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Exceed a dimension 第一話 次元
作者:シュウ   2012/07/18(水) 22:37公開   ID:4BdgpqIkjdA
時は2015年、第三新東京市に住む碇シンジはいつものようにエヴァンゲリオンの調整に入っていた。


同じく、綾波レイ、惣流・アスカ・ラングレー、鈴原トウジ、真希波・マリ・イラストリアスの五人で演習を行っていた。


訓練を終えた五人はそれぞれの家に帰宅する。


碇シンジは家に着きそのままベッドへ向かった。


ふと窓の外を眺める。空は全体が紅く、何か嫌な予感がした。次の瞬間――――







刹那・F・セイエイは一人で歩いていた。


ソレスタルビーイングから離れ、近くの浜辺に足を運んでいた。


後ろからはアレルヤ・ハプティズムとソーマ・ピーリスがついて来ていた。三人で世間話でもしながら有意義な時間を過ごした。


そしてプトレマイオス2に帰還し、ソレスタルビーイング全員と合流し発進した。




―――途中で膨大なエネルギーを発している渦のようなものに巻き込まれた。


プトレマイオス2が航行不能になり絶対絶望の危機に面した。

・・・と、渦を抜け、フェルトが位置を確認する。その場所の名前とは。





―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「あれ、なんだあの渦は・・・」


シンジは不思議そうに空に浮かぶ渦を見つめる。


「なんか・・・出てきた?」


渦から出てきたのは、戦艦のようなモノだった。


少なくとも、ネルフが所有しているものではなかった。


と、シンジの携帯に連絡が入った。


「『シンジ君!!急いでネルフの本部に来て!』」


シンジの耳には葛城ミサトの声が響いた。


「ミサトさん!あれは一体何なんですか!?」


「『私にもわからないわ!だから早くエヴァンゲリオンに搭乗して!何が起こるか分からないわ!』」


「わ、分かりました!すぐに向かいます!」


「(あのミサトさんでも焦ることってあるんだな・・・)」


そう言ってシンジは、すぐに家を出て、ネルフ本部へと向かっていった・・・


――――――――――――――――――――――――――


ガンダムマイスターの5人は既に自分の機体に搭乗していた。


ダブルオークアンタに乗る刹那・F・セイエイ。


ガンダムサバーニャに乗るロックオン・ストラトス。


ガンダムハルートに乗るアレルヤ・ハプティズムとソーマ・ピーリス。


ラファエルガンダムに乗るティエリア・アーデ。


そして、艦長兼戦術予報士のスメラギ・李・ノリエガ。


他にもナビゲーターや、砲撃士、整備士、全員が揃ってソレスタルビーイングなのだ。


「スメラギさん、この街、いや、この世界は一体どうなってんだ?」


ロックオンが不思議そうに問い詰める。


「未だに情報は掴めてないわ。ましてや、元の世界の機関などにも連絡がつかない始末だし・・・」


「要は、全く別の世界に飛ばされたってことですよね。」


アレルヤが簡単にまとめる。


「とにかく、俺たちは元の世界に帰らなければならない。」


刹那が意気込む。


「そうだ。僕たちにはやるべきことがある。」


「そうね、ティエリアや刹那の言うとおりよ。私たちは、早く元の世界に戻らなければならない。」


ビービービービー!!!


「地面から何か出てきたです!!」


ミレイナが大声で状況を報告する。


「ガンダム・・・ではないようです!でも・・・見たことのない機体・・・?」


フェルトが首をかしげた。


紫色のフォルム。刹那たちが元いた世界では見たことのない機体だった。


「あれは・・・ガンダムじゃ・・・ない・・・一体あれは、なんだと言うんだ・・・」



第一話 終



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