創作活動のススメ/SS編
目次
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第1回『基本的な事柄』
執筆:黒い鳩さん
代表作品:機動戦艦ナデシコ〜光と闇に祝福を〜
第2回『書き始める前に』
執筆:ガルフさん
代表作品:黒い王子シリーズ
第3回『クロスオーバー』
執筆:ハマシオンさん
代表作品:MARS INPACT
第4回『構成を練ろう』
執筆:空乃涼さん
代表作品:闇が深くなる夜明けの前に
第5回『ラストを考える』
執筆:EFFさん
代表作品:麻帆良に降り立った夜天の騎士
第6回『モチベーションの維持』
執筆:ガチャピンαさん
代表作品:戦国BASARA3
第7回『再構成物の書き方』
執筆:チェインさん
代表作品:逆理のフレイムヘイズ
 
第7回
『再構成物の書き方 チェイン流』


【はじめに】
SSのガイドラインを書くことになりましたチェインです。
一応最初に言っておきますが、私自身まだSS書き始めてまだ1年もたっていませんし、あくまでも私自身の書き方ですのでその辺をご了承ください。
では、ガイドラインの方に入っていきましょうか。



【第一段階】
まずは自分のSSの元になる原作を選びましょう。
当然自分が読むまたは見るなりしてるものがいいですね。
と、まぁこれは当たり前ですね。
そして、原作を選んだはいいが次に何をすれば良いかわからないという人は、自分の書きたいSSの設定を考えて見てはいかがですか?


(例)私のSS、逆理のフレイムへイズのですが・・・・参考程度にどうぞ。

本作の主人公
坂井悠二
"逆利の裁者"ペルペオルのフレイムヘイズ、"因果の繰り手"(インガノクリテ)
フレイムヘイズであるが、その力を宝具タルタロスで隠し普通に人間の生活を続けていた。
とある事件でベルペオルと出会いフレイムヘイズのと契約を結ぶ。

本作のヒロイン
逆理の裁者ベルペオル
元≪"仮装舞踏会"(バル・マスケ)≫の三柱臣(トリニティ)と呼ばれる幹部であった。
だが、とある事件で坂井一家と出会い悠二とフレイムヘイズの契約を結ぶ。
坂井悠二の中の内なる王で、悠二にだけ過剰なまでの愛情を示す。


と、まぁこんな感じです。
設定を考えるのは、再構成物のSSとしては一番楽しい作業だとおもいます。
自分の好きなキャラを自分の好きな用にカスタマイズしてあげる感覚で追加設定みたいなことをする感じですね。
他にもキャラクターだけではなく、その作品に出てくる特殊能力なども自分のオリジナルの物を考えたりもできるので楽しいですよ。



【第二段階】
そして、次にすることはやっぱり自分が作品にする原作をじっくりと読む、または見る事ではないでしょうか。
もちろん、自分でSSにする程の原作なのでもう何度も読んだって人もいるかもしれませんが、執筆を始める前にもう一度読んでみましょう。
そしてこの読み直しの段階で漠然に読むのではなく、自分のSSでこう持ってきたいななどと考えながら読むといいでしょう。
(もちろん、自分のSSオリジナルの設定なども自分の頭の中で考えながら読んでみてください)



【第三段階】

この第三段階は第二段階で読みながら自分でこう持ってゆきたいなと思ったものを箇条書きにしてみましょう。
それがすみましたら、原作の時系列などと照らし合わせて自分で考えたイベントをそこに挟み込むみたいな感じで順番通りに並べてください。
これでたぶん。物語の構想などが固まってきて書きやすくなっている状態だと思います。(あくまでも私視点ではそう思います。)



【第四段階】
ここでいよいよ私は書き始めます。
この時、一番私が注意して心がけているのは、自分の頭の中で描いた構想を多くの読者によりわかりやすく伝える事ですね。
もちろん、作者自身の頭の中には物語の映像があり自分では満足のいく話の流れでありましても、読者の頭の中にはそれが無いわけですから、白紙状態である読者の頭に、自分の物語をわかりやすく描ける様に描写してあげることを心がけましょう。



【第五段階】
以上の事を踏まえて書き終えた後は、自分の作品の見直しを心掛けましょう。
案外、自分で書いていて気づかない間違いは多いものです。
上のような事を書いている私も更新するたんびに読者の皆様方から誤字を見つけましたと指摘を受けます。
今回は大丈夫だろうと五回ほど読み直しをした後にも指摘を受けたことがあるので誤字は結構どこかに潜んでると思いますよ。

以上。私からのガイドラインとしてはこれ位ですかね。
後は、そうですね……私なりのSSのコツ?というか物語考えた方みたいな感じのを書いときます。



【私なりのSSを書く時のコツ?】

SSで読者が一番感情移入しやすいのはやっぱりと主人公だと思います。
まぁ多分どの小説ないしSSでもそうだとは思いますが……
なので、主人公の立場になって書いてみるってのもいいと思いますよ。
例えば、このヒロインにどう接したいとか、ヒロインからどう接して貰えたら嬉しいとかですね。
それができれば逆にヒロインの立場になって考えて見るのも重要です。
主人公にどう接してもらいたい、主人公に自分はどう接したい。
もちろん、主人公やヒロインだけにあらず、各キャラクターそれぞれにいえることです。

後は、自分の思い描くSSの物語を自分の頭の中で映像化してみることが一番大事だと思います。
(自分の頭の中でアニメ化する感覚ですね。)
これができれば、第四段階で書いていることも割りと楽に描写できると思います。

これら上の二つの事を気に留めながら書くことで、物語やキャラクターに深みがでてきてより魅力的なお話になると思います。
(あくまでも私としての意見です。)



執筆:チェイン
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