―――某日、某所のとある交流会場
???「ある日、気がついた時からハブられていた」
???「何かが自分をハブっている。常に私が出る事を妨害している」
???「何だこれは? 気持ちが暗いぞ…私の邪魔をしないで」
???「私はただ、藤井君と一緒に出演したい。私は藤井君で満ちているから、藤井君が…」
志村新八「って、いきなり、意味不明な痛い台詞で始まっているんですか、氷室さん?」
氷室玲愛「ちっ…この駄メガネ。空気読めよ。だから、地味ではぶられるんだ、童貞(ガキ)」
新八「おいいいいいい!! いきなり、何言ってんの!? 何で、童貞と書いて、ガキと呼ぶの!?」
螢「のっけから飛ばしているわね…(汗」
ベアトリス=「まぁ、玲愛の電波っぷりは、いつもの事なんですけどね」
ルサルカ「どう見ても、遊ばれているようにしか見えないけどね」
ヴィルヘルミナ「確かに…」
神楽「まぁ、落ち着くアル、童貞(しんぱち)」
新八「お前ら、童貞なめんなぁあああああ!! 三十歳まで童貞を貫いた男はなぁ!! ゴッドハンドと呼ばれ、加藤の鷹という存在に転生できるんだぞぉ!!」
シャナ「…そうなの、悠二?」
悠二「え、あ、うん…魔法使いって呼ばれるのは聞いた事が…」
ヴィルヘルミナ「…何を教えているでありますか?」
ティアマトー「軽挙自重」
悠二「…ごめんなさい」
ゴリラ(近藤)「アッハッハッハッ!! さすがに、原作でラスボスを務めた主人公も、彼女の保護者の前では、頭が上がらないか…って、何で、俺の名前だけゴリラ(近藤)になっているの!?」
新八「…何か変でしたっけ?」
神楽「別に問題ないアル」
シャナ「むしろ、何処が間違っているの?」
悠二「さぁ?」
ヴィルヘルミナ「これで当然でありましょうな」
ティアマトー「言及不要」
螢「…というか、ゴリラ(近藤)以外にどうしろと?」
ベアトリス「むしろ、ゴリラ(近藤)が当然ですよね」
ルサルカ「良いじゃん、ゴリラ(近藤)で。名は体を表すっていうし」
玲愛「と言うわけで、今後は、ゴリラ(近藤)で通す様に。要らん事で話そらすな、生まれて一度も女の子に好きと言われた事のないゾウリムシ(近藤)が」
ゴリラ(近藤)「え、何、この扱い? 何で、皆で納得しているの? つか、最後のゾウリムシ(近藤)は酷過ぎだろうがあああああああ!!」
かげV(上杉景勝)「だ、大丈夫であるか!? 皆、さすがに酷いであるぞ!! 苛めは良くないである!!」
リザ「さすがに、これは悪ノリが過ぎたわね…大丈夫ですか、えっと…近藤(ゴリラ)さん」
かげV「リザ殿、変わってないである!! ゴリラ(近藤)が、近藤(ゴリラ)になっただけである!!」
お妙「まぁ、ゴリラ(死ね)は置いといて…今日、私達が集まった理由は分かる?」
ゴリラ(近藤)「お妙さあああああああん!! もっとひどくなってる!?」
黒田官兵衛「何故だろう…他人事とは思えない。ところで、お前さんたち、今日は何をするか知っているか?」
ヴィルヘルミナ「ふむ…確か、このFate/ZEROイレギュラーズの本編未登場キャラに交流会をチャット形式で行うというものでありますな」
お妙「表向きはね」
新八「はい?」
玲愛「あの作者が、ただの交流会で私達を集めたと思う? 甘いわ…砂糖十三杯入れたコーヒーを飲むよりも甘いわ」
悠二「それ、コーヒー味の砂糖を食べているって言いませんか…?」
オリオトライ・真喜子「まぁ、ぶっちゃけると、小ネタのリクエストが多いから、小ネタやるついでに、本編未登場キャラの中から、出演キャラを選考しようって訳なの」
ALL「「「「な、何だってー!!」」」」
ベアトリス「ってことは、この交流会の展開次第では、本編に出演できるってことですよね? いやっほーい!!」
戒「べ、ベアトリス…落ち着いて…(汗」
ヴィルヘルミナ「つまり、大戦コンビ結成も夢じゃないでありますな…!!」
神楽「くくくく…面白くなってきたアル。この有象無象のヒロイン共に、真のヒロインという者を教えてあげるアル」
新八「神楽ちゃんの場合は、ヒロインというか、ヒドインだけ…ぶぼぉ!!(裏拳制裁」
ゆか「本編出演…頑張ろうね、駆君!!」
駆「ゆか、落ち着いて…(汗」
オリオトライ「あらあら、皆、盛り上がってきたじゃないの。で、ヴィルヘルム。あんた、何で不機嫌そうなのよ?」
ヴィルヘルム「けっ…下らねぇ。こんなチンケな作品に参加できる程度で、猿どもと、ギャーギャー騒いでんじゃねぇぞ、てめぇら」
玲愛「黙れ、裏切り者」
螢「あなたにだけは言われたくありません」
ベアトリス「次回作で主人公になったからって、いい気にならないで欲しいですね」
戒「毒にまみれろ、シスコン」
リザ「恥を知りなさい。裏切り者の臭いがプンプンするわ」
ルサルカ「良い子ちゃんぶってじゃないわよ、この白癡」
ヴィルヘルム「てめぇらぁ!! なめてんじゃねぇぞ、こらぁ!! やんの―――ポーン!!―――あん、メールかよ…たく、誰からだよ…」
新八「アレ? そういえば、官兵衛さんを除いた戦国BASARA組や神咒神威神楽の主人公勢の皆さんは来ていないみたいですけど…」
官兵衛「あいつらなら、ほとんどの連中が本編出演に決定したから来ないぞ…」
新八「え、マジっすか!?」
玲愛「ちっ…あいつら、抜け駆けしやがった」
リザ「最近、エレオノ―レの機嫌がいいと思ったら…そういう事なのね」
ベアトリス「何か、気分悪いですね…こう先達を蔑ろにしているというか…」
ルサルカ「そうね…後で、ちょっと締めてあげるのもいいかもね」
新八「いや、何で同じ会社の作品で仲悪いの!? そこは素直に喜んであげましょうよ!!」
悠二「 あ、でも、何で、戦国BASARA組で、官兵衛さんだけこっちに来ているんですか?」
官兵衛「それはなぁ…小生が、劇場版では製作上の都合で、BSR48ではドラマCD抽選枠候補を順位が上がったせいで、尽く出演チャンスを逃した事を知った作者が…」
蓬莱(官兵衛…お前、ことごとく出演チャンス逃しているよな? じゃあ、今回も出演諦めてくれよ。理由? 劇場版でも、ドラマCDでも駄目だったから、この本編主演も駄目な方が、ネタとして面白いじゃんv)
官兵衛「…何処が面白いかあああああああああ!! 何故じゃああああああ!! 何故、小生ばかりがハブにされるううううう!! あれか? 不幸キャラというキャラ付けしたせいか!? 劇場版もドラマCDも出演できなかったからか!? チクショーウ!! 絶対、本編出演してやるからなぁ!!」
新八「なんだろう…官兵衛さんから出ている、この長谷川さんと同じようなオーラは…」
神楽「まぁ、仕方ないアルよ。きっと、別の世界で、早漏皇だった時に、色々な運を持ってかれたね」
悠二「何と言うか、色々と必死すぎて泣けてくるような…」
玲愛「ふっ…まさに、シュピ虫並の扱い…ちょっと待って。神咒神威神楽の主人公勢は本編出演が決定したのよね、自称知性派」
官兵衛「自称は余計だ。まぁ、そう、作者から話は聞いて…あ!?」
ヴィルヘルム「…あん、何だよ、てめぇら?」
ベアトリス「あーこれは、見逃せませんよね。ええ、本当に…」
戒「…ベイ、さっき受け取ったメールはどんな内容だったのかな?」
螢「くだらねぇと言っていましたが、そういうことでしたか…」
リザ「まさか、本当に裏切っているとは思わなかったわ…恥知らず」
ルサルカ「自分だけ抜け駆けしていたなんてねぇ…いい度胸じゃない」
玲愛「自分一人でヒーローに目覚めたからっていい気になるな」
ヴィルヘルム「おい、ちょっと、待って…!! 何で、てめぇら、俺を取り囲む!? 俺は悪くねェダろ!! つか、アレと俺は別もんだろうが!! そもそも、選考したのは作者の野郎で、俺の意思じゃ―――大極―――ぎゃああああああああああああああああああ!!(天魔化したメンバーによる壮絶フルボッコ」
新八「え、ちょ、何なの、この殺伐としたノリは!! 普通は、お祝いの拍手ですよね!? って、何で、姉上や神楽ちゃんまで参加しているの!?」
お妙「抜け駆けなんてさせるか、ゴラぁ!!」
神楽「ここで、コイツがくたばれば、選考はやり直しネ!! 本編出演枠は渡さないネ!!」
オリオトライ「勘違いしないでね。一応、先生、ただ単に腹が立ってんでぶちのめすだけだから」
武蔵「Jud.それを一般的に八つ当たりといいます―――以上」
ヴィルヘルミナ「遺憾ながら、この場においての軽率な行動を取ったあなたが悪いであります」
ティアマトー「油断大敵」
悠二「って、ヴィルヘルミナさんも何かこっそり参加してるー!!」
ゆか「選ばれるのは、駆君と私の二人だけでいいんです!!」
駆「ああ…ゆか、黒歴史のアニメ版みたくヤンデレに入ったよ…」
官兵衛「やばい…やばいぞ、こいつら…!! 実力行使で本編参加するつもりだぞ!!」
新八「い、今更ながら気付いた…この面子で選考会やって、無事で終わるはずがない…」
悠二「もし、ヴィルヘルムさんみたいに抜け駆けで選ばれようものなら、選ばれなかったここにいる面子から壮絶なリンチが待ち受けている…」
駆「これが…作者の仕掛けた悪意に満ちたゲームなのか。これは、選考会という名のサバイバル・ロシアンルーレット…!!」
新八「やばい…やばすぎる…!! このタイミングで、メールが入ってきたら―――ポーン―――さっそく、きたぁ!!」
お妙「新ちゃん…そのメール見せなさい」
神楽「おらぁ、さっさとするね」
玲愛「…準備はできているから」
ヴィルヘルミナ「なるべく苦しまないようにするであります」
新八「いや、別に、その、大したメールじゃ…きっと、あ、皆が思って…」
お妙「―――見せろ(殺す笑み」
新八「…はい」
お妙「…あら、新ちゃん残念だったわね。どうやら、新ちゃんが選ばれたんじゃなかったわ」
新八「え、あ、そ、そうなんですか!? いやぁ、良かったような、残念なような…」
お妙「メール読むわね―――<万事屋メンバーやお妙さん? EDの足軽ダンス枠ならあるよー>―――って、ざけんなぁ、ごらぁ!!」
神楽「何アルか、このふざけたメール!! 作者の野郎、見つけたらタダじゃおかないね!!」
ゴリラ(近藤)「まったく、その通りだ!! 他の連中はともかく俺やお妙さんがハブ―――ポーン―――え?」
新八「メール…入っちゃいましたね…」
悠二「こ、ゴリラ(近藤)さん…そ、そのメールは…?」
ゴリラ(近藤)「え、何、どうしたの? ちょっと待ってよ!! 何で、皆して、俺を怖い眼で見るの!? はっ、きっと新八君と同じに決まって―――ゴリラ(近藤)、当選おめでとー―――何で、こんな時に限って選ぶの!? わざと、わざとなの!?」
お妙「神楽ちゃん…やることは分かっているわね」
神楽「任せるネ、姉御…選ぶ選択肢は一つだけネ」
玲愛「うん…そうだね。ゴリラ(近藤)が本編参加なんて、神様が許しても、私達が許さない。認めないから」
オリオトライ「ゴリラ狩りかーいいわねぇ…」
ヴィルヘルミナ「同感であります。そして、我々がやらねばならないことも決まっているであります」
ティアマトー「確定事項」
ゆか「…(剃刀入り紅茶を用意」
ゴリラ(近藤)「ねぇ、ちょっと待ってよ、皆!! 落ち着いて!! ここは冷静に、冷静に―――じゃぁ、冷静に殺してでも奪い取る!!―――うあああああああああああああ!!(ゴリラ狩り発生」
カムシン「ああ…早くも二人も犠牲者が出てしまいましたね」
ベヘモット「ふむ、こうも被害が出るとは…」
シュドナイ「まったく、騒がしい限りだな、ここは…」
悠二「二人ともやけに他人事のように暢気に話しているけど、何でそんなに落ち着いていられるんだよ?」
カムシン「ああ、それは簡単な理由です。すでに私達と千変はランサーとしての選考枠から漏れてしまっているので…誠に遺憾な事ですが」
ベヘモット「ふむ…わしらの場合は、作者が見落としていたからだったかのう…何処に目を付けているのやら…」
シュドナイ「俺の方は、初期プロットではランサー枠だったがな。さすがにランサー枠だと読まれやすいと思ったのか、急きょ変更したそうだ…本当なら、原作ライダーよろしく、星黎殿を宝具として召喚して、仮装舞踏会オールスターズ大集合のつもりだったのになぁ」
新八「何か二人とも滅茶苦茶愚痴っていませんか? つか、あんたら、実は参戦したかったんでしょ」
悠二「…そういえば、キャスターも初期プロットでは、リーゼロッテさんじゃなくて、違う作品のキャラが選ばれる予定だったんですよね?」
駆「うん。確か、初期プロットでは、ドラゴンクエスト―ダイの大冒険―の大魔王バーンがキャスター枠で候補に挙がっていたんだけど…」
新八「ちょっ、またえらく規格外な候補を…!! でも、そんなメジャー級の大御所が何で選考漏れに…」
駆「新八さん…大魔王バーンなんて召喚したら、龍之介さんが無事で済むと思いますか?」
新八「あぁ…確かに、一瞬のうちでミイラになっちゃいますよね…」
悠二「ミストバーンを龍之介に憑依させるなんて案もあったけど、結局没したみたいだし」
新八「勢いだけで書いてると思っていたけど、結構考えているんだなぁ…」
戒「一応、初期案では、銀時さんも登場しなかったはずだよ。確か、切嗣さんが仕手となるはずだったし」
ルサルカ「まぁ、さすがに、その展開だとバッドエンド直行ルートしかないからなくなくあきらめたんだけどねぇ」
―――ポーン!!―――
新八「って、いい感じになったと思ったら、また、メール音が!!」
お妙「おっしゃあああああ!! 次はどいつだぁあああああ!!」
神楽「探せ、探すアルネ!! 次の獲物はどいつネ!!」
玲愛「一人も逃さない…許さない…」
オリオトライ「早く名乗った方がいいわよーすぐに楽にしてあげるから」
ヴィルヘルミナ「すぐに見つけ出すであります」
ティアマトー「見敵必殺」
ゆか「本編出演権は、駆君と私以外渡さない!!」
新八「やばい…!! やばいよ、これ!! ちょ、メール届いた人、早く逃げ…」
湊斗光「ん、呼んだか? 」
新八「もっとやばい人が来たぁ!!…ちょ、メール狩りしている人が逃げてぇー!!」
光「まったく、騒がしいな。そもそも、バーサーカーではあるまいに、俺が私が我がと嘆かわしいにも程がある」
光「ただ、出番が欲しいがだけに奪い取るなど…それでは作品に対する愛がないだろうが!!」
メール狩りしていた一同「「「「!!!???」」」」
光「この作品に参加する全ての登場人物を愛し、出番を欲し、出番奪う!! それこそが舞台に立つ者の…すなわち、役者だ!!」
光「お妙、神楽、氷室玲愛、オリオトライ・真喜子、ヴィルヘルミナ=カルメル、ティアマトー、水無瀬ゆか―――お前たちは最初の一歩から間違っている!!」
光「最初に愛がなくば、主役でもモブでもない!! お前たちはっ!! 単にっ!! 主役を気取る、かっこいい俺様に陶酔したいだけではないかあああああああああ!!」
お妙「言い返せない…何も言い返せない…!!」
神楽「か、格が違うアル…違い過ぎるアル!!」
オリオトライ「う〜ん…これはさすがに悪ノリしすぎたか…」
マティルダ「これがラスボスとヒロインを演じた者の覇気!!」
ティアマトー「閉口」
ゆか「ごめんなさい…私が間違っていました…」
玲愛「分かってる…そんな事ぐらい分かってる…でも、彼の傍にいたいから…あなた達が、本編出演できるから、もうこうするしかなくって…」
駆「どうやら、丸く収まったみたいですね…」
新八「何か勢いに押された感じですけど。というか、皆忘れているけど、この人って人類皆殺ししようとしたとんでもないファザコンだったよね!!」
悠二「…僕も、色々と人の事は言えないので、ノーコメントで」
光「うむ…一件落着だな。ああ、そうだ。メールの内容だが、<外伝出演枠獲得、おめでとうー>だそうだ」
玲愛「おい、ちょっと待て、ファザコンラスボス…外伝出演枠ってどういうことなの?」
新八「えっと、確か、本篇出演枠を決める選考会を兼ねた交流会じゃ…」
カムシン「ああ、道理で何かがおかしいと思ったら…確かに、本編出演枠を決める選考会は行われていますよ、別の会場で」
ベヘモット「ふむ、確か、ここでは、本編出演選考会からも落ちたメンバーによる外伝出演枠を決める選考会だったはずじゃが…」
シュドナイ「知らなかったのか、お前ら?」
光「確か、黒田から連絡が入っているはずなのだが…」
その頃、外伝出演選考会の会場のとある一室にて、官兵衛は真の本編出演選考会の会場にいる作者へと連絡を取っていた。
官兵衛「ふふふふ…おい、作者さんよぉ。ちゃんと小生の本編出演枠は用意したんだろうなぁ?」
蓬莱(携帯電話)「安心しろよ、官兵衛。この場に、神楽達を足止めさせておいた礼だからな」
官兵衛「しかし、お前さんも悪だな。まともに本編出演の選考会をやれば、乱闘する連中がでることは必至。それを見越して、危険人物達を騙して、選考会へ来ないように仕向けたのだからな」
蓬莱(携帯電話)「協力してくれた官兵衛には感謝しているよ。まぁ、ただ…」
官兵衛「何じゃ?」
蓬莱(携帯電話)「お前の後ろにいる連中が見逃してくれればだけど」
官兵衛「…え、後ろがどうかしたのか?」
―BGM:刹那・無間大紅蓮地獄―
玲愛「そう…そういう事だったの」
リザ「よくもやってくれたわね、あなた」
ベアトリス「まぁ、これはさすがに見逃せませんよね」
螢「同感…」
戒「悪いが欠片も容赦するつもりはないので」
ルサルカ「あんたさぁ、調子に乗り過ぎだよ…マジムカつくんだけど」
お妙「私達を騙して、自分だけ本編出演を目論んでいたわけなのね、官兵衛さん?」
神楽「いい度胸アルネ…この穴倉野郎…」
オリオトライ「…あのさ官兵衛さん。皆が何を言いたいか分かる?まぁ、通じているなら、すぐに死ななきゃいけないけどね」
ヴィルヘルミナ「不備なし」
ティアマトー「完了」
ゆか「駄目ですよ、官兵衛さん…抜け駆けなんて…」
官兵衛「あ、あ、お、お前ら…!!」
新八「あ〜やっちゃいましたね、官兵衛さん。さすがに、これはフォローできませんよ。するつもりもないですけど」
悠二「まぁ、さすがにやりすぎちゃいましたね…皆、カンカンに怒っていますよ」
駆「というわけで、ちょっとばかり痛い目にあってください」
官兵衛「おいおいおいおいおいおいおいいいいいいい!! ちょっと待て!! 小生は確かにお前さん達を騙したが、依頼したのは作者だぞ!! ならば、狙うなら…!!」
蓬莱(携帯電話)「もちろん、官兵衛を再起不能にしたら、本編出演権の枠が空くから、どうぞー(ブチっ」
官兵衛「作者あああああああ!! この土壇場で裏切りやがったなぁああああ!! あ、電話切りやがった!!」
玲愛「それじゃ、皆分かっているよね…勝ち取るよ、本編出演権を!! 」
官兵衛を除く全員「「「「「いくぞおおおおおおおおおおお!!」」」」」
官兵衛「な、なぜじゃああああああ!! なぜこうなるんだああああああああああああ!! ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
―――はたして、官兵衛に本編出演出来る機会はあるのか?
―――というか、この面子にフルボッコにされて、生き残れるのか、官兵衛?
―――全てはFate/ZERO イレギュラーズ本編にて明らかに!!
官兵衛「絶対、本編に参戦してやるからな!! チクショーウ!!」