても…"私の心"だけは人間の証だと思うからです。
それを、誰かに否定をされても…私が"私の心"を人間だと思う限り。」

「ルナエ……ルナエのその心は既に "人間" だよ。」

「お父さん…」

「私は、ルナエがそこまで "考える" なんて思ってもいなかった…。
私は…ルナエを "人間" として見ていなかったのかもな…。
だが…そこまでの考えができれば十分に "人間" だ。 決して "人形" ではない。

すまなかった…ルナエを "人形" みたいに扱ってしまって…。」

「いえ…お父さんやスミダさんは、研究所から出たときにそのまま
"上" に引き渡す事が出来たのに…それをしなかった。

だから…私は嬉しかったです。
例え…"裏の世界" に戻る事があっても、私は "お父さんの娘" として生きていきます。」

「ル、ルナエ!?」

エルは驚いた、 "裏の世界" の事を知っているのは仕方ないが。
何故…いつかは戻るとわかるのか…と。

「お父さん…私は、お父さんやスミダさんが何かを "隠しいる" と思って少しだけ、調べてみたんです…。
そしたら "裏の仕事" の "計画書" を読んで…。」

「そう…か。 すまない…ルナエ。
こうするしかなかった…なんて言い訳だが、これしかいい方法がないのだ。」

「いえ…お父さん。
私も、その計画しかないと…思います。
私は、嬉しかった。 私の事を、考えてお父さんもスミダさんも隠している。

私も…お父さんと "同じ" だったら そうする から。」

「すまない……」

エルは、俯きながら謝った。
少し時間が経ってからルナエが口を開いた。

「それで…お父さん?」

「何だ、ルナエ?」

エルは、顔を上げながら答えた。

「私は…どの学校に行けばいいの?」

「あぁ…それはだな」

机の引き出しから、学校の資料がたくさん出てきた。

「これは?」

「全部、ルナエに行かせる為に用意した学校の資料だ」

そこには、学校の名前がたくさん書いてあった。
全校生徒数、校長の名前、学校校内の様子など、たくさんある…だが。

「何で…全部、小学校なの?」

そう、どの資料も全部は小学校のだ。

「確か、元々ルナエの体格は7歳前後だったはずだが?」

「う…うん、今私の体格も7歳前後だけど…。」

「なら…何も問題はないな」

「で…でも、それは "そう形成してる" だけであって…」

「そうか…ルナエは、小学校が嫌いなのか…」

エルは、実に残念そうにそう言った。

「そ…そんな事は、ないけど」

「なら、やはり問題ないな」

ルナエは、"嵌められた…" と思った。

「それで、どの学校にするかね?」

「じゃ…じゃあ、この学校は?」

「ふむ…全生徒数が多い所で家から一番近いな。
今日のうちに "交渉" をしてくるか…ルナエはどうする?」

「私はちょっと用事が…」

「わかった」

ルナエは、それで話は終わりと思い部屋から出ようとしたら。
エルが声をかけてきた。

「ルナエ、実は "例の問題" でちょっと話があるんだが」

「はい…?」

"例の問題" で、更に何か問題でもあったのかな?…と思い、振り返りながら答えた。

「ルナエは、 "母親" というのに "興味" はないかね?」

「"母親"…ですか?」

「うむ」

「それは…あります」

「ふむ…なら、 "いい話" があるんだが…ちょっとこちらに来なさい」

「はい?」

ルナエはエルに近づき、耳元で "いい話" を聞いてるうちに眼を輝かせた。


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■作者からのメッセージ
ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい

普通自動車免許の取得や専門学校の見学等で
小説書くのを忘れてました ごめんなさい。

更に、書いても [何故こんな痛い文章がスラスラ書けるんですか!?] と
心の中で一時期思ってしまい憂鬱になってしまいまして投稿出来ませんでした。
ごめんなさい。

こんな駄文ですが楽しみになってる方には申し訳ないです。
何度も言うようですが ごめんなさい。

追伸.
誤字脱字や意味が不明と思われる文章がありましたら、どうぞ言ってください。
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