ここは全年齢対応の小説投稿掲示板です。小説以外の書き込みはご遠慮ください。

カゲロウデイズ 第一話
作者:すぴか   2013/01/18(金) 21:49公開   ID:jj5Hm2xa.GE
※流血表現アリ・多少グロ注意です※


8月15日

その日はとても天気がよかった


真っ青な空に 真っ白な雲


真夏のアスファルトには陽炎が揺らめいていた




ーーー これは そんな 14日と15日の物語ーーー





8月15日
その日はこれ以上ないぐらいの真夏日だった
病気になりそうなほど日差しがやばかった。
…なんで俺はこんな真夏日に公園で遊ぶ約束をしてしまったんだろう。暑い。正直もう帰りたい
そんなことを考えながら携帯に目をやると もうすでに12時半ぐらいだった。
でも どうせ家に帰っても暇だからブランコに乗って君…ヒヨリと話していた

「今日はすごい暑いね あーあ なんか冷たい物ないかなー」

「でもヒヨリそんなこといいながら猫、膝にのせてるじゃん 暑くない?」

「猫は別なの!!だってさ、猫大好きだし」

そういって ヒヨリは少し笑った

「ヒヨリは本当そういうところ、変わってないね」

「変わらないよ!そういうヒビヤも変わってないでしょ!」

「まあ確かに…」

そういってヒヨリはずっと猫を撫でていた
猫を見ている時のヒヨリは凄く楽しそうだった

「この猫も暑そうだよね…ヒヨリ、そう思わない? だってさ、セーター着てるみたいなもん
だよ?」

「私もそう思う…」

「僕、夏は嫌いだしなぁ…ヒヨリはどう?」

「夏は嫌いかな…」

そういってヒヨリはまた少し笑った

そして撫でていた猫が急に膝から飛び降り 赤に変わった信号機に飛び出していった

「あっ…」

それがヒヨリの最後の言葉だった

ヒヨリは猫につられるように
横断歩道に飛び出していった

ヤバイ

そう考えた時にはもう既に遅かった

キキーーーーッ

辺り一面が真っ赤に染まった

道路も

信号機も

トラックも

自分のズボンにも少し血が付いていた

「うっ…」

嫌な匂い

血、血の匂いがヒヨリの香りと混ざっていた

むせかえった

脳がパンクしそうだ
何が起こったのか分からない
唯一分かることとすれば目の前に
赤い…赤い塊のようなものが落ちている。
それだけだった

赤い塊はヒヨリだった

近寄っても分からないぐらいだが、あのローツイン、服装
全てヒヨリのものだった

「あ、ああ、…」

ヒヨリ。そう言いたいのに喋れない

どうしても震えてしまう

口からは何も出ないが

目からはポタポタと水が零れ落ちてきた

それを拭うことなく話しかけた

「ヒ、ヒヨリ…………!!!!」

やっとのおもいでヒヨリに話しかけたが勿論返事など返ってこなかった。


話しかけたからと言ってヒヨリが生き返るわけじゃないのに

それでもずっと呼びかけた

もう声が枯れてきた

ヒヨリの前に座り込んでたずっと泣いている僕の前に嘘みたいな陽炎があらわれた

陽炎は

「嘘じゃないぞ」

と嗤っていた


かき回すような蝉の音にすべて眩んだ




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・














■作家さんに感想を送る
■作者からのメッセージ
今まで 練習板にいたので、こっちに投稿するのは初めてです…! 文章は見ての通り小学生レベルですw…いや、小学生以下かもしれません…
皆さんのレベルが高すぎて怖いぐらいです…
最初にも言ったんですけど、多少グロなので、削除の要望があったらコメントでお願いします
あと、うち間違えが多い人なので、もし見つけてしまっても見なかった事にしてくださいw無理ですかね…
とりあえずこれからよろしくお願いします。



テキストサイズ:2513

■作品一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集
Anthologys v2.5e Script by YASUU!!− −Ver.Mini Arrange by ZERO− −Designed by SILUFENIA
Copyright(c)2012 SILUFENIA別館 All rights reserved.