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空の上にあるものだと・・・、そりゃ魅惑の女性に・・・ブゴハッ!!あの、関節技は、あ・・・、あ・・・、あああああああああっっ!! おい待て・・・、お約束すぎるだろうが!!
作者:ジョイスティック   2012/07/19(木) 21:51公開   ID:Iz629o6Zq1Q
おい待て・・・、お約束すぎるだろうが!!

死ぬて、死ぬ!!

こうなったら一か八かだ!!研ぎ澄むせ!!

「風絶牙っっ!!」

神速突きで、次々と敵を突く、休まず突かせる。彼の頭には、突き進むことしか無かった。よく言ったものである。攻撃は最大の防御だと・・・!!

「おい・・・、何モタモタしてやがる!!行け・・・、行けええっっっっ!!」

「は・・・、はいっ!!」

「出来ない奴は、廃棄処分だ!!いいな!!」

王は、拳に光を篭らせて爆発させた。確実に、玉座にどんどん近づいてきている。

(少しはやり応えがあるじゃねえか!あの騒動で、イカロスが落とされた。そして、次はコイツか。コイツを救える力があるか、見てやろうじゃねえか!!

そうだな・・・。あの試作品も完成させたことだ。試しに運転させてみるか。それにあの杖は、ダイダロスが製作したものか!?フフフ、面白い!!)

「ぜえ・・・、ぜえ・・・。なんて反則じみた奴ばっかなんだ・・・。」

「おめでとう!ここまで来れたことは敵ながら褒めてやろう。だが、彼女を渡す訳には行かないのでね!渡したければ、せいぜいコイツを倒してみることだな!」

「お約束にも程があるだろ!!ふざけるな・・・、アイツを返せ!!」

「フ・・・、ダウナー共が!!」

「だ・・・れ・・・。」

力強そうな天使が指を鳴らした瞬間・・・、

「止めて・・・、あ・・あああああああっっっっっ!!!!!」

不意に彼女の周りに、糸が絡みつかされる。そこには、大きな蜘蛛状の形をした機械がいた。そして、それが彼女・・を飲み込ませる!!

「貴様!!何が目的なんだ!!」

「決まっているだろう。貴様らの殲滅・・・、そして空の女王のコアを手に入れるのが目的だ。そして、そのため
お前とサクライトモキが邪魔なんだよ!!消えろ!!

そして、お前には一番最悪な死を与えてやる。助けようとしたエンジェロイドに、共に食い殺されるという無様な死に様をな!!アハハハハハ!!!!

最後に教えておこう。ここは、俺達の住処じゃない。お前が来ると思ってあえて作ったものだ。そして、そこは5分以内には崩れ去る。嫌ならば、そいつを倒してみることだな!!せいぜい、最後くらいは楽しませろ!!アハハハハ!!」

狂ったかのように笑った天使は、姿を消えて去っていった。

「くそ・・・!!何て奴だ!!」

「・・・。」
機械が、何らかの術を詠唱をしようとする。


「さあ、鉄壁の蜘蛛オーム!やれえっっ!!」

「動けれたら・・・。」

「チ・・・!!」

蜘蛛の糸に絡まれるエンジェロイドとかいった少女、俺、そして蜘蛛状の戦闘兵器オーム。

しかも制限時間が5分。

どうする・・・、どうする!!

かといって、このまま戦ったら間違いなく時間切れになるがオチだ。そして、あの敵なのだが、とんでもないコアがありやがる。この魔導杖を使ったら、とんでもなく駆動してやがる。まともに戦ったら間違いなく、勝ち目もない。

それに、彼女いやエンジェロイドか。彼女を、このまま放置する訳にもいかないのだよ。あくまで、今回の目的は・・・、




彼女を連れ出すことだ!

こうなったら仕方がない!!

「逃げるぞ!!」

「え・・・!!」

俺は、杖をハングライダー状の形にした。勿論、青い髪で傷塗れの少女を抱えて・・・。

「今は退いてやる!だが・・・、絶対に貴様は許さねえ!!」

と捨て台詞を吐いて、空から落ちていった。

その後、あの機械が放った術はと言うと・・・、


「何だよ・・・、アレは!!」

「マスターが、そんなものを製作していたなんて・・・。」(一秒でも遅かったら、間違いなく死んでいた・・・。)

黄色く、壊滅を意味する嵐を呼び起こす上位術だった。少し遅かったら、完全に死んでいた・・・。


そして、俺の天使戦が終わった。ただ・・・、これはまだ序章に過ぎなかった・・・。


その後、<シナプス>では、

「マスター、彼を追いますか!?」

「いや、その必要は無い。それよりも、俺は良いアイデアが思い浮かんだ。」

「それは何ですか?」

「それは---。」


nymph救出事件、完


雷雄は、称号として「反逆の人間」を手に入れた。


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■作者からのメッセージ
上位術は言うまでもないですが、
フィアフルストームですね・・・。

次回の話は、シリアス多分無いです。
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