「「デュエル！」」
「俺の先攻だ。ドロー。俺は手札から、召喚僧サモンプリーストを召喚。効果で守備表示になる。そして、手札から
魔法カードを１枚捨てて、デッキから聖鳥クレインを特殊召喚。クレインの効果で１枚ドロー。
いくぞ、俺は、レベル４の召喚僧サモンプリーストと聖鳥クレインをオーバーレイ！２体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚！現れよ、ラヴァルバル・チェイン！」
あれ？チェイン？攻撃力はホープの方が高いのに。
「俺は、ラヴァルバル・チェインの効果発動。オーバーレイユニットを１つ使って、デッキのモンスターを１体、デッキの一番上に置く。俺は、ガガガガールをデッキトップに置く。ターンエンド」
......そんなにマシュ＝マック出したいのか。確かに強いけど。
「いくぜ！俺のターン、ドロー！俺は手札から、
魔法カード 融合賢者と、増援を発動。デッキから、融合とＥ・ＨＥＲＯ エアーマンを手札に加える。
そして、エアーマンを召喚。効果で、デッキからＥ・ＨＥＲＯ プリズマーを手札に加える」
「なんだそのＥ・ＨＥＲＯ は！？」
もちろん俺が渡しました。それにしても、やっぱサーチカード入れると安定感抜群だな。あ、みんなはサーチカードは１枚ずつ使おうね。
「俺の新しい仲間達だぜ！
俺は手札から、融合を発動！場のエアーマンと手札の沼地の魔神王を融合。来い、Ｅ・ＨＥＲＯ アブソルートＺｅｒｏ！
バトルだ！アブソルートＺｅｒｏで、ラヴァルバル・チェインを攻撃、
瞬間氷結！」
「ちっ！」
万丈目：６０００→５３００（１８００−２５００）
「俺はカードを１枚セットして、ターンエンド」
「俺のターン、ドロー。俺はモンスターを１体セットし、ターンエンド」
「俺のターン、ドロー！
バトル、アブソルートＺｅｒｏで、裏守備モンスターを攻撃！」
「馬鹿め、俺がセットしていたのはマシュマロンだ！このモンスターは戦闘では破壊せれず、更に、フィールド上に裏側表示で存在するこのカードを攻撃したモンスターのコントローラーに１０００ポイントのダメージを与える！」
「くっ......」
十代：６０００→５０００
「俺は手札から、Ｅ・ＨＥＲＯ フォレストマンを守備表示で召喚して、ターンエンドだ」
「俺のターン、ドロー。俺は手札から、ネクロ・ガードナーを召喚。そして、俺は、レベル３のマシュマロンとネクロ・ガードナーをオーバーレイ！２体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚！出でよ、
Ｎｏ.１７ リバイス・ドラゴン！リバイス・ドラゴンの効果発動。オーバーレイユニットを１つ取り除くことで、このモンスターの攻撃力は５００ポイントアップする。
リバイス・ドラゴンで、Ｅ・ＨＥＲＯ フォレストマンに攻撃、バイス・ストリーム！！」
「ううっ、くっそー。やるな、万丈目」
「ふん、当然だろう。俺はオベリスクブルーのエリートだぞ」
確かにこの世界の水準からすると、悪くないな。万丈目はすぐにマシュマロンやネクロ・ガードナーはデッキから抜くタイプかと思っていたんだが、意外とエクシーズを使いこなせているようだ。
それにしても、さっきから取り巻きどもがうるさい。いや、描写はしてないけどね？テンプレなセリフだから行数嵩むだけだし、大して意味無いことばっか言ってるし、もうほぼＢＧＭだからどうでもいいよな？それとも、モブキャラの描写に需要ってあるのか？無いといいな。面倒だから。
「これで俺のターンは終了だ」
「俺も負けちゃいられねぇな。俺のターン、ドロー！
よし、俺は手札から、Ｅ・ＨＥＲＯ プリズマーを召喚。そして、効果発動！１ターンに１度、自分のエクストラデッキの融合モンスター１体を相手に見せて、そのカードの融合素材モンスター１体を自分のデッキから墓地へ送る。更に、このカードの名前を、エンドフェイズ時まで墓地へ送ったモンスターと同じ名前にする」
「なに？そんなことをして一体何の意味がある？」
「へへ、まぁ見てなって。
俺は手札から、場の
スパークマンに、装備魔法 スパークガンを装備！スパークガンは、スパークマンにしか装備できない装備魔法だ。そして、スパークガンの効果発動！場の表側表示モンスター１体の表示形式を変更する。俺はリバイス・ドラゴンを、守備表示に変更」
ちなみにリバイス・ドラゴンの守備力は０、そしてプリズマーの攻守は１７００/１１００。余裕で勝てる。
更にちなみに、プリズマーはアニメではレベル５ 。でもまだ発売してなかったし
、可哀想だから４にしてあげた。俺って超優しいうん、ごめん、嘘。俺が使いたかっただけ。一部のファンデッキ作るのに便利すぎるから。
「いけ、えっと、
スパークマン！リバイス・ドラゴンに攻撃、スパークフラッシュ！」
「くそっ」
はて？ここはＯＣＧでもこんな風に言わなきゃいけないのか？ちょっとややこしいな。
「アブソルートＺｅｒｏでダイレクトアタックだ！」
「ぐぁぁっ」
万丈目：５３００→２８００
「メインフェイズ２、俺は、スパークガンの効果で、プリ......
スパークマンと、アブソルートを守備表示に変更してターンエンドだ。３回効果を使ったスパークガンは破壊されるぜ」
「俺のターン、ドロー！俺は手札から、ライトロード・マジシャン ライラを召喚。
バトル、ライトロード・マジシャン ライラで、プリズマーにアタック！
そしてメインフェイズ２でライラの効果を発動。自分の場に表側攻撃表示で存在するこのカードを表側守備表示に変更し、相手フィールド上の魔法・罠カード１枚を選択して破壊する。お前の場の伏せカードを破壊する！」
「くっ......ヒーロー・ブラストが......」
ヒーロー・ブラストは通常
罠で、自分の墓地の通常モンスターのＥ・ＨＥＲＯ１体を手札に加え、そのモンスターの攻撃力以下の攻撃力の相手の場のモンスター１体を破壊する、アナザー・ネオス回収→攻撃力１９００以下破壊とかマジ強くね？と思える、Ｅ・ＨＥＲＯ関係にしては良カードだ。
だがこの場合はライラの攻撃力は１７００、それに対し、十代の墓地のスパークマン（プリズマーで墓地）の攻撃力は１６００。つまり、十代はヒーロー・ブラストを発動できない！！
ごめん、また嘘言った。実はヒーロー・ブラストは回収だけすることもできるのだ。遊戯王はこういうとこ不親切。破壊も一緒にせにゃならんのかそうじゃないのかが分かりにく過ぎる。つまりこれはプレミ。
「俺はカードを１枚セットし、ターンエンド。
エンドフェイズに、ライラの効果でデッキの上から３枚を墓地に送る」
「俺のターン、ドロー！俺は手札から、融合を発動！俺は、場のアブソルートＺｅｒｏと、手札のフェザーマンを融合。来い、アブソルートＺｅｒｏ！そしてアブ......」
「お、おい！ちょっと待て！」
「なんだよ、万丈目」
「さ、さっきはエアーマンと沼地の魔神王を融合させて出したはずだ。なのにどうしてまたアブソルートが出て来るんだ！？」
「へへ 、こいつの融合素材はＨＥＲＯと水属性モンスターだからな」
「............ハ、ハァー！？そんな融合モンスターがいるのか！？
い、いや、それよりも、なぜアブソルートを融合素材にしてアブソルートを出したんだ！？」
「アブソルートＺｅｒｏの効果！このカードが場を離れたとき、相手の場のモンスターをすべて破壊する！」
「な、なに！？フッ、だが甘い！
罠発動、ガガガシールド！このカードは発動後、装備カードとなり、自分の場に表側表示で存在する魔法使い族モンスター１体に装備する。そして、そのモンスターは１ターンに２度まで、戦闘及びカードの効果では破壊されない！」
SU、SUGEEEEEEEEEE！！！ま、万丈目さんマジパネェ。い、いや、もう万丈目様だな、こりゃ。この場面ノーダメとかマジ凄い。
「くっ、俺はワイルドマンを召喚し、２体でライラに攻撃。ターンエンドだ」
これでライラは破壊された。が、十代の手札は０ 。で、対する万丈目はというと、なんと手札は４枚もある。
「俺のターンドロー！（くっ、なぜガガガマジシャンが来ない！？）俺は手札から、
魔法カード 闇の誘惑を発動。デッキからカードを２枚ドローし、手札から闇属性モンスター１体を除外する。俺は手札から、ガガガガールを除外する。続いて、俺は手札から、
魔法カード ブラック・コアを発動！手札を１枚捨て、場の表側表示モンスター１体を除外する。消えろ、アブソルートＺｅｒｏ！」
おおっ、うまい。自分の場にモンスターがいないときにアブソルートを除去れるなんて、もう主人公万丈目に交代させようぜ。精霊見えるようになるし。
「そして俺は手札から、キラートマトを召喚。バトルだ。キラートマトでワイルドマンに攻撃！」
「攻撃力はワイルドマンの方が高いのにか！？」
万丈目：２８００→２７００
万丈目さんかぁっくいい！アニメではなかなか見れない自爆特攻をしてくれるなんて！そこにシビれる!あこがれるゥ!
「キラートマトの効果が発動する。戦闘で破壊されたことにより、デッキから、攻撃力１５００以下の闇属性モンスター、ガガガマジシャンを特殊召喚！そして、ガガガマジシャンで、ワイルドマンに攻撃！この瞬間、手札から、速攻魔法 収縮を発動。ワイルドマンの元々の攻撃力を半分にする！行け、ガガガマジシャン、ガガガマジック！」
「ぐぁぁっ」
十代：５０００→４２５０
一掃。十代は手札も場もスッカラカン。ライフだけは十分あるけど。
「俺は、手札を１枚伏せ、ターンエンドだ。
そろそろ負けを認めろ、ドロップアウトボーイ。お前では俺に勝てない」
「いいや、まだだ。まだ勝負はついちゃいねぇ！
俺のターン、ドロー！カードを１枚セットして、ターンエンドだ」
「ふん、それで終わりか。俺のターン、ドロー。速攻魔法 サイクロンを発動！お前の場の伏せカードを破壊させてもらおう」
破壊されたのは......ミラフォか。万丈目マジあっぶねぇ。
「ガガガマジシャンでダイレクトアタックだ！」
「ぐぁぁぁぁぁ」
十代：４２５０→２７５０
「次のターンで終わりにしてやろう。ターンエンドだ」
............ちょwwwwそれ地味にフラグwwwww
い、いや、大丈夫。今日の万丈目はひと味違うから。スーパー万丈目２ぐらいだから。そうさ。きっといける。いけるはず。いける、よな？
「......なあ、万丈目、お前、すっげぇ強えーな」
「当たり前だろう。俺を誰だと思っている」
「俺、今、強えーヤツと戦えて、すっげぇ楽しいぜ」
「楽しい、だと？この期に及んでまだそんなことを言っているのか。だいたい、この状況でもまだ、勝てると思っているのか」
「ああ。俺のデッキには、一緒に戦いたくてうずうずしてる仲間達がまだまだたくさんいるんだ。そいつらがいてくれる限り、俺は絶対に諦めないぜ！
俺のターン、ドロー！！......よし！」
「（来たか！だが俺の伏せカードは、
罠カード 奈落の落とし穴。攻撃力１５００以上のモンスターが召喚・特殊召喚・反転召喚されたときに、そのモンスターを破壊し、除外できる超強力カードだ。どこからでもかかって来い！）」
「行くぜ、万丈目！俺は手札から、Ｅ・ＨＥＲＯ バブルキッズを特殊召喚だ！」
Ｅ・ＨＥＲＯ バブルキッズ/効果モンスター/星４/水属性/戦士族/攻 800/守1200
このカードを、「Ｅ・ＨＥＲＯ バブルマン」として扱っても良い。
手札がこのカード１枚だけの場合、このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に自分のフィールド上と手札に他のカードが無い場合、デッキからカードを２枚ドローする事ができる。
......はい。要するにＯＣＧ版のバブルマンです。ある意味オリカだな。
「俺はバブルキッズの効果で、カードを２枚ドロー！」
つまりここで、さっきのプレミがプレミじゃなくなるのだ。別に無くても、スパークマンを壁にしときゃ良かったんだが、な。
「そして俺は手札から、
魔法カード ミラクル・フュージョンを発動！自分フィールド上、または墓地から、融合素材を除外して、Ｅ・ＨＥＲＯの融合モンスター１体を融合召喚する」
「墓地から融合だと！？」
「俺は、墓地のＥ・ＨＥＲＯ アブソルートＺｅｒｏと沼地の魔神王を融合！来い、Ｅ・ＨＥＲＯ アブソルートＺｅｒｏ！！」
「またそいつか！（奈落の落とし穴を......いや、ここでガガガマジシャンを失うのはまずい！よし、ならばここは......）」
「自分の場にＥ・ＨＥＲＯ アブソルートＺｅｒｏ以外に水属性モンスターがいる時、アブソルートの攻撃力は、一体につき５００ポイントアップする！
バトル、Ｅ・ＨＥＲＯ アブソルートＺｅｒｏで、ガガガマジシャンに攻撃、
瞬間氷結！」
「ふっ、馬鹿め。相手の墓地のカードぐらい覚えておくんだったな。俺は、墓地のネクロ・ガードナーの効果を発動！このカードを除外して、その攻撃を無効にする！
残念だったな。まあ、オシリスレッドのドロップアウトボーイ風情が、俺相手に良くやった方だ。褒めてやろう」
万丈目は万丈目でなかなかやるな。だが......
「いいや、万丈目、俺の攻撃はまだ終わってないぜ」
手札補充をした十代に死角はない。
「なんだと！？」
「俺は手札から、速攻魔法 マスクチェンジを発動！自分の場のＨＥＲＯ１体を生け贄に捧げて、そのＨＥＲＯと同じ属性の
Ｍ・ＨＥＲＯ１体を、エクストラデッキから、特殊召喚する。変身召喚！ Ｍ・ＨＥＲＯ ヴェイパー！！」
「変身召喚！？い、いや、そんなことはどうでもいい。攻撃力は２４００か。ならば、リバースカードオープン。罠《トラップ》カード、奈落の落とし穴。これでそいつは破壊される。
甘かったな。その程度の戦略では俺は越えられんぞ！」
「いいや、俺の勝ちだ、万丈目。ヴェイパーは、カード効果では破壊されない！」
「な、なに！？」
「さらに、アブソルートＺｅｒｏの効果で、万丈目の場のモンスターは破壊されるぜ！」
「ば、馬鹿な、あの状況から、こんな、こんな......」
俺もそう思うが、まあ、ご愁傷様としか言いようがない。
「これが俺と、ＨＥＲＯ達との絆の力だ！Ｍ・ＨＥＲＯ ヴェイパーで、万丈目にダイレクトアタック、フリアティクエクスプロージョン！！」
「くっっ」
万丈目：２７００→３００
「これでとどめだ！バブルキッズでダイレクトアタック、キッズ・バブル・シュート！！！」
「ぐぁぁぁぁぁぁぁ！！」
万丈目：３００→０(−５００)
◆
「二人とも、ナイスファイト。特に十代、お前は化け物か。あそこから逆転するとは、恐れ入った」
「応っ！旭先輩からもらった新しいＨＥＲＯ達のおかげだぜ」
「くそっ、俺がオシリスレッドのドロップアウトボーイ程度に......
い、いや、そんなことよりも、お前、旭先輩からカードをもらっただと！？」
「落ち着け。テストプレイヤーになってもらっただけだ。ＨＥＲＯ使いはこの学園にはこいつしかいないから、仕方なく、な」
「そう......ですか」
とんでもなく気落ちしてるが、さすがにそこまで面倒は見れない。こいつなら、普通にパックでエクシーズモンスター出しとけば大丈夫だろう。
それにしても、割といい暇つぶしになった。さて、次はなにをしよっかなぁ〜。