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長き刻を生きる 第十一話『覇道の出会いと雪の開戦』
作者:大空   2008/12/29(月) 21:39公開   ID:pvRzxLKX1pg

 愛紗達は太公望が不機嫌な事を、恐る恐る問い尋ねた。
 帰ってきた言葉は、あの会議の馬鹿らしさであり、当然如く愛紗は怒る。
 干吉が調査に向わせている暗部の者達からの報告待ちとなるが……恐らく開戦には間に合わない。
 既に調査に向わせている暗部が生還できるとは、太公望と干吉は考えていない。
 神が支配する巣窟から帰ってこれる確立など『それこそ支配さている』からだ。
 太公望も期待はせずとも、暗部の帰還を待つばかりで袁紹の無能振りにストレス(心労)を溜めるばかりだった。


「失礼する!」


 太公望がこれからの行動を書き上げようとする矢先に、その声は現れ、天幕内に居る全員がその声の主を見る。
 その声の主はかの曹操、凛と自然と立っているだけにも関わらず、既にその風格を漂わせている。
 そしてその両脇に立つの長身の女性が二人。

 一人は夏侯惇・魏が抱える破山の大剣である女傑。

 もう一人は夏侯淵・同じく魏が抱える神弓である女傑。

 そしてこの二人は姉妹であり、曹操の懐刀であり、腹心である。

「我が主、曹孟徳が関将軍に用があって参った、関将軍はどこか!」

 大声で愛紗を呼びつけけて来る。
 軍議の件で不機嫌になっている愛紗にとって、それは火に油を注ぐ行為に等しい。

「いきなりやって来て、人を呼びつけるとは失礼であろう!」

 知り合いでもない者にいきなり呼びつけられて、愛紗もいきりたってしまう。
 しかし愛紗の怒りを前にしても、三人は一切動じない所を見れば、やはり大物と言えるだろう。

「……お前は?」

「太公望軍が一の家臣にして! 天龍が剛爪の関羽! 貴様にお前呼ばわりされる由縁はない!」

「貴様だと!? 私を愚弄するか!」

 両者完璧に喧嘩越しで、そして既に臨戦態勢に突入してしまう。
 青龍刀を握る力は増し、対する大剣の柄に手が伸びてしまっている。
 衝突を避ける為に、両者の主は自分の腹心に自制を促す。

「落ち着け愛紗」
「春蘭(しゅんらん)、止めなさい」

 その言葉一つで、二人の戦闘体勢が解除される。
 だがそれでもその眼は今だ相手を射殺さんと、凄まじい睨みをしている。
 そんな睨みの真っ只中、曹操は悠然と行動を開始し始める。

「初めましてと言うべきね、関羽、私の名前は曹孟徳、いずれは天下を手に入れる者よ」

 傲慢ではなく、純粋に可能かもしれない理念。
 彼女にはそれを可能な出来る程の才知と実力、更には部下を持っている。
 不滅の忠義と不屈の理念を抱え、純粋に彼女に付従い共に戦いぬく仲間が。

「貴方の武名は音に聞く度に惚れ惚れするわ、理想に殉じ戦を駆け抜ける黒髪の戦乙女」

 撫で回すかのような言葉に、愛紗の怒りは冷め上がり、少したじろぐ。
 このような言葉を堂々と放つならまだしも、言葉の奥にはまた別の目的が見え隠れてしているのだから。

「美しいなどと軟弱な……」
「美しいからこそ、人は価値を持つの……ブ男なんて存在価値もないわ」

「なッ!?」

 突然、自身が忠節を誓う男をブ男呼ばわりし、馬鹿にされたのだ。
 愛紗の冷めていた怒りの炎が再び燃え上がるが……当の本人は何の反論もない。
 まるで哀れむ者を見るかのような視線で曹操を見ている。

「……あら? ご本人は反論もしないのかしら? 哀れむのはご自分ではなくて?」

「馬鹿らしい」

 そう言って太公望は変化の術を使う、内心で怒り始めている曹操など無視して。
 自身が考えうる最高の美女に変化し、その場にいた全員を驚愕させた。
 あまりにも美しい銀色の長髪・凹凸をしっかりと持った肢体・整った顔つき・纏う服まで変えて。


「千年の時を生きるワシに……もう姿形など意味をなさん
  醜くとも、生きる事の美しさなど『命』は平等に持っておる
  十数年ほどしか生きておらぬ小娘が、知った風に口を利くな」


 美しい姿にも関わらず、声は元の太公望のまま。
 だがその姿に惚れぬ男……そして劣等感などを抱かぬ女など存在しないだろう。
 太公望は周囲の静寂を無視して、元の太公望の姿に戻る。
 あまりの美しさに、曹操は目的を変えかねない自身に驚きつつも、本来の目的は見失わない。

「……話を戻すわ、名を語って多くの者を騙す貴方みたいな下賎な輩に、関羽は相応しくないって事よ」

「……ワシの部下を引き抜くとでも抜かすつもりか?」

「そう、関羽……私のモノになりなさい」

 悠々と引き抜きを宣言する曹操に、関羽は驚愕するが、太公望は一切関与しない。
 理解はしていた、両者の全てにおけるその差を。

「優秀な人材、充分な精兵、潤沢な軍資金、この3つを自由に使って、貴方の理想を実現させなさい私のモノになるのならばそれを許しましょう」

 愛紗も沈黙してしまう。
 確かに、魏に赴けば自身の理念を達する事への苦労や苦悩は消えてしまう。
 周囲の仲間も、自国と魏の差を知っているからこそ、何も言わない。

 ―――だが、返答など

「愛紗は失ってはならぬ我が左腕、悪いが引き抜く気ならばワシを倒してからにするべきよ
  もっとも……この場にいる全員がワシの宝にして我が身体の一部、決して奪われてはならぬ者達よ」

 愛紗が返答を決めた時、太公望は愛紗と曹操の間に身体を割り込ませてから、述べた。
 愛紗にとってそれはどんな褒美よりも嬉しい言葉であり、自身の主が自分を見てくれていると認識させてくれた事。
 その背中はとても大きく、頼もしいモノであった。

「……貴方には」

「我は主の左腕! ご主人様と共に理念と理想を掴んでみせる!」

 高らかに宣言する愛紗、それに陣内の太公望側の人間は安堵してしまう。
 曹操の甘美な現実を前にしても揺るがぬ信念を見せ付けられ、誰もが愛紗に対して更に信頼を置く。
 そして誰もが失ってはならぬ宝と謳ってくれた事に、更に信頼を置くのだ。

「無礼なっ! 華琳(かりん)様に何たる口の利き方だ!」

 夏侯惇も、内心に秘めていた怒りの炎が燃え上がってしまう。
 せっかく主から愛されている事を知れた愛紗は、至福の時を汚されてしまい、これまでに無い程怒りの炎を燃やす。
 もうお互いが発火剤の役割を担い合ってしまっている以上、両者がぶつかってしまえば火災ではすまない、大炎上だ。

「我が想いを図れずして侮辱したのはそちらだ!」
「問答無用! 華琳様を侮辱する者は全て斬り捨てる!」

 両者が武具を構えるよりも早く、太公望の風が場を制す。
 見えない大気の刃が、四方から魏の三人を狙い、あえて動けぬようにこれに気付かせる。
 愛紗には軽い平手打ち、理由は『少しは落ち着け』との事にして。

「全身に刃を突きつけながらの交渉とは……卑怯ね」
「なんとでも言え、我が宝は何があっても守りきる……主もお主の腹心達の心配をしたらどうだ?
 上の人間が”あれ”な以上、おそらく無傷での帰還はあるまい……ワシ等は適当にいなすがのう」

 曹操もそれに関しては同意らしく、フッと小さく笑う。
 そして夏侯惇に納まるように命を出し、主の命とあっては従わざる得ない故に、その殺気を納める。
 太公望も殺気が治まったのを確認すると、刃を消して、彼女等を解放し愛紗に詫びの言葉をかけながら頭を撫でる。
 
「まぁ上が”あれ”ではその言葉も重みを持つものね」

「幸福と不幸は隣合せであり、身近だからこそ輝きを持つ、一寸先の未来が見通せない以上、死もまた隣合せ
  昨日今日まで笑い合っていた仲間が・家族が死ぬなど……この戦乱へと向いつつある世には珍しくはなかろう」

「……それは千年間での経験かしら?」

 太公望は突然上着を脱ぎ始めるが、太公望の服は極端に露出が少なく、顔以外はまったく露出していない。
 だからこそ、その身体に抱えているおびただしい数の戦傷を誰にも見せる事無く過ごす事が出来ていた。
 
 鍛えられている上半身だけでも凄まじい数の戦傷に、全員が驚愕してしまう。

 切り傷・肉が引き裂けた跡・今だ消えぬ打ちすえられた打ち傷と数を数得れない。


「この一つ一つが、ワシの不甲斐無さ故に死していった者達の傷跡、親友を失策によって死なせ仲間を死なせた
  護るべき王の深手を負わせ、帰るべき仙人の故郷を崩落させ、一国を滅ぼしかねない失策もした
  族長でありながら一族を護りきれず、親兄弟を失い復讐の道に投じた哀れな人間の末路
  ワシは決して有才でも万能でもない、千年の経験すらこの無様を増やすばかりよ
  お主も気をつける事よ……死と不幸はいつも『命』の隣に存在するのだから」


 傷跡と共に語られるのだから、重みがない訳では無い。
 これを軽いなどと言える人間は、無知かそれ以上の存在だけであろう。

「しっかりと胸に刻んでおくわよ太公望……だけど関羽に関しては諦めないわ」

 その再度の挑発に、太公望は上半身裸体のまま、愛紗を抱き寄せる。
 当然の如く愛紗は狼狽するが、抱き寄せた本人はまったく無視。

「小娘風情がワシを出し抜けるとでも?」
「……天意は私にある」
「天の御遣いに対して天意のぅ……そのようなモノは幻想よ」

 太公望の言葉は冷たい、幻想の一言が現実に思える程重い言葉。
 曹操は最初に会った時ほど敵意を出す訳でもなく、むしろ何処か親しい人間に対するモノが見え隠れしていた。

「春蘭、秋蘭(しゅうらん)、用は済んだわ…帰ります」
「…ハッ」
「御意」

 そう言って二人の腹心を連れて天幕から出払う直前だった。

「太公望と呼べは良いのよね」
「いかにも」

「…………せいぜい私のモノになるまで、家族を傷つけない事ね」

 そう言って曹操は天幕から出払っていった。

(お主も、その大切な家族を死なせぬようにの)

 嵐が過ぎ去り、抱き寄せていた愛紗を離す。
 愛紗も顔を真っ赤にしながらも、曹操に対する悪態を述べ始めてしまう。
 
「まったく何なんだあの曹操と言う女は!」

「曹操もだけど、一緒に来ていたおねーちゃんたちも強そうだったのだ」
「……曹操さんは、男嫌いの女好きで有名な方ですから愛紗さん狙いなんでしょうね」
「気持ち悪い事を言うな朱里! 冗談ではない!」
「愛紗はモテモテなのだ」

「雲長さんったら羨ましいわね? だってご主人様に抱き寄せて貰えたんだから」

 雪の一言で、その場の怒りの矛先が変更されてしまう。
 曹操から太公望へと……羨ましさと傷に関する心配事に。

「そうなのだ! 望兄ちゃん傷が凄いのだ!」
「そっそうですよ! はわわわわッ、そんな傷聞いてませんよ!?」
「医者としての見立てなら並みの人間なら傷の蓄積で今頃、墓の中ですよ」
「どんな激戦すればそんなに傷だらけになれんだよお前は」
「いやはや、流石は我等の主、誇り高いお方です」

 それからもう太公望は、傷薬を探され無理矢理傷口一つ一つ、丁寧に塗られてしまう始末。
 愛紗に至ってはまだ、太公望のその鍛えられ傷だらけの身体に抱き寄せられた現実に赤面している。
 伊達に比類ない激戦を駆け抜けた人物ではない、その傷口は塞がっていても一生跡の残るものばかり。
 特に左腕の……かつての戦いで切り落とされ、仙人の技術によって修復された傷口に関しての問いただしは厳しかった。

(皆……ワシはこの妙な世界で元気にやっておるぞ?)

 無言の問い掛けが、誰かに届く事はない。


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 太公望軍の陣を後にした曹操は、部下の二人の不機嫌に対して少し上機嫌だった。

「幸福と不幸は隣合せだからこそ輝く…ね」
「華琳様を小娘扱いとは! 太公望許すまじ!」
「落ち着け姉者、あの戦傷はどれも本物……恐らく戦の経験ならば我等は足下にも及ばないだろう」

 部下二人の悪態に対して、曹操は本当に少し上機嫌だった。
 その様子に部下二人が決して興味を持たない訳では無い。

「華琳様…ご機嫌がよろしいのですか?」

「不思議な男、何処か父上を思わせる奴で…中々肝の据わった男ね」

 史実において曹操は、宦官の父親を怨みながらも尊敬していた。
 その大きな要因は、彼が曹操に対する資金援助の説である。
 曹操の父親は自らの生活を切り詰め、家具や官位を金に換えて子供の背中を後押しした。
 それを後に知る曹操は父親へと態度を変え、勇名になった自身の宮廷へと招くも道中賊徒に父親を殺されてしまう。
 これに曹操は怒り狂い、後に伝わる大虐殺の引き金となってしまうのだ。

「……華琳様?」

「それに変化の術で見せたあの美しい姿……あの姿のまま屈服させて私の虜にさせてくれるわ」

「「なっ!?」」

 曹操の男性嫌いはかなり有名であり、その為か彼女の部下は女性ばかりである。
 そんな彼女が男を欲するのだから、腹心である姉妹の驚きも無理はない。
 終始上機嫌のまま、曹操はゆっくりと自身の陣へと帰還する。


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 太公望の傷口に薬を塗り終わる頃合に、また来客が来る。
 だが太公望軍の妙な空気に入れずに居たのだが、大男の方がズカズカと入り込む。

「失礼する、馬騰軍大将の馬騰だが……太公望殿は」


「―――黄飛虎?」


 太公望の口から自然とその名前が漏れ出た。
 渋いオジサンとしか言い表せないその整った顔つきに、その巨体(史実では1m90cmもあったと言う)。
 だが目の前の男は、かの西方の雄の馬騰であり軍事の責任者武成王こと黄飛虎ではない。

「黄飛虎と言えば武成王殿の名前、いやそのようなお方のワシのお顔は似ておられるか」
「……瓜二つよ、恐ろしいほど」

 その言葉に馬騰は何も言わない、ただ太公望の口ぶりから何かを察しての事。
 そしてその後ろから栗色の髪をポーニーテールに纏めた少女が現れる。

「こちらのお方は?」

 薬の始末をしている雪が問い尋ねた。

「この親父の娘、アタシの名前は馬超さ、宜しく」
「貴方が、かの錦馬超殿か」
「貴方とか錦馬超はよしてくれ、普通に馬超とでも呼んでくれよ」

 照れくさいのか、頭をかきむしりながらそう言う。
 随分と気さくな人物で、誰でも親しみを持てる感じである。

 ただ……この場の誰もが思う事が一つ


『絶対に母親似だ』と


 そう思いながらも口には出さず、それぞれが自分の名を名乗っていく。
 既に親しい人物になりつつあり、もし友軍に引き込めるならば彼だろうと、太公望の内心では決まっていた。
 この戦への参戦には、諸侯の中から仲間に成り得る者達を見つける事であるのだから。

「とりあえずワシ等の配置についての伝令だ」
「その為にワザワザ大将たる貴方が訪れなくとも」

「我等騎馬の民の祖先を見てみたいと思ってな」

「感想はどう思うかのぉ?」

 傷だらけの上半身を晒している太公望は、悪戯にそう問い尋ねる。
 それに関して馬騰は鼻で笑って一言。

「娘の婿殿にしたいと思った…纏う百戦錬磨の覇気は隠せんしな」

 娘婿の言葉に、何故か馬騰ではなく太公望に怒りの視線が集中してしまい、貧乏くじを引いてしまう。
 恐らく馬騰も計算済みであり、隣で真っ赤になっている馬超の猛抗議など聞く耳持たずである。
 父親とはかくも身勝手なモノであり、子供に大きな影響を与えていくモノだ。

「とにかく! アタシ達は前曲、太公望軍は後曲に廻されるみたいだな」
「前線に出れんのは不服だが、兵を悪戯に消耗しない方が大切よ」
「袁紹さんにしては助かる配置ですね」
「あの女子はいかん……あれは長くは持つまい」

「「「それには同感」」」

 会議に出席していた面々にとって、袁紹の無能振りには同感せざるを得ない。

「前線に行く以上、あの城砦と決戦になる……死ぬな」

「西方の騎馬は死す事はない、それは貴方が良く知るだろう?」

 二人の大将は鼻で小さく笑う。
 それは自分達の騎馬への絶対的な自信であり、誇りである。

「まだ配置の通達が済んでいないから、アタシ達は行くよ」
「共に戦えないのが残念だ」
「何、貴公らは後ろからワシ等の駆け抜ける様を見ておけばよいだけよ」
「凄い自信なのだ!」

 そうして二人は太公望軍の陣地から出てく。
 曹操達の時とは違い、全員が好印象を持っていた。

 ただし、娘婿の事柄に関しては凄まじく不機嫌だった。

「流石太公望様、モテモテですね」
「お前……どっかで女たらし込んでないよな?」

「そのような事は断じてない!!」

 力強く断言しても、女性陣からの疑いの眼は晴れない。
 心の中で太公望は号泣していた……滝が出来てしまう程の号泣を。


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 そうして全軍が指示された配置への移動を開始する。

「装備が不足してるなら…有り余ってそうな袁紹さんの所から盗ってしまいしょう」

 朱里の発言は即座に賛成され、袁紹軍の武器庫からそれとなく武器を奪い、太公望軍の装備は一気に充実する。
 西洋ではボウガンと呼ばれる弩・秀麗な騎馬隊・猛将達に鍛えられた精兵の兵士達の布陣。
 その様に弱小勢力と呼ばれる程の弱さは存在しない。
 少ないからこそ素早く行える行動は、どの軍よりも素早い。
 そして全軍の配置が終了する。


「前曲前進! それに続き左翼・右翼の部隊も前進! 水関を突破しますわよ!」


 雄叫びと共に大兵力が要害へと突撃を開始する。

 地の利を活かした重厚長大の要塞から、一斉に矢の雨が降り注ぐ。

 それすら諸共せず、兵士は城砦へと殺到する。

 そして空より降り始める白い雪。


「また血が流れる」


 太公望の小さな嘆きは誰にも聞えない。

 ただ開戦を告げる雄叫びと悲鳴が聞えるのみ。

 その眼は前曲で戦い始めた曹操と馬騰を見据え続ける。





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■作者からのメッセージ
ソウシ様
ご感想ありがとうございます!
操る価値もないと言う事ですよ……袁紹は
自分は公孫賛応援主義なんで……苦労人万歳です
そして始まる激戦の幕開け
ソックリさんはまずは黄飛虎、となれば次は……
これからも応援宜しくお願いします!!
テキストサイズ:13k

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