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マブラヴ 転生者による歴史改変
4話
(マブラヴオルタネイティヴ)
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「う、うん」
たんじゅ、もとい、純粋なまりもはすぐにおれの言うことを聞いてくれた。
まあ、『思考制御』のおかげもだいぶあるだろうけどな。
これらの能力のことは簡単には説明してあるが、詳しいことは説明していない。
何せまだ小学生だ。詳しくし説明したところで完全に理解できるとは思えない。
詳しい説明は、もうちょっと知力があがってからだな。
かたや瞑想しつつ、かたやほかのことを考える。『並列思考:LV2』の恩恵だ。
ちなみに両方の思考を瞑想状態にすると、効果が1.5倍になることが実証済みだ。2倍でないところが意外とせこいな。
もちろんまりもには、すべての思考を瞑想に向けるようにいってある。
『気制御』のためには、武術系、しかも精神制御に重きをおく流派の修行が必要になってくる。
これについても効率のいい方法を探さないとな。
運命の日まであと19年。果たしてどこまで出来るのか、どこまで抗えるのか。
そしておれが運命に抗うことでこの世界にいかなる影響を与えることになるのか。
それが他の不幸の上に成り立つ選択だった場合、おれはその重責に耐えられるのか?
すべては未来の話。確定していないおぼろげな蜃気楼。
いまこのひとときは、それを忘れよう。
手の平から伝わる温もりを守るため、ただそれだけのために。
それだけを胸に。
おれはすべての思考を瞑想に没頭させた。
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作者:
ぜんくう◆7RWKYcvP01c
(ID:********)
投稿日:2012/07/07(土) 14:48
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