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マブラヴ 転生者による歴史改変 37話
作者:ぜんくう◆7RWKYcvP01c   2013/02/24(日) 18:46公開   ID:jkr/fq7BJDE
 みんな忘れていると思うが、おぢさんは素っ裸よりもエロコスチュームの方が燃え上がる。
 真っ裸よりも、下着姿。むろん、裸エプロンも捨てがたい。ちなみに水着はビキニタイプよりも、ワンピースタイプのほうが良い。なぜなら同じビキニタイプなら、下着姿の方が見てて目に楽しいからだ。あとバニーガール姿、チャイナドレス姿、アオザイ姿も可。ボンテージファッションも捨てがたい。
 つまり何が言いたいかというと、

 「なーなー、ゆうこりん。この衛士強化装備をつけてくれよ。そんでもって、燃え上がろうぜ!」

 と夕呼に向かって絶賛アピールタイム中である。
 手に持っているのは、例によって例の訓令兵向けの衛士強化装備だ。
 ちなみに今はスワラージ作戦が終了して一ヶ月ほどたっている。
 盛大な戦勝祝勝会が開催されたり、まりもに人類史上初のBETA1万匹撃破の勲章が授けられたり、それによってまりもの注目度と知名度が爆発的にあがったりと、いろいろあったが今は作戦終了後と言うことで特別休暇中である。
 ちなみに今のご時世、柊町はともかく日本帝国には携帯電話なんてものはない。従って家に寄りつかなければ連絡なんぞ取りようがないのだ。ふふふ、すまないが小塚三郎さん、おれはいないものと思ってくれ。
 いや、別に戦後処理の手伝いが面倒だとかソンナコトハアリマセンヨ?

 「はぁ、相変わらずね。仮にも初陣を終えたんだから多少は変わるかと思ったのだけど?」

 「ふははは、あの程度のぬるい戦場でこのおれの性格をどうこうできるとは思わんことだよ、ゆうこりん」

 「あら、いいことを聞いたわ。それじゃ、例の計画が発動したら、あんたにはもっと危険なところで働いてもらわないとね」

 にやり、ととても悪い顔でほほえむ夕呼。だが、口にした言葉には聞き逃せない単語が混じっていた。

 「本格的に動きだすのか?」

 少々真面目な顔つきで尋ねると、夕呼も真面目な顔で答えた。

 「ええ、スワラージ作戦でまったくと言って良いほど成果をあげられなかったのが効いたようね。このまま行けば遅くとも数年後には、こちらが提案している計画に切り替わるはずよ」

 「第五のほうは?」

 「一応予備計画として動いてはいるけど、それだけね。なにせ通常戦力でのハイヴ攻略が行われたわけだから、わざわざあんなものを使う計画を実行する意味はないといったところね」

 「なるほどね」

 第五計画、オルタネイティブ5、G弾によるハイヴ攻略と共にわずか10万名の人類をバーナード星系にある居住可能環境惑星に移住させる計画。
 おれと夕呼は、イタチの最後ッペ作戦と呼んでいる、焦土作戦の一種だ。
 ちなみにG弾の及ぼす重力異常を甘く見つもっているのか、それとも誤魔化しているのか、計画通りにユーラシア大陸でG弾を連発すれば間違いなく、重力場の異常によりえらいことになる。下手をすれば、地軸のずれやそにれよる地球の磁場の消失が起こりかねない。
 地球至上主義者なんかがいたら、失神しかねないダメージを地球に与える。まさに自殺行為だ。

 「ま、そんなことより仕事がはけたら一杯のみに行こうぜ!」

 「そのまま流れであたしも食べるわけね」

 「ははは、当たり前じゃないか。こんな美人を食べずに終わるなんて、あーた、失礼にもほどがありますぜ。あと、衛士強化装備を着ようぜ!」

 「はぁ、相変わらず頭が桃色になると、思考がガキレベルに落ちるわね。まったく、あたしもなんでこんなのを好きになったのやら」

 「それはあれだな、普段の理知的なおれと、エロいときとのおれのギャップ、すなわちギャップ萌えというやつだ」

 「それは違うと思うけどなあ」

 不意に後ろから掛けられた声に、びくっと振り返る。そこには良い笑顔を浮かべる美女、まりもがいた。

 「ななな、なぜ、まりもんがここに!?」

 「あら、思ったよりも早かったわね」

 動揺するおれをよそに、夕呼は涼しげな顔でまりもに声を掛けている。
 まさか、例によって計られたか!
 くそう、なんかだんだんこの展開になれてきたような気がするな。これも一種の天丼かな…

 「ええ、さすがに一月もあると落ち着いてきたわね。斯衛の勧誘と、富士教導隊の勧誘が相変わらずだけど、今はまだ前線任務に専念したいから、丁重にお断りしておいたわ」

 「大人気ね、まりも」

 そう、まりもは絶賛大人気中なのである。世界レベルで有名人といっても過言ではない。
 神宮司まりも、「撃震オブ撃震」の二つ名をもつほどだ。なにせ単騎で10万近いBETAの大群相手に遅滞戦を行い、見事にその目的を達してなおかつ生き残ったのだから無理もない。
 一部にはまりもの引き抜き合戦が起こっているとか。あと、作戦開始前に各国に提供された戦術機の機動教練映像の操縦者であることがばれたのも影響している。
 新機軸の機動概念と言わせしめたほどの操縦技術、その体現者から教えを請いたいという要請も多いという。
 大人気だな、おい。
 ちなみにまりもの機動概念の根本はおれとの戦闘訓練(生身)がもとになっているので、おれはいわば影の功労者といったところだ。というか、むしろおれが元祖である。
 べ、べつにまりもに嫉妬している訳じゃないんだからね!

 「ところでまりもん、この場所のことは他の連中には」

 「教えていないにきまってるじゃない。私もこの場所のことは秘密にしているから、無粋な邪魔が入ることはないわよ」

 ちなみに今いるのは帝国大学の夕呼用研究室である。第四計画の責任者に内定している夕呼には今はかなりの権限を持っている。
 それを使って、天下の帝国大学に研究室を設けているのである。そこを今のところ避難場所として使っている。あ、夜はもちろん夕呼の部屋ね。
 ふふふ、うらやましかろう、と言いたいところだけど、いろいろと仕事があるらしくて、今夜はお楽しみでしたね、状態には今のところ一度もなっていない。
 ガッデム!
 おかげでおれの欲求不満は有頂天だ。冒頭のような要請を思わずするのも無理もないと思ってくれ。

 「で、やっぱり、まりもんも逃げてきたのか?」

 「ええ、だって折角の休みなのに接待攻撃よ?やっていられないわよ、もう」

 珍しくふてくされた風に呟くまりも。こうやってみるとまだまだ二十歳にもならないんだったよな、と思い出す。
 そう言えば、夕呼もこれで同年齢なんだよな。19歳で国際的プロジェクトの責任者候補なんて、とんでもないよな。さすが天才ということか。

 「やっぱり海外からも引き抜きの話が?」

 「うん、そうなのよね。軍人だから簡単には応じられない、って言っているのに、根回しはするからってしつこくて」

 そりゃまあ、そうだろうな。高位の軍人なんてある意味軍事機密のかたまりと言ってもおかしくはない。そのためそうほいほいと別の国に転職なんてできない。
 これが一般兵卒だと多少は違ってくるんだろうがな。前世ではフランスに外国人部隊とかあったし。
 ここで注意するところは、まりもが任官からわずか3ヶ月程度しかたっていない尉官だということだ。それまでは帝国軍所属の軍属学校とはいえ、訓練校に通っていただけの一般人だということだ。
 つまり、引き留めるだけの軍事機密には深く関わっていないということだ。まあ、先進技術実証機撃震参型の操縦士をやっていることから、一部機密にはどっぷりとつかっている訳だが、人間というのは自分の見たいものしか見たがらない生き物だから仕方がない。

 「ところで、まりもんも当然ゆうこりんの部屋に泊まるんだろ?」

 「ええ、そのつもりよ」

 「ふむ、と言うことは、久しぶりに三人でゆっくりできるわけか」

 などといいながら、頬がゆるむのが止められない。いいね、久しぶりに、本当に久しぶりにおんにゃのこの柔肌を味わえるかも知れない。
 なにせ、壮行式前の一件依頼、一切いたしていないからな。欲求不満すぎて脳が沸騰しそうだよ、だぜ。

 「そういうことね。材料はあたしが買ってくるから、メモをしておいて。荷物持ちは隆也にやらせるから」

 「え、でもわたしが買いに行った方が」

 「ばかね、まりもみたいな有名人が町中を歩いてみなさいよ。折角、忍んで来たのに台無しよ?」

 「う、いわれみればそうね。わかったわ、材料はメモをするから買い出しはお願いね」

 しょぼーんしながらもまりもは夕呼から自宅の鍵をうけとりながら、なにやら夕呼の耳元でささやいていた。
 よくききとれなかったが、何だろう?なぜか嫌な予感しかしない。
 たぶん、まりもが後ろ手に持っている書類に関係することなんだろうけど、なんだろう?

 「さ、行くわよ、隆也」

 「お、おう、それじゃまりもん、また後でな」

 「ええ、また後でね…」

 そのときおれは気づくべきだったのだ、まりもの目の奥で燃えさかる怒りの炎に。
 そして、小塚三郎さんの目論みに。
 おかげでその日の晩はおいしい思いをしながらも、例によって二度目のあーーーー!の叫びを上げることになってしまった。
 不幸中の幸いは、夕呼とまりもの訓練用衛士強化装備を使った着衣プレイを堪能できたことか。
 いや、実に眼福でした。
 とくに夕呼は初めて着る衛士強化装備にほんのりとした恥じらいを頬にのせていたのが、実にたまらなかった。
 おじさん、あれだけで、ご飯三杯はいけるよ。
 それにしても、今回は夕呼ではなくまりもに禁断の穴を奪われてしまった。
 なんか癖になりそうで怖い。第十三大隊の整備兵の阿部さんに相談してみようか。風の噂だとなんか色々と詳しいらしいし。
 知らなかったんだ、阿部さんがうほっ、な人だって。おかげで、危うく本気で後ろの操を散らすところだった。
 第十三大隊整備班阿部さん、恐ろしい子!

 あ、あと今現在のおれとまりものステータスを載せておく。
 驚いてお茶吹かないようにな。

 基本情報 
 名前:立花 隆也
 性別:男
 年齢:19歳
 身長:174cm
 体重:67kg

 身体能力情報
 筋力:16032(501+21000)
 体力:17001(482+21000)
 俊敏:15320(512+21000)
 器用:10039(431+21000)
 感覚:1128(921+300)
 知力:1412(1162+300)
 精神:1334(1313+300)
 気力:17941(535+21000)

 通常技能情報
 ・房中術 :193
 ・性技:242

 特殊技能情報
【新規取得のみ抜粋】
 ・身体強化:LV6(VerUP)
 ・気強化:LV6(VerUP)
 ・仮想身体荷重(New)
 ・精力増強(New)
 ・精神干渉無効(New)


 基本情報
 名前:神宮司 まりも
 性別:女
 年齢:19歳
 身長:161cm
 体重:乙女の秘密により検閲されました

 身体能力情報
 筋力:5932(460+6000)
 体力:6035(463+6000)
 俊敏:5620(502+6000)
 器用:3205(449+6000)
 感覚:749(465+300)
 知力:403(473)
 精神:750(502+300)
 気力:6022(500+6000)

 通常技能情報
 ・機動兵器操縦技術:986
 ・房中術 :302
 ・性技:321

 特殊技能情報
【新規取得のみ抜粋】
 ・女の勘:LV7(VerUP)
 ・機動兵器適正(New)


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