愛紗「では、軍議を始めます。」
慶次「じゃ、近況報告からだな。」
一刀「で、どうなんだ?」
愛紗「はい、黄巾党は公孫賛と退治しているようです。」
桃香「えっ公孫賛が、」
慶次「二人って知り合いなのかい?」
鈴々「桃香お姉ちゃんは、公孫賛の昔のがくゆ〜なのだ」
多分、鈴々は学友という意味はしらないのだろう。
慶次「次は俺だな、黄巾党の首領が分かった。首領は、張角と言うらしい。その下に張宝、張梁の三人だ。闘い慣れはしていないらしい。」
一刀「よく調べたな。慶次」
慶次「ま、簡単だったけどな。」
鈴々「で、これからどうするのだ?」
桃香「公孫賛を助けに行きましょう。」
愛紗「ふむ、わかりました。他のご主人様、慶次様、鈴々はどう思います。」
一刀「俺は言いと思う」
一刀に続き、頷く慶次と鈴々
慶次「で、どのくらいで着くんだい?」
愛紗「半日あれば、いけると思います。」
一刀「よし、今から出陣だ。準備はどの位かかる?」
慶次「そんな事だと思ったぜ、もう昨日で準備満タンだ。 後は俺達の準備が整えば出発できる。」
桃香「すごいですね。」
愛紗「では、出発は一刻後ということで、軍議を終わります。」
それから、解散した一刻後、一刀、桃香が率いる琢郡は出発したのだ。
太陽は空高く上がっていた。
夜になり、公孫賛の陣に着いた。
兵「公孫賛様、劉備玄徳というものが軍を連れて逢いにきたといっていますが、どうしましょうか?」
公孫賛「桃香が、よし、通せ、」
桃香「白蓮、久しぶり、元気だった?大丈夫?」
公孫賛「ああ、なんとかね、でもあんたまだ、街の統治しかしてないなんてねぇ。私は、もう魏や呉と並んでてもおかしくないと思ってたんだけどね。 で、そこにいるひとたちは?」
桃香「この人たちは、右から関羽、張飛、天の御使いの北郷一刀さん、そして、そのお友達の風来坊の前田慶次さん。 この前の黄巾党の退治に協力してくれたんだ」
それを聞いて公孫賛は一刀を足の爪先から頭まで見つめる。
公孫賛「へ〜あんたが、あの天の御使いねぇ。あたしは公孫賛よろしく、北郷。」
一刀「ああ、よろしく。」
?「公孫賛殿、どうかしたのか?随分と騒がしいが、」
すると、声の方向から髪を一本に束ねた少女がやってきた。
公孫賛「ああ、趙雲か。紹介しよう、前に話した、学友の劉備だ。」
桃香は趙雲に少し会釈をする。
趙雲「で、そちらの方達は?」
愛紗「我が名は関羽字名は雲長よろしくな趙雲殿」
鈴々「鈴々は張飛なのだ。」
慶次「俺は前田慶次。慶次と呼んでくれ、そしてこいつが天の御使いの・・・」
一刀「北郷一刀だ。よろしく、趙雲さん。」
趙雲「趙雲でよい、なるほど貴方が天の御使いか。」
慶次「まっ自己紹介はここまでにして、軍議でもしようや。」
一刀「そうだな、公孫賛、あなたの所の兵数は、こっちは七千と言う所だが。」
公孫賛「こっちは八千しめて、やく一万五千か。」
こうして軍議は、長い話し合いとなり、ようやく終わったのだ。
慶次は一足早く抜け出し、木の上で酒を飲んでいた。
趙雲「おお、慶次殿、そんな所で酒とは変わってますな」
慶次「趙雲か、もう軍議はおわったのかい?」
趙雲「ああ、先ほど終わったばかりだ。」
慶次は酒を持ったまま木から降りた。
慶次「どうだい、一緒に飲まねえかい?」
趙雲「では、お言葉に甘えて。」
酒を飲みながら慶次は趙雲に聞いた。
慶次「あんた、客将だってな、兵から聞いたよ、公孫賛に仕える気はねぇのか?」
趙雲「あの方は、無理だな、この乱世を収めるのは、この乱世を収めるのは、貴方の軍だと思いますぞ。」
慶次はふっと笑う。
いろいろと話した後、趙雲は少しその場で酒を飲み去っていった。
翌日。
慶次は桃香と一刀の護衛にまわった。愛紗、鈴々は敵と交戦中。趙雲といえば一人で黄巾党に突撃してしまった。
兵「街の住民の避難完了しました。」
公孫賛「そうか、ご苦労、一先ず一安心だな、北郷。」
慶次はその場で横になっている。
桃香「ん?あれ、なんでしょう。人のように見えるけど。」
一刀「あれは、人だ。逃げ遅れたんだ。慶次助けにいくぞ。」
慶次「あいよ、寝てる場合じゃないってね。いくぞ、桃香、一刀」
慶次は超刀を持ち、桃香、一刀の後を追った。
人のいる場所まで行くとそこには二人の少女とお年寄りがいた。
老人「お譲ちゃんたち私の事はいいから、先にお逃げなさい。」
少女「いやです。」
少女「そうです。朱里ちゃんの言うとおりです。お婆さん頑張って。」
老人「やさしいねーお譲ちゃん達は」
そんな話をしていると複数の黄巾党がやってきた。
少女「はわわわわわ」
少女「あわわわわ」
敵「よう、有り金だしな。」
切り掛かろうとする男に慶次が割り込んだ。
慶次「なんだい、あんた等はこんな少女やご老人を殺そうとするなんて。そういや
あんた等前にあったな。」
敵「うわってめーは!!」
敵三人は驚く
慶次「一刀、桃香は三人を少し離れたところへ」
一刀と桃香は少女達を連れ少し離れた所まで行く。
慶次「さてと、たのしいね〜」
敵「かまわねえーやっちまえ」
慶次に襲い掛かる敵。慶次は超刀を鞘に入れた状態で闘う。
数分後、敵は逃げていったのだ。