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一話完結の短編でいろいろ練習してます お題は日常風景です
作者:キラくん・フリーダム   2018/01/29(月) 04:03公開   ID:gzt26Cb9qbY
ピコピコ………ドッカーン
Zzzzz

アウトドア派を気取るおじ様達の住居のような建物から響くゲームの音に少女の寝息
そんな平和な午後のひと時を破壊する様な大声が響く

「平和か〜!!」

 そう言いだしたのはここを、アジトにする上野の平和を守る者カラーズの一人さっちゃんである
その場にいたリーダーの結衣も琴葉も特に気を止める事は無かったが、それで収まるはずもない
 彼女達はここ上野を守る者を自称する者達であるが、何から守っているのやら
だがこうなっては仕方がないと琴葉は事件が無いなら事件を持っている人の所に行けばいいと提案したのだが
 どう言うわけかカラーズはいつもの交番に来ているそしていつものの様に斉藤がいるが歓迎する空気は微塵もなかった

「なな、琴葉ここか?ここに事件があるのか〜」

「ほら斉藤は無能だから未解決の事件とか溜まってるポイから溜まっているモノをスッキリさせてやろう」

 なぜここに来たのか分からずにキョロキョロするさっちゃんと失礼な事をさらと言う琴葉
当然だが斉藤のイライラは募る一方だが、面倒なガキどもを追い払おうと画策し始める
 ようは暇を持て余しているガキどもに何かお題を与えればいいだけだが、可能な限りどこかにやってしまいたい
だが周りの人々が斉藤を白い目で見始めていた「ちょっとあの警官あの子達でスッキリすると言ってるけど」と
ヒソヒソ話始めている事に冷や汗をかく斉藤は慌ててカラーズの面々を交番内に招き入れて話を進める

「おう!だったらお前らで妖怪退治でもやってもらおうか?怖けりゃ逃げて帰るだな」

 ここに来て斉藤は妖怪退治などと言う子供だまし丸出しの話を持ってくるも、ただの与太話と言うわけでもないらしい
どうやらここ数日の間に多くの目撃情報が交番に寄せられているとか
 もちろん警察そんな世戸話を真に受けているは無く何かの見間違いあるいは誰かの悪戯の類だろうと見ている
こんな連中でも何かを見つけたら儲け物で無くても五月蠅いガキを追い払えるどっちに転んでも損はない
本物の妖怪なんて物がいる筈はないのだから………

 こうして三人は上野に現れたと言う妖怪を探し始めるたゴミ箱の裏から溝の中されないはマンホールを外して
しかし全くの手掛かりもないままでは見つかるはずもない所に

「おや〜何か探し物か?さっちゃん?」

「おっカラーズ今日も平和を守っているか」

 オヤジの雑貨屋の前に来たところでオヤジと話す派手なアロハシャツに麦わら帽子のサングラスが声をかけてくる
さっちゃんとは知り合いらしい怪しいオッサンは最近公園でよく見かけるオッサンだ
いつも砂場にいる事から【砂場の虎】と噂になっているけどどこで、さっちゃんと知り合ったのやら

「オヤジそれにケバブさん相変わらずチリソースじゃなくヨーグルトソースか」

「そんなことよりオヤジこのへんでバケモノを見なかったか?」

 オヤジたちに情報提供を求めてみたが、残念ながら二人とも知らなかったが客たちの間で噂になっているらしい
その代わりにオヤジは店にあったロケットランチャーを持たしてくれた
あっちこっちを探して情報を集めたが丸かっただの赤かっただの抽象的で形が見えてこないも
被害については食べ物を奪われた物が大半であるが、どんなものを探せばいいのかてか妖怪ってどんなだ
 今になって根本的な情報がかけていた事に気が付いたカラーズであった

「よーしリーダーあそこしかない!!最果てにある万理の図書館!!あそこの司書に聞こうぜ」

 このトラブルメーカーの発言に結衣と琴葉は首をかしげる。そもそも最果ててどこだ
さっちゃんが走り出した方向に図書館があるなど効いた事もないが言って止るものでも無いため後を追った
 路地裏にひっそりある図書館?はたまた流行っていない古書店?どんな場所かもわからないが、商店街の中でしかない
到着した場所は図書館ではなく喫茶店どっからどう見ても喫茶店にしか見えないその建物に入るなり

「万理の探求者〜知恵借りに来たぞ〜」

「はぁ〜いったい誰が万理の探求者ですか?さっちゃん。ラビットハウスはコーヒーを飲む所です」

「またあったなさっちゃんとその仲間達。やはりここのコーヒーは良い」

 さっちゃんの声にため息交じりに呆れた様子で対応するチノそしてオヤジの店にいた砂場の虎ことケバブさん
彼は立場上ここ似ると不味いらしく本名は伏せられているらしいが、ここの常連の様だ
 呆れながらもチノは知っている事をカラーズに話してくれた。どうやらラビットハウスにも被害が出ていると
夕日が窓を刺しかかっていて解散の時間は近いが、この夕暮れ時に見せ近くの空き地に姿をよく表すと言う

「−で退治はいいですが、狂暴だったらどうするんですか?まったく」

「大丈夫何を隠そうわたしは薬丸自顕流居合の使い手そして結衣は鹿島神傳直心影流の使い手」

 初めて聞く琴葉の特技を聞いていると自分も知らない自分の特技が飛び出し驚くばかりの結衣であったが
もちろん嘘でありオタオタするに励ます声が

「大丈夫だよお姉ちゃんが付いてるんだから、そう妹たちを守るのはお姉ちゃんの使命だよ」

 この店で働くココアがパンを作る為の棒を持って店の奥から現れたと言うか結衣たちに抱き着いていた
この時点でチノはココアを止める事は不可能だと諦めて助っ人の手配を人知れず行っていた

「話は聞かせてもらったカラーズ諸君及ばずながら僕も街の為協力しよう。モンキー&キャンサー作戦を提案しよう」

「なるほど………バケモノの住処で待ち伏せして連続して攻撃して、そして虐殺すると」

 ケバブさんの提案を最初に理解した琴葉が物騒な事を言いだしワクワクしだすさっちゃん
ようはなんて事のない猿蟹合戦の要領でやろうと言う話で計画がまとまったようだ
カラーズの三人は三人でオヤジに貰ったロケットランチャーを担いでココアはパン作り使う棒を
そしてカバブさんは妖怪をひっかけるための縄を持ち妖怪の目撃情報のある空き地に向かっていった
 そこは民家と民家の間にある空き地とって付けた様な土管にが三本ピラミットようにつまれている
その土管に住み着いていると、ここで野球をしたりコンサートをしている少年から聞いて罠を仕掛けよう
していると裸足の少女が走って来るではないか裸足に道着と奇抜な服装だが、どうやらチノから頼まれて協力しききてくれる様だ
 それぞれが配置に付き妖怪が現れるのを今か今かと待っていると一匹の猫が近づいて来るが尻尾が一本ではない
そう現れたのは妖怪の様な物でもいたずら小僧でもなく本物の妖怪・ジバニャンだった

「ダルいんですけど〜 いったいここは何処だニャン」

「さ〜戦争を始めるぞ!!宇宙天地 與我力量 降伏群魔 迎来曙光」

 まずはケバブさんが持っていた縄をどこぞの地獄先生の様な経を唱えならがら引っ張ると
土管近くに埋めてあった縄が姿を現しジバニャンの足をと見事に捉えると
その拍子でズッコケたジバニャンの脳天にココアが持って来ていた棒を思いっきり振り下ろした
満面の笑みを受けべてカラーズの三人に手を振っているが作戦はまだ続く三人で担ぎさっちゃんが先端をコントロールし
狙いを定め結衣が後方で支え真ん中の琴葉が引き金に指をかける

「いんたいなんだニャン。勇者の襲撃か〜ちょっと待つニャン」

「いくよせぇ〜の「お前はあたしたちが撃つんだ今日ここで!!」撃て」

 三人は声を揃えてどこかで聞いた事のある決め台詞を言ってロケットランチャーを発射したが、勿論玩具で
爆発はしないが弾の部分が勢いよくジバニャンの腹部にヒットしたのを見て三人はハイタッチをして喜んでいると
ココアに抱き着かれてたが妖怪はもうフラフラだったが、最後の核弾頭が振り下ろされる事になる

「最後は小生ッスね食らうッス」

 フラフラのジバニャンの脇腹を助っ人のふたばのリバーブローがとらえバキボキと言う聞きなれない音がし
ついにジバニャンをノックアウトしいつもの様に琴葉が「ゲームクリアー」と決め台詞を言っているが

「ところでこれ死んでるッスか?まだこれピクピクしれるッスよ」

「だったらウンコだな。ウンコで止めだ」

「よ〜し僕が目を覚まさないうちに縛り上げておくから犬の糞を集めてくるように」

 これで上野の平和が守られたのか不安でいるとさっちゃんがいつもの様にウンコといいだし
それに便乗するようにケバブさんが、まるでプロレスラーがアクセレサリー代わりに首にかけていそうな
太い鎖を持ち出しグルグル巻きして動けないようにすると、その間に集めた犬のウンコを
失神中のジバニャンの口の中にさっちゃんを筆頭に詰め始めた
 あとからあとから詰めると悪臭がしてきて気持ち悪くなるも、みんなで協力して更に詰め込んでいると
ついにジバニャンが目を覚ましてしまうも琴葉が冷静に吐き出されない様に捻じり棒を口にねじ込みガムテープで固定した
何か言っている様だがよく分からなかったがお店に戻らなければならないココアと別れて
 交番に戻ロる事にしたのだがその間もウ〜ウ〜言っていた

「お〜なんだこの猫尻尾がそれに腹巻に骨格………マジで妖怪かよ?どう報告するんだ」

「斉藤さんとりあずみんなで捕まえました後お願いしていいですか?」

 そう言われても斉藤もと言うか警察の手にも負えないだろうマジモンの妖怪が本当にいるなど誰も思ってはいない
といっても妖怪を放置する事も出来ないのは当たり前なので………

「はぁ〜もう沈めるか?こないだの金庫に詰めてオヤジさんには俺から言っとくから」

「斉藤!!今年に入って初いい事いったな」

「よ〜しじゃあ金庫に入れてついでにウンコもつめとこう」

「じゃあふたばちゃんいくよ〜 せ〜の〜」

ポチャ〜ン………ブクブクブク


かくして上野の平和はカラーズと街の少女達の手で守られたのであった



「言ったはずだ僕はキラほど上手くはないってな」






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■作者からのメッセージ
こんにちはキラくんです。
この短編はまだまだ初心者である自分が課題を決めて練習をする事を目的にしてます
一話完結しきで今回は日常的な感じをテーマにしました
今度は運命の翼でもやっているロボットの戦闘とかをテーマにしたいです
三ツ星カラーズは原作は未読ですが、アニメでめちゃハマって今回書いてみました
テキストサイズ:7940

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