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IS インフィニットストラトス〜黒騎士は織斑一夏〜 第十四話
作者:AST   2012/07/14(土) 00:00公開   ID:GaMBFwOFFuY
 
 ____強さとは何なのか?
 
 ____俺にとっての強さは心の強さだ。自分がどう在りたいかを思う事だ。
 
 ____どう在りたいか?
 
 ____そうだ。力は手段に過ぎん。それを何の為に使うのか理解しているか?とも言えるな。
 
 ____…理解しているからお前は強いのか?
 
 ____俺は強くなど無い。ただ自分が護りたい物を護ろうとしているだけだ。
 
 ____護りたい物……
 
 ____護るべき物を持つ奴は強い、どこまでもな……
 
 ____そうか……
 
 ____だから、お前の事も護ってやる。
 
 その言葉に胸が熱くなるを感じながら彼女の意識は覚醒していった。
 
 
 
 
               第十四話
 
 
 
 
 『トーナメントは事故によって中止となりました。ただし今後の個人データの指標とする為______』
 
 誰かが学食のテレビを消す。
 事件の後、教師陣から事情聴取を受けた一夏は現在ラーメンを食べながら、シャルと話していた。
 
 「シャルの言った通りになったか…」
 
 「そうだねぇ。あ、一夏、七味取って。」
 
 「ん。」
 
 「ありがと」
 
 当事者である筈の二人は何時も通りだった。
 
 ただ、一夏は斬られた左腕に包帯が巻いてある。
 
 「ふむ、此処の食堂は料理の質が高くて参考になる。……む?」
 
 一夏が周りを見ると、一夏とシャルの食事あ終わるのを今か今かと待っていた女子達がひどく落胆している。
 
 「………優勝…………チャンス……消え……」
 
 「交際………無効………」
 
 「うわああああああああああん!!」
 
 バタバタバタ――――――――――ッ!と数十名が泣きながら走り去っていった。
 
 「何だったんだ……?」
 
 「さあ?」
 
 “そんなに優勝がしたかったのか……向上心が高いな……”
 
 と、一夏はある意味正解であるが、的外れでもある事を考えていた。
 
 そして、その場に取り残されていた箒は呆然としており、口から魂が抜けている様な感じだった。
 
 とりあえず一夏は彼女の傍まで寄ると、先日の返事をする事にした。
 
 「そういえば先日の約束だが」
 
 ピクッと反応する箒
 
 「付き合っても良いぞ?」
 
 「ほ、本当か!?本当に本当なのか!?」
 
 即座に再起動して一夏に詰め寄る箒。その様子は宝くじに当たった人間の様な感じである。
 
 「ああ、買い物ならな……」
 
 その言葉にビシッ!と箒が固まる。
 
 「か、買い物……なら?」
 
 「ああ……まさかとは思うが、鈴の様にアレも交際の申し込みか?」
 
 「_______ッ!!?」
 
 ボヒュ―――――――――ッ!!!と箒の顔が真っ赤に染まる。
 
 それはそうだろう。殆ど人が居ないとはいえ、二人きりでも無いのに“あの言葉は告白か?”と聞いているのだから。
 
 そして、それを人前で簡単に認められる程、箒や鈴は素直では無い。
 
 「そ、そそそそそそ、それはだな……その……一夏と久しぶりに出かけてみたいと思って……」
 
 嗚呼……悲しきかな、恋する乙女の心
 
 「……そうか、ならば何処へでもついて行こう」
 
 箒がそこで“一生ついて来てくれ!!”とも言えば何か変わったかも知れない。
 
 「では、決まり次第知らせる。」
 
 そう言い残して箒は去って行った。
 
 「一夏って、わざとやってるんじゃないかって思う時があるよね」
 
 ハァ…と溜息つきながらシャルが箒に同情する眼で呟いた。
 
 「どういう意味だ?」
 
 「さあね。自分で考えてみたら?」
 
 そう言ってシャルは不機嫌そうにぷぃっとそっぽを向いてしまった。
 
 “……ふむ、告白かどうかは本人に確認したしな……”
 
 やっぱりイマイチ乙女心を理解していない一夏だった。
 
 そこへ真耶が現れた。
 
 「あ、織斑君にデュノア君。ここに居ましたか。さっきはお疲れ様でした。」
 
 「そちらこそ、ずっと手記で疲れたりは?」
 
 「いえいえ、私は昔からああいった地味な活動が得意なんです。心配には及びませんよ。なにせ先生なんですから」
 
 やたらに“先生”の部分を強調して言う真耶に“地味な活動が得意って…自分が地味だって言っている様な物だぞ”と心の中でツッコむ一夏
 
 「……何ですか?」
 
 「いや、なんでも」
 
 「そうですか、それよりも朗報です!!」
 
 グッと拳を握りしめて言う真耶のガッツポーズ。
 
 “意外とこの教師、リアクションが大きいな”と思いながら一夏は真耶の言葉に耳を傾ける。
 
 「なんとですね!ついについに今日から男子の大浴場使用が解禁です!!」

 「それは嬉しい事だ。」
 
 いつもの調子で返す一夏だが、声が嬉しそうである。
 
 ある程度、一夏を理解してきている真耶もそれが分かった。
 
 「じゃあ、早速二人はお風呂にどうぞ。今日の疲れも肩まで浸かって百数えたらスッキリですよ!」
 
 真耶の“二人で”という言葉に一夏は気づいた。
 
 シャルはまだ男子で通している為に別々に入るのもおかしい。
 
 かといって、見るだけなら大丈夫でも一緒に入るのは……
 
 「どうしたんですか?ほらほら、二人とも早く着替えを取りに行ってください。大浴場の鍵は私が持っていますから、脱衣所の前で待っていますね。」
 
 真耶はそう言って行ってしまった。
 
 「シャル…」
 
 「う、うん…困った……ね。と、とりあえず…着替えを取りに行こうか」

 「ああ……」
 
 疲れた様な声で返事をした一夏は腹を括るしか無かった。
 
 “俺は黒騎士《ニグレド》。俺は黒円卓第七位『鋼鉄の英雄《ゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲン》』だ。この程度どうという事は無い”

 そう思いながら、着替えを持って大浴場に入る一夏。
 
 “その時の表情はまるで死地に赴く戦士の表情だった”と、後に真耶は語っている。
 
 
 
 
 カポーンとお馴染みの音が聞こえた気がする。
 
 
 
 
 そんな事はどうでも良いとして、一夏は充実した設備の大浴場に満足しながら湯船に浸かっていた。
 
 シャルが先に入っていいよと一夏に言ったので、それに甘える事にしたのだ。
 
 「ふぅ……」
 
 漏らした声からは満足げな様子が窺える。
 
 “露天風呂で酒が有れば最高だったのだが…………”
 
 そんな事を想う一夏は正にオッサンそのものだった。
 
  眠そうな表情でいて満足そうに笑みを浮かべながら体をグデ〜ンとさせている一夏。
 
  もし今の一夏を箒や千冬が見たら何と言うだろうか?
 
 するとカラカラカラと脱衣所の戸が開く音がしたが気にも留めなかった。
 
 ピタピタピタと濡れたタイルを歩く足音まで聞こえる。
 
 それでも尚、気にも留めない一夏
 
 普段なら絶対に有り得ない程の事である。
 
 「お、お邪魔します…」
 
 「……………!?」
 
 ジ〜〜〜〜ィと湯気の向こうから現れた声の主を凝視してから、ボ〜ッとしていた脳が現状を理解するまで数秒の時間を要した。
 
 何とシャルが薄手のスポーツタオル一枚でやって来たのだ。
 
 “何…だと…?”
 
 完全に油断し切っていた所で起きた予想外の事態に流石の一夏も固まってしまう。
 
 そうなるとシャルのボディラインや肌の色まで見えてしまう訳で…
 
 「あ、あんまり見ないで……一夏のえっち」
 
 少し恥ずかしそうな潤んだ眼で、そう言われた一夏の心が揺らいだ。
 
 簡単に言えば萌えた。
 
 「す……スマン」
 
 一夏は人生で初、言葉をどもりながら言った。
 
 見るのは大丈夫な筈なのに、グルン!と即座に向こう側を向いた一夏
 
 「……何故、ここに?」
 
 「僕が一緒だと……イヤ……?」
 
 「別に嫌では無い」
 
 不安そうに放たれたシャルの言葉を即座に否定する一夏
 
 “まだまだ俺も若いと言う事か………”
 
 自分の事ながら今更気付く一夏_____マキナ
 
 「ねぇ……一夏」
 
 「何だ?」
 
 「話があるんだ。大事な事だから、聞いて欲しい」
 
 「分かった……」
 
 シャルにそう言われては一夏も向き合うしか無いと思ったが
 
 「は、恥ずかしいからそのままでいいよ」
 
 そう言われたのでそのままである。
 
 「その……前に言ってたことなんだけど」
 
 「学園に残るという話か……」
 
 「うん。それでね……僕」
 
 「?」
 
 「嬉しかった。シャルル・デュノアで無く、シャルロット・デュノアを認めてくれた事が嬉しかった」
 
 「そうか……」
 
 一夏は余計な事を言う事も無く、そう返すだけだった。
 
 すると背中をシャルが触れたと思ったら、一夏は後ろから抱きしめられた。
 
 「一夏が守ってやるって言ってくれたから、僕はここに居たいって思えるんだよ?」
 
 「お前の力になれたのなら、それで良い」
 
 一夏はぶっきらぼうにそう返した。
 
 ある意味での照れ隠しである。
 
 「ふふっ、ありがとう一夏。それと二人きりの時はシャルロットって呼んでほしいな」
 
 「分かった。シャルロット」
 
 「うん。」
 
 とても嬉しそうな様子のシャルロット
 
 そこで一夏ははたと気づいた。
 
 シャルロットは自分を背中から抱きしめている。
 
 お互い湯船に入っているから一糸纏わぬ姿
 
 そして背中に感じる二つの母性の象徴は彼女が無意識に身じろぎする度、ふにょんふにょんと背中で形を変えながら、その柔らかさを余すことなく伝えてくる。
 
 更にはその二つの頂点が背中に擦れて、僅かに硬くなっている事まで感じさせてくる。
 
 そしてソレが擦れる度に、気持ちいいのか“んっ……あっ……はぁ……”と悩ましげな声まで聞こえてくる。
 
 流石の一夏も雄としての本能が反応しない訳が無い。
 
 一夏は箒を押し倒した時の様に見るだけで大して触れていないのならば問題は無い。
 
 しかし今の場合は違う。
 
 まず萌えさせる事で精神の防壁にヒビを入れる。
 
 そして密着する事で一気に防壁を崩しにかかる。
 
 止めに背中を胸で擦り快楽の声と胸の蕾を感じさせる二重攻撃

 触れれば流石の一夏も反応するのに、怒涛のコンボ攻撃まで喰らったマキナ一夏は追いつめられた。
 
 “……落ち着け、俺のデウス・エクス・マキナ。こういう時は戦友を思い出せ。ロートス、ツァラトゥストラ、凄く一撃必殺だ。”

 と、いつも通りの表情をしながらも一夏の脳内はこの様な状況であるから、彼がどれだけ焦っているかが分かるだろう。
 
 「とりあえず、この体勢でいられると色々と不味い」
 
 「あっ、うん!そ、そうだね!ぼ、僕、先に体と髪を洗っちゃうね!!」
 
 シャルロットもやっと自分の状態を理解したらしく、慌てて離れると湯船から上がった。
 
 「こ、こっち覗いちゃ駄目だよ?」
 
 「覗かん」
 
 「そ、そうだね。ゴメンね………覗いても別に僕は……」
 
 最後にシャルロットが何かブツブツ言った様だが、一夏には聞こえなかった。

 一夏は湯船に浸かりながら………
 
 「……………危なかった。」
 
 心底安心したかの様に呟いた。
 
 一夏のナニが危なかったは読者の判断に任せるとしよう
 
 
 
 
 翌日
 
 「シャルロット・デュノアです。皆さん、改めてよろしくお願いします。」
 
 ぺこりとスカート姿のシャルロットが礼をするを一夏は無言で見ていた。
 
 「ええと、デュノア君はデュノアさんでした。という事です。」
 
 その言葉と共にクラスメイト達が騒ぎ出す。
 
 「え?デュノア君って女?」
 
 「おかしいと思った!美少年じゃなくて美少女だったわけね!」
 
 「って、織斑君、同室だったから知らないなんて事は…………」
 
 「ちょっと待って!昨日って確か、男子が大浴場使ったわよね!?」
 
 クラス中の女子達の視線を受け、一夏はいつも通りのポーカーフェイスでやり過ごそうとした。
 
 そこへ一組のドアが轟音と共に開いた。
 
 「一夏ァァァァァァァァァァァァッ!!!」
 
 そこへ登場したのは鳳鈴音。

その表情は烈火の如く怒りに満ちている。

彼女から放たれる怒気は歴戦の猛者たるマキナ一夏に冷や汗を流させるものであった。

「死ねェェェェェェェェェェッ!!!!!」

鈴がISアーマーを展開、それと同時に両肩の衝撃砲がフルパワーで放たれる。

“_________これは死んだな”

そう思いながら迫りくる砲撃を前に一夏の脳裏に走馬灯が浮かぶ

不覚にも防御どころか身動き一つ出来なかった一夏

恐るべし、乙女の怒り。

ドドドドドドドオンッ!という着弾音が響き渡った。

「ふーっ、ふーっ、ふーっ!!」

怒りの余り、鈴が肩で息しているのが分かる。

その姿はまるで毛を逆立てて怒る猫のようだ。

“何故、俺は生きている?”

一夏が改めて確認すると、一夏と鈴の間にラウラが割って入り、ISを展開させていた。

おそらくAICで衝撃砲を相殺したのだろう

「……………………」

「助かった。感謝するラウラ……もう直ったのか?早いな」

「コアはかろうじて無事だったからな。予備パーツで組み直した。」

「そうなの______むぐっ!!?」

唐突にラウラに胸倉を掴まれ引き寄せられた。と思いきや________

一夏は彼女に唇を奪われていた。

「___________________!!!???」

その場にいた一人を除く全員が唖然としている。

あの一夏でさえも固まっている。

唯一人シュライバーは必死に笑いを堪えているが………

「お、お前を私の嫁にする!決定事項だ!異論は認めん!!」

「………嫁?…婿ではないのか?」

「日本では気に入った相手を『嫁にする』というのが一般的な習わしと聞いた。故に、お前を私の嫁にする」

“何か間違えているぞ……”

そう言おうとする前に

「あっ…あっ……あ…………」

鈴がぱくぱくと口を動かしている。

“これは………不味い”
 
一夏はビシバシと危険の予感を感じる。

「アンタねぇぇぇぇぇっ!!」

再び向けられる衝撃砲

「待て、冤罪だ。」

「アンタが悪いに決まってんでしょうが!全部!絶対!アンタが悪い!!」

「理不尽だ……」

話し合いは通じないと理解した一夏は即座に後ろの出口から撤退しようとする。

その瞬間、一夏の鼻先をレーザーが掠める。

「ッ!?」

「ああら、一夏さん?何処へ行くんですの?私、お話しなくてはならないことがありまして。突然ですが急を要しますの。おほほほほほほ………」

一夏が振り向いた視線の先にはISを展開したセシリアの姿が。

“塞がれた!?”

ならば、と窓から脱出すべく駆け出す。

今度は目の前に日本刀が突き立てられた。

「……一夏、貴様どういうつもりか説明してもらおうか?」

「待て、冤罪だ。」

「問答無用!!」

斬りかかって来る箒の剣から逃げるべく距離を離すと、誰かにぶつかった。

「むっ?」

「……………………」

それはニコニコと笑顔を浮かべたシャルロットだった。

ISを纏ったその手には通称『盾殺し(シールド・ピアース)』と呼ばれる六九口径パイルバンカー『灰色の鱗殻(グレー・スケール)』が

「弁解の余地は?」

「ないよ♪」

ちらりとシュライバーの方を見ると腹を抱えて大爆笑していた。

そして一夏の視線に気が付くと

“……………………逝ってらっしゃい”

親指を立ててグッドラックされた。

“今日が俺の命日か……”

爆音と轟音で黒騎士の意識は刈り取られるのだった…………






黄金の獣ことラインハルト・ハイドリヒは恋人同然の女性、織斑千冬と一緒にいた。

「久しぶりだな。千冬」

「ああ、お前も変わらないな、ラインハルト」

「私は卿とまた逢えた事で嬉しい。」

「ああ、私もだ。」

だが、ラインハルトはすこし残念そうな表情で言う

「しかしだ。卿と語りあいたいのだが時間が足りない」

「お前は組織のトップなのだから仕方ないだろう?」

やや拗ねた様に言うラインハルトを千冬は宥める。

「そうだな。卿が私に聞きたい事はカールの事であろう?」

ラインハルトは千冬を見据えて言う

「ああ、奴の所在は掴んでいるのか?」

「否だ。黒円卓ですらカールの居場所は掴めん。篠ノ之束は分からんが」

「アイツか……聞いては見たが居場所を突き止めた所で何も出来ないと言っていた。」

「つまり篠ノ之束はカールを所在を知っていると?」

「おそらくな」

ふむ、とラインハルトは考え込む。

“黒円卓ですら掴めぬカールの所在を知っているのならば、確実にカールと手を組んでいるか”

ラインハルトは数刻前まで話していた詐欺師の事と兎娘の事を考える。

“ともすれば、篠ノ之束もまた永劫破壊の術式を持っているだろうな”

彼女の保護、捕獲は厳しいものになるだろうと予想できる。

「しかし奴の目的は一体なんだ?」

「さあ、私にも分からん。時が来れば分かるだろうが……」

お互いに今一つの情報が足りなかった。

「そういえばだ。」

「何かね?」

千冬は少し顔を赤くしながら言う。

「その、臨海学校が終わったら休暇が取れるんだが……」

「その時期ならば私も休暇が取れる。」

千冬は嬉しそうに続ける。

「そうか、なら一緒に祭りに行かないか?」

「祭り?」

「ああ、篠ノ之神社で催される御盆祭りだ。日本の祭りは初めてだろう?」

未知の体験が出来ると聞いてラインハルトは嬉しそうな表情で答えた。

「実に楽しみだ。是非とも行きたい」

「なら良かった。」

デートの約束をしたラインハルトは千冬にキスをして部屋を出て行く。

「ではな、『勝利の戦女神(ブリュンヒルデ)』」

「またな、『愛すべからざる光(メフィストフェレス)』」

黒円卓第一位と黒円卓第四位代行はお互いの道を行くのだった………
漢字読み


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■作者からのメッセージ
ここでビックリ、千冬姉は第四位代行だった!

ついでにオマケとして思いついたの

クラリッサ「日本に行くのならこれをどうぞ」

ラインハルト「ハルフォーフ、これは?」

クラリッサ「日本の誇るべきOTAKU文化です!!」


獣殿鑑賞中


ラインハルト「ふむ、萌えというのは奥が深いものなのだな」

クラリッサ「ええ、これこそ日本の新しい文化です。」

ラインハルト「そうか、卿には感謝する」

クラリッサ「いえ、閣下にそう言って頂けるのであれば十分です」

こうして誤った方向へと突き進む獣殿
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