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「麻帆良を守る戦士たち」 第2話「プリキュアの戦いぶり」
作者:劉範   2011/05/26(木) 17:53公開   ID:xozFO0JJY2Q
「麻帆良を守る戦士たち」
第2話「プリキュアの戦いぶり」
(プリキュアは「キュア」を省きます)

サッデス「今日は5人とも来たんだー。じゃあ!」
サッデスはナキヤガーレの数を10分の1、つまり4体に減らし、当人はキャットに突っ込む。
配置はナキヤガーレ2体ずつでサッデスをはさむといった風だ。
クレイン「今日はキャット狙いですか、確かにこれまで、交戦してませんでしたからね…」
ガーデン「キャットは中央へ!サッデスをお願い!」
キャット「オッケー!」
チェリー「右は私とアリザでやるから、ガーデンとクレインは左を!」
ガーデン・クレイン「はいっ!」
チェリー「行くよ、アリザ!」
アリザ「うん、お姉ちゃん!」
プリキュアも目標を定め、突っ込んでいった。

チェリーは元々ラクロス部・チアリーディング部に所属しており、運動神経はいいほうだ。
チェリー「はっ!」
チェリーの拳が確実にナキヤガーレを捕らえていく。

アリザもソフトボールで二塁手をしており、姉同様運動神経はいいほう。
アリザ「えーい!」
彼女は蹴りを主体に戦っていく。

一方でガーデンとクレインは押されていた。ガーデンは天文部、クレインも吹奏楽部と文化系なのだ。
ナキヤガーレ「ナキヤガーレ!」
2体のナキヤガーレが2人を襲うも…クレインは手を大きく広げた。
クレイン「ウィング・ウォール!」
両名の前には大きな黄色い翼の壁が広がり、ナキヤガーレのパンチを防ぐ。さらに、翼の中ではガーデンが胸に手を当てていた。
そして壁が解かれると同時に…
クレイン「お願いします!」
ガーデン「リーフ・インビシブル!」
ナキヤガーレはガーデン・クレインを見失ってしまう…無数の葉が両名を隠したのだ。その間に、ガーデンとクレインは体勢を立て直していた。

サッデス「えいっ!」
サッデスはキャットに柔道の「巴投げ」を仕掛けていた。キャットは宙に浮くも、着地後すぐに体勢を立て直し…青いエネルギーを自らの爪に纏わせた。
キャット「ランダム・スクラッチ!」
キャットはそのまま、サッデスの両腕を幾度も引っ掻き対抗した。
サッデス「やるねー。」
キャット「そっちこそ!」
サッデス「でも、これならどう?」
サッデスは小さな槍を取り出すと、キャットの顔めがけて投げた。しかし…
キャット「こんなの、軽いよっ!」
新体操部に所属する彼女、部活動で鍛えられた柔軟性を生かし投槍を交わしてみせた。

一方で、確実に弱っていたナキヤガーレ。プリキュア達は、「そろそろ決めよう」と思っていた。

チェリー「さーて、そろそろ決めるよ!」
チェリーが手を前に出した瞬間…
サッデス「やば、分が悪い…引き上げよーっと!」
ナキヤガーレ4体を残し、サッデスが撤退してしまったのだ。
キャット「あっ、サッデス逃げた!」
ガーデン「ちょうどいいわ、キャットは私達と一緒にナキヤガーレに止めを!」
キャット「オッケー!」
プリキュアは照準を前方の水色の怪人に定め、必殺技の体制に入っていた。

チェリー「出てきて、チェリークロス!」
チェリーは専用の武器であるピンク色をしたラクロスのショートクロス・「チェリークロス」を召還すると、クロスを握り、ネットと呼ばれる先端の網の部分に桃色のエネルギーをため始めた。
チェリー「はっ!」
エネルギーがボールの形になったのを確認したチェリーはそのままジャンプ、斜め下のナキヤガーレに狙いを絞り…クロスを後ろにした。
チェリー「プリキュア・チェリービックバン!」
そして、そのままクロスを押し出し、ラクロスのシュートの要領で放った。
ナキヤガーレ「ナキヤガーレ!」
シュートを受けたナキヤガーレは、そのまま爆発した。チェリーは着地している。
チェリー「これで1体、っと!」

アリザ「出てきて、アリザバット!」
アリザは専用の武器である茜色のバット・「アリザバット」を召還すると、バットを右手に持ち、左手に茜色のエネルギーをため始めた。
アリザ「えいっ!」
アリザはエネルギー弾をトスし、開いた左手でバットを握り、フォロースルーの体制に入った。
アリザ「プリキュア・アリザライナー!」
アリザはそのままエネルギー弾をバットに当て、打球はライナーとなり、彼女目前のナキヤガーレ目がけて飛んで行く。
ナキヤガーレ「ナキヤガーレ!」
ライナーを受けたナキヤガーレは、そのまま消滅した。
アリザ「よーし、これで半分だね!」

ガーデン「二人とも、連携で行くわよ!」
クレイン「はいっ!」
キャット「うん!出てきて、キャットボール!」
キャットは専用の武器である青いボール・「キャットボール」を取り出すと、従姉妹二人のほうを向き…クレインは手の平を前に出した。
クレイン「まずは私から…プリキュア・キュートクレーン!」
まず攻撃を仕掛けたのはクレイン。彼女はエネルギーを見えないほど細い線状とし、ナキヤガーレ2体に向けて這わせた。次の瞬間、彼女は手の平を上に向ける。
クレイン「行きます!」
クレインが手を上に上げたと同時に、ナキヤガーレ2体は別々に吊り上げられていた。
クレイン「もうそろそろですね…落とします!」
十分吊り上げたとみたクレインは手の平を下にした。
すると、ナキヤガーレも急降下してきたのだ。まるで、クレーンで吊り上げられていたものがクレーンから放されて落ちるかのように。
一方でガーデンは手を胸に当て、キャットはボールを手の平に載せ、ボールにエネルギーを蓄えた。
ガーデン「右は私が!プリキュア・リーフストーム!」
ガーデンは右のナキヤガーレに照準を定め、手を前に出すと…無数の葉の嵐がナキヤガーレを切り裂いた。
キャット「じゃあ左は私ね!プリキュア・カラフルボール!」
キャットが左のナキヤガーレに向けボールを押し出すと、ボールは分裂しながら向かっていき、複数のダメージを与え消滅させた。
ガーデン「2人とも、やりましたね!」
キャット「これもクレインのおかげだよ。」
クレイン「どういたしまして。」

5名は戦闘終了と同時に変身を解き、元の少女達に戻っていた。ブレスレットは外され、元の姿に戻っていた。それは…彼女達のパートナー妖精だった。
犬「桜子ちゃん、お疲れ様!」
桜子をねぎらうのは、彼女のパートナー妖精で犬の姿をした「マイリー」。
桜子「ありがと、マイリー!」
馬「相変わらずナイスバッティングだね、茜ちゃん!」
茜のバッティングを褒めるのは、彼女のパートナー妖精で馬の姿をした「マイラー」。
茜「うん!実戦でもこんな打球、打てればいいな。」
猿「千鶴ちゃんも、お疲れ様。」
千鶴をねぎらうのは、彼女のパートナー妖精で猿の姿をした「マイルー」。
千鶴「ありがとうね、マイルーちゃん。」
雉「麻里奈ちゃんも、相変わらずいいタイミングで落とすよね。」
麻里奈の落とすタイミングを褒めるのは、彼女のパートナー妖精で雉の姿をした「マイレー」。
麻里奈「最初は数度失敗してましたから…試行錯誤の末、ですよ。」
亀「碧ちゃん、サッデスが逃げても戸惑ってなかったよね。」
碧の切り替えの速さに驚くのは、彼女のパートナー妖精で亀の姿をした「マイロー」。
碧「あいつ、前にも劣勢で逃げてたもん。」
桜子「あは、そうだね。
じゃあ、帰ろうか。」
戦いを終えた5名は、寮の自室に戻っていった。

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■作者からのメッセージ
ども、劉範です。無理やりではありましたが妖精まで出すことが出来ました。
管理人様直々の感想までいただき、ありがたく思っています。
さて…管理人様が言われていた題名の件ですが、実は、これからスーパー戦隊や仮面ライダー、独自の戦士を出す予定でいます。もちろん、ネギ・パーティや小太郎もね。
それで、戦士名を特定せず、題名を「麻帆良を守る戦士達」といたしました。ご理解いただければ幸いです。
(ちなみに、この話はエヴァンジェリンの騒動の間という時間軸です)
また、今回、読みやすいように、それぞれの戦闘ごとに分けてみました。これからもこのスタイルで行きたいと思います。
次回はプリキュアは登場しません、サッデス達敵側サイドを描いていきたいと思います。
サッデスや他の幹部達の設定は、次回あとがきで記していきたいと思います。
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