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正統派大和撫子いとこンニャク 第六本目・右京がエンジェル隊の研修生に 第二日目編
作者:カメ大王   2015/01/02(金) 14:51公開   ID:QhEwEXGePKY
☆ヴォイス・メッセージ☆
アタシはランファ・フランボワーズよ
右京がエンジェル隊に研修に来てから2日目
アタシはアイツに恋愛や結婚に興味があるかどうかを聞いたわ
そしたら自分の高校時代の先輩にほのかな思いを寄せたりしていることがわかったの
じゃあ右京、アタシはちとせと一緒にコッソリ見ているから今日という今日こそは愛の告白を成功させなさいよ


ルポは軍服姿の右京とちとせそしてランファだけがいるエンジェルルーム
ちなみにちとせは右京達よりちょっと距離が離れた位置にいる
「ねぇ、右京」
「なんだ、ランファ・フランボワーズ」
ランファは気軽に声をかける
声をかけられた右京はランファの方に顔を向けて返事を返す
「恋愛や結婚には興味がないの?」
「大有りだ!!私は高校時代の先輩に対してほのかな思いを寄せて幸せな結婚生活を送るという青写真を描いているからな」
ランファは楽しそうな口調で質問する
質問された右京はキッパリと答え話を続けた
「相手は?」
「京都の安平の野球部OBで甲子園にもエースとして下級生の時は春夏連続で出場経験のある服部 大樹(ハットリ だいき)先輩だ」
ランファは再び質問をする
ランファの再質問に対して右京はハッキリと解説するように答えた
その後いろいろとあって右京は回想に入る


回想
それは右京が安平の制服からジャージに着替えて野球部の女子マネとして仮入部した時のことだ
右京は何十個ものおにぎりを1人で作った
それで野球部の部室で待機
コンコン
誰かがノックをする音がした
「どうぞ」
右京は丁寧な口を利くように返事をした
で、純白のユニホームを着た部員が部室の中に
彼の名前は服部 大樹先輩
背中には服部と黒のマジックで書いてある
で、服部先輩は右京が手に持っている何十個ものおにぎりを盛った皿を見て
「おっ、うまそうなおにぎりじゃね〜か 食べても良いか?」
「いいぞ」
服部先輩は旨そうな顔をしながら喋っては食べてもいいかどうかの確認を取る
それに対して右京は流動的に答えた
「んじゃ」
服部先輩はワクワクしながらつぶやきその直後におにぎりを片手に1個ずつ持ち
「いただきま〜す」
笑顔になって食前の挨拶
で、服部先輩はまず左手に持っているおにぎりをパクリ
「すんげ〜うんめ〜 このおにぎり、お前が作ったのか?」
「その通りだ」
服部先輩は感服しながら感想を口にして右京と顔を合わせて聞き求める
すると右京は普通にうなずいた
で、服部先輩はおにぎり2個を完食した
その翌日
右京は野球部に籍を置いている男子の同級生からの伝言を聞く
この時は2人とも制服姿だ
すると昨日、自分が作ったおにぎりを食べて大感動したのが右京が安平に入学する直前のセンバツで全員奪三振を奪った挙句に勝利を挙げた服部先輩であることが発覚した
というワケで右京は服部先輩宛に手紙を書き体教にお邪魔して野球部の指導者に渡した
で、放課後制服姿の右京は屋上へ
待つことX分、制服姿の服部先輩がやって来た
「なんだい、大事な話って」
「はい、私は服部先輩のことが す…」
服部先輩は優しそうな口を利くように聞き求める
すると右京はバクバクしながら愛の告白をしようとする
だが結局上手くは言えないまま途中で全校放送が流れ服部先輩が呼び出されて終わってしまった
というワケで回想は終わり
回想が終わると
「ホント、情けないわね」
「無礼者!!その発言は恋する乙女に対して失礼極まりない台詞だぞ!!」
ランファは軽い口を利くように感想を述べた
すると右京は頭に来て大苦言を呈した
「まぁまぁランファさん」
そこへちとせが右京とランファの話に首を突っ込んで来た
「ちとせ、今は右京と大事な話を」
ランファは怒りを憶えながら喋る
「実は姉さんが高1の時の夏にはこんなこともあったんですよ」
ちとせは淡々と話をして話題を変えようとする
というワケで再び回想へ


回想
それは右京が高1の時の夏の高校野球の京都決勝
対戦相手は日京学園
日京学園はちょっと太目の筆記体でNitikyoでロゴの色はピンク
純白のユニホームで白帽&白ヘルだ
ちなみに服部先輩を擁する安平は胸文字が私達の世界でいう樟南(鹿児島県)とまったく同じ書体で感じでプリントアウトされている
ちなみにある回の攻防で日京学園の攻撃
日京学園はノーアウトから先頭バッターが外野オーバーのツーベースヒットで出塁
2番目のバッターはもちろん二塁ランナーもランナーコーチもユニホーム姿で白ヘルを被っている
『先頭(打者)が二塁打…ここは勢いを殺(そ)ぐためにも二塁走者(セカンドランナー)をホームインさせることがあろうものならズルズルといってしまう』
制服姿で応援団席にいる右京は戦況を見守りながら心配をする
「絶対に二塁走者をホームインさせるな 安平!!」
右京は大きな声でゲキを飛ばす
純白にユニホームに黒帽を被っていてなおかつ右手にピッチャー用の黒のグローブをはめているマウンド上の服部先輩はあるタイミングでバッターとキャッチャーの後ろを向いて二塁へ足を踏み出して牽制球を投げ込む
ユニホーム姿で黒帽を被っていて内野手用の茶色のグローブをはめているセカンドベースマンがベースカバーに入り二塁ベースに手からヘッドスライディングするカタチで戻ろうとする二塁ランナーをタッチすると
「アウト!!」
二塁の塁審は大きな声で拳を突き上げて宣告
それの一部始終を見ていた右京は
「カッコ良い 服部先輩(センパ〜イ)!!」
両眼がハート型になって言葉にする
それを見ていた周りの女子生徒は右京と呆れた
というワケで回想は終わり
「ちとせ、右京お姉様はこう見えても恋する乙女なのだからな」
右京はちとせに対して優しく諭した
「だったら姉さん、ランファさん、これから服部さんのいる大学に行きましょうよ」
ちとせは笑顔で楽しそうに誘った
「馬鹿者!今日も平日で右京お姉様らは軍人なのだぞ」
「そうよ、アタシらはいつロストテクノロジーを回収する仕事が回ってくる可能性もあるってのに」
右京は力強くちとせを一喝
さらにランファもグチをこぼす
「私が中佐に言っておきますから…行きましょう2人とも」
「それなら良かろう 右京お姉様も今日という今日こそは愛の告白を成功させたいものだからな」
「仕方ないわね〜」
ちとせはちょっと強気にウォルコット中佐に報告することを引き受けるような口ぶりをした
すると右京はちとせの話に乗り気合いを入れた
その一方でランファは仕方なく右京達とおつきあいすることにした
で、右京とランファはエンジェルルームを後にして格納庫へ
ちとせはすぐさまウォルコット中佐に報告を完了させ猛ダッシュで格納庫へ
3人揃うと各自紋章機に乗って東京にある本大の硬式野球部のグラウンドに向かった
で、本大の野球部のグラウンドに到着した右京達
右京は服部先輩と2人っきりのような状況になりちとせとランファは黙って見守る
「服部先輩、私、高校に入学する前から先輩のことが す」
と今回もバクバクしながら告白しようとするがどうしても続きが言えなくなる
それを黙って見ているちとせとランファ
だが見ていてじれったくなったランファは
「ああもう、じれったい」
「ラッ、ランファさん!!」
ランファはじれったくなってコソコソと前に出る
アタフタしながら止めようとするちとせ
「右京!アンタはその人のことが好きなんだから思い切って『好きなんです』って言っちゃいなさいよ!!」
ランファは右京と服部先輩の間に割り込み大きな声で大苦言を呈した
「ぶっ」
右京は目元が暗くなりながらつぶやき
「無礼者ー」
といって右京は木刀を両手持ちして飛びつきながらランファの頭をおもいっきりたたきつけた
「おい、右京。キミは本当に俺のことが好きなのか?」
「その通りです。とはいえ今日はこれにてお暇致します」
服部先輩はちょっと強めの口を利くように喋って自分のことが好きかどうかを確認した
確認された右京は素直に答えるも引き上げてしまった
で、右京達はエンジェル基地へと戻る
そして右京は研修レポートをまとめた


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■作者からのメッセージ
回想の右京はカッコ良い先輩マジックの効果を受けて両眼がハートマークになることがありました
これはチャンピオンに3年半連載されたGAMBLEFISH(ギャンブルフィッシュ)にて私がこの作品で1番好きなキャラクターである樹村 菜摘(きむら なつみ)が
やっぱりカッコ良い 杜夢センパ〜イ
と菜摘の両眼がハートマークになったことをきっかけに交えようと思ったので
カッコ良い先輩マジックの効果を受けて両眼がハートマークになる右京もこの話に入れました
余談ですがカッコ良い先輩マジックはスイートプリキュア♪でもキュアリズムがカッコ良い先輩マジックの効果を受けましたよ
テキストサイズ:6421

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