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一話完結の短編でいろいろ練習してます 五人の勇者(後編)
作者:キラくん・フリーダム  [Home]  2018/06/09(土) 02:17公開   ID:fajTZGqWgIs
 これまでのあらすじ………
ある時それぞれの世界で日々を謳歌していたヒイロ、新八、士、紫龍、なのは
なぜか突如としてどことも知れない場所に召喚されていた
彼等はヒイロが持っていた(実は拾った)レーダーを頼りに謎の電波を発信する施設を発見し
この世界についての情報を得る………もっともそれが本当に正しいのかは分からないが


「さぁさこっちですじゃ あそこの洞窟が妖怪の巣ですじゃ」」

 妖怪退治を渋った新八以外のメンバーを妖怪の巣と称される洞窟にドクターゲロの案内の元
やって来た紫龍、なのは、士だったがいつの間にかヒイロの姿が消えている事に一同が気付く

「アイツにはアイツのやるべき事って奴があるんだろう?」

 ヒイロが消えた事に何ら心配する様子を見せない士になのはが何かを言いかけた時
一斉に洞窟の中からコマさんとジバニャンの大軍が押し寄せてくる
 それに対抗すべく紫龍達もそれぜれに戦闘モードに移行し妖怪達を迎え撃つ

 その頃一方研究所に残ったいた新八は、なにやらゴソゴソと研究所内を調べている。
壁や床をそして資料を収めた本棚から徹底的に調べる中で壁の一部が剥がれてタッチパネルが姿を現す

「よし!これでシャクティ達を助けらればヒイロ達も」

「………そうなったらどうする新八」

 秘密の通路の入り口を見つけて潜入をこころみようとする新八の後ろには銃を構えるヒイロの姿が
そこにはあった銃口は静かに新八に向けられていた
 彼を見据えるヒイロの冷徹な視線に焦りを見せる新八だったが、観念したのだろうか
ふぅ〜と息を吐くと視線を落とすもヒイロを真っ直ぐ見据えた新八が語り始めた

「もう隠す必要はないようですね………確かにヒイロさんの予測通り僕には別の目的があります」

 まるで今まで隠す必要があったかのような言い分に呆れそうになるヒイロ
そうまるで3年以上も様々なサイトで自演しいた恐い存在と出会ったときのような恐怖を感じる
だがそうしている間に新八は自らの顔を剥がしていく
 それは彼の顔を覆っていた特殊メイクであったその下から別の顔を見せる
茶色ががった髪色の少年はヒイロを見据えてウッソ・エヴィンと名乗る
そして彼からこの世界で起きた悲劇について説明される
 ウッソの世界もまたヒイロのいた世界同様に宇宙まで巻き込んだ大きな戦争があったという事
そしてその終結と共に平和が来るとも割れた矢先に別の次元から現れた忌むべき存在
 妖怪とそれらを連れて現れた一人の少年について話しは及んだ。
戦争が終結したばかりで疲弊した世界に降り立ったのが、その小ん年だけならそう問題は無かった
しかしあろうことか少年は妖怪を引き連れており共存を望んできた
 必然的に戦端が開かれた事を予想するのはそう難しくないだろう相手は妖怪なのだから

「それで奴らは僕達の街にも来てシャクティにジバニャンの………ヒイロさんも戦った猫妖怪です
そのジバニャンの頭を撫でろと無理難題を要求してきました」

「………妖怪の頭を撫でるなど人に出来る事ではない。出来る奴がいるとしたら………それは人を超えた存在だ」

 一応の納得をしたヒイロはウッソと共にこの研究所に捕らえられている人々の救助に協力する事にする
ウッソの話によれば少年の無理難題を拒絶した者達はここに、捕らえられているだけではなく
ヒイロ達同様に少年によって召喚された者も捕縛されていると言う

「アクセルシュート!!」

「廬山昇龍覇!!」

 ヒイロ達が研究所の秘密通路を発見した頃なのは達は無事に量産型の妖怪達を無事駆逐できていた
魔砲使いと聖闘士そして仮面ライダーがいれば妖怪など物の数ではなく紫龍となのはの二人は安堵していたが
ディケイドはパンパンと手を叩き一息入れると

「ここまではお前の計算通りか?ドクターゲロいや違うな誰だお前は………まさか鳴滝」

「違うな間違っているぞディケイド。そして貴様が私の正体を知る事は無い」

 ドクターゲロがこの世界を守ろうとする存在ではない事を見抜いたディケイドに対して
怯む事無くディケイド達に邪悪な本性を隠すことなく見せ始めるドクターゲロは宣言すると
ついに量産型ではない本物のジバニャンが姿を現す

「貴様等のデーターはすでに、そこの量産型との戦闘で得ている。故に貴様等にジバニャンを倒す事など不可能だ
それにこれまでにもお前等の様な輩を捕らえ贄として強化したアルティメットジバニャンだからな」

 明らかにこれまで倒してきた妖怪とは一味も二味も違うオーラを見せるアルティメットジバニャン
だが過去に海皇ポセイドンとも戦った事もある紫龍は脅えるどころか小宇宙を燃やし必殺の廬山昇龍覇を放つ
だがぞれを予測していたかの如くあっさりと回避するだけではなく

「見える………邪気が来たニャン」

 紫龍の攻撃を回避するだけではなくインビジブルを発動させ姿を消して後ろに回り込んでいたディケイドの射撃すら
完全回避しカウンターを決めるジバニャンに一同はいったん距離を置く

「大丈夫ですか?士さんいったいどうして」

「これがさっき言っていた異世界人の力か。未来予知か対透過能力かは知らないがコイツで」

 唯一飛空能力を持つなのはが上空に陣取るそして吹き飛ばされたディケイドは体勢を立て直しカードを出し
ベルトに入れると《カメンライドカッカッカブト》の機械音と共に別のライダーに姿を変える

「攻撃を読めていても躱せない攻撃がある事を教えてやる」

《アタックライド・クロックアップ》カードを入れるとディケイドは姿を消す否目にもとまらぬ速度で攻撃を開始した
同時に二人もそれに合わせるかのように連携攻撃に移った

 三人がピンチに迎えていた頃ヒイロとウッソは研究所の深部へと足を踏み入れていた
二人が最深部で見たものはドクターゲロとその手先の妖怪に捕らえられた人々を何かの液体につけ保管した装置だった
 彼等を助けようにも鉄格子によって行く手を阻まれていて手が出せない状況だがウッソもシャクティを目の前に
足踏みをしてもいられない鉄格子を解除する方法を考え始めていたがヒイロは無造作に鉄格子を掴むと軽々と捻じ曲げた

「……これでいいのか?ウッソ」

 ヒイロにそう問われたウッソは無言でうなずいた本当に彼はただのガンダムパイロットなのだろうか
そんな疑問を一時置いてシャクティをはじめ掴まっていた人を無事に助ける事が出来たこれでジバニャンもパワーダウンするはずだ
二人は手分けして彼等を救助していくこれで彼等の能力をジバニャンに悪用されずに済むはずだ
 
「みんなの救助も終わりました。ヒイロさん警備システムが復旧する前に逃げましょう」

「……了解した」

 二人は捕らえられた人を連れて安全な所への移動を始めた時だった研究所に大きな衝撃が走り
建物自体が大きな揺れに襲われたのだった何が起こったのかを知る為ヒイロは先行して秘密通路をかける
そこでヒイロが見たものは、自分が戦った者より巨大なジバニャンとソレと戦う紫龍、なのは、謎の戦士だ。
 ウッソの情報通りなら奴の力は強大………だがウッソの働きで彼等の力をもう使う事は出来ないはずだ

「ここはさっきの研究所か。こんなところまで吹き飛ばすとは何てパワーだ」

「だけど私達はまだ戦える!!全力全開ディバインバスター」

「ガキにそう言われ寝てはいられないか《アッタクライド・クロックアップ》」

 紫龍はドラゴンの盾で防ぎつつも、ここまで吹き飛ばすアルティメットジバニャンのパワーに驚くも
なのはが不屈の闘志で諦めずにいる。それを見て先読みをする相手にクロックアップで仕掛ける

「だから言ってるニャン見えるんだから無駄ニャ………見えないニャン」

 ニュウータイプ能力で余裕の回避をしようとしたアルティメットジバニャンだったがピキンと来ずに
ディケドカブトの攻撃を全身に受けた上になのはのディバインバスターを水月にまともに受けてゲロを吐いている
この気に乗じて紫龍の廬山昇龍覇がジバニャンの顎を粉砕する

「どういう事じゃ〜ジバニャンどうした?ハンマーじゃハンマーを使え」

 状況が一転してしまった事に動転するドクターゲロだった士達を捕らえて更なるジバニャンのパワーアップ
その計画がここに来て破綻し始めている。そこに研究所の窓からヒイロが飛び出し

「………お前の計画はすでに見切っていた。ドクターゲロいや天野景太」

 ヒイロの姿を見たドクターゲロに計画の破綻した理由を理解した。
士やなのはの様な能力のない物を侮っていた事の失策、何かを企んでいるとは思っていたが
どうせ妖怪の餌になるだけと侮った事を悔やむあまりに呆然としている所を撃たれ変身装置が破壊され正体を現す

「シャクティも他のみんなもヒイロさんとで、助け出したぞ!!妖怪と共存なんて馬鹿な野望を捨てて首を吊れ」

 研究所から助け出した人たちと共にウッソも来て力強く正体を現した天野景太に告げた
そして後ろにはウッソ達に救われた者もいて戦闘態勢に入っていた。
それに対抗するように天野景太もまた腕にした時計をいじるそれが妖怪を召喚するためだと皆知っていた

「役者はそろったという事か………妖怪ども決着の時だ」

 元のディケイドの姿に戻った士の声にヒーロー達と妖怪達その緊張が一気に高まりそして弾ける様に両者が激突した

「よくもやってくれたなガキが!!狼牙風風拳をっくらえ」

 天野景太によって捕らえられていたヤムチャが先陣を切って前面にいる妖怪達をボコボコにしていく
そして飛翔能力を持つなのはが空から魔力弾でUSPピョンやらコマさんを撃退していくが背後からせまる
コマじろうだったが、三角の赤い魔法陣がそれを防ぐ

「ヴィータちゃん!!」

「油断してんじゃねーぞ高町なのは!!いくぞアイゼン」

 系統こそ違うが同じように魔法を使うベルカの鉄槌の騎士ヴィータがなのはを守り
デバイスであるグラーフアイゼンによる打撃テートリヒ・シュラークでコマじろうを只の肉塊に変えた
士、なのは、紫龍、ヒイロに加えヤムチャにヴィータの協力で妖怪たちの駆除が佳境に入ろうとしていた頃

「俺っチの真の力を見せてやるニャン」

「そうはさせないよ〜ここから出ていけ〜」

「まったく何で俺が………異世界にまで来て荒魂退治なんかをハァ〜」

 アルティメットジバニャンによって空に現れた黒い時空の歪みから妖怪達に邪悪パワーが降り注ぎだした瞬間
ヤムチャたち同様にヒイロに救出された讃州中の勇者の乃木園子と長船の刀使である益子薫の二人がジバニャンを封殺する。
園子が変形させた槍の穂先でジバニャンを捕縛した所に薫が重い一発を脳天に入れて目を回せる。
このままではいたちごっこに、なるのは目に見えている謎の球体から妖怪達にエネルギーが送られているうえ天野景太による
とめどない召喚でむしろ敵は増える一方だこの状況を打開するには

「………このままではただの消耗戦だ。手分けをしてエネルギー体の破壊と天野景太の抹殺を同時進行させるしかない」

 ヒイロの提案に一同は大きく頷くと空のエネルギー体そしてそれを守るため上空にいるアルティメットジバニャンの破壊を飛空能力を持つ
なのはとヴィータが受け持つ事に残りで妖怪を掃討しながら天野景太を探し始末する方向になるも

「………ウッソお前も空に上がれ。研究所で見つけたあれがあれば問題ない」

 そうそこにあった物はRx−79−2ウッソの世界において伝説的モビルスーツしかも展示品だった物をウッソの時代の技術で
修復強化された飛空可能なモビルスーツこれで空に上がれる人員が増えた事で作戦を決行する
その瞬間に園子が声をあげた「満開」と勇者の切り札である満開をここで使う決断で空戦線力の先頭をその戦船で行く
その左右を追従するかの如くなのはとヴィータがそしてガンダムに乗るウッソがアルティメットジバニャンと邪悪エネルギーを目指す

「まだ抵抗する気かお前等!!無駄なんだよヒーローだからって………」

 今もって諦める者が出てこない事に焦りを覚えた景太は声を荒げる。
これまでこの世界でも抵抗する勢力はあったが妖怪と言う恐怖に心が折れ景太に屈してジバニャンの頭を撫でていったと言うのに
ヒーローとしての矜持を貫こうとするのか屈することなく戦い続けているディケイドが景太の言葉に返す言葉を発する

「確かに俺達はヒーローって奴なのかもしれないだが………ヒーローだから妖怪を倒すんじゃない!妖怪を倒す奴ソイツをヒーローて呼ぶんだぜ」

 ヒーローだから妖怪を倒すのではなく妖怪を倒す者そのすべてこそがヒーローだと説く
その言葉に勇気と言う炎を燃やす者達は一斉に妖怪達に攻撃を開始した
彼等は天野景太そしてジバニャンを倒し最大級の平和を世界にもたらす事が出来るのであろうか………


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■作者からのメッセージ
 パスワードを紛失してしまったキラくん・フリーダムです。
一度別の名前で投稿しましたが戻せました。
本当に間が空いたうえ後編事体が前半と後半でかなり空きました
前半部は中編の後すぐで後半部は昨日ですから
結局のところ俺の戦いはこれからだ的なってしまったけど(笑)
テキストサイズ:10231

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