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ONE PIECE ONLINE 第8話 「予選:バトルロイヤル」
作者:波良田瑛太   2013/03/04(月) 19:55公開   ID:ic3DEXrcaRw
闘技場の中央に出る。すでに他のメンバーはそろってた。

「ぬっ?おいおい、ちっこいのがいるぜ。ぬははははははっ!脱落者は1人決まったな。ぬはははははははっはっ!」

・・・・・・・・・・・なんであいつがいる?控室で俺をバカにしたあいつが・・・・・・・・・・・・・おい、まだか・・・・・・・早く斬らせろ。

「それでは、試合・・・・・・開始ぃ!」

司会の声とともに、あのうざってぇ巨人の懐のもぐる。刀を抜こうと手をかけるが

「ぬははははははっ。すばしっこいのは、その小ささのおかげか?」
「なっ・・・・・・」

巨人のバカでけぇ拳によって地面に叩き付けられた。

「くぁっっはっっ・・・・・・」

こいつ・・・・・・はやっ。

「おれは・・・・・・勝たなきゃ・・・・・・勝たなきゃいけねぇんだぁああ」

他の巨人が叫びながら突っ込んでくる。・・・くそっうごけねぇ。

「ぬははっははははははっ。バカが・・・・・・」

うざいタコの巨人が突っ込んでくる巨人を見て、不敵に笑い両手の拳を突き合わせる。巨人が射程範囲に入ったのを確認して、手を開き、思いっきり引いて、掌底のように突き出す。

「――――『あざみ』!!!」

食らった巨人は、動きを止め前に倒れる。腹には巨大な穴が開いていた。

「なんだよ、アレ・・・・・・」

こいつ、・・・・・・・・・・強い。

「おおっと、開始早々トゲア選手が、カマセ選手を亡き者としたぁー!!!さすがは、前回の第3位!!これからも注目していきたいです選手ですね」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「頼むぞ、花恋」

俺は、愛刀を抜く。負けらんねぇ、強くなるためにもだが、何よりもここまで育ててくれた父様のためにも――――

「負けらんねぇえええええんだよぉおおおおお!!!!」

俺をほうって、遠くで戦ってるデカ物2人に向かって走り出す。

「ぬはっ、ちっこいの!おめぇまだ動けたのかっ!!」

トゲアというタコ巨人は俺に気づき、目の前の巨人をアッパーで上に飛ばして、落ちてきたところを回し蹴りで片づけた。

「――――『胡瓜草きゅーりぐさ』!!!」
「おおおおお!!トゲア選手、カマセ選手に引き続き、ボッチ選手をたおしたぁあああああああああああ!!!!残るはシイグ選手ただ1人!!どうでる、シイグ選手」

「―――― 一刀流・・・・・・閃!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・スパッ・・・・・・・・

「ぬははっはははははははははははははは!!!効くかぁぁぁぁあああああ!!!」
「・・・・・・マジで?」

トゲアは、その巨体でマジかというほど高く飛んだ。上空で1回転し、その勢いを利用して、伸ばした右足を俺に叩き付けてくる。俗にいう、踵落としだ。

「――――『走野老はしりどころ』!!!」
「のぉうああああああああああああああああああ!!!!!!」

俺は急いで過去最高の横っ飛びをした。あ、あ、あ、あぶねー。

「あぶねぇだろうがっ、一刀流・・・・・・」
「チッ・・・・・・『胡瓜草』!!」
「ぐっ・・・・・はっ・・・・」

アッパーで思いっきり上空に飛ばされる。だが、飛ばされながらも刀を何度も振った。

「――――――『白熊はぐま』!!!」
「ぐぅあああああああああああ!!!」
「おおおおおおおおおおお!!!幾数多いくあまたの斬撃がトゲア選手を襲います。トゲア選手、悲鳴をあげながら攻撃を一旦中止しました。シイグ選手、意外とやりますね」

意外と、ってなんだよ。そう思うが俺は声には出さない。大人だからな。

「これで終わりだぁああああああああああああああ!!! タコやろぉぉぉおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「ぬっ?」

俺の声で、トゲアがこっちを見るがもう遅い。俺は落ちながら、体勢を横にし、体を横に2回転、花恋を上から下に振り落とす。

「一刀流・・・・・・・・・・・・」













「――――――――『月下香チューベローズ』!!!!!」













「・・・ぬ・・・・・・・・はっ・・」

にぶい斬撃音が会場に深く響き、続いてトゲアの倒れる音がする。・・・・・・1拍の静寂の後、会場中が大歓声に包まれた。

「な、な、なんということでしょう、こんな結果はだれが予想したでしょうか?予選第1回戦を制したのは・・・・・・・・・・・シイグ選手ぅぅううううう!!!!」

はははっ、俺をバカにすっからこうなるんだ。俺はトゲアの上で右手を揚げ、大観衆の声援に応えた。


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