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マブラヴ 転生者による歴史改変
1話
(マブラヴオルタネイティヴ)
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 そして、願わくば死亡確定などというふざけた予言をぶちこわすことができますように。
 おれは胸にその思いを抱き、同年代の少女へと声をかけることにした。

 なるべく子供っぽくと意識しながら、やはり女の子へと声をかけるのには勇気がいった。
 前世を含めても、もともと異性は苦手だった。こちらから声かけしたことなど一度さえない。
 その上前世を含めると30近い精神的な年の差があるのだ。
 今は同い年だとはいえ、ロリコン、幼女愛好者などの蔑みの声が聞こえてくるような気さえする。

 「よ、よう。おれ、隆也、立花 隆也ってんだ。おまえなんていう言う名前なんだ?」

 「ふぇ?」

 まりもがきょとんとした顔でこちらをみた。
 栗色のふわふわした髪がかわいらしいどこかおっとりした女の子。
 おれが改めて間近で見た神宮司まりもに抱いた印象がそれだった。

 ひねりも何もない、いや子供らしいといえばそうなんだが、そんな声かけで二人の仲は始まった。
 そう、それこそがおれの持つ『因果律への反逆』の発動条件だとは知らずに。

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作者: ぜんくう◆7RWKYcvP01c (ID:********)
投稿日:2012/07/07(土) 14:44
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