俺の名前は秋 行人。
遊戯王が大好きなどこにでもいる学生だ。まあそんな俺も変わった事があるんだよな、それは俺は転生者だ!!
まあ、二次小説にある転生者に俺はなってしまったのだ、俺は普通に学校の帰りの途中で車に引かれてしまい気がついたら赤ん坊になっていたのだ。当初は「何じゃこりゃああああああああ!!」と叫んでしまったが、これが何とも「おぎゃあああああ!!」になっていたのだ。マジで最初は赤ん坊になってしまった事の現実を認めたくなかったが、時間が立つにつれて俺は自分の置かれた現実を認める事にした。
と、いうより無理やり認めた(汗)。赤ん坊なわけだからリアルな赤ちゃんプレイという羞恥心を受けて俺は心の中で泣いた。俺は思うわけで二次小説に出ている主人公達はこんな羞恥プレイを受けて恥ずかしくないのかなと、もし耐えられるならメッサ尊敬するぜ主人公(笑)。
て、話がそれたな。まあ突然、転生したので小説にある特別得点なんてチート能力なんて貰ってないので「俺、TUEEEEEEEEE!!」なんて事はなく、前世での経験のみなので最強系なんて事はない。
ちなみ俺が転生したのは遊戯王の世界なのだ時代はシンクロもエクシーズもない無印とGXの時代である。遊戯王の二次小説ならシンクロやエクシーズで無双する話が多いが、俺は得点なんて貰ってないのでシンクロもエクシーズもありません。
そして俺はこの世界にあるカードでデッキを組んで、この世界相応のデッキになりました。そんな俺も第二の人生を歩んで十数年が経過した。どこぞの最強系主人公みたいに原作介入しようなんて馬鹿な真似はしたくありませんが、俺は個人的に決闘が大好きなので、中学を卒業したら進学先を決めている。
そこは……決闘アカデミア!!
どうせならめざせ!!プロ決闘者!!。
そして現在、俺がいるのは決闘アカデミア実技試験場。
『次、受験番号!!20番!!』
どうやら呼ばれたようだ、さてといきますか。
「よろしくお願いします。」
「礼儀がいいな全力でかかってきなさい」
試験官らしき人物に出会い互いに決闘ディスクにデッキをセットする。
「「決闘!!」」
行人4000
試験官4000
「私の先攻、ドロー!」
先攻とられた、何度も経験したがこの世界は早いもん勝ちだからしょうがないか。
「私は『デーモン・ソルジャー』を召喚」
レベル4
デーモン・ソルジャー
ATK 1900
「更に私は装備魔法『黒いペンダント』を『デーモン・ソルジャー』に装備して攻撃力を500ポイントアップさせる。」
デーモン・ソルジャー
ATK 1900→2400
「私はこれでターンエンドだ」
試験官LP4000
手札4枚
フィールド デーモン・ソルジャー(黒いペンダント装備)
魔法・罠 無し
「俺のターン、ドロー!」
やべ、手札が悪い。転生前のデッキなら直ぐに1ターンでシンクロやエクシーズを召喚して倒せるんだが、改めてコッチのデッキを扱ってみるとシンクロとエクシーズが壊れてると実感できるな。
まあ、いいや手がないわけじゃないしな。
「俺は魔法カード『天使の施し』を発動、デッキからカードを三枚ドローして二枚捨てる。」
俺が施しを使ったら会場が……。
「何だ、手札事故か」
「よく、あんなデッキで試験を受けたな」
酷い言われようだ、何故か知らんがコッチだと初手での手札交換は=手札事故と決まってるんだよな。
「手札事故か、そんな決闘では試験は受からないぞ」
試験官あんたもか、まあ事故ってたのは本当だから言い返せないのが悔しい。だけど施しのおかげで倒せるカードが出てきた。
まあ直ぐに退場しちゃうけど。
「俺は更に魔法カード『思い出のブランコ』を発動。このカードの効果で俺の墓地に存在する通常モンスターを墓地から特殊召喚します」
「まて、墓地にモンスターは存在しるはずは……まさか!?」
「そのまさかですよ『天使の施し』で捨てた『ゴギガ・ガガギゴ』を墓地から特殊召喚!!」
レベル8
ゴギガ・ガガギゴ
ATK 2950
1ターンで上級モンスターを召喚した事に会場は驚いているが、施しを使うんなら墓地利用する魔法・罠を使うのは初歩的な戦術だと思うんだが。
「俺は『ゴギガ・ガガギゴ』で『デーモン・ソルジャー』を攻撃!!え〜と……ババーサーカー・クラッシュ!!」
とりあえず思いついた技名を言ってみた。『ゴギガ・ガガギゴ』は言葉にならない雄たけびをあげて『デーモン・ソルジャー』に突進して『デーモン・ソルジャー』は勢いよく吹き飛ばされ塵となった。
試験官4000→3450
「く、やるな、だが『黒いペンダント』の効果で500ポイントのダメージを受けてもらうぞ」
行人4000→3500
地味に痛いな。一応倒せたらいいか。
「カードを一枚伏せてターンを終了しますが『思い出のブランコ』の効果で墓地から特殊召喚した『ゴギガ・ガガギゴ』は破壊されます。」
ゴギガ・ガガギゴは塵となって消えた。
行人LP3500
手札4枚
フィールド 無し
魔法・罠 一枚
「私のターン、ドロー!私は『カイザー・シーホース』を召喚」
レベル4
カイザー・シーホース
ATK 1700
「バトル!『カイザー・シーホース』で、ダイレクト・アタック!」
「罠カード発動!『攻撃の無力化』このカード効果により相手モンスターの攻撃を無効にして、バトルフェイズを終了させます」
「ならば私はカードを一枚セットして、ターンを終了する」
試験官3450
手札4枚
フィールド カイザー・シーホース
魔法・罠 一枚
さてと『カイザー・シーホース』は生贄を一つ減らせるから下手に場に残す事は出来ないからな。
「俺のターン、ドロー!俺は『闇魔界の戦士 ダークソード』を召喚!」
レベル4
闇魔界の戦士 ダークソード
ATK 1800
「俺は『ダークソード』で『カイザー・シーホース』を攻撃!魔界断空斬!!」
『ダークソード』は『カイザー・シーホース』に斬りかかる。
「甘い!私は罠カード発動!『炸裂装甲』!相手モンスターが攻撃宣言に発動して、攻撃したモンスターを破壊する」
『ダークソード』は吹き飛ばされ塵となった、そう簡単に攻撃は決まるわけないか。
「カードを一枚セットしてターンを終了です」
行人LP3500
手札3枚
フィールド 無し
魔法・罠 一枚
「私のターン、ドロー!私は『カイザー・シーホース』を生贄にささげる!(ニヤリ)」
お、何かニヤッて顔をしたぞ!何を召喚するんだ。カイザー・シーホースは光属性モンスターの生贄要因を一つ減らせるからな……さて何を召喚するんだ?
「私は『エメラルド・ドラゴン』を召喚!!」
レベル6
エメラルド・ドラゴン
ATK 2400
ズゴ!!
俺は思わず心の中でズッこけた。いやこの流れなら上級モンスターを召喚することはわかってたけど『エメラルド・ドラゴン』かよ!逆に驚いたわ!!。
「私は『エメラルド・ドラゴン』でダイレクト・アタック!!エメラルド・ファイヤー!!」
エメラルド・ドラゴンの炎がコッチに向かってくる!!
「アチ!アッチィな、おい!!」
行人3500→1100
おいこれソリッドビジョンだよな!なんか普通に熱かったぞおい!!
「私はコレでターンを終了する」
試験官LP3450
手札4枚
フィールド エメラルド・ドラゴン
魔法・罠 無し
「俺のターン、ドロー!」
さてと、いっきに決めにいきますか!!
「俺は魔法カード『死者蘇生』を発動!これにより墓地からモンスターを特殊召喚ンするぜ!」
「なに!『ゴギガ・ガガギゴ』を召喚するのか!」
いや、まだ召喚しない。
「俺は『闇魔界の戦士 ダークソード』を墓地から召喚!」
レベル4
闇魔界の戦士 ダークソード
ATK 1800
会場から「プレイングミスだな」と呆れられて馬鹿にする発言が聞こえた、最後まで見てから馬鹿にするか決めろよ!!。
「あせったな、プレイングミスをするとはな」
はい、もういいです!!
「俺は更に装備魔法『グレード・ソード』を『ダークソード』に装備!」
闇魔界の戦士 ダークソード
ATK 1800→2100
「それでも攻撃力は届かないぞ」
「いえ、これで逆転しますよ。俺は『ダークソード』をリリ…もとい!生贄にささげ『バスター・ブレイダー』を召喚します!」
レベル7
バスター・ブレイダー
ATK 2600
「な、何だと!『バスター・ブレイダー』だと!」
試験官も驚き会場にいる生徒達も驚いていた。何故、『バスターブレイダー』を召喚して驚いているのか説明しよう。
それは前の世界ならシンクロやエクシーズといった壊れモンスターが主流となっているので『バスター・ブレイダー』の価値はたいした事はないが、コッチの世界だとキングオブ決闘者である遊戯が扱っているため知名度も価値も以上に高いのだ。
そのおかげなのか前世では考えられないくらいの値段で取引されている、これは『バスター・ブレイダー』に限らず遊戯デッキの上級モンスターは例外なく価値が以上に高い。
「だ、だが『バスター・ブレイダー』は七つ星のモンスターだぞ!何故、生贄が一体だけで召喚できる」
「『グレード・ソード』の効果です『グレード・ソード』を装備したモンスターを生贄にした場合、生贄を一体減らせるんですよ」
よしココで更に追い詰める。
「更に永続罠発動『リビングデッドの呼び声』!このカードは自分の墓地に存在するモンスターを特殊召喚できる俺は墓地から『ゴギガ・ガガギゴ』を特殊召喚するぜ!」
レベル8
ゴギガ・ガガギゴ
ATK 2950
まあ別にコイツを直ぐに召喚すれば『エメラルド・ドラゴン』の攻撃を受けなかったんだが『バスター・ブレイダー』と『ゴギガ・ガガギゴ』を1ターンで二体並べたかったんだよな、多分、このことも評価に影響すると思うからマイナスだろうな俺の戦い方は。
「続けて!『バスター・ブレイダー』の効果発動!このカードは相手フィールド上及び相手墓地に存在するドラゴン族、一体につき攻撃力が500ポイントアップする!!」
バスター・ブレイダー
ATK 2600→3100
「いくぜ『バスター・ブレイダー』で『エメラルド・ドラゴン』を攻撃!竜殺しの剣!!」
試験官3450→2750
「ぐ!…」
「続けて!『ゴギガ・ガガギゴ』でダイレクト・アタック!バーサーカー・クラッシュ!!」
「ぐあああああ!!」
試験官2750→0
何とか勝てました、欲を言えばラーイエローに入りたいが、まあオシリスレッドでもいいか、とりあえず実技で勝てたから合格しただろう……多分。
「ありがとうございました!」
ちゃんと頭を下げる事を忘れない。
「試験の結果は後日届く、いい決闘だったよ」
こうして試験も無事に終了して俺は観客席に戻る事にした。
俺はそれから特にやることもないので、他の実技決闘を見学する事にしたが俺は二つの決闘を見て唖然とした。
「俺は『レッド・デーモンズ・ドラゴン』でダイレクト・アタック!アブソリュート・パワーフォース!!」
レッド・デーモンズを扱う決闘者を見てしまい……。
「『BFー黒槍のブラスト』で攻撃!」
BFを扱う女性を目撃……。
「な、何でシンクロ召喚が……」
俺以外にも転生者がいたのか、シンクロ召喚を扱えるだけで決め付けるのも推測が早いが……だけどさ何でシンクロを普通に使うかな(汗)。
使う分には構わないよ相手の勝手だし、俺も持ってたら普通に使うと思うから、でもコレであの二人は未来組や海馬コーポレーションに狙われるだろうな……南無。