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超次元大戦 最終話:さらばゲイムギョウ界!
作者:亀鳥虎龍   2015/04/03(金) 00:19公開   ID:EycZcPF24TY
 アンデットゾーンにて、遂に決着を着ける事が出来たジョルノ達。

すると、その時であった。

ゴゴゴゴゴと、地震の様なものが鳴り響いた。

ベール「な、なんですの!?」

神楽「地震アルか!?」

銀時「まさかアレか!? ゲームとか漫画で良くある“魔王倒したら城が崩壊します”的な展開か!?」

ジョルノ「そのようですね」

一行が亀の中に入った後、女神化したネプテューヌが小脇に抱え、

パープルハート「皆、全力で飛ぶわよ!!」

全力疾走で飛び去った。












―最終話:さらばゲイムギョウ界!―













 アンデットゾーンが完全に崩壊し、一行はそれを見届けた。

ナルト「終わったんだな……」

ジョルノ「ええ……」

当麻「だな」

銀時「んじゃ、とりあえずプラネテューヌに戻るか」

ミスタ「腹も減ったしな」

一方通行「疲れたしな」

こうして彼等は、プラネテューヌへと戻ったのだった














 プラネテューヌの教会に戻った一行であったが、

イストワール「あ、皆さん! 丁度良かったです!!」

銀時「よう、いーすん。 どうした、そんなに慌ててよ?」

イストワール「とにかく大変なんですよ!」

慌てるイストワールに、全員が首を傾げたのだった。

ジョルノ「とりあえず、要件をどうぞ」

イストワール「あ、はい! 実は、皆さんを元の世界に戻す方法を見つけました」

それを聞いた瞬間、彼等の顔は驚愕へと変わった。

新八「ええええええええええええええ!?」

土方「マジでか!?」

神楽「キャッホー! やったアル!!」

銀時「流石だぜ、いーすん! 俺等にはできない事をやってのける! そこに痺れるぅ! 憧れるぅ!!」

ミスタ「やっとイタリアも戻れるのか。 ピッツァが恋しくなったぜ」

フーゴ「ホントに、長いようで短いものだったよ」

殆どが喜ぶが、ジョルノはこんな問いをした。

ジョルノ「ところで、見つけたのは良いんですが……僕等を元の世界に戻すのに、どのくらいの準備が?」

その問いに、イストワールは答えた。

イストワール「あと3週間くらい、時間を貰えれば」

全員「…………」

それを聞いた全員が沈黙し、暫くすると、

銀時「長過ぎるわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

銀時の叫びが空まで響いたのだった。











 そしてその夜、プラネテューヌにて、

全員「かんぱーーい!」

勝利の宴が、開催されたのだった。

銀時「いや〜、こんなに美味い酒が飲めるたぁ、思いもよらなかったぜ」

新八「銀さん、飲み過ぎないでくださいね」

神楽「新八、この料理すんごく美味いアル!」

新八「神楽ちゃんは喰い過ぎ!!」

銀時や神楽の悪食っぷりに、新八もついツッコミを入れてしまう。

土方「そういうな。 こんなに美味い酒を飲める事ぁ、めったにねぇんだからよ」

そう言いながら土方は、ドンブリに大量のマヨネーズをかけていた。

ネプテューヌ「ねぷっ!? 土方さん、何ですかそれは!?」

土方「お茶漬け土方スペシャルだ。 食うか?」

ネプギア「いえ、結構です」

ノワール「うっぷ! あんなにマヨネーズをかけて、よく平気な顔で食べれるわね」

ブラン「見るだけで吐き気がするわ」

ナルト「やべぇ……食べた後の状況を想像しちまったってばよ」

サスケ「普通にしないだろ」

これには殆ど者が真っ青になり、そしてドン引きするのだった。












新八「へぇ〜、いのさんの実家って、花屋さんなんですか」

いの「まあね」

万事屋トリオはいのから、彼女の実家が花屋を営んでいるという話を聞いていた。

銀時「はぁ、やっぱ花屋は女の店員に限るよな〜。 ウチの隣の花屋なんか、めっちゃ怖くてよぉ〜」

新八「あ〜……屁怒絽ヘドロさんですよね? 確かにアレはちょっと……」

テンテン「……そんなに怖いの? その花屋さん?」

サイ「もし良ければ、似顔絵描きましょうか?」

銀時「んじゃ、特徴を言うぜ?」

そう言って銀時は屁怒絽の特徴を教え、サイはその通りに似顔絵を描いた。

描き始めてから数分後、サイの筆が下ろされた。

ナルト「サイ、できたのか?」

サイ「う、うん……出来たんだけど………これで………あってるの………かな?」

珍しく冷や汗で苦笑するサイ。

そして彼は、屁怒絽の似顔絵を皆に見せたのだった。













 似顔絵を見たナルト達は、ゾクリと背筋を凍らせた。

顔には傷があり、頭には2本の角、長い黒髪と髭、口には鋭い2本の牙という恐ろしい風貌だが、頭の2本の角の間からは花が生えていた。

これを見た全員が、心の中で「え、これが花屋?」とか「“世界征服に来た”の間違いじゃね?」という気持ちで呟いてしまう。

どんなコメントをすれば良いのかが分からなくなった彼等であったが、銀時が似顔絵を見て叫んだのだった。

銀時「そう、コイツだよ! となりの屁怒絽ォ!!」

全員「コイツがぁ!?」

新八「ホントだ、屁怒絽さんだ。 サイ君、絵が上手いですね」

神楽「ホント、マジで屁怒絽アルな。 でも、やっぱ本物の方が怖いアル」

新八と神楽も同意したため、全員が顔を引きつってしまった。

全員「(これのどこが花屋だよ!?)」

これには全員が、心の中で呟いたのだった。

ネプテューヌ「アンデットゾーンのボスがこの人だったら……私、絶対に降伏してた。 マジで!」

銀時「だろ?」

しかし、似顔絵を見た静雄は呟いた。

静雄「俺……この人と友達になれそうだわ」

首無しライダーですら友人に持ち、人を愛する妖刀の『呪い』ですら通用しない精神を持つ静雄。

そんな彼の呟きに、銀時達は顔を真っ青に染めた。

全員「マジで!?」

こうして彼等は、朝日が昇るまで宴を楽しんだ。












 そして、三週間後。

イストーワル「この魔法陣を潜れば、元の世界に戻れる筈です」

5つの魔法陣が設置され、全員が息を飲んだ。

――これで、ようやく帰れるんだと。

すると、ナルト、ジョルノ、銀時、当麻、静雄、ネプテューヌは、互いに手を伸ばした。

コツンと拳を軽くぶつけあう6人。

ナルト「じゃあな皆、お別れだってばよ」

ジョルノ「いつか、縁があったらまた会いましょう」

銀時「ああ、元気でな」

当麻「楽しかったぜ」

静雄「短ぇ間だったけどな」

ネプテューヌ「ホントに……本当にありがとう、皆!」

こうして、ゲイムギョウ界を救った5つの異世界の戦士達は、元の世界へと戻ったのだった。












 その数日後。

プルルート「ネプちゃーん、遊びに来たよぉ〜」

ネプテューヌ「あ、ぷるるん」

ゲイムギョウ界では大きな事件は無く、プルルートも超次元のゲイムギョウ界に遊びに来たりしていた。

ネプテューヌの部屋には――、






新八「銀さん、起きて下さい。 今日のお客さん、来ちゃいますよ」

神楽「そうアル。 さっさと起きろヨ、この天パが」

銀時「わーったよ、起きりゃ良いんだろ?」

江戸では例の転送装置が真選組によって殆どが回収され、万事屋も何時もの生活に戻ったのである。

そんな事務所にある銀時のデスクには――、






 イタリアのとあるハイスクールの寮では、

???『まさか、そんな事があったとはな』

ジョルノ「ええ……僕も、自分でも信じ難いものでした」

ジョルノがある人物と電話をしていた。

因みに例のタロットカードも、事件の後に消滅していた。

ジョルノ「では、僕は予定がありますので。 失礼しますね、承太郎さん」

承太郎『そうか……では、こちらも失礼する』

電話の相手は空条承太郎。

ポルナレフや他の仲間と共にエジプトを旅した、最強のスタンド使いである。

電話を切ったジョルノの机の上には――、






 学園都市の第七学区にある学生寮。

インデックス「とうま、早くするんだよ!」

当麻「焦んなよ、インデックス」

何処かに出かけるのか、当麻とインデックスは玄関の扉へと向かった。

???「しかし、そんな事があったとはな」

当麻の肩の上に、約15cmの少女が乗っていた。

彼女の名は『オティヌス』。

魔神と呼ばれ、現在は15cmの妖精となった少女である。

当麻「まあ、俺も始めは信じ難いもんだったけどな」

オティヌス「詳しい話は部屋を出てから聞く。 禁書目録に噛みつかれるぞ?」

当麻「そうだな」

そう言って彼は、インデックスのいる玄関へと向かった。

そんな当麻の部屋の机には――、






 池袋では、平和で退屈のない日常が待っていた。

トム「静雄ぉー、そろそろ行くぞぉー!」

静雄「ウッス」

会社の先輩である田中トムと共に、静雄は何時もの取立て屋の仕事に勤しんでいた。

そんな彼の後ろを、首無しライダー――セルティ・ストゥルルソンは、愛用の黒いバイクを走らせていた。

そんな静雄の上着の胸ポケットには――、






 木の葉隠れのとあるマンション。

ナルト「ただいま」

ヒナタ「おかえりなさい」

任務から帰って来たナルトを、ヒナタが笑顔で迎える。

そんな彼女の腕の中には、小さな赤ん坊がスヤスヤと眠っていた。

名は、うすまきボルト。

ナルトとヒナタの間に生まれた、二人の息子である。

ヒナタの腕の中で眠るボルトに、優しく手を添えるナルト。

そんな二人の住む部屋の棚には――、

それぞれの世界には、ゲイムギョウ界での記念に撮った集合写真が飾られたり、お守りの様にポケットに入れられていたのだった。














超次元大戦・完

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■作者からのメッセージ
 以上で、『超次元大戦』の連載を終了したいと思います。

皆さん、読んで頂いて有難うございます。

次回作も期待してください。
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