ここは全年齢対応の小説投稿掲示板です。小説以外の書き込みはご遠慮ください。

正統派大和撫子いとこンニャク 第八本目・右京がエンジェル隊の研修生に 第四日目
作者:カメ大王   2015/11/14(土) 20:50公開   ID:QhEwEXGePKY
☆ヴォイス・メッセージ☆
オッス、アタシはフォルテ・シュトーレンだ
河原町 右京がエンジェル隊の研修生になって今日で4日目
アイツがアタシと2人きりで交流したいって言い出した
何でも河原町 右京がアンティークな銃の宝物庫がある惑星を見つけたって言うんだ
よ〜し、河原町 右京。アタシのその惑星に案内しな

ルポは今回もエンジェルルームから
エンジェルルームには軍服姿のフォルテだけがいて黒っぽい拳銃の手入れをしている
ガー
エンジェルルームの研修生用の部屋の扉が開く音がした
出て来たのは当然、研修生用の軍服を着ている右京
右京は平常心でゆっくりスタスタとフォルテに近づき
「フォルテ・シュトーレン」
気軽に声をかける
「何だい、河原町 右京」
フォルテは普通に返事を返す
「今日は貴様…いやそなたと2人きりで交流したい」
「何でヴァニラやちとせとじゃなくてこのアタシと何だい?」
「それは」
右京は平常心で自分の目的を話す
フォルテはちょっと疑問めきながら返答しては訊ねる
で、右京が続きを話す
右京は自分が1人で検索するとアンティークな銃の宝物庫がある惑星を見つけたことをフォルテに伝達し
「何だって、今すぐその惑星に案内しな」
「任せろ!!でもその前にフォルテ・シュトーレン不在中のエンジェル隊の隊長の代理を決めて、彼女を(エンジェル隊の)主将にロストテクノロジーの回収命令が回って来た場合は彼女達で収拾するのもエンジェル隊の使命だからな」
フォルテはうれしい誤算であるような反応をして力強く言い切った
すると右京も真摯に受け止めてフォルテと一緒に遊びに行くことよりも重要な話を持ちかけてはしっかりと話す
「そうだよな。やっぱりアタシ不在のエンジェル隊のリーダーはアイツしかいないだろう 不本意だが」
「その話からすればランファ・フランボワーズで間違いないな」
フォルテはちょっと不満気に相槌を打つと不満度の度合いが増したような口を利くように談唱する
すると右京はすぐさまわかったように確認を取る
「ああ」
「わかった。では今現在のエンジェル隊の中で1番下っ端であるこの私が中佐に談話しておこう」
右京から確かめるための言葉を聞いたフォルテは不本意だが仕方ないと感じさせるように答えを返す
で、右京は承知して自分の役割をまっとうすべく予告をした
その後右京は早足でウォルコット中佐の元へ
右京が中佐を見つけると話しかけ
「私はフォルテ・シュトーレンとだけつきっきりでエンジェル基地を一時的に離れます ですからあ奴の代替として私達・2人がここに戻って来るまではランファ・フランボワーズをエンジェル隊の主将にして下さい。もちろんそれまではデート禁止という痛い条件付きではございますが」
「わかりました。では私がエンジェル隊のみなさんに通達しておきます」
ウォルコット中佐に対して粛々と事情を話してはお願いする
それに対して中佐は右京の話を承認し上司として役目を担った
「恩に着ます」
右京は厳粛に返事した
で、彼女はフォルテのそばに再び早足で戻る
その後右京はフォルテと合流し紋章機などがある格納庫へ
格納庫に到着した彼女達は案の定エンブレムフレームに乗って右京がフォルテを先導するカタチである惑星に向かった

同じ頃
ちとせ達・軍の制服姿のエンジェル隊の残りのメンバーズを集めたエンジェルルームとウォルコット中佐
「エー…というワケで右京さんに限らずフォルテさんも一時的に不在でございます。ですから代理のリーダーとしてランファさん。あなたがロステクの回収時とかはちとせさん達を引っ張って下さいね」
中佐はちとせ達に対して厳しく粛(ツツシ)みながら淡々と談話した
「アタシが…リーダー」
ランファは目を輝かせる
「ランファさん。右京さんとフォルテさんがいない分もアタシ達で頑張りましょうね」
ミルフィーユはノリノリ気分でランファに勧誘する
「私(わたしく)はイヤですわ。フォルテさんが一時的に不在時とはいえどもランファさんがエンジェル隊のウィングコマンダーというのが」
ミントは嫌気が差しながら水も刺す
それでミントに応戦モードになる顔つきをするランファ
「そうですよ。ランファさんがリーダーだとフォルテさんがトップであることよりもロクなことがない」
さらにノーマッドもミントのセリフに相槌を打っては1人グチる
これで怒りが頂点に達したランファはノーマッドに対しては鉄拳制裁を与えると
「ウワー」
当然のごとく吹き飛ばされるノーマッド
「私、ランファさんがエンジェル隊のトップである時にギャラクシーエンジェルのメンバーでいる時は生まれて初めてなのでワクワクします!!」
「でしょ」
ちとせは心の底からワクワクしながら独り言を言う
それに対してランファは平常心に戻るどころか上機嫌になってバイオリズムに乗る
で、エンジェルルームにテレビ電話がかかる
今回も中佐が出て
「オーホッホッホ マリア・アールグレイトですわウォルコットさん」
マリア・アールグレイトは右手を口のすぐそばに添えて高笑いしては自分の本名をフルネームで名乗った
「マリアさん。今日もロストテクノロジーの回収命令ですね」
ウォルコット中佐は気分良く対応して用件を確かめる
「上様ですわ!で、ミントかちとせ様はいらっしゃいますの?」
「少々お待ち下さい」
マリア・アールグレイトはその通りと返答すると自分に用があるエンジェル隊のメンバーの両名の名前を挙げた
で、中佐は快く対応した
その後ウォルコット中佐はミント達のそばに寄り
「ミントさん」
「私(わたくし)?」
中佐はミントに対して楽しそうに話しかけた
するとミントはミント特有の両耳が本当に跳ね上がる反応をする
「マリアさんから電話ですよ」
ウォルコット中佐はミントに話しかけた用件を喋る
「わかりましたわ」
ミントは仕方なく承知した
で、ミントがテレビ電話に近づきイスに座ると
「マリア。ミントですわ」
「ミント。ロストテクノロジーの回収をお願い致しますわ」
「わかりました。で、場所は?」
ミントはしっかりとした口調で名乗った
するとマリア・アールグレイトは粛みながら懇願した
で、ミントはマリア・アールグレイトからのロストテクノロジーの収拾命令を承り場所を聞き出すと
「というワケでちとせさん達に伝えておきます」
「ごきげんよう」
マリア・アールグレイトとの話が終わったミントは粛々と引き受けた
最後にマリア・アールグレイトはミントとお別れのあいさつをした
で、ミントはちとせ達のそばに駆け足で駆け寄り
「みなさん。(私=わたくしと)同い年のいとこであるマリアからロステク収拾の要望がありましたわ!!」
ミントはちとせ達に話しかけ厳粛に談唱した
「イヤですよ〜あんなイジワルお嬢様からお仕事を与えらえるなんて」
「私もイヤです」
「そうよ。だいたい何でアタシ達があんな意地悪なお嬢様から与えられた仕事をこなさなきゃいけないのよ!!」
ミルフィーユは今にも泣きそうな顔と声をしながら嫌がる
ちとせも同情する
さらにランファも相槌を打って不満を爆発させる
「私(わたくし)だってマリアからロストテクノロジーの回収命令が下るなんてこっちから願い下げな話ですわ。ですが…ロステクの収拾は私(わたくし)達・エンジェル隊の使命でございますから致し方ないことではありませんか」
「その通りです。ミントさん。私達はマリア(・アールグレイト)から与えられたロストテクノロジーの回収要望に応えましょう」
ヴァニラはミントのセリフの後半の言い回しに同感し勧めた
「さすがですヴァニラさん。あなたがあの右京さんもちとせさんより崇拝する理由がわかりますよ」
で、ノーマッドは丁寧にヴァニラをたたえて後づけした
「そんなことよりミントさん。マリアさんからロステクの回収場所は聞いてますの」
「聞いてますわよ!!各自、紋章機に乗ったら黙って私(わたくし)について来て下さいマシ」

ちとせは気持ちを切り替えて問いただす
それでミントは憤ってリーダー気取りに指示した
その後ちとせ達はエンジェル基地の紋章機などの格納庫に向かう
で、ちとせ達は各自紋章機に乗るとミントの先導でロステクの回収現場に向かった

一方その頃の右京とフォルテ
ヘキ地な惑星の適当なところに紋章機を停めた右京達は洞くつの中に入り洞くつの中はアンティークな銃の宝物庫で間違いはなかった
で、フォルテはあちこちに目を配りありとあらゆる銃を見つけては手当たり次第に名前を声にまで出す
『さすがは銃マニアだな フォルテ・シュトーレンは』
右京は冷や汗を垂らし呆気に取られながら心の中でつぶやいた

同じ頃
ちとせ達はミントが先導した惑星に到着
マリア・アールグレイトがちとせ達と出会うと
「アレ?男勝りっぽい女のエンジェル隊のメンバーは?」
「あいにくですがフォルテさんは不在でございますわ」
マリア・アールグレイトはフォルテのことを聞き出した
するとミントは志気が下がり気味に返答をした
「まぁ、そうですの。ではミント達にはロストテクノロジーの回収のため身長155cmぐらいのツッパリをやっつけてもらいますわ ツッパリを倒すことに成功すればロステク収拾が出来ますわよ」
マリア・アールグレイトは平気な顔して対応しロステクノロジーの回収条件についてサラッと話した
で、マリア・アールグレイトはミント達をツッパリの居場所に案内する
その後10分足らずで到着
ちとせ達の目の前には身長155cmの男のツッパリがいて黒の学ランを着ておりリーゼントのかかった黒っぽい髪の毛の色をしている
で、まずは今現在のエンジェル隊のリーダーであるランファが挑戦
「食らえ イナズマキーック」
ランファは言葉通り稲妻キックをお見舞いしようとする
だがランファの繰り出した稲妻キックは失敗し彼女は右足の膝に傷を負う
すかさずツッパリも右ストレートのパンチを繰り出してはランファに命中し
「キャー」
弾き飛ばされ悲鳴をあげるランファ
「ランファさん」
ランファを心配するちとせとミルフィーユ
ランファは一発KOとなった
次はヴァニラが挑戦
ヴァニラの説得も空(ムナ)しく彼女もノーマッドと共に一発KOとなった
「次は私に任せて下さ〜い」
というワケで乗り気なミルフィーユ
「あの〜 マリアさん。厨房に案内してくれませんか?」
「誰があなたのような大ボケ天然娘などに…」
ミルフィーユは謙(ヘリクダ)るようお願いする
それに対してマリア・アールグレイトはグチをこぼす
「マリア ミルフィーユさんを案内して下さいマシ」
「承知致しましたわ」
ミルフィーユとマリア・アールグレイトの一部始終を見ていたミントはマリア・アールグレイトを説得する
ミントに口説かれたマリア・アールグレイトは笑顔でミントの言葉を承認した
で、マリア・アールグレイトはミルフィーユをアールグレイト家特有の空を飛ぶ船にある厨房へと案内した
で、10分以上待つと白の生クリームを塗った苺のショートケーキが完成しミルフィーユは8分の1に包丁で切り分ける
その後小皿に盛ってはフォークも乗せ
「ツッパリさ〜ん。ケーキ焼けました〜召し上がって下さ〜い!!」
ミルフィーユは楽しそうにのびのびと声をかけてケーキを差し出すも
「いるかこんなも〜ん!!」
と言ってツッパリは右手で皿を掴んでは振り被ってケーキを皿ごと地面にたたきつけた
「ひどい」
困惑するちとせ
「やるせないですわ」
ミントもやるせなさを感じてつぶやく
「ふえ〜ん!ひどいです、あんまりです〜」
ミルフィーユは大泣きした
「オーホッホッホ やはりミントとちとせ様以外のエンジェル隊はどいつもこいつもちとせ様とミント以外のギャラクシーエンジェルですわね」
マリア・アールグレイトは高笑いして小バカにしながらぼやいた
で、ミントが花柄の包丁を1丁ずつ両手持ちすると
「食らえ ダブルミミカッター」
ミントは自分自身の最強の必殺技を繰り出す
だがツッパリには全然効かなかった
しかも攻撃が終わった直後にはミントがツッパリの右ストレートで弾き返され
「キャー」
ミントも悲鳴をあげる
「ミント」
「ミントさん」
ちとせとマリア・アールグレイトのセリフが見事にハモる
で、マリア・アールグレイトがミントを気遣うと
「やはりダメでしたわね マリアからロストテクノロジーの回収を求められてこの私(わたくし)でもダメならもう誰にも出来ませんわ」
「そんな!」
ミントは返り討ちにあってはツッパリに後塵を拝して舌を巻く
それに対してマリア・アールグレイトはガッカリしそうな口でぼやく
それを見たちとせは1人突っ走る
「ちとせさん」
「ちとせ様」
今度はミントとマリア・アールグレイトのセリフが調和する
で、ちとせはジャンプしてはツッパリのリーゼントされている部分に頭突きを食らわす
そう2014年から2015年にかけての時に放映されたハピネスチャージプリキュアにてキュアプリンセスがツッパリ型のサイアークというやられ役のリーゼントされている頭に頭突きを食らわしたのと同じように
で、ツッパリのリーゼントされている部分は見事に欠落
ツッパリは降参しロストテクノロジーをちとせに手渡した
その後ちとせはすぐさまミントにロステクを渡す
「ちっ、ちとせ様〜 やっぱりちとせ様はミントよりすごいエンジェル隊ですわ〜」
と大興奮しながらマリア・アールグレイトはちとせに抱きつく
で、今回もちとせはマリア・アールグレイトに抱き締められることで苦しみ
「マッ、マリアさん。私…メッチャクッチャ苦しいんですけど」
ちとせは苦し紛れさながら力いっぱい声を振り絞る
だがマリア・アールグレイトには全然聞こえない
で、ミントがその光景を見ると
「マリア!やめて下さいマシ!!ちとせさんが苦しんでいるではありませんか」
「エッ!??」
ミントは強気にやめるようにお願いしては解説する
それで呆気に取られるマリア・アールグレイト
その後ちとせを見ると彼女が気絶したことに気づき
「まぁ大変!またちとせ様が完全に気を失ってしまいましたわ!!」
マリア・アールグレイトは吃驚(ビックリ)しながら反省の弁を述べた
「これだからマリアは頭痛の種ですわね」
ミントは困りながらつぶやいた

同じ頃フォルテと右京
フォルテが自分の1番のお気に入りである銃を取るべく手を伸ばすと
ピィピ
フォルテの通信機が鳴る音がした
で、フォルテはクロノクリスタルを押すと
「フォルテさん。大変なことになってしまいましたわ ちとせさんが」
「でもアタシは」
ミントは焦りながらちょっと早口で喋る
それを拒もうとするフォルテ
「フォルテ・シュトーレンの」
右京は目元が暗くなりながらつぶやき
「うつけ者ー!!」
右京は木刀を両手持ちしては飛びかかってフォルテの頭を木刀でたたきつけた
その後フォルテは完全に気を失った
で、右京は気絶しているフォルテを負ぶっては洞くつの外に出る
洞くつの外に出た右京は気を失っているフォルテも紋章機に乗せてエンジェル基地に戻る
その途中でフォルテは目を覚まし
「おい、アタシの紋章機は?」
右京に対して憤慨しながら訊ねる
「心配するな。河原町家が貴様の紋章機を基地の格納庫に戻している」
右京は憤り返りながらしっかりとした口を利くように言い切った
で、基地に戻った右京達は格納庫に紋章機を停めて降りる
その後右京はエンジェル隊の研修レポートをまとめた

■作家さんに感想を送る
■作者からのメッセージ
まずミントが弱音を吐いたことに関しては2004年から2005年にかけての時に放映されたレンジャー系のデカレンジャーのデカイエローことジャスミンがデカピンクに対して
「(デカイエローであるこの私まで)ダメだって思った時に1人突っ走っては出かレンジャーの勝利をもたらしてくれたことがあったじゃないってな感じでデカピンクを説得するシーンが印象的だったのでマリア・アールグレイトからロストテクノロジーの回収命令が会った時にミントでさえ
ダメ、もう私達ではどうにもならない
という時にちとせは1人突っ走ってはロステクの収拾に成功を収めることが出来るというシーンを交えたくてこうしました
また、正統派大和撫子いとこンニャクの後話でもミントがちとせをこのように説得するシーンを交えたくてこのように物語らせました
テキストサイズ:11k

■作品一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集
Anthologys v2.5e Script by YASUU!!− −Ver.Mini Arrange by ZERO− −Designed by SILUFENIA
Copyright(c)2012 SILUFENIA別館 All rights reserved.