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俺の片目は戦争兵器
正義と羞恥心
(オリジナル)
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 「ただし、その子をきちんと家に帰してね」      
 この人って何げに優しいのかな?       
 「バイト台は、明日に二日分渡すから」      
 「ありがとうございます」       
 俺は急いで更衣室で着替えて女の子を家に帰すことにした。     
 「君、名前は何て言うの」    
 「かどうでら みことって言うんだよ」       
 「家どこか分かる?」      
 みことは天を見て考え始めた。      
 「う〜ん・・・・・・どうなんだろ」       
 俺が知るかよ。         
 「ちょっと待ってろ」      
 俺はポケットから携帯を取り出した。       
 『どうしたの菊?』      
 『顔の広いお前に聞きたいんだけど』      
 『顔広くないわよバーカ!』        
 明夏に電話を切られた。     
 あと一人、当てになるのは。       
 『なんだね蝉島くん』      
 『かどうでらって知ってる?』      
 『・・・・・・蝉島くん、なぜその名前を?』      
 『今、俺と一緒にいる女の子がさー』      
 『やめとくんだ、関わらない方が良いよ』      
 『なんでだ・・・・・・』          
 「大丈夫ですか! お兄さん!」       

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作者: 青木 (ID:********)
投稿日:2016/02/04(木) 17:34
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