ここは全年齢対応の小説投稿掲示板です。小説以外の書き込みはご遠慮ください。

超次元大戦 第五話:女王様を怒らせてはいけません!
作者:亀鳥虎龍   2015/01/27(火) 00:03公開   ID:lqIZ7s7kAnM
 プルルートと供に時を過ごした万事屋トリオ。

プラネテューヌに住んで暫くが立った。

するとイストワールが一同の前に現れた。

イストワール「大変です皆さん!」

銀時「何だよいーすん、何が大変なんだ?」

イストワール「プルルートさんと共に、すぐに向こうの世界に向かって下さい」

プルルート「ほえ?」



















―第五話:女王様を怒らせてはいけません!―



















銀時「向こうの世界?」

突然の言葉に銀時は頭を傾げてしまう。

とりあえず3人は、イストワールから話を聞く事にした。

なんでも、銀時達のいるゲイムギョウ界は一つとは限らず、別の次元にも存在するらしい。

因みに3人がいるゲイムギョウ界は『神次元』と呼ばれていて、向こうでの『一日』がこっちでは『一年』の時間を感じているのである。

そして向こうの世界――通称『超次元』のゲイムギョウ界では、邪悪な女神が世界征服的な事を企んでいるのである。

銀時「つまりアレか? 要は魔王退治をプルルートと一緒にしろと?」

イストワール「そういうことですね」

ボリボリと頭を描いた銀時は、ゆっくりと腰を上げた。

銀時「まあ、こっちにゃ世話になってるしな。 別に断る理由もないからな」

新八「そうですね」

神楽「キャッホー! 新しい冒険の始まりアル!!」

銀時「中二臭いわ!」

イストワール「それでは、3日後に準備をいたしますので、待ってて下さい」

イストワールがそう言って立ち去ったが、その後銀時は、

銀時「ハッ!」

新八「ど、どうしたんですか銀さん!?」

銀時「どうしよう……あんな事言ったけど、心の準備が全然出来てねぇ……」

新八「は?」

銀時「新八……3日後は休んでも良いか?」

新八「ダメに決まってんだろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」



















 そして三日後。

イストワール「それでは皆さん、準備は良いですね」

それを聞いた4人は、

銀時「おう」

新八「何時でもいいですよ」

神楽「ドンと来いアル」

プルルート「何時でもいいよぉ〜」

そう言って首を縦に振る。

イストワール「では、行きますよ」

魔法陣が出現し、4人は超次元へと向かったのだった。





















 時空移動を行った銀時とプルルートであったが――、

銀時「ああああああああああああああああああああああ!!」

現在、急行落下中であった。

プルルート「うわぁ……あたし達、空から落ちてる〜」

銀時「結局こうなるのかよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

果たして二人が落ちた先は?





















 グリーンボックスの教会にあるベールの部屋。

沖田「やりますねぇ」

ベール「貴方こそ」

沖田とベールは、ゲームを嗜んでいた。

ベール「くっ!」

沖田「これでトドメでさぁ!」

だがしかし、

土方「何してんだお前等ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

土方が大声で叫んだ。

沖田・ベール「ゲームでさぁ(ですわ)」

土方「何で呑気にゲームなんかやってんだお前等ァ!!」

沖田「土方さん、落ち着いてくだせぇ」

ベール「そうですわ。 少しは人生を楽しむべきですわ」

土方「お前等には緊張感というもんはねぇのか!!」

頭に血が上った土方であったが、

近藤「あ、総悟。 今度は俺も遊ぶ。 ギャルゲーなら自信あるぞ」

土方「アンタも当たり前のようにゲームに参加してんじゃねェ!!」

上司である近藤ですらゲームに没頭したので、そのまま部屋を出たのだった。


















 教会の外に出た土方。

因みにナルトとヒナタはギルドにて依頼を受けている。

土方「――ったく、少しはナルトとヒナタを見習いやがれ」

煙草を咥え、ライターに火を点けようとした。

まさに、その時であった。

「ああああああああああああああああああ!!」

土方「ん?」

突然の声に顔を上に向けると、見知った顔の男が、

銀時「あああああああああああああああああ!!」

空から降って来たのであった。

ドガァンと二人は、その場で激突したのだった。


















 突然の再会を果たした銀時と真選組の面々であったが、

銀時「何でいやがんだコノヤロー!」

土方「そりゃこっちの台詞だコノヤロー!」

銀時と土方の喧嘩が、イキナリ始まったのである。

ガルルルといがみ合う二人。

ベール「あの二人、何時もああなのですか?」

近藤「ああ……あんな感じだ」

沖田「止められるヤツァ、一人もいないんでさぁ」

近藤も沖田も、何時もの事だと呆れてしまう。

すると、二人の間に入るようにプルルートが声を掛ける。

プルルート「ダメだよ二人とも〜、仲良くしようよぉ〜」

銀時・土方「ふざけんな! コイツとだけは絶対に仲良くなれるか!!」

プルルート「…………どうしても?」

銀時「あったり前だ!!」

土方「誰がコイツと仲良しこよしになるか!」

険悪になる二人であったが、ベールが顔を真っ青になってしまう。

ベール「あ、お二人とも……私からもお願いします」

銀時「あん? 何でだよ!!」

土方「絶対に嫌だからな!!」

ベールの制止も聞かない二人であったが、近藤がある事に気付いた。

近藤「なあ万事屋、トシ……何か……プルルート殿の様子がおかしいんだが……」

そう言って視線をプルルートに移す。

プルルート「銀ちゃんも〜、土方さんも〜……どうして、仲良くしないのぉ〜」

拳を強く握り締めたプルルート。

プルルート「どうして、喧嘩するのかなぁ〜」

銀時「!!」

静かな怒りを見せるプルルートに、銀時の顔は恐怖に変わってしまう。

銀時「す、すみませんでしたプルルート様! コイツと仲良くしますんで、どうかお許しをぉ!!」

土方「へ?」

すぐさま謝った銀時であったが、プルルートの怒りは収まらなかった。

プルルート「そんなにぃ〜……喧嘩がしたいならぁ〜〜」

怒りが遂に頂点に達したプルルートは、

アイリスハート「あたしが直接、仲良くさせてあげましょうか?」

女神の姿へと変身したのだった。




















銀時「イヤァァァァァァァァァァァ!!!」

土方「ええええええええええええええええ!?」

近藤「嘘ォォォォォ!?」

沖田「おー、マジで」

アイリスハートの姿に銀時は絶叫し、土方と近藤は驚き、沖田はあまり動じなかった。

ベール「やはりこうなりましたか」

プルルートの豹変ぶりを経験してるベールは、予想したような顔で呆れてしまう。

アイリスハート「全く、人の話を聞かずに喧嘩するなんてぇ……銀ちゃん、貴方は何様のつもりぃ?」

その女王様ぶりに、銀時と土方は恐怖で全身が震えてしまう。

アイリスハート「ねぇ、ベールさん?」

ベール「あ、はい! 何でしょうか!?」

アイリスハート「あたし、これから銀ちゃんと土方さんとお話があるから、悪いけど、近藤さんとそうくんを連れてどっかに行ってくれないかしら?」

ベール「はい! さあ近藤さん、沖田さん、参りましょうか!」

近藤「し、承知した! 万事屋!トシ! 生きて帰って来いよ!!」

沖田「安心してくだせぇ。 二人の骨は、ちゃ〜〜んと拾ってあげまさぁ」

そう言って3人は、その場から立ち去った――というよりは逃げた。

銀時「おい、ちょっと待て!!」

土方「ズリィぞ、お前らだけ!!」

銀時と土方は追いかけようとするが、

アイリスハート「さぁて、これで邪魔者はいなくなった♪」

ガシリと、アイリスハートに肩を掴まれてしまう。

二人「ヒッ!」

アイリスハート「さぁて、これでようやく……人の話を聞かないバカで、カスで、ゴミで、チキンで、ノロマで、クズの二人にはぁ……」

その妖艶のある姿から見せるドS全開の笑みを見せるアイリスハート。

沖田のドSっぷりを見ている二人は、本能で察知した。

自分達がどんな目に遭うのかを――。

アイリスハート「たっぷりとお話しないとねぇ! フフフフ……フハハハハハハハハハハ!!」

銀時「あ……ああああ……」

土方「あ……ああうあああ…」

この瞬間、二人の精神は完全に崩壊し、

二人「イィィィヤァァァァァァ!!」

空に響く程の絶叫を上げたのだった。


















 アイリスハートの『お話』が約3時間も経過し、

近藤「ど、どうなったんだ?」

3人は様子を見ようとする。

プルルート「どうしたの〜?」

すると、プルルートが笑顔で出迎えてくれた。

変身前と後ではギャップが違い過ぎる為、近藤は引きつってしまう。

逆に沖田は興味深々であった。

因みに銀時と土方は……、

銀時「僕達、仲良クシマス」

土方「コレカラハ、仲良シマス」

精神が完全に崩壊してしいた。

近藤「目の焦点が全然合ってねぇ!?」

ベール「それどころか、まるで機械の様な片言になってますわ」

その光景に近藤とベールは顔を青ざめるが、

沖田「畜生、何か録画できるもん持ってくりゃ良かったぜぃ」

逆に沖田は録画する気満々であった。


















 因みに、新八と神楽はというと――、

ネプテューヌ「えー!? 転移装置がきっかけで、ぷるるんの世界に!?」

超次元のプラネテューヌにいた。

因みに『ぷるるん』とは、プルルートの事である。

ネプギア「という事は、お二人も見たんですか? あの姿のプルルートさんを?」

新八「はい……ホント……あれはトラウマでした」

神楽「マジで怖かったアル。 何でアレが女神やってるアルか!?」

それを聞いたネプテューヌとネプギアは、

二人「(御愁傷様)」

と、心から思ったのだった。

















 土方と銀時が再会していた同時刻、ギルドの方では、

ナルト「う〜ん……どれにすっかな?」

ナルトとヒナタが、次の依頼を探していた。

ヒナタ「あ、これなんかどうかな?」

そう言ってヒナタが一枚の依頼書を手に取る。

そこにはこう書かれていた。

『クリア条件:アイスホエール2体討伐。 依頼先:ルウィー』

ナルト「へぇ〜、面白そうだってばよ」

ニヤッと笑ったナルトは、気合いを入れ直すと、

ナルト「んじゃ、行くぜヒナタ」

ヒナタ「はい」

ヒナタと共にルウィーへと向かったのだった。

■作家さんに感想を送る
■作者からのメッセージ
 次回、当麻、美琴、浜面、一方通行、静雄、ナルト、ヒナタ、ジョルノの8人で物語を進めます。

同時に新たな敵も出します。
テキストサイズ:7454

■作品一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集
Anthologys v2.5e Script by YASUU!!− −Ver.Mini Arrange by ZERO− −Designed by SILUFENIA
Copyright(c)2012 SILUFENIA別館 All rights reserved.