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一話完結の短編でいろいろ練習してます 五人の勇者 (前編)
作者:キラくん・フリーダム   2018/02/23(金) 04:18公開   ID:gzt26Cb9qbY

 何もない荒野そこを疾走する一台のバギーをかけるのは
かつて宇宙と地球との間で起きた戦争を終結させた男ヒイロ・ユイその人だった
 行けども行けども何もない荒野を、どこを目指して走っているのだろうか
つい先にウイングゼロをデュオとカトルに送り付けたはずだったが………
そんな彼の前に一人の冴えないメガネ男子が呼び止めようと必死の両手を振っていた
しかしここの住人にしてもまたキャンプをしているにしても見るからに軽装と言うより手ぶらに見えた
 ヒイロはその不審なメガネ男子の前で車を停車させると彼が

「すいませんここってどこなんですか?なんで僕は見渡す限りの荒野に………」

まくしたてる様にヒイロに問いかけるメガネ男子は志村新八と名乗ったが彼もヒイロ同様に
自身に起きた事を理解出来ずにいる様だ

「………黎星刻。」

「ちょっとアンタどう見たって中華系じゃあないだろ!!堂々と偽名使うなよ」

 新八が名乗ったのに対して堂々と偽名を名乗るヒイロにツッコミを入れる
しかしヒイロはどこ吹く風と言った様子で気にもとめる様子は見られなかったが
何処に向かっているのかと言う点についてのみ察知した電波の元ととだけ答えた
 共に先程までいた場所とは違う場所にいた二人それはまるで神隠しだった

「でも本当に言ったここは何処なんでしょうね?と言うか神隠しにしてもなんで僕は手ぶらなんだ」

「お前には出来ない、俺には出来るそれだけだ」

 ヒイロがバギーと手荷物と武器がセットになているのに対し自分が手ぶらである事に不満を洩らす
唯一持っているのは腰の木刀ぐらいと魔王退治に召喚されたにしても不親切を超えて不公平もしも召喚者と会えたらな
キッチリと文句を言ってやりたいが、行くあてのない新八はヒイロの車に同乗させてもらう事にした

《荒ぶる風が全てをさらい粉々になるNaked my soul》

 コミニケションをとろうとする新八に対して無言のまま運転をするヒイロ
ただただバギーはオーディオから流れる音楽だけが流れるまま目的地に向かって進む
 そんな彼等に向かって何者かが光弾を撃ちつけてくる。襲撃者に呼ばれたのだろうか

「ちょっとこれなんなんですか?召喚して抹殺とか」

「……」

 突然の銃撃に完全にパニックになる新八だが、それを全く相手にすることなく回避を続ける
弾道をか完全に見切ったと言わんばかりの走行だが、襲撃者の銃の性能はそれを上回る
 数十分の逃走劇も前輪を破壊され回転と共に終わりを告げ二人をひっくり返した車体から
どうにか脱出すると、そこには赤とっ黒のバーコードを思わせるライダースーツの青年が銃口をみけながら
こちらに近づいて来る明るい髪色にいかにもモテそうな人相に新八の怒りとDTポイントが上がていた
 
「イテテェちょっとアンタいきなり狙撃とか何考えてんだ殺す気か」

「だったらどうする?侍ボーイ」

 危うく死にかけた新八の怒りをよそに全く聞く耳を持たない青年に新八は焦りを募らせる
彼が何者かも分からない状況だが、ニヤリと悪意しか感じない笑みを浮かべる青年
 だが新八は決して一人ではないヒイロに期待を寄せてっ彼を見る
あって間もないが常に冷静な彼ならと期待するも

「あんがい早かったな俺の死も………」   

 冷静に落ち着いて諦めているヒイロを見て顔面蒼白で鼻水を垂らす
こんなわけの分からに所で何もわかないまま自分が死ぬのかと悲痛な思いで走馬灯が
銀さんのせいでバイトを首になった事や神楽に殴られた事そして姉上の料理で生死を彷徨った事
 ってろくな思い出がないと自分に心の中でツッコミを入れている間に青年は引き金を引いた
まさに絶体絶命のはずがその弾丸が新八を捕らえる事は無かった

「誰だ?貴様は………バダンいやショッカーか」

「俺はアテナの聖闘士。ドラゴンの青銅聖闘士紫龍」

 二人を守ったのは紫龍と名乗る少年の腕に装着された盾だったが、至近距離で防ぎきる硬度
それに対し士は一枚のカードとバックルを取り出すとバックルを装着しカードを差し込んだ
ディディディケイドと言う音声と共に青年は仮面ライダーディケイドに変身すると紫龍に対し
 拳を放ったが、それをドランゴンの盾で防ぎつつもディケイドに右のドラゴンの拳を返し
両者の距離が一時離れる互いに警戒しているとディケイドはライドブッカーをガンモードに撃つ
 紫龍も盾で辛くも防ぐも離れていては不利だと回避しながら距離を縮めようとするも
ソードモードに切り替え拳と剣を激しくぶつけ合う聖闘士と仮面ライダーの激しい戦いに
あっけにとられる新八

「ふっどうやらお前が一番楽しめそうだな。何のために俺達をこの世界に呼んだ」

「どういう事だ?お前こそ冥王の先兵では無いのか?」

 噛み合う事のない彼等のやり取りにヒイロが回答を示す
この場にいる者の誰もが状況を掴めていない事も、そしてディケイドが言う俺達の達が何者でどこに居るのか言及する
その時だ空から純白の法衣の様な服を着た少女が舞い降りたのだ

「士さーん なにか分かりましたか?あ私達の他にも人が。はじめまして私高町なのはって言います」

 まるで天使の様な少女は現れるなり開口一番に自己紹介する。
偽名を名乗ったり襲ってきたりする者ばかりだったので安堵した様に新八も名乗ると他の皆も
あっけにとられたように彼女に対して自己紹介した

「ヒイロさんに新八さんそれに紫龍ですね。もう〜駄目ですよ士さんいきなり襲っちゃあ」

 満面の笑顔でヒイロ達にこたえたナノハは、ここで知り合い行動を共にしていた士をたしなめる
そして誰一人としてここがどこか知る者もなくそれぞれ別の場所でいたらしい
情報を交換し事態を打開しようとする五人だったが彼等を狙う影はすぐそこまで迫っていた
時を超え次元を超えて集った彼等五人の想いが運命になる事を誰も気付いてはいなかった
 


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■作者からのメッセージ
どうもキラくんです。
今回はタイトルに反して前編と後編を書こうと思います
今回は起承転結を意識して書きました。
前編では起承を書いております。
ガンダムパイロットと仮面ライダーと聖闘士と魔砲使いとDTの競演を楽しんでもらえたらと思っております。
よくある夢の競演だから………ではなく世界観の違いを巧く使えたらと考えてるしだいです。

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