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キューティクル探偵因幡〜もう1人の兄弟〜 第1話 兄を捜しています
作者:9452   2013/04/28(日) 19:32公開   ID:b8sl6uVJT82
因幡 洋
赤い髪をした23歳のシークレットドーベルマン。
毛フェチ&ブラコン、キューティクル探偵を名乗っている。

野崎 圭
黒髪の16歳。一般常識人でみんなの中では、ツッコミ役。
ガブリエラに大層、気に入られている。
あっ!猫バカなのをご忘れなく!

佐々木 優太
金髪、蒼目の15歳。何かと、ヤバイ人で、女装をしているが男の子。
ヤクザにスカウトされたことがある。

首領ヴァレンティーノ
ヴァレンティーノファミリーの首領。
ただ…ヤギ…
狼を目の敵にしている。

ロレンツォ
袋を被った中年男、らしい。
ヴァレンティーノの右肩らしい。
乙女っぽい…

ガブリエラ
話題沸騰の殺し屋。25歳。
因幡洋からは「メッシュ」と言われている。
優しさは、殺し方で心臓か頭に当てること…
身長146cm〜162cmは、皆、下僕。

ノア
ヴァレンティーノファミリーの幹部。
闇医者。ファミリーの医療部部長。14歳。
天才でノアが居ないと、「ヤギ愛好団体」まて、なり下がる。

因幡 遥
因幡 洋の弟で、17歳。
アルビノで、野羅の参謀。
ヴァレンティーノには、ウサギと思われている。

三沢 夏輝
野羅の一員。怪力。足が早い。16歳。

篠塚 弥太郎
野羅の一員。総明の器。19歳。
普段は無口。

因幡 総明
野羅のボス。ど変態。遥と洋の父親。
昔は「黒い牙」と言われていたが、息子達には、虫歯といわれている。


緑の髪を持った、美少女。14歳。
弥太郎の知り合いらしい…

深江 雅人
黒髪の少年。14歳。凛にくっついている。

荻野 邦治
洋の飼い主的、存在。
親バカ。30歳。身長が高くて、ある意味、隠れにくい人。

4歳の少女はうずくまっていた。
少女の瞳からは、無数の涙がこぼれ落ちていた。
「ゴメンナサイ…ゴメンナサイ…私のせいで…」
少女はそうつぶやいていた。
「守らなくちゃ…守らなくちゃ…」
少女はその場を立つと、そうつぶやきながらその場を離れた。


因幡探偵事務所に、お客様が来た。

それに反応するのは、野崎圭、ただ1人。

「因幡さん?お客様が来たよ!」

因幡さんと、呼ばれた、メガネをかけた人は、ソファから動かない。

「因幡さん?」
野崎圭が、聞くと、因幡洋が面倒くさそうに言った。
「何だよ!どうせ、荻じゃないんだろう!」

……沈黙が、流れた。

「ボクも、因幡さんが出ないならイイや。」

女装少年の佐々木優太が言う。

野崎圭が、呆れたように言う。

「ちゃんと、仕事をしましょうか?それに、今日、休日なのに、何となく、探偵事務所を開いたのは、誰なのさ…」


「あの〜…」

お客様が入りにくそうに入って来た。

圭が、申し訳なさそうに言った。
「すいません。今、説得していますから、少々、お待ちください」
圭が振り向くと、洋が目を輝かせてお客様を見ていた。

「なんて、綺麗な髪なんだ。これは、採取しないと…」

洋は、毛フェチだ。
だから、毛が綺麗な人ほど、やる気が出るのだ。

「何のようですか?お客様!」
やる気に満ちた洋がお客様に言った。

___態度の変えようがスゲぇな by圭

「あの、兄を探して欲しいんです。」
お客様が、ゆっくりとした口調で言った。

「兄?」

洋が聞き返すと、お客様はうなずく。

「はい!ボクの名前は、深江雅人です。兄の名前は、陸です。兄のことは、姉が良く知っているんで、姉の場所に行ってくれますか?」

「ココには、来れないんですか?」

圭が、聞くと、雅人はうなずいた。

「体が弱いんです!」

優太が、笑っていった。

「ボクが治しましょうか?」
圭は頭を抱えた。
____ダメだ!キミは、きっと、危ないことをする by圭


雅人は、ムシをして言った。
「お願いします」

洋は、頭を掻いて言った。

「分かりました。では、参りましょう。」

この言葉で、どんなヒドイことになるのは、誰も知らなかった。









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