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運命の翼 【序章】 第二話 仮面と盟主王
作者:キラくん・フリーダム  [Home]  2017/12/17(日) 22:44公開   ID:YTWupaqQJxI

  連邦の新造艦ホワイトベースその破壊に失敗した俺はザフトに救助される形で
ナスカ級高速戦闘艦に乗っていた。

「おや、君かあの機体のパイロットは?」

可笑しな仮面をつけた白服の男の問いを受け肯定した
現状でごまかす事に意義などのないが、全く警戒されてはいない
所詮はナチュラルと考えているのか?腹の底が見えない
そこに陽気なこえが響き渡る赤服の少年達より年上に見える緑服の男

「おっ見ない顔って事は、ジンもどきのパイロットか?俺はミゲル……
オレンジのジンのパイロットと言った方がいいか?」

彼の言葉にさっきの戦闘を思い出す連邦の新型とカスタム化されているとは言え
ジンで対等以上の戦闘をしていた彼が緑……では赤服の彼等の実力は
内心で肝が冷える思いだが、彼等と事を構える意志はないのだが
ミゲルと名乗った男は気安く背中を叩きながら五人の赤服を紹介してくれたが
部外者の俺にペラペラ話す彼を面白くないのだろ強い視線を向けている銀髪の彼
イザークが右手に追加装備をしていたジンに乗っていたらしいく
ミゲルの軽口だけではなくナチュラルの俺に助けら事に苛立っていると見た

「でエイジさんでしたか?貴方はこれからどうするつもりですか?機体もあれでは……」

イザークと違い友好的な少年ニコルは、今後の事を案じてくれている
当初のも予定ではホワイトベースもしくは新型モビルスーツを破壊した後
輸送船で地球に降下し日本解放を目指すはずだったが輸送船を失い機体は半壊
完全に計画はとん挫したと言っていいそこにクルーゼ隊長から提案を受ける

「我々は今作戦中でヘリオポリスに向かう途中でどこかに寄港する余裕は無いが滞在は許可しよう」

こうして俺はナスカ級のヴェサリウスにやっかいになる事に、そのうえ彼等の好意で
機体の修理にまで協力を得られ中でもイザークから戦闘不能なった機体とはいえパーツを回してくれた
当人曰くヘリオポリスでは潜入任務だとか試作兵器を搭載した事でバランスが悪かったとか
兎に角勘違いするなと何度も念を押された

「よしよし………OK!!」

「お前、なんだ修理に参加しているのか?」

「あっエイジさん?その試作兵器を装備する気ですか」

現状において客人扱い俺はせめて自機の修理くらいは、手伝っていると
何かにつけて気にかけてくれていたアスランとニコルが声をかけてくれ試作兵器
その使用について聞かれた試作品の単発式の為に厳しいのではと

「よお、どうやら機体の調子はご機嫌の様だな。もっとも俺は次の任務でノーマルでってな」

先の戦闘で専用のジンを失ったミゲルも次の作戦で使うジンを確認しに来たと言う
なんでもホワイトベースとの戦闘はジオンからの要請で予定外だったらしく
カスタム機に使われているパーツが不足で修理が出来ないらしい。
それでも最後には連邦の白い奴を撃退した彼はやはりエース級なのだろう
彼等と暫しの談笑をして与えられている部屋に戻る事にし彼等と別れた
軍属である彼等には任務があるだろうから………

 ヴェサリウスに乗って三日が過ぎ俺の機体ザンもと言いザン改・Fは完全に仕上がった
破損した脚部はジンの物となりほぼジンになったと笑みを浮かべるが、純正のジンは
俺の手に余るしコイツにも愛着って奴がある自室のモニターで機体をチェックする
右手に搭載した試作パルマフィオキーナ掌部ビーム砲は手を加えカードリッジ式に
と言ってもカードリッジ一つで一発だが、多少はマシになったし機体カラーも緑と白と言う
いかにも寄せ集め感まるだしから青に統一し格好も若干マシになった気がしモニターをおとす

「アスラン達の世話にもなったさかいヘリオポリスに向かうのも悪ないな」

ベットに横になり今後の事を考えるヘリオポリスで新型を製造しているのも連邦である以上
その奪取に協力するのは目的から外れる事ではないが、やはり日本解放と言う目的も
決して忘れるわけにはいかない日本最大の抵抗戦力である旧日本軍の組織もじり貧だと聞く
ちょうど今は地球の側を進んでいると聞くが、考えの纏まらないもまベットに横になった
 そんな時だった艦内に警報が鳴り響く近くで戦闘があったらしいモニターで確認する

「ジオンのザク……の高機動の試作機?ってそれより相手は、なんやボールか」

今のヴェサリウスはヘリオポリスに向かう途中であり恐らくは目的地を同じくするであろう
連邦の戦艦を追跡中ゆえに救助には向かえないと分かっている為相手が動く棺桶の異名を持つ
ボールだと分かりホッとすると眠気に襲われかけた
そう予想外の情景を見なければ………ザクがボールを落として終わると思っていたが
ワイヤーを巧みに使いザクを拘束すると言う離れ業をやってのけたのだ
それを見た俺は居ても立っても居られずに機体の所に走り出していた
連邦に誰かが堕とされるのを黙っていみているわけにはいかない。

「コントロール!!こちら飛鳥エイジ!!連邦と戦闘中のザクを救助に向かう扉を開けてくれ」

突然の俺の要求に艦橋からも良い返事は貰えるはずもない
いくら協力関係にあるとはいえザフトとジオンは別の組織であるのだから

「構わんよ……君は軍属ではないし命令権もこちらには無いが、こちらの事情も理解しているな」

モニターにクルーゼ隊長が映るとそういった。つまりは自己責任という奴だろう
前回の救助はあくまで余裕がある故の人道的処置だが、任務を放棄してまで俺やザクのパイロット
それらを救助する義理は無いという事だろうが、なによりこれが原因で任務が失敗すれば
文字通り恩を仇で返すようなものだ。それはあってはならない
力強く頷くと発進口が解放されるとクルーゼ隊のみんなに心の中で礼を述べると

「よしザン改・F式 飛鳥エイジでる」

改善されたバーニアの推進力で発信する二度目の戦闘
相手はボールだがくせ者のようだ油断は出来ないザクマシンガンを構えながら距離を詰めて
ボールに弾丸を撃つザクと絡めっとた事せいもあり機敏に動けない所に全弾ヒット
そのまま重斬刀でワイヤーを切断し早く下がれと言うも引こうとしない

「ですが、まだ……」

「強がりを言うな!!メインカメラをやられているだろ!!早く行け!!!」

試作系のザクを引かせるも相手も、なかなか粘りを見せるもザクマシンガンを構え
ザクの破損状況からこれ以上時間をとられるわけにはいかないと距離を詰めようとした所に
辺りのデブリを盾に相手が特攻を仕掛けて来た事で完全に不意をつかれザクマシンガンを破壊され
重斬刀に持ち替えようとした所組み付かれそうになる。まさか自爆か?

「くそが!!試作パルマフィ………なんやった?ええぃシャンニングフィンガー」

試作兵器搭載型ジンから譲り受けた武器名を忘れて咄嗟にシャンニングフィンガーと叫び
ゼロ距離でボールに一撃をくわえて撃破した。
ボールは火花を飛ばし煙を上げならら大気圏に消えていった

「機体にペイントされとる盟主王?ひょっとしてエースやったんやろか?」

堕ち行くボールを見送ると破損の激しいザクに近づいて行こうとすると
後方よりジオンのザンジバルの接近が確認された。どうやらこの試作機を迎えに来たらしい
俺はザクを支えるとザンジバルに通信を入れた破損機と共にザンジバルに収容させる流れとなった










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■作者からのメッセージ
 どうも皆さまキラくんです。
第一話で主人公&ザフトとホワイトベースの戦闘を書いた事で実のところ
「また種房か?」「最近のしか見てないだろお前」と思われたかなと思ってます
今さらですが……しかしあえて言うと自分は反連邦好きですね。
スパロボも好きですがギレンの野望も好きです。
某漫画家さんの様にドムとか高性能機を開発せずザクだけで連邦撃破みたいな
真似は出来ませんが……なのの種系が無双とかしませんので
今後もお付き合い願えたら嬉しいです。


〜モビルスーツ説明〜

機体名:ザン改・F式
撃破されたザクを修復しジンの右手と左足を組み合わせていた
ザンを補修した両足がジンの物となりバーニア出力が揃いやすくなり
右手にザフトの試作兵器を搭載した機体
カラーもパーツの色のままで白と緑だったものを青一色になった

武装:重斬刀、ザクマシンガン、試作パルマフィオキーナ掌部ビーム砲
テキストサイズ:5819

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