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Chance 第一話『偶然の出会い』
作者:ひいらぎ 由衣  [Home]  2011/08/30(火) 12:13公開   ID:k1thGKoNjk6
「歌手になりたいの?じゃあ、これあげる」
高校生くらいの男性の手渡されたピンクの可愛らしいお守り
「これは、何でも、願いを叶えてくれるお守りだよ」
小学生の私は初めてその人の恋をした。

数年後
私は、茉莉香。今日はとある場所へ行くことになっている
私は、兄貴の真斗と共に電車に乗った
すごい人ごみで、押しつぶされそうになった
タバコや、香水の匂いで充満した車内
そして、ゆらゆら揺れる電車内で、私はある事に気がついた
お守りがないっ、確か携帯に付けたはず・・・
あれは私にとって、大事な物・・・だって、小さい頃に初恋相手の人に・・・
「落としましたよ」
小学生くらいの美少女が、お守りを持っていた
「あ、ありがとう」
私は、お礼を言うと
「あっ、もしかして声優の川島愛蘭さん!?」
「あっ、バレた?」
結構有名な、声優さんだ
「でも、その年で、頑張ってるんだね」
私はそう言った
だが、愛蘭はしかめっ面で
「あの、私、高1なんですけど!?」
高1・・・私より2つ下?
「ゴメンなさい、私てっきり、小・・・中学生かと」
私は、笑顔で言った
「やんわり気を使いましたね?」
多分、気にしてる事だろう
「あの、アナタ名前何て言うんですか?」
愛蘭は聞いてきた
「森田茉莉香ですっあと、歳は18歳です」
私は、歳を言わないといけない。だって・・・
「あ・・・ゴメンなさい。私、20代の人かと」
まぁね。私いっつも20代前半に見られる
でも、アナタよりはマシでしょ?
「ねぇ、そのお守り、誰かにもらった?」
愛蘭は聞いてきた
「えっ、どうして?」
確かに、もらった
「だって、そのお守り、私の叔父さんの手作りのお守りなの」
叔父さん・・・、まさか!?
「ねぇ、その人、一緒にいる!?」
私は、聞いた
「え・・・うん」
そう愛蘭が言った瞬間
「愛蘭っ」
男性の声だ。声の先には、20代くらいの男性がいた
「叔父さんっ」
その人は、小さい頃、私にお守りを渡してくれた人だった
その人はよく見ると、兄貴と話してた
「兄貴、知り合い?」
私は近づいて、聞いてみた
「あぁ、中学の同級生」
へぇ、確かにお守りをくれた人は、兄貴の友人だった
「覚えてるか?お前とよく遊んでた、川島裕也」
ちゃんと覚えてる。だって、この人は、私の初恋相手

そして、電車が目的地の着き
どうやら、2人とは同じ場所へ行くようだ
その場所は、芸能事務所
事務所へ入ると、社長が待っていた
「4人とも、来たか・・・実はな、4人の才能を見込んで、バンドを組んでほしいんだ」
そう、社長はサラリと言った
「えぇ!?」
驚く、始まりと、出会いが待ち構えていた





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■作者からのメッセージ
初めまして、ひいらぎ 由衣です
4人のキャラは、全員私の小学校の友達がモデルです
特に気にいっているのが、茉莉香です
実は、彼女、男勝りで男っぽい顔をしていると言うのが、設定です
テキストサイズ:2078

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