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ONE PIECE ONLINE 第6話 「SVS参加と鬼修行」
作者:波良田瑛太   2013/02/28(木) 19:30公開   ID:ic3DEXrcaRw
5年の年月が流れた。

この5年で分かったことがいくつかあった。
まず、この世界のこと、ウインドウは出なかった。けど、スキルは使えた。これにはホッとしたね。なんとか死なずに済みそうだ。
次に、俺の家族(この世界の)のこと、俺の家は世界貴族のルーラ家。なぜか世界貴族の中で権力の弱い、ただ1つの家。世界貴族の特権がほとんど無いため、海軍大将を呼び寄せることなど夢のまた夢。そのせいか一般の民衆にもなめられ、毎日のように嫌がらせや暗殺が起こる。

  【自分の身は自分で守る】

これは我がルーラ家の家訓だ。この家訓にのっとりルーラ家は、世界貴族で異例中の異例な武力を持った世界貴族となってる。

今俺の家には、俺と父親ルーラ・クーレイと何人かの使用人、あとは何千かの兵士だけだ。母親ルーラ・シイナは俺が3歳の時にどこかへ旅立った。旅立つ直前、俺にこう言い残していった。

『わりぃな、シイグ。私はこの世界世界政府の暴走を止めなければならねぇんだ。だからもう行く。おめぇもいつか海へ出ろよ。じゃあな!』

よくわかんない人だったなぁ。ま、生きてりゃそのうち会えるだろ。
とりあえず俺は、今後の行動方針を考えないとな。
第一に俺の仲間もこの世界に来ているはずだから、仲間の無事を確認。第二にこの世界は何なのか、元の世界に戻れるのか、だな。
どちらにしても、情報が足りないな。しばらくは情報収集だな。
お、あれは・・・・・・

「メイドすぅあ――――――ん!!聞きたいことがあるんですよ―――!!お茶でもどうですか――!!」

俺は掃除をしているメイドのレヤさんを見つけ、情報を聞き出すことにした。






それからまた5年がたった。俺は10歳になった。今日は父様に呼ばれている。何の用だろう。父様の部屋の前につき、ノックをした。

「父様、シイグです」
「入れ」

ドアを開け、中に入る。

「今日お前を呼んだのは、お前をSVSに参加させることを伝えようと思ってな」
「SVSとは、SERVANT VS SERVANTサーヴァントVSサーヴァントのことですか?」
「そうだ」

SVSは世界貴族の遊びかな。世界貴族の奴隷どうしを戦わせ競わせるものって聞いた。

「僕は、奴隷ではないのですが・・・」
「そんなことは知ってる、おれの息子だろう。当然だ」
「ならっ・・・」
「お前はそのうち海へ出るんだろう?その特訓みたいなものだ。SVSに優勝した家の名は広く有名になる。参加する家は本気でくる、成り上がるためにな。・・・・・・強ーぞ、そういう奴らは」
「・・・・・・」

この世界で生きていくには何より強さが必要だ。それは情報収集でかなり感じた。この世界の海賊のレベルは《OPO》とは格が違う。海へ出るならなおさらだな。最近は家に来る厄介者ばらいにも退屈してたとこだし、ここは父様の言うとおりにするか。

「わかりました。SVSに参加しましょう。・・・それで、SVS開催はいつなのですか?」
「来月だ」
「はっ?」
「さっそく修行に入れ、イッサ!!」
「はっ!ここに」

父様の呼ぶ声とともに、ルーラ家護衛部隊3番組組長のイッサさんが音もなく現れた。父様はそのイッサさんに命令した。

「シイグに修行をつけろ。1か月で上級下士官並みにしろ」
「了解しました。それではシイグ様ついて来てください」

俺をおいて2人だけで話を進める父様とイッサさん、1か月って短すぎでしょ。

「何をしてるんですか?シイグ様、時間がないんですよ」


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どーも、波良田瑛太です。
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