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白猫・プロジェクト・アーマード・コアとドワオな日々
第1話「赤いから3倍という訳では無い」
(アーマード・コア×白猫プロジェクト×ゲッターロボ)
フラン「今日は雨でござる……」

ナインボール『だからって私の頭に乗るな』


今日は雨……とりあえず暇で仕方がないのか、フランはナインボールの頭にぶら下がっていた……そのせいか頭が傾いている。


因みにアジトの中なのだが……どういった訳か、四次元ポケットみたいに何でも入るようになっていたので5メートル以上あるナインボールも簡単に入れた


???「そうよフラン。ナインボールも困ってるわよ!」


その足元で叫ぶのは白猫のキャトラである。なぜ喋れるのかははっきりしていない。


ナインボール『それに、今の私はOSの環境適応作業中だ……メインシステム停止する』


そう言いナインボールは膝をつき動かなくなる。


フラン「赤いのだから3倍の速さで終わらないのでござるか?」

弁慶「赤いから3倍ってどこの世界でも言われてるんだな……」

キャトラ「あ、弁慶。何持ってるの?」

弁慶「コイツはナインボールとかに使う特殊な機械だ。作動動作に使うんだ」


やってきたゲッターチームの弁慶がナインボールに何かを差し込むのを見て、邪魔をするわけにもいかず2人は移動することにした。


キャトラ「別の世界の人はいっぱい見てきたけど、アイツらは凄いわね・・・魔法は無いけど機会技術や体術は桁違いに強いもんね」


初めて会って話を聞いた時にはとても驚いたのは今も覚えている。人類が宇宙へと飛び出して宇宙全体をかけた戦争に明け暮れて、その中の人類軍の最終戦力である三人が来たことは肝を冷やした。

更にナインボール等の自我を持つ世界を滅ぼし焼き尽くす鋼の巨人……アーマード・コアとそのパイロットたちの存在、それはこの世界が平和すぎたことを改めて実感させられた。


フラン「キャトラ殿、それを井の中の蛙と言うでござるよ!」

???「その通りだな」

キャトラ「ギニャ!?ちょっとジャック驚いたじゃない!」


背後から声をかけてきたのは二m以上はある大男であるジャック・Oだ。彼はアーマード・コア《 フォックス・アイ》のパイロットである。特徴なのはその頭に機体の頭パーツのクリケットと呼ばれる頭を常に被っている事だ。前から見ると興という形にも見えるので興頭などと呼ばれるそうだ。


ジャック「済まないな、カニカマをやろう」

キャトラ「チャラにしてあげるわ!」


ジャックは頭が良いから人心把握はお手の物である……その為常になにか持ち込んでいる。


フラン「ジャック殿は赤いから3倍とか考えたことはあるでござるか?」

ジャック「藪から棒になんだ?まあ警告色にもなるから効果はあるんじゃないか?」

フラン「そうでござるかー」

ジャック「そういえばソフィは見なかったか?」

フラン「ソフィ殿?見てないでござるが……もしかしたら雨の中散歩をしていると思うでござるよ」


ソフィとはこの島に滞在している氷の国の次期女王であり、氷の国以外を知りたいということでこの島にやってきて定住している少女である。雨などを見たことがなくカルチャーショックが多いため出かけるのが好きなようだ。


ジャック「そうか、済まないな」

キャトラ「なんでソフィを探してるの?」

ジャック「昨日の夜に飛行島の地形について教えてくれないかを頼んでな、約束の時間になったから探していたのだ」

キャトラ「なら、私たちもついていくわ!」

フラン「私も先に飛行島に来ているから役に立つでござる!」


この後、外でソフィを発見した3人はトラブルに巻き込まれるがそれはここでは語るべきではないだろう……
作者: 変態技術者 (ID:********)
投稿日:2016/03/09(水) 13:25
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