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遊戯王GX 正直者の革命 第十二話 過剰戦力 (変形は変形でも歪めるという意味が強いらしいから英語ではMorphtronic)
作者:レプラ◆23VAxH8p.bY   2012/08/16(木) 15:33公開   ID:COM0Ehm5TwM
「しっつれいしま〜す。鮫島校長、いらっしゃいますか〜?」

「おや、旭君ではありませんか。何かありましたか?」

「はい。実はですね............サイバー流、ぶっ潰しに来ました〜」
 
 その瞬間、世界が凍りついた。

                   



「失礼します」

「よ!カイザー。元気してる〜?」

「......鮫島校長、どのようなご用件でしょうか」

「おいおい、無視かよ。まーだ怒ってるのか?用があるのはこっちなんだが」

「お前が?」

「ああ。サイバー流、ぶっ潰そうと思って」

「......どういう意味だ」

「そんな睨むなって。今度I2社から、サイバー・ドラゴンとかを出そうと思ってな。で、サイバー流とか何とか言って粋がってる絶滅危惧種な奴らが邪魔でな。
 鮫島校長と話し合った結果、デュエルでサイバー流の未来を決めることにした。俺が勝ったら取りつぶし。師範代が勝ったら永久不干渉。お前は立会人だ」

 後から文句言われたくないからな。



「「デュエル」!」


「先攻は私が貰おう。ドロー。私はカードを二枚セットし、ターンエンド」

「俺のターン、ドロー。スタンバイ、メインフェイズ。俺は手札からディフォーマー・モバホンを、守備表示で召喚」

「守備力100?」

「なめるなよ?更に、俺は手札から、魔法マジックカード 機械複製術を発動。自分の場の攻撃力500以下の機械族モンスター一体の同名モンスターをデッキから特殊召喚する。デッキから二体のモバホンを、攻撃表示で特殊召喚」

「攻撃力も100......何をするつもりだ?」

「めちゃくちゃ愉快なことだよ!
 攻撃表示のモバホンの効果を発動。攻撃表示のモバホンは、1ターンに一度、サイコロを1回振って、デッキの上から出た目の枚数分だけカードをめくり、その中のレベル4以下のディフォーマー1体を特殊召喚することができる。出た目は......3 。俺はデッキから、D・ボードンを、攻撃表示で特殊召喚。
 更に、もう一体の攻撃表示のモバホンの効果を発動。出た目は4 。D・ラジカッセンを特殊召喚。
 そして手札から、永続魔法 マシン・デベロッパーを発動。俺の場に存在する機械族モンスターの攻撃力は200ポイント上昇」

「それでも、攻撃力の合計は2700 。何が狙いだ......」

「狙い?そんなもんねぇよ。普通に攻撃するだけさ。
 っと、忘れるとこだった。守備表示のモバホンの効果を発動。1ターンに一度、サイコロを1回振って、デッキの上から出た目の枚数分確認して元に戻す。うわ、1かよ。しょっぱ。まあいい。バトルフェイズへ移行」

「ならば私は、メインフェイズ終了時、永続トラップ サイバー・シャドー・ガードナーを発動。このカードは、相手のメインフェイズ時に発動でき、発動後モンスターカードとなる。そして、このカードを攻撃対象とした相手モンスターの攻撃宣言時、このカードの攻撃力・守備力は相手攻撃モンスターと同じ数値になる。
(私のもう一枚の伏せカードは、通常罠 バイロード・サクリファイス。このカードは、自分の場のモンスターが戦闘によって破壊された場合、手札から サイバー・オーガ1体を特殊召喚するカード。これでこのターンの攻撃は凌げる。)」

「そうかそうか、そりゃよかったな。D・ボードンの効果で、攻撃表示のこのカードが存在する限り、俺の場のディフォーマーはダイレクトアタックが可能なんだけどな」

「何!?それが狙いか!」

「モバホン2体、ボードン、ラジカッセンでダイレクトアタック」

「くっ......」

鮫島:6000→3300(300×2+700+1400=2700)

「これで終わりと思った?甘い甘い。D・ラジカッセンの効果。攻撃表示のこのカードは、1ターンに二度の攻撃が可能だ。再びラジカッセンでで、ダイレクトアタック!」

「ぐぁぁっ」

鮫島:3300→1900

「俺はカードを二枚セットし、ターンエンド。そしてエンドフェイズ時、サイバー・シャドー・ガードナーは再びセットされる。
 やっぱり時代遅れの流派だな。弟子といい師範代といい、たいしたことない」

「なめるな!私のターン、ドロー!私は手札から、魔法マジックカード ライトニング・ボルテックスを発動。手札一枚をコストに、相手の場の表側表示モンスターを全て破壊する!」

「おっと危ないでも残念。カウンター罠 ディフォーマーバリアを発動。自分フィールド上に表側表示で存在するディフォーマーを破壊する魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する。さらに自分のデッキからディフォーマーと名のついたカード1枚を手札に加える。デッキから、D・パッチンを手札に」

「くっ......ならば私は、手札から、サイバー・ドラゴンを特殊召喚。このモンスターは、相手の場にのみモンスターが存在する場合、手札から特殊召喚できる。さらに手札から、死者蘇生を発動。墓地から、サイバー・オーガを特殊召喚。そして手札から、サイバー・エスパーを通常召喚」

「さすが師範。この状況から3体のモンスターを召喚するとは」

 手札使い切ってるけどな。

「バトル、私は「俺はこのタイミングで、手札のガジェット・ドライバーの効果を発動。このカードを手札から捨てることで、自分の場のディフォーマーの表示形式を任意の枚数だけ変更できる。俺は、俺の場のすべてのディフォーマーを守備表示に変更。
 さらに、D・ボードンが守備表示で存在する限り、このカード以外の俺のディフォーマーは、戦闘では破壊されない」む、ならば、サイバー・オーガで、D・ボードンを攻撃!D・ボードンの守備力は1800 。サイバー・オーガの攻撃力は1900 。よってD・ボードンは破壊され、ディフォーマーの戦闘破壊が可能になる」

「マシン・デベロッパーの効果。場の機械族モンスターが破壊された時、このカードにジャンクカウンターを2つ乗せる」

「サイバー・エスパー、D・ラジカッセンを攻撃!」

「D・ラジカッセンの守備表示の効果を発動。1ターンに一度、ディフォーマーへの攻撃を無効にする。バトル・リバース!」

「ならば、サイバー・ドラゴンで再びD・ラジカッセンを攻撃」

「ラジカッセンの破壊により、再びマシン・デベロッパーにカウンターが乗る」

「くっ、私はこれで、ターンエンド」


「こ、これほどの猛攻を、たったモンスター2体の消費で凌ぎきっただと!?」

「すげーだろ。しかも、次のターン、俺の勝利は確定している」

「な!?攻撃力300のモンスター3体でどうやって勝つつもりだ!?。モバホンの効果で大量展開でも狙うつもりか!?」

「そんな運任せなことするかよ。
 いいか、まず、俺の場のマシンデベロッパーの効果だ。このカードを墓地へ送ることで、ジャンクカウンターの数以下のレベルの機械族モンスター一体を自分の墓地から特殊召喚できる。ジャンクカウンターは4溜まっている。つまり、レベル3のD・ボードンを蘇生できる。
 そして、D・バリアによって手札に加えたD・パッチンの攻撃力1200のモンスター。つまり、100×3+500+1200=2000だ。鮫島校長の残りライフは1900だから、俺の勝ち」

「くっ、なるほど、確かに、私の負けですね。見事なデュエルでした。旭君」

 
 さて、というわけで..................ここからは、ファンサービスの、楽しい楽しいオーバーキルの時間でーす!




「俺は、三体のD・モバホンの効果を発動。面倒だから一気に処理するぞ。サイコロを3つ振ってっと。出た目は2、5、6。よって、デッキの上から六枚確認して、そのまま元に戻す。
 そして、三体のモバホンを攻撃表示に変更。効果発動。一体目......3だ。よって、デッキの上から三枚見て、その中にあったD・パッチンを攻撃表示で特殊召喚。 攻撃表示のパッチンの効果。1ターンに一度、D・パッチン以外のディフォーマーと名のついたモンスター1体を生贄に捧げ、場のカード1枚を破壊することができる。俺は、効果を使用したモバホンを生贄に捧げ、鮫島校長のもう一枚の伏せカードを破壊」

 やっぱりあれかよ。警戒して損した。

「2体目のモバホンの効果。出た目は1......デッキの一番上のカードはサイクロンだ。デッキに戻してカットする。
 3体目のモバホンの効果......2だ。よって、デッキの上から二枚見て、その中のD・ラジオンを攻撃表示で特殊召喚。D・ラジオンが攻撃表示で存在する限り、俺の場の全てのディフォーマーの攻撃力は800ポイントアップする。
 更に手札から、D・パッチンを攻撃表示で召喚。モバホンを生贄に、サイバー・ドラゴンを破壊!
 そして、マシン・デベロッパーを墓地へ送り、墓地のD・ボードンを特殊召喚。
 そしてそして、手札から、団結の力をモバホンに装備。俺の場のモンスター一体につき、装備モンスターの攻撃力は800ポイントアップする。
 よって、モバホンの攻撃力は4900
 パッチン2体は2000
 ボードンは1300
 ラジオンは1800
 よって合計攻撃力は12000!
 全員でダイレクトアタックで、ゲームしゅーりょー!」

「ぐぁぁぁぁぁっ」 
 
鮫島:1900→0(−10100)

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■作者からのメッセージ
 と、いうわけで、サイバー流で遊びに来た旭君です。次回はホモで遊びます。

 さて、タイトルを見て「どうせDでリミッター解除使うんだろ?」って思ってた人は手を挙げてください。
 ......なるほど。みんなタイトルは適当に読んでいるのですか。(一人芝居)
 いや、別に構いませんよ?私自身そうですから。あ、「どうせリミ(略)」って思った人はマイクラでダイヤいっぱい持ったままマグマダイブして絶望に打ちひしがれればいいと思います。Dはそんな安っぽい感じのカテゴリじゃありませんから。色々できて楽しいやつらなのです。
 とまぁ、D愛はとりあえず置いておいて。
 十代君が強くなってきていますが......頑張るだけ頑張らせておいしいところは取られる予定です。引き立て役に近いかもしれません。活躍はちゃんとしますよ?十代の割にデュエルシーンは少なめで行きますけど。
 長文失礼しました。
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