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伸奈ちゃんとカノ。 第一話 カノは好きなの?嫌いなの?
作者:彩香   2013/07/30(火) 02:44公開   ID:zkX0tmjFfTk

如月 伸奈
如月 モモの姉。ニジオタコミショーヒキニート。美人の分類に入る。気は良く、密かに好きな人がいる。IQ168。18歳。
鹿野 修哉
いつもチャラチャラした猫目の少年。団員からは冷たく扱われているがちゃんと大切にされているのを感じている。実はの実は、伸奈の事がすきなのだが、本人はキドが好きだと思っている。17歳。
榎本 貴音・エネ
伸奈のPCに住んでいる。悪戯が好きで伸奈を困らせている。だけど、伸奈を大切に思っている。
元々は、伸奈のセンパイである。
年は不明。でも、計算すると18〜19歳になる。
木戸 つぼみ
メカクシ団・団長。オカン。カノの鉄拳制裁をしている。だが、1番カノを心配している。カノのこと好き。でも、カノの心の裏を知っていて、伸奈を好きだと知っている。17歳。
瀬戸 幸助
メカクシ団きっての働き屋。バイトを詰めている。伸奈が好きで、伸奈のためにプレゼントを買おうとしている。17歳。
小桜 茉莉
一言で言うと腐女子。媚薬から危ない薬も通常運営。メデューサのクオーター。セト廃なのだが、みんなの恋愛を応援している。
メカクシ団の中の最年長。140以上。
如月 モモ
伸奈の妹。だが、何!?あの頭の悪さ。味覚も服のセンスもずれている。タダ、美術のセンスは良い。
アイドルをやっていて、人の目をひきつけやすい。
雨宮 響也
ある意味では、よく言うと大人びた。悪く言うと生意気な性格をしている。ヒヨリが好きだったが、
今はももが好き。15歳。
朝比奈 日和
田舎の大富豪が引っ越して来た。
響也が好きだが、響也の気持ちに気がついており、伸奈に相談している。伸奈を本当の姉のようにしたっている。15歳。
九ノ瀬 遥
記憶喪失の人造人間。運動神経が並み大抵じゃない。心の中で、エネに好意を抱いている。だから、伸奈ともよくしゃべる。元々、エネこと貴音と同じクラスの養護学級だったが、ある事件で、記憶喪失になる。
楯山 文乃
伸奈の元、クラスメイト。自殺した。
!アテンション!
色々とおかしな設定です。
日和はカゲロウループから帰還しました。訳、薊のそばにおくととってもうるさすぎて、薊がダウンしてしまったから。
コノハとエネはケンジロウに殺されました。


伸奈side
『ごっしゅじーん!!』
私のPCに住み込んでいる高性能Aiが、騒いている。
「何?」
すると、高性能AIのエネがニカっと笑って言った。
『今日は、ハル…コノハと出掛けるんです。』
「フーン、行ってら『デスから、ご主人も行くんですよ』はっ?」
ちょーっと、話が読めないのだが…
「行かないよ!『秘蔵ファイル』はい!行きます。行かせていただきます」
私はため息をつきながら、自分のトレードマークともある赤いジャージを羽織った。
そして、長い髪を少し耳にかけ、片方の耳にイヤホンをつける。
『ご主人ー!アジトへレッツゴーですよ。』
ここから、アジトまで5分程度でつく。
熱中症で倒れる心配はないだろう…多分。
玄関から、出てみると、つぶやいた。
「暑っ!」
夏の終わりだというのに、暑い。
私は、歩いて…3分ぐらいだろう。
公園が見えた。
「あっ!カノ!?」
公園のベンチに座っている猫目の少年は、わたしの顔をみると、笑った。
「伸奈ちゃん、珍しいじゃん。どうしたの?」
私は、呆れた感じで言った。
「エネがコノハとデート『違います!』いや、そうでしょ!」
カノは顔を真っ赤にして吹き出した。
「相変わらず仲イイね。」
カノは思いっきり笑う顔がカワイイ。
私は少し顔が赤くなっていくのがわかった。
「あれぇー。顔が赤いよー。何!?熱中症とかじゃないよね?」
カノは少し心配をする。
「大っ…丈夫。」
あんたの所為だよ。
『ご主人ー!大丈夫じゃないです「大丈夫だって!」…』
カノの所為かと思ったけど違うらしい…
本格的に熱中症みたいだ。
目を瞑ってみる。少し楽だ。
私の口にほんのり温かい液体が入った。
目を開けると、カノの顔があった…
…………はあ?
。。。ッ!
私、カノにキスされてるの?
私は、カノの胸をトントンと叩く。
「あっ!大丈夫?ちょうど、ミネラルウォーターを持ってたからね。」
……………。
『ご主人…ファーストキス。取られましたね…』
………。
ファーストキスがカノに取られた。
「伸奈ちゃ「カノのバカァー!」えっ?」
私は、立ち上がると無我夢中で走った。
でも、ニジオタコミショーヒキニートの私だ。
すぐに捕まった。アジトの前で…
この状況、ヤバくない?
片耳でエネは『ワクワクワクワク…』なんて、ずっと言っている。
キュー○クル探偵☆○優○みたいな感じだ。
カノの握る私の手首はその部分だけ熱かった。
「ねえ、ちょっと伸奈ちゃん!」
私は、アジトの入り口、「107」とかいてあるドアに押し付けられた。
いわゆる壁ドンの状態だ。
「……伸奈ちゃん、どうして逃げたの?」
……カノは、私の初恋なのだ。
好きな人にキスをされたのだ。
いくら、ニジオタコミショーヒキニートの私でもだ…。女だ。
女なのだ!!
嫌な訳ではないが…逃げたくなった。私の場合はだ!
「ねえ、伸奈ちゃん、聞いてるの?」
「……の…バ…カ」
「え?何?」
私は、大きく息を吸い込んで言った。
「カノのバカァ!!バカ!バカァー!」
カノは、唖然とした感じだった。
後ろの壁がなくなる気がした。
ドアが開いたのだ。
私の体は、倒れこむようになり、
それを誰かに支えられる。
「何、やってるんすか?カノと伸奈さんは…」
………………………。
「ゴメン…、騒がしくしたよな?」
私は、セトに言った。
「セト…。ゴメンね。何か、うるさかったよね?」
カノも私の後から、言った。
「それより、ドア越しからきいてましたけど…カノ、いくらなんでも壁ドンはいけないんじゃないっすか?」
……言ったね。
「か、壁ドン//////。」
壁ドンの意味に気が付いたらしい。
カノは、照れている。
……あぁ、やだやだ。
『にしても、ご主人も叫びましたね。』
うるさい。
「私、中にはいるね。」
すると、セトに腕を掴まれた。
「後で、話があるっす。」
私は、うなづいた。
何か、散々だなぁ。
「ほら、エネ…コノハの所に行ってきなよ。」
私は、エネに言う。
エネは黙ってうなづいた。
元々は、エネの所為でファーストキスを取られたのだが、今は責める気にもなれない。
アジトのリビングを通り抜けセトの部屋に行く。
「なんなのかな?」
私はセトの部屋のドアをトントンと、ノックした。
ドアは、ゆっくりと開いた。
その瞬間、ドアの隙間から手が出てきて、私の腕を掴んだ。
その勢いで私の体はセトの部屋の中に入った。
倒れかけの私の体はセトの体によって支えられた。
「ありがとっ!!」
体を立て直すと、セトに向き合った。
セトの顔は、とても真面目な顔だった。
「単刀直入に聞くっすけど…」
「うん。」
「カノと何かあったっすか?」
……単刀直入すぎるっ!
「別に…何でも「ウソっす」えっ?」
ドンドン、セトが近づいて来た。
私は、後退りをするけど残念ながらすぐに壁だった。
「何が、あったんで「あ"ー、言えばいいんでしょ」そうっす」
私は、少し顔を赤くしながら言った。
「カノにファーストキスを、取られた/////」
セトは、頭をかいた。
そして、私の顎を掴み、顔を近付けた。
「んっ///」
セトの唇が私の唇に触れる。
熱くて、柔らかい感覚。
息苦しい。
私、セトからキスされてんの?
私は、トントンとセトの胸を叩く。
でも、胸の真ん中で私の手首は、セトに掴まれてしまった。
口の端で空気を取り入れていると、その場所からセトの舌が入り込んだ。
「んっ///やぁ/////」
口の中でセトの舌が私の舌とからまっている。
唾液も一緒に混ざる。
イヤだ。イヤだよ。
こんなこと、カノにしてもらいたい。
セトじゃないんだ。
セトじゃ…ないの。
セトの唇が離れる。
銀色の糸が私の唇とセトの唇を繋いでいる。
「ハァ…ハァ…、セト、こんな事ゃめて。」
あれ、視界がボヤけてる。
多分、私の目は涙目って奴だ。
「ゴメンなさいっす…」
そう言って、私の頬にキスをした。
私の顔が、赤くなるのが分かった、自分でも。

カノside
ああ、何かイライラするな。
さっきの伸奈ちゃんを見てからかな?
壁ドンしたぐらいであんな反応しなくてもいいのに。
そういえば、セトから部屋に呼び出されていたな…
ちょっと、行ってみるかな?
リビングで、雑誌を読んでいたボクは雑誌の山に雑誌を置いて、セトの部屋に向かった。
「んっ///」
セトの部屋から、小さなリップ音が聞こえた。
トントンと、誰かの胸を叩くようなおとが聞こえた。
何なんだよ!
何で、セトと伸奈ちゃんが、キスしているんだよ!!
腹がたってきた。
「んっ///やぁ/////」
………腹がたつ。
後で、伸奈ちゃんの奪っちゃおうかな?
伸奈ちゃんは、キドと仲が良い。
と言うか、メカクシ団のみんなと仲が良い。
だから、彼女が誰を好きと言う特定するものがなかった。でも、今ハッキリわかった。
伸奈ちゃんは、セトが好きなんだ。
スゴく腹立たしい気分だ。
自分の部屋に行こう。
もう少しだけ、どす黒い感情を整理してみよう。

伸奈side
あの後、キドが作った昼食を取り、ソファーでくつろいでいた。
キドは、買い出しに行き。
セトは、バイト。
エネとコノハは、デート。
マリーとモモは、デパートへ。
ヒビヤとヒヨリは、勉強。
今、アジトにいる人はカノと私しかいない。
カノは、昼食くらいから様子が変だ。
「なぁ、カノ?」
私が、少しトーンが低めの声を出して言うと、カノの猫目がこちらをじとっと見た。
「何?」
物凄く不機嫌そうな顔で行った。
「何で、不機嫌な訳?」
すると、カノはこちらを伺うような目になり、ゆっくり口が動いた。
「セトと何でキスしたの?」
…………。
「はい?」
私が聞き返すと、カノはイラついたように言った。
「だから、何でセトとキスをしたの!って、聞いたの!!」
「な、何で知ってんの?////」
私は、あの時の感覚が頭の中で再生される。
「ねえ、どうして?」
私は、困る。
IQ168。こんなの使えないよ。
いつの間にか、ソファーから立ったカノは、私の手首を掴んだ。
「わ、分からないよ」
「はあ?何でさ?」
私の心臓はドキドキし、私は呼吸が出来ない。
「だ、だって!向こうから先にしてきたんだ。」
……カノは、呆れた顔になる。
「フーン、伸奈ちゃんってセトが好きなの?」
私は、首を横に振る。
私が好きなのはカノなんだ。
「ウソ…」
カノはつぶやいた。
「う、ウソじゃないよ。」
「じゃあ、好きな人は誰?」
……………。
「聞かないで…」
「え?「カニョのーバカァー!」
またぁ?」
うるさい!うるさい!
「伸奈ちゃんは、じゃあ何でセトとキスしたの?」
……。
「キスされたの。セトに…」
カノは私の顔を見ながら言った。
「大丈夫だった?こわくなかった?」
そんなの……
「仲間でも、怖かったに決まってるでしょ!」
私の瞳からは、いくつもの雫が零れ落ちた。
カノは、私のほっぺにキスをした。
そして、黙って静かに、抱きしめてくれた。
カノの暖かさが、優しさが私を安心させた。
私の耳元で私が聞いた限りこれまでに聞いた事のない優しい声で言った。
「大丈夫だよ。怖くない。伸奈ちゃんはボクが守るから…」
守るから…。
私は、ニヤッとして小さく言った。
「その言葉、忘れないからね。」
カノには、聞こえないみたいだった。

カノSide
昼食の後、みんな、なんやらかんやら外に出た。
伸奈ちゃん以外は……
ボクは、この時がチャンスだろうと思い、あの事を聞く事にした。それに、昼食の時の伸奈ちゃんの様子がおかしかった。
キドすら、心配するぐらいだ。
なんて、考え事していると、
「なぁ、カノ?」
と、少し暗めのトーンで話しかけてきた。
ボクは、睨んで。
「何?」
と、聞いた。
そんな、ボクを不思議そうな顔になり、言った。
「何で、そんなに不機嫌な訳?」
伸奈ちゃんの所為だよ。バーカ。
まあ、隠す事もないよね。
「セトと何でキスしたの?」
伸奈ちゃんは、ポカーンとした顔になった。
いや、ならなくてイイでしょ。
「はい?」
意味が分からない。
なんなの?分からない。
「だから、何でセトとキスしたの!って、聞いたの!!」
「な、何で知ってんの////」
その時の事を思い出したのだろう。顔が赤くなる。
ボクが追い立てるようにもう一回聞いた。
「ねえ、どうして?」
困ったように悩む伸奈ちゃん。
ボクは、それをもっと見たくて、彼女の手首を掴む。
「わ、分からないよ」
「はあ?何でさ?」
自分が何で、キスしたくらい分かるはずだ。
「だ、だって!向こうから先にしてきたんだ。」
ボクは、呆れる。
そりゃ、受け型の伸奈ちゃんだから、先にするぐらい分かる。
「フーン、伸奈ちゃんってセトが好きなの?」
伸奈ちゃんは首を横に振る。
ウソ、だ。分かる。
「ウソ…」
ボクは、思った事をつぶやいた。
「う、ウソじゃないよ。」
「じゃあ、好きな人は誰?」
伸奈ちゃんは、黙った。
もう呆気にとられたみたい。
「聞かないで…」
はあ?はい?はい?
「え?「カニョのーバカァー!」またぁ?」
伸奈ちゃんは、顔を青くした。
「伸奈ちゃんは、じゃあ何でセトとキスしたの?」
沈黙……。
「キスされたの。セトに…」
そう言った彼女は、また、青くなる。
彼女の出しているオーラから、怖かったみたいだった。
「大丈夫だった?こわくなかった?」
この質問をした時、伸奈ちゃんの心の声が聞こえた気がした。
そんなの…って…
「仲間でも、怖かったに決まってるでしょ!」
伸奈ちゃんの瞳からは、幾つもの雫が落ちた。
今、今見れば、カワイイただ一人の女の子なのだ。18歳だが…
ボクは、出来るだけ優しく彼女の頬にキスをした。
そして、昔、アヤ姉にさせられたように優しく抱きしめた。
そして、優しく優しく彼女の耳元で言った。
「大丈夫だよ。怖くない。伸奈ちゃんはボクが守るから…」
守るからね。
小さく伸奈ちゃんが何かを言った。
だけど、ボクは聞こえなかったので反応をしなかった。

???side
なーんだ。
あいつら、仲良さそうじゃん…
「なんか、協力したくなっちゃったじゃん!」
私は、モグモグとドーナツ食べた。
甘ーい。
ドーナツの糖分が頭にのぼる。
あっ!!
「良い事、思い付いちゃった。
じゃあね。楽しみにしててね。










カノ…」







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■作者からのメッセージ


はい、駄作ぅー。


残念、無念、怨念です。


本当に申し訳ありません。
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