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青年冒険譚〜武人大国救済伝〜 第零話:九神将
作者:マスカレイド   2014/03/18(火) 12:41公開   ID:8YA7Hr6Ij6Y
〜はじめに〜
今作は、事情が若干複雑なので、こちらで詳しく書きます。
まず、主人公は『魔法先生ネギま!』からの派生オリキャラで、
それ以外は『ドラゴンクエストモンスターズ イルとルカの不思議なふしぎな鍵』
のアフターストーリーをベースにしています。
(若干再構成よりなのでネタバレ注意)
主要キャラはDQM2.3DSの『設定だけ深いモンスター』なので、
性格には自己解釈があります。
また、一部のキャラはご当地だけに方言を使いますが、自分がバリバリ関東人で、
喋りがメチャクチャになり得るので、指摘は遠慮なくお願いします。

あといくつか注意
1:リアルの事情と併せて不定期更新になったりします(昔書いたやつは休止状態)
2:キャラ崩壊が含まれます。しかし、先述のとおり、
これらのモンスターは本編上出ない→台詞がないため、
あくまでも公式絵の雰囲気からかけ離れたキャラ崩壊、
という意味です。
3:当然、オリジナル要素も含まれます。

では、どうぞ――――――――――――――――――――――――――――
……?
薄暗い空間の中で、九人の影は目を覚ます。
それぞれが、自分達に命と肉体がある状況に驚く。
あるものはなぜ生きているかを疑問に思い、
またあるものはなぜ周りの者たちと自分が並んでいるのかを疑問に思っていた。
「なるほど、ここは地獄なのであろうな……」
一人は言った。周りは頷いた。
確かに、生前、天下を夢見て多くの命を狩り合ったもの同士だ。
まとめて地獄送りにされたと考えても不思議は無い。

――いいえ……ここは地獄ではありません。――――――
!!!
不意に響き渡る声に一同は驚く。
女性の声であったことから、一同は自分達の中の唯一の女性に目を向けるが、
彼女は首を横に振る。

と、その時であった。
「うお!!マブシ!!」
「……!ひ……か……り、だと……」
突如、空間を飲み込むように眩い光が広がっていく……

彼らが恐る恐る目を開けると……
「?……!!!!なんだ……?あれは……」
伝承に聞く『アマテラス』が実在するならば、
今、目の前にいる女性はまさしくそれであろう。
九つの宝珠をまとい、女神と呼ぶにふさわしい姿をした美女は
微笑をたたえて口を開く。
「戦国の雄達よ、あなた達が築きあげた時代はとうに過ぎ去り、
いまや祖国は戦争の無い、平和な世の中。」
平和……その言葉に、一人は反応する。
「つまりは……その、わしが保った泰平の世は未だ荒むことなく続いていると、
そういうことなのですね?」
彼の質問に女神はやさしく微笑み、頷き返す。
それを見てそこにいた誰もが心を打たれる。
みな考え方や手段、互いの印象などは違っていたが、
結局最終的には誰もが望んだ夢、それこそが『泰平の世』なのだ。

そこで……、女神は再び口を開き、彼らにとって非常に衝撃的な発言をする。
神になってくれ、と……
「何故です!?われわれのような者に、神などと!!」
彼らの動揺は止まらない。
特に、自分にとって荷が重過ぎると感じたものは、
ずっと抱えた疑問をぶつけようとするが、それさえも神々しさに制されてしまう。
「あなた達を神として、各地域の守護神とするのは泰平の世の為なのです。
あなた達が自負する素質などは関係ありません。
軍神として、私はあなた達の実力を知っているからこそ、呼び寄せました。
もっと、自分に自信を持ってください。」

かくして、彼らは女神の手により、国を守る九神将として転生し、
現代も語り継がれている……
――――――――――――――――――――――――――――――――――
「へえ、つまりは、九神将様がいるからこそ、この国は平和なんですね。」
一人の青年が老婆から聞かされた話に深く興味を示す。
「ああ、そうさ。だからねソウキチ、お前も九神将様の塚は大事ーにだいじーにしないといけないよ。」
それにしても……、老婆は空を見上げる。
ここ数週間、どんよりと黒い曇り空が一向に晴れない。
もしこれがただの雨雲ならばなんら疑問は無くスンナリと納得できる。しかし……
「ここまで黒雲なのに、雨の一つも降らないなんてねえ……」
「確かに、少し不気味かもしれません……」
ソウキチも異常なまでの曇天を見上げ、悪寒を覚える……




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■作者からのメッセージ
これから頑張ります。
登場人物紹介は必要に応じて行います。
改めて言いますが、イルルカ3DSアフターに関わり深い要素が強いので、
ネタバレ注意です。
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