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超次元大戦 第七話:憤怒の狂戦士と嫉妬の魔術師そのA〜デット・オア・アライヴ〜
作者:亀鳥虎龍   2015/02/06(金) 15:05公開   ID:C4c4pbelK42
〜教えて、銀八先生!〜

銀八「はい、この小説初となる質問投稿が送られていますので読みたいと思います。 ペンネーム『ハーレム王(PN)』さんからの質問です」

『エリザベス(七つの大罪)「ハーレムさんから質問があるそうなんですけど、七つの大罪って言う漫画は知っていますか?あと今アニメをやっていっているのですが」

一夏「そういえばもうひとつあったな。これをモチーフにしたアニメトリニティセブンというものも知っていますか?」

リリス「ちなみにどちらもハーレムさんがはまっている、はまっていたアニメだそうです」』

銀八「はい、ではお答えしましょう。 どちらも名前だけなら知っているが、内容は全然知らないそうです。 特に漫画の『七つの大罪』はマガジンコミックだというのは最近知ったようですが、作者の知っているマガジンコミックは『さよなら絶望先生』や『じょしらく』くらいです。 以上!」

新八「って、全部久米田先生の作品じゃねぇかぁぁぁぁぁ!!」





















―第七話:憤怒の狂戦士と嫉妬の魔術師そのA〜デット・オア・アライヴ〜―























???「全く……暴め、勝手な行動を……あの身勝手さが疎ましい上に、妬ましいわ」

黒いローブを纏った女性は、そう言って水晶玉に浮かぶ暴の姿を眺める。

???「まあいい……私も行くとするか」

杖を右手に持ち、左手の水晶で今度はナルトとヒナタを眺め始める。

???「フフフフ……この女は使える。 私の計画に」

そう言ってその場を去ったのだった。























 ルウィーから帰ろうとしたナルトとヒナタであったが、


二人「!?」

何かの気配を察知し、すぐさまそれを避けた。

ドォンと地面に墜落した何かは、ゆっくりと立ち上がった。

暴「ほう……この暴の攻撃に反応するとは、中々やるな」

ナルト「テメェ、何モンだ!」

暴「俺はデスハート様に仕える『七罪騎』の一人、“憤怒の暴”だ!」

ヒナタ「デスハート……ベールさんが言っていた、事件の黒幕」

ナルト「だったら、ここでテメェを倒すってばよ!」

二人は戦闘態勢に入ると、暴も右手の斧を肩に置き、左手の大剣を構える。

暴「オラァ!」

暴が剣を振るったが、ナルトはそれを避けると、

ナルト「そこだ! 螺旋丸!!」

掌から放った十八番『螺旋丸』を放った。

見事に命中し、暴はその場から大きく吹き飛ばされてしまった。

しかしナルトは、奇妙な違和感を感じ取った。

ナルト「(何だコイツ!? 何で防御しねぇんだ!?)」

武器を持っているのにも関わらず、右手の斧でガードしようともしなかった。

そんな暴の行動に、ナルトは不気味さを感じた。

遠くからズンズンと進んでくるような足音。

ヒナタ「!?」

白眼を発動したヒナタは、その正体に驚きを隠せなくなる。

ヒナタ「そ、そんな!?」

それは暴が、全くの無傷で近付いてきたからだった。

暴「何だ? 大した威力じゃあねぇな?」

螺旋丸を直撃で受けたにも関わらず、全くの無傷である事に、二人は背筋を凍らせた。

しかし、二人は知らなかった。

暴「『デット・オア・アライヴ』……」

ナルト「な、なんだ?」

ヒナタ「え!?」

ここから先が……

暴「ぐ……おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

本当の恐怖の始まりである事に――。


















 七罪騎の一人・憤怒の暴。

スタンド名『デッド・オア・アライヴ』。

その能力は――、

暴「ウオォォォォォォォォォォォ!!」

本体の戦闘本能のリミッター解除。

人は理性を失うと、疲れるまで破壊活動を続ける。

暴のスタンド『デッド・オア・アライヴ』はまさにそれ!

本体が疲れきるまで、決して止まる事は無い!!

しかもスタンド自体は、彼の心臓と一体化した同化型スタンドなのである。

暴「グオォォォォォォ!」

ドガァ!と放たれた、剣と斧の豪快な攻撃。

これにはナルトもヒナタも、簡単には近付く事が出来ない。

しかし、まさにその時であった。

???「光輪縛」

ヒナタ「な!? きゃっ!!」

光の輪がヒナタを縛りつけたのだ。

ナルト「ヒナタ!!」

???「フフフ……中々、良い逸材だ。 私の計画に役立って貰うぞ」

ヒナタ「貴方は!?」

インヴィ「私は七罪騎の一人、『嫉妬のインヴィ』。 小娘、一緒に来て貰うぞ?」

足元に魔法陣を発動させたインヴィ。

しかし、すかさずナルトが駆けだす。

ナルト「ふざけんな! ヒナタを放しやがれ!!」

突進するナルトであったが、まさにその時であった。

暴「GUOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!」

ドガァと暴の一撃が、ナルトの脇腹を直撃し、

ナルト「な――!?」

その場から吹き飛ばされてしまった。

その光景を目にしたヒナタは、

ヒナタ「い……嫌ぁぁぁぁぁぁぁ! ナルトくぅぅぅぅぅぅん!!」

絶望により、彼の名を叫んでしまう。

暴「フー……フー……」

徐々に動きが鈍くなった暴に対し、

インヴィ「全く、やっと疲れ始めたか。 ほれ、さっさと行くぞ暴」

そう言ってインヴィは、2人を連れてその場から消えたのだった。

ナルト「ひ……な……………た…………」

愛する女性を目の前で連れ去られ、

ナルト「――くしょう……ちくしょう…………畜生………うあああああああああああああああああああ!!」

怒りと後悔で、強く嘆いたのだった。





















 上条当麻、御坂美琴、浜面仕上の3人は、現在ルウィーに来ていた。

当麻「ルウィーが雪原だなんて、上条さんは全く効かされてなかったのですが?」

美琴「辺りが雪で白一色ね。 ある意味凄いわね」

浜面「いいからよ、速く此処の女神に会って、仕事を済ませようぜ」

イストワールより各国の女神達に集会の報告を依頼され、3人はその道中を歩いていたのだった。

暫く道という道を歩いていた3人であったが、

当麻「ん?」

当麻が何かを発見する。

当麻「なあ、アレって……もしかして人か?」

美琴・浜面「え?」

気になって近付くと、そこには青年が意識不明の状態で倒れていた。

当麻「な!? おい、しっかりしろアンタ!!」

浜面「ヤベェぞ!? 早く病院に連れて行かねぇと!!」

焦る3人であったが、別の誰かが歩み寄って来た。

3人「!?」

すぐに振りかえると、そこにいたのは――、

一方通行アクセアレータ「あン?」

白い髪に白い肌、獣の如き赤い瞳の少年――一方通行アクセアレータであった。

一方通行アクセアレータ「何でいンだよ?」





















 うずまきナルトが目を覚ますと、最初に天井が目に留まった。

ナルト「ここは?」

ブラン「目が覚めたのね?」

ブランがそう言って、椅子に腰を掛ける。

ブラン「アレから約3時間以上は寝てたのよ?」

ナルト「3時間……はっ!」

何かを思い出したナルトは、ベッドから降りようとするが、

ナルト「ぐっ!?」

ズキンと体から激痛が走った。

一方通行アクセアレータ「無理すンな。 内臓に損傷はねェが、肋骨が何本か折れてンだぞ」

壁に背中を預けていた一方通行アクセアレータは呆れるが、ナルトは耳を貸さなかった。

一方通行アクセアレータ「何処行く気だ?」

ナルト「……大事な女性ひとが、さらわれたんだってばよ。 助けに行かねぇと」

一方通行アクセアレータ「どォしてそこまでして、ソイツの為に動ける?」

問い掛けられたナルトであったが、彼は迷わず答えを出した。

ナルト「アイツは…俺を本気で好きになってくれた。 アイツが隣りにいなかったら、俺は……今の自分はねぇと思ってる。 一番……護りたい存在だってばよ」

そう言いつつ、ナルトはこれまでの事を思い出す。

ペインとの戦いで窮地に陥った時、自分を助けてくれたのはヒナタだった。

忍界大戦で多くの仲間の死を目にし、心が折れそうになった時もヒナタの言葉が自分を救ってくれた。

月の衝突を賭けた大筒木ネトリとの戦いで、やっと彼女の想い気付いた。

“死ぬまで一緒にいたい”――それが、ヒナタに伝えた彼自身の想いだった。

それを聞いた一方通行アクセアレータは、呆れたような顔をするが、

一方通行アクセアレータ「――だそォだ。 どォするンだァ、オマエならよォ?」

そう言って扉に視線を向けて声を掛ける。

扉から当麻が現れ、

当麻「そんな話をされたら、助けねぇワケにはいかないな」

そう言ってニッと笑う。

当麻「手を貸すぜ。 奴らの幻想をぶち殺すぞ」

それを聞いたナルトは、溢れそうになった涙を拭い、

ナルト「ああ……すまねぇ。 頼むってばよ!」

当麻達に協力を求めたのだった。






























TO BE CONTINUED

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