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真・恋姫バサラ無双 大切なモノ
作者:鳥鳴き島の蝙蝠   2009/02/03(火) 14:29公開   ID:jNbIpJXFUtU
村はまさに、壊滅状態。民は逃げ出していた。そこに剣を構える男が一人。
若い男だった。

「これ以上、俺の村を荒らさせねーぞ!」

「へっ、剣もロクに扱えねぇのになにいってんだよ」

男はギリギリで剣をかわす、けど時間の問題だった。それはあっという間に男は剣を折られ絶対絶命だった。

その時、松風に跨り、超刀を振り回す慶次が黄巾党を倒したのだ。

慶次は、松風から降り、男の下に駆け寄った。

「なんだお前は、奴らの仲間じゃないようだな」

「ああ、あんた達を助けに来た。 それと、あんたは良く頑張ったよ。かっこよかったよ。 よっしゃーーー後はこの、前田慶次に任っせな」

男は慶次に礼を言うと皆の方へ逃げていった。

「なんだ?てめえは?殺されたいのか?」

「お前等には、用はねえ、お前等の頭だしな。」

「何だと、てめえなんか俺等だけで十分」

黄巾党の残党達は剣を慶次に向ける。 慶次は超刀を鞘に入れた状態で、闘った。

「なんだこいつ強いぞ!!」

逃げる者もいれば、向かって来る者も居た。

「たくっ、懲りない連中だね」

黄巾党の一人が立ち止まってる。

「あいつはもしかして、この間の、化け物。 お、おい、逃げろ殺されるぞ、俺等が束になって勝てる相手じゃねぇ。」

そんな男の言葉を無視して、男の仲間は、慶次に立ち向かっていった。


「ふぅ〜一丁上がり。 あっと、心配ねぇよこいつ等、気絶してるだけだから。
さて、あんた等の頭の所へ案内してくれるかい?」

男は言われるがまま、慶次を案内した。

「よ〜。あんたが頭か? 何で逃げる民を殺した? 逃げる奴を見逃したって、罪にはならねぇよ。」

「ふん、知った事か。」

その言葉にキレた慶次は鞘を抜き頭の喉元寸前で止めた。

「いいか?これから、この村を去れ、今すぐだ。」

「は、はい。 おい、お前等逃げるぞ。 早くしろ。」

そういった後に黄巾党の残党は、逃げ始めた。

一刻ほど経つと、村人も戻ってきた。

戻って来た村人は何度も慶次に礼をいった。 慶次は当然の事だと皆にそう言った。

数日後、村の修復と慶次のお礼の為に祭が行われた。

慶次はある店で、飯を食べている。そこに、助けを頼んだ少年がやって来た。

「お兄ちゃんありがとう。 お兄ちゃんって、強かったんだね。」

慶次はご飯を飲み込み。

「おうよ。 家族が無事でよかったな。」

少年は、ニッと笑うと家族の元に帰っていった。

祭が終わると慶次は村人の盛大な見送りの中、旅を続行したのであった。

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