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ネギま!―剣製の凱歌― 第三章-第38話 帰国子女と英国淑女
作者:佐藤C   2013/10/26(土) 20:51公開   ID:KMxakc4y6G2



「………ふふふふ、ついに突き止めましたよ」


 ワンピースのように上衣トップスとスカートが一体化した、飾り気のない真っ黒な衣服。
 僅かに白いフリルが覗くミニスカートは太もも辺りの長さだが、その美脚は黒いオーバーニーソックスで覆い隠されている。
 襟元から肩にかけては白い布で覆われており、黒い衣服と相まってその姿は修道女のよう。
 そして頭に乗る白い小さな帽子に施されているのが、黒い十字架の刺繍。
 ―――それは麻帆良学園・聖ウルスラ女子高等学校の制服だ。


(……思えばここしばらく、あの子の様子は妙でしたわ。
 悩みがあるなら話しなさいと何度言っても、素直なあの子には珍しく「何でもない」と言い張る始末)


 ………まあ、その原因を知ろうとして、大事な妹分を尾行…もとい素行調査をする辺り、
 この人物は何処かやる気がヘンな方向に飛び抜けている気がしなくもない。
 しかし可愛い妹分の異変に気付いて心を砕けるという点では、
 彼女は間違いなく「良い」姉貴分になるのだろう。


(でも、ようやく尻尾を掴みましたよ)


 キッと顔を上げると金の長髪が合わせて揺れ、青い瞳は強い意志で満ちている。
 アメリカ及び魔法世界・・・・育ちの帰国子女である彼女は、
 固いくらい真面目な人物として周囲に認識されていた。


「……愛衣めいは最近、足しげくこの喫茶店に通っているようですね」


 そのまま彼女―――聖ウルスラ女子高等学校二年生、高音たかね・D・グッドマンは、
 意を決して店の扉に向かって歩き出す。


「愛衣、私たち魔法使いは世のため人のために魔法を使う事が使命です。
 こんなお店で現を抜かしている暇はありませんよ……!」


 ドアノブに手を掛けた彼女は躊躇わず、勢いよく「喫茶店アルトリア」の扉を開け放った。









     第38話 帰国子女と英国淑女









「……………トテモ美味シカッタデス」


 「でしょう?」と屈託なく笑いかけてくる愛衣の隣で、
 静かにフォークを置く高音は屈辱だった。


 以下、ここまでの展開をダイジェストでお送りします。


 ―――愛衣、最近のあなたはどうも上の空です。その原因はこの店ですね!?
 ―――えええっ!?お姉様、どうしてここに…!?

 ―――まあまあ、グッドマンさん落ち着いて。
 まずは何か食べてから、って事にしないか?
 ―――そ、そうですよ!
 お姉様、ここのお菓子や紅茶はとっても美味しいんですよ!

 ―――フン、私たち魔法使いは無私の心で人々の力になる事こそ使命です。
 こんなお菓子など口にして遊んでいるべきではありません!!

 ―――……そうだとしても、偶の息抜きや娯楽くらいは必要だろ?
 まあまずは座ってくれ、一品くらいなら初回限定でタダにしてあげるから。
 …それとも何かな。未来の「立派な魔法使いマギステル・マギ」は店を冷やかして出ていくのかな?

 ―――む……。……いいでしょう、では一品だけ。
 ただし言っておきますが、何か食べた所で私の考えは変わりませんよ――――



 ……そして、現在。
 高音・D・グッドマンは「非常に」、「不本意」ながら、己の舌を存分に満足させていた。


(悔しいですが………………美味でしたっ…!)

 敗北感と自分への照れから頬を染め、高音はナプキンで上品に口元を拭う。


「失礼します、お皿をお下げ致します」

 美味しいという高音の言葉に満足し、士郎は上機嫌で皿を厨房に下げていく。
 高音は、その背中をジト目で睨む事しかできなかった。



「………愛衣。いい加減に話してくれますね?」
「え?」

 愛衣はパフェに伸ばしたスプーンを止めて高音を見た。

「で・す・か・ら。あなたがどうしてこの店に通っているのかという事です!!
 いくらここのスイーツが美味しいとはいえ、
 そこまで甘党という訳でもないあなたが頻繁に通うなんて何か理由があるハズでしょう?」

「…え、えと、それはー…その」

 お姉様と呼び慕う先輩からバツが悪そうに眼を逸らし、
 「えーと」とか「その」といった意味の無い言葉しか口から出ないこと数秒間。
 ……愛衣は、半ば涙目になってようやく白状した。




 ・
 ・
 ・



 厨房からカウンターに戻ると、店内の空気が妙にシン…としていた。

 いま店にいるのは高音と愛衣の二人のみ。
 一体なにがあったのか…?

「士郎さん」

 ガタンと椅子を押しのけて立ち上がった高音は申し訳なさそうに、
 しかし視線を逸らさずに、真摯な眼をして士郎を見た。


「……その節は、愛衣が大変お世話になりました。
 この子を助けていただいて、本当にありがとうございます」

 そう言って深々とお辞儀をした彼女に、士郎は目を丸くした。

「お、お姉様っ!あ、あの、士郎さん、本当は私が言わなきゃいけなかったんです!!
 でも、最初に言いそびれてしまって、それ以来言い出しにくくて、何度もお店に来たけど言えなくて――――」

 高音が頭を下げると、今度は愛衣まで慌てて彼女に倣う。
 ………しかし士郎といえば、ただただきょとんとするばかり。
 悪魔の一撃を受けそうになっていた愛衣を士郎が助けたのは…もう一年近く前の事ではないだろうか?


「………別に、そんな頭を下げる程の事じゃない。
 もう一年も前の事だし気にしてないよ…って、今のは嫌みじゃなくてな。
 君達みたいな可愛い女の子に揃って頭を下げられると、逆にこっちが申し訳なくなってくるからさ」

「そ、そんな事…」
「しかし……」

 納得しない様子で自分を見上げてくる二人の少女に、
 士郎は冗談めかして笑いかけた。

「……そうだなぁ。じゃあ余裕がある時だけでいいからさ。
 これからも偶に、ここに寄ってくれると嬉しいかな?」

「……は、はいっ!」
「…わかりました。そういうことでしたら」

 愛衣は破顔して、高音は渋々といった様子で、士郎の言葉に頷いた。





 ・
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 ・
 ・




 ………後日。


「…“マギステル・マギ”に興味が無い!?どういう意味ですか士郎さん!!」

「どうって言われてもなぁ」


 アルトリアでは、テーブル席から声を荒げて店主につっかかる高音の姿があった。


「“立派な魔法使いマギステル・マギ”が人々のために魔法を使うってのは良いんだよ。
 でもそれって別に特別なことじゃなくて、やろうと思えば誰でもいつでも出来るだろ?」

「……えっ」

「そもそも、か弱い人々のために力を使うからマギステル・マギとして尊敬されるんであって、
 マギステル・マギになるために人助けをするのは違う。それじゃ手段と目的がごちゃ混ぜだろうに」

「う゛っ!し、しかし…」

「そして誰が“マギステル・マギそれ”に相応しいかを決めるのはメガロメセンブリアだろ。
 実績があるかとか相応しい能力があるかとか色々真剣に審査はされるんだろうけど…正直、お前ら何様だよって思うんだよな。
 タカミチさんの例もあるし。まぁあの人は気にしてないんだろうけど」


 コポコポと紅茶のお代わりを高音―――の、正面に座る愛衣のカップに注ぎながら、
 士郎は素っ気なく返答する。
 しかし彼の答えに高音は目を見開いて驚愕した。


「な!?し、士郎さん、あなた本国を何だと―――」

「本国がそんなに偉いのか?」

「な―――――――!?」

 見下すような嘲笑を浮かべて言う士郎に、高音は彼の言葉が理解できず絶叫した。



「…お姉様たち、今日も元気ですねー。
 士郎さんもこの話題になるとムキになるみたいですし」
「よく飽きないね」

 愛衣は隣に座る、同じ高音の“魔法使いの従者”である夏目めぐみ―――通称ナツメグと一緒に、
 アップルパイをパクつきながら二人の口論を横目で見ていた。

 ……以後、金髪のウルスラ女子高生が、
 喫茶店アルトリアで店主と激しい議論を交わす姿が度々目撃されるようになったという。





 ◇◇◇◇◇◇◇




 小さなリビングルームの中央に置かれた低いガラステーブル。
 それをを囲んで正座する、少女達+αは神妙な面持ちで視線を交わす。


「―――メンバーは揃ったわ。始めるわよ」
「了解や、アスナ」


 橙色ツインテールの少女と黒髪ストレートロングの少女は、
 意志の疎通を確認すると互いにコクリと頷いた。


“第一回、刹那さんと士郎をくっつけるぼくねんじんぼくめつ会議―――――――――――!!”


「ええええええええええええええええっっっ!!??」


 テーブルの一角でちょこんと座っていた筈の刹那は、
 親友二人が声を揃えて言った言葉に顔を赤くして悲鳴を上げた。
 呼ばれたから何事かと思って集まってみれば、
 まさか自分が当事者だとは思いもしなかったのだ……。

「え、えーと……何で僕も?」
「男の意見が欲しいんじゃねーか?
 まあ、まだ子供の兄貴に変わって俺っちが大人の意見を……フフ」

 そしてテーブルの端ならぬ部屋の隅では、ネギとカモが揃って正座させられていた。

 …しかし物騒な目録の会議である。
 そこは「攻略」とか「矯正」とか銘打っておけばいいものを。
 朴念仁「撲滅」では、士郎がボコボコのギッタギタにされる情景しか浮かばないのではないだろうか。

 ……それでも明日菜や木乃香にとっては、それであながち間違っていなさそうなのが恐ろしい。
 誰が、とは言わないが……不憫だ。


『…くしゅんっ』


「ち、ちょっと待ってください!!これはいったい何なんですかお二人とも!?」

「何って、いま言ったとおりよ。これ以上の鈍感ぼうきょはもう見過ごせないわ」

「安心してやせっちゃん。
 ウチらがせっちゃんを全面的にサポート…いやプロデュースしたるさかいな!!」

「ちょっと言い直しただけで方向性がガラッと変わった」
「い、いいのかなソレ」

「でですが、おお二人にそこまでして頂かなくとも―――」
「あかん、アカンでせっちゃん!!」
「っ!?」

 身を乗り出して二人を制止しようとする刹那に、逆に身を乗り出した木乃香が彼女に詰め寄り返す。
 木乃香が発する正体不明の圧倒感に、刹那は「うっ」と引き下がる。


「せっちゃんはええの!?
 シロウと仲良さげにしとった龍宮さんを見たやろ!?」

「っ!! そ、それは…」

 …思わず、言葉に詰まる。
 あの日……あれ以来、寮で真名と顔を合わせるのがどうにも居心地悪く、
 刹那は彼女を避けるようにすらなっていた。
 真名の方はそれを全く気にしていない……というより、楽しんでいる節すらあるようだが。

 顔を俯かせて黙ってしまった刹那の肩を掴むと、
 明日菜は彼女の目をじっと覗き込んだ。

「もうこのままじゃいけないのよ。
 刹那さんも、龍宮さんみたいにデートに誘うくらい積極的にいかないとダメなの!!」

 しかし明日菜の言葉に刹那は顔を赤くして、目に見えて狼狽し始めた。

「そ、そんな、い、いきなりデートだなんて………!!
 そそそそーゆーのは最初にですね、お、お互いの気持ちを確かめてから、
 それで初めてそういう関係になるんじゃないんですか!?
 ………そ、それで、てっ、手を繋いだりなんかしちゃって………!!
 ……し、士郎さんと手を………えへへ」

「考え方が古過ぎよーーーーー!!!」

 想像して照れながら笑う刹那に思わず、
 明日菜はテーブルをバンッ!と叩いて絶叫した。

「…ダメだこりゃ。刹那の姉さん慎まし過ぎる…」
「あと積極的にって、
 タカミチに奥手なアスナさんが言えるセリフじゃないんじゃ…」

 刹那の反応に一同が呆れたのを確かめて、木乃香は深刻な顔で周囲を見渡した。

「……皆、コレでよう解ったやろ。
 まずはせっちゃんの考え方をどうにかせんとアカン、けどそんな余裕はもうあらへん。
 せやからウチらが、思いきり背中を突き飛ばしてやらな……!!」

「了解!」
「了解!!」
(あれっカモ君もやる気になってる!?)
「えへ……えっ?あれっ? み、みなさーーーーん!!?」

 拳を握って意気を見せる木乃香と共に、明日菜とカモも身を乗り出して気合いを入れる。
 こうして第一回会議によって、メンバー(一部除く)の結束が強まったのだった!!

「よし、まずは何から始めよっか!!」
「やっぱ色仕掛けが手っ取り早いんとちゃう?」
「お嬢様!!?」
「となると、こないだのリゾートに旦那が来なかったのは痛かったな。
 折角のアピールチャンスを…チィッ!!」
「…………まずエッチなのはやめた方が良いと思うよ」

 正直、ネギはついていけなかった。

 ……あと木乃香さん、突き飛ばすのはやり過ぎだと思うの。
 そこは背中を押してあげる程度に留めておくべきじゃないのかなあ。

 悲しいかな、この集まりは穏健派の数が圧倒的に少なかったのである。
 そんな彼らの活動に、乞うご期待………しなくていいや。





 ◇◇◇◇◇◇◇




 英国のウェールズ地方、ペンブルック州。
 その人里離れた山奥に、とある村が存在している。

 村に唯一ある学校―――平型屋根を持つ三階建ての白い建物、
 その入口から二人の人物が扉を開けて外へ出た。

「備えあれば憂いなしとはよく言ったものだが、あまり荷物が多くても旅が辛いぞ」

 大きな旅行鞄を両手で抱える女性の背中に、男性の低い声がかけられる。
 床まで届くほどの長髭を持つその老人は、ローブの袖の中で腕を組んでさらに言葉を続けた。

「忘れ物はないか?パスポートはあるか?麻帆良学園の入校許可証は持ったか?
 向こうで何かヘマをしてはネギに笑われてしま―――」
「…もうっ、校長先生!私はもう子供じゃないんですから!」

 金の長髪を揺らして振り返った女性は困った顔をして、その青い瞳で上司を睨んだ。

「ははは、スマン。そうだのう、お主が生徒だったのももう何年前になるのやら。
 しかし心配性な所は変わらぬ。まさか休みを取ってまでネギの様子を見に行くとは」

「仕事に穴を空けて申し訳ありません。でも文句はネギに言ってください。
 あの子ったら、何時になったら連絡の一つでも寄越してくれるのかしら……」

 女性は目を伏せて頬に左手を当て、フゥと悩ましげな息を吐く。
 そんな、従弟を心配する女性の様子に老人は目を細めた。

「便りが無いのは息災の証とも言うが……お主の気持ちも分かる。
 儂がよろしく言っていたと伝えてくれ」

「はい、校長先生」
「うむ。ではなネカネ、くれぐれも気を付けてな」

 大きな革の鞄を両手で携え、彼女……ネカネ・スプリングフィールドはウェールズの村を発つ。
 目的地は、従弟がいる極東の島国――――日本。









<おまけ>
「朴念仁撲滅会議の頃の当事者」

士郎
「くしゅんっ」
愛衣
「えと、大丈夫ですか?」
高音
「もしや風邪?それともお疲れですか?」
ナツメグ
「早くお休みになった方が…」
士郎
「ん…ぐすっ。ああ大丈夫。どっかで誰かが噂でもしてるんだろ。
 調理中にくしゃみ出なくてよかった」

千雨
(…なんかまた新顔増えてる!!)

 美人の女子中高生三人と親しげに会話する店主を見て、
 千雨は「あのひと女誑しなんじゃねえだろーな…?」と疑惑の目を向けていた。



〜補足・解説〜

>今のは嫌みじゃなくてな。
 「一年も前の事だし気にしてない」=「一年も挨拶に来なかったのか」という嫌味ではないよ、という話。
 そもそも助けてもらった時にお礼は言っていて、けれどその後にもきちんと挨拶しておこうと愛衣は思っていたということ。
 うーん、解りにくいなぁ(汗

>タカミチさんの例もあるし
 タカミチは「マギステル・マギと呼ばれるに相応しい仕事をしている」と認められながらも、「呪文詠唱ができない体質」だからという理由で「マギステル・マギの称号」が貰えないという。
 これにはメガロ所属の愛衣ですら「本国は頭の固い人が多い」とナチュラルに苦言を呈する始末である。

>士郎さんもこの話題になるとムキになるみたいですし
 士郎の歪みに気づいている人:エヴァ、フィン、、ラカン、真名
 士郎が“正義”というものに思う所があると知っている人:エヴァ、愛衣(←NEW!)
 ……あれ、メインヒロインの一人である刹那は…?(汗)
 そしてこの中に一人ヒロインじゃない漢がいるような……なのに刹那は(涙

>夏目萌―――通称ナツメグ
 黒い長髪を三つ編みにし、白いセーラー服を着て大きな丸眼鏡をかけた少女。
 髪型やメガネの所為で目立たないが実は充分な美人さん。
 麻帆良芸大附属中学の二年生で、水系魔法を使う魔法生徒。そして高音の“魔法使いの従者”の一人。
 戦闘魔法より電子系魔法が得意なようで、有事の際は明石教授の指揮下で学園の監視防衛プログラムや学園結界のセキュリティ管理を行なっている。
 こんなあっさりした初登場でごめんよ……。

>激しい議論を交わす
 具体的には「マギステル・マギとは」、「正義とは」といった議題です。
 高音さんは原作で正義の味方を自称するので、いつかそんな会話をさせてみたいです。
 あとこの議論の成果(=高音の精神的成長)が見れるのは魔法世界編終盤を予定。…作者が忘れてなければ(笑)

>親友二人が声を揃えて言った言葉に顔を赤くして悲鳴を上げた。
 何でルビ(ぼくねんじんぼくめつ)を聞いただけで本来の意味(士郎と刹那さんをくっつける)を理解できたのか?
 そこは勢いとノリってコトで勘弁してください。

>平型屋根を持つ三階建ての白い建物
 メルディアナ魔法学校のこと。
 原作でメルディアナと思わしき建物の外観がこんな感じだったので。
 ただし一部の内観と外観が適合しない箇所(村や山の景観が望める列柱の間など)が見受けられるので、正確な所は判りません。
 また、村で唯一の学校とも原作では明言されていません。

>校長先生
 原作での「男子三日会わざれば刮目して見よ」という発言から、この小説での校長のイメージは「故事やことわざを駆使する人物」といった感じです(笑)

>上司を睨んだ
 ネカネはメルディアナ魔法学校で教職員をしている、という設定より。
 その割に先生らしい所が原作でもこの小説でも伺えない(笑)

>おまけ
>「あのひと女誑しなんじゃねぇだろーな…?」
士郎「おいおい千雨ちゃん、そんな訳ないだろ?」
エヴァ「お前は黙ってろスケコマシ」
刹那「一体どの口で言ってるんですか?」
真名「これが天然というヤツか」
フィン「自覚が無いから性質が悪い」
士郎「総スカン。なんでさ(´・ω・`)」



【次回予告】

 ―――現れる、雪の夜の亡霊。

 ―――闘争急進。
 ――六年前、雪の夜。
 平穏を砕く者。
 ―――――過去の糾弾者。
 ―――虹の剣、雷の斧。

 ネギの闇が、産声を上げた夜――――。


 次回、「ネギま!―剣製の凱歌―」
 第39話 平穏を砕く者/Days Breaker.


 ………悪魔伯爵編、突入。


 それでは次回。

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