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Chance 最終話「最後の絆と謎」
作者:ひいらぎ 由衣  [Home]  2011/09/16(金) 20:29公開   ID:k1thGKoNjk6
それから、1週間後

「えぇ!?SHOWさん海外へ行くんですか!?」

私は、事務所で、SHOWさんから信じられない事を耳にした。

驚きのあまり、声を張り上げる私。

「あぁ、Planetが海外進出するらしい。しばらくの間は当分、帰れないだろ」

SHOWさんは、少し冷静な口調で言った。

冷静すぎて、おかしい。

「あの・・・いつですか?」

私は、頭の中が混乱したまま、聞いた。

「来週だ。見送り来てくれる?」

いつものようにからかう目で、言うSHOWさん。

(こんな時も、そんな事を・・・)

正直、腹が立った。

「行くわけないじゃないですか!?」

私も負けじと、そう言う。

「ふーん、まぁいいや。他のメンバーの皆はお世話になったね」

他の3人にも、お礼を言う。

すると、SHOWさんは私も耳元で。

「裕也と上手くやれよ。応援してるからなッ」

やはり、からかっている。

ついこの間、この人に告られたとは思えない。

本当に同一人物か?。

「SHOWさん、ヤメてくださいッ」

私は抵抗した。

「SHOW・・・いろいろありがとうな」

後ろで裕也がつぶやいた。

SHOWさんは、それに答えるかのように二カッと笑った。

「じゃあ、俺、これから打ち合わせあるんでッ」

そう言って、私達に背を向け、立ち去って行った。

それは、すごく大きくて、広い背中だった。

SHOWさんが見えなくなると・・・。

「あの2人ようやくくっ付いたよッ」

兄貴の真斗と愛蘭がコソコソ話す。

「本当、一事はどうなるかと・・・」

2人ともあきれた様子。

すると、兄貴がこう言った。

「な、なぁ、俺らってまともに話すのこれが初めてだよな?」

確かに、最終回で初めて。

すると、愛蘭はすべてを悟ったようで。

「ゴメン、私、当分男はいいや」

右手を顔の前で振る愛蘭。顔はあきれた表情。

「そ、そうですかぁ・・・」

兄貴は、どうやら本気だったらしく、酷く落ち込む。

一方私達は・・・。

「本当、SHOWさんのおかげだよねぇ」

他愛もない話をする私達。

「なぁ、茉莉香・・・」

裕也が元気のなさそうに話す。

「この間『姉さんが死んだのは、愛蘭を産んだせいだ』って、言ったろ?
あれ、愛蘭には言わないでほしいんだ」

シブシブそういう裕也。

「どうして?」

言えばいいのにと、疑問に思い聞いた。

「実はな、アイツには、姉さんは、アイツを産んだ後、病気で亡くなったって言ってあるんだ。もし、自分のせいだって知ったら、きっと傷つく」

裕也は、眉をひそめ、小言のような口調で言う。

確かにそうだ。愛蘭は、きっと自分を責める。

ただでさえ、親がいないのに・・・。

あれ?でも、お父さんは・・・。

「お父さんは?」

私はふと、そう聞いた。

「さぁ?愛蘭が生まれる前に、姉さんを捨てて、逃げた」

今はどこにいるのだろう?もしも、愛蘭とその男が接触したら・・・。

そう思うだけでもゾッとする。

結局、愛蘭に関する事は、謎のまま。

すると、どこからともなく声が。

「コラァ!アンタら、仕事やぞぉッ!?」

久しぶりの登場のユリさん。

しかも、怒っていて、走ってこっちに向かってくる。

「ゆ、ユリさん・・・最終回でようやく出れましたね・・・」

私は、苦笑いをしながら言う。

だが、ユリさんはすごく怒っていた。

「ホンマや、何でウチだけ除けもの扱いぃ?
あと、アンタら、今日は仕事やって言ったやろ?」

私達の所へたどりつき、肩で息をするユリさん。

「じゃあ、行きましょうか・・・」

それは、とある歌番組のスタジオ。

私達は、出番になると、スタンバイをした。

そして、観客の声援と、他の3人の演奏で曲が始まった。

私は思いっきり、息を吸い、SHOWさんに教えられた
『気持ちを込めて歌う』事を全力でした。

SHOWさんとは、当分会えないと思うが、次に会う時にもっと成長している姿を見せたい。

SHOWさんにあんな事を言われなかったら、私達は一体どうなっていただろう?。

でも、今はそんな事はどうでもいい。


今ある、チャンスをつかみ取る!

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■作者からのメッセージ
黒い鳩様

すみません、理解したつもりだったのですが・・・

やはり、オリジナルは少しお休みさせていただきます

次は、2次創作で、成長をしていきないなと思います

出来れば、オリジナルがまた書けるようになったら

再びChance≠フ続きを書かせていきたいなと思います

今、最終回で明らかにならなかった謎の真相を明らかにしたいと思います

成長して、またChanceが書けるように努力したいです



皆様にご迷惑をお掛けするかもしれませんが、今後もよろしくお願いします
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