「ああああああああああああああああっっっっっっっ!!!」
空の上にあるかも知れない、とある場所シナプス。そこには、天のマスターとハービーがいて、空の絶景が美しい。
だが・・・、それはあくまでも上の立場から見たらの話だ。下の立場はというと・・・、
彼女のように跪き、いつもこう言わせている。
「マスターのためなら・・・、」
言いかけた瞬間、彼女の首輪がドス黒く輝く・・・。それは生命があるかのようなものだった。それによって、彼女を蝕む。彼女を食べ・・・、全身の精神を食べる。意思というものを無くし、下に跪せる。
「あああああああああああっっっっ!!!!マス・・・タ・・・・・・。」
と言い残して、くたばった。くたばった理由としては、彼女は鳥を育てていた。そして、その鳥を殺せという内容であった。大切に育てていた鳥をだ。そして、その結果が実につまらなかった理由でこうなった。でも、利益はあった。
彼女の苦しむ姿・・・、それだった。彼女を痛め、彼女を悲しませ、彼女の精神を崩壊させること。いや、奴隷ということだ。
例えるならば、今の世の中といっても過言ではないだろう。表面的には、平等と伝わっているが、実際には違う。
力がある奴が頂点だと。簡単に言うと、理不尽であろうと
非力な輩は、利用されて虐げられるということだ。嫌ならば、力を持てということだろう。そんなものは、無論夢物語に過ぎない。
そんな、夢想は・・・。
それを見て、俺は・・・。
「なんだこれは・・・。想像したよりもドス黒い結果じゃねえか!!」
「すみません・・・。でも私には、彼等を押させる力が無いです・・・。そのため、貴方が救ってください。どうかお願いします!!彼等に見えない結界を作ります。30秒以内に救ってください。いいですか!?」
「ええっっ!!で・・・、この杖でどうするの!?分からないんだけど!?」
「貴方の武器を想像して、なんとかして下さい。」
「ああ・・・。え・・・ええっっ!!ぐ・・・、だが、この状態を見るのは散々だ。こんな目に遭うのは・・・、
俺だけで十分だというのに・・・。あいつは、俺よりも酷いじゃねえか・・・。くそ・・・、くそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっっ!!!!」
敵拠地に忍び込む俺となった。制限時間は30秒。
「フフフ・・・、どうやら侵入者が来たようだ・・・!!やれ・・・!!」(ほう・・・、侵入者が来るのは数年振りだ・・・。俺を少しは、楽しませてくれそうだな!!
それに、ヤツがマスターとインプリティングをしたようだな。そんなことをしても、俺達にとっては皆無というのに。ハハハハハハ!!!!)
力強い天使の男、いや管理をするマスターがそう指示した。
「おい・・・、見つかっちまったじゃなねえか!!」
「どうやら、あちらの方が上手だったようです・・・。」
「くそ・・・、絶対に彼女を救ってやる!!」
螺旋階段を必死こいて上がる。上がっても、上がってもキリがない!!侵入者として来るハービーや天使が沢山来てもいた・・・。
「何が、空の上に魅惑の女性だ!!ただの、殺戮場じゃねえか!!やべえぞ・・・、弓といい剣といい向かってくる。」
向かってくる。俺に目掛けて、銃弾も来ている。どうする・・・、
ねえ・・・、
どうすんのよ俺!!
ステルス効かないし、融通が効くかと思いきや・・・・、
あの何ですか!?自力でやれと・・・。
一言・・・、
自分の力でやりやがれーーーっっ!!!でも・・・、なんかあの青い髪をした彼女は笑っていた方が可愛いとは思うしな・・・。
それに・・・、ああするよりも自由にした方が、更に・・・!!
だが、言おう。
俺が死んでしまっては何にもならねえじゃねえか!!!!!!help me!!!!!