東方大激戦 第3話:チーム分けと探検と紅魔館
作者:亀鳥虎龍
2015/08/07(金) 22:57公開
ID:nLcsKa.6eNA
霊夢達は作戦会議すぐさま作会議を開いた。
その中でも最も怪しい場所へ向かおうと考えた。
霊夢「まずは吸血鬼の館『紅魔館』、そして冥界の屋敷『白玉楼』。 この二つから行くわよ!」
それを聞いた一同は、コクリと頷いた。
ただ一人を除けば……。
―チーム分けと探検と紅魔館―
シリアス全開の空気の中、銀時は霊夢にこう聞いた。
銀時「なあ霊夢、一つ聞いて良いか?」
霊夢「何よ?」
銀時「冥界って……あの、死んだ奴等が逝くっていう……あの冥界?」
霊夢「それ以外に何がるのよ?」
それを聞いた銀時は、一気に顔を青ざめた。
そんな彼を見た十六夜は、意地悪そうな顔でこう言った。
十六夜「あ、白い服着た女がいる!」
ざっ!と、銀時は土下座のような動作を見せる。
霊夢「………何してんの?」
銀時「いや、コンタクトを落とした」
当麻「銀さん、アンタまさか幽霊が……」
銀時「何言ってんだよ!?」
それを見た一同は、呆れるしかなかった。
霊夢「じゃあ、チーム分けをするわよ」
十六夜「おー」
チーム分けの結果、以下の結果となった。
霊夢チーム:霊夢、銀時、ネプテューヌ、十六夜、当麻、ノワール、ニャル子、ネロ
魔理紗チーム:魔理紗、ジョルノ、雪泉、ブラン、ベール
留守番チーム:真尋、インデックス、オティヌス
戦闘が出来ない真尋とインデックス、そしてオティヌスは神社で待機となった。
因みにニャル子は駄々をこねていたが、真尋に眉間にフォークを刺されてしまい、
全員「(真尋を怒らせないようにしよう)」
他メンバーも、本気でそう思った。
紅魔館へ向かう事になった霊夢チーム。
霊夢「それじゃ、飛んで行くわよ」
ネプテューヌ「うん、分かった」
ノワール「いくわよ!」
ネプテューヌとノワールは女神化し、
ニャル子「私も行きますよ!」
ニャル子もフルフォースフォームへと変わり、右腕からロケットの様なオレンジ色の推進機を装着して空を飛ぶ。
それを見た銀時が、真っ先に抗議した。
銀時「ちょっと待てやぁぁぁぁ!!」
霊夢「何よ?」
銀時「俺等は飛べねぇぞ!」
確かに男性陣は飛べないが、他3人は……、
ネロ「歩けば何とかなるだろ?」
当麻「銀さん、早く行くぞ」
十六夜「置いていくぞ〜」
普通に森の中を歩いていこうとした。
銀時「何で普通に行くの!?」
驚く銀時であったが、十六夜がこう言ったのだった。
十六夜「何言ってんだ? 森の中の探検なんて、ロマンがあるだろ?」
その目は、穢れを知らない少年の目であった。
銀時「やめろォォォ! そんな目で銀さんを見るなぁぁぁぁ!」
結局、男性陣は徒歩で、女性陣は飛んで行く事なった。
無事に合流し、目的地の紅魔館へと着いた。
銀時「……赤いな」
ネロ「真っ赤だな」
十六夜「ヤハハハハ! 良い趣味してるぜ」
全体が赤い屋敷に、霊夢以外引きつってしまう。
そんな彼女達の前には、門番と思いしき女性が、
??「Z〜……」
立ったまま寝ていた。
銀時「おい、アイツ寝てんぞ?」
霊夢「彼女は
紅美鈴。 ここの門番なんだけど、居眠りが多いのよね」
銀時「それ門番じゃないよね? 明らかにただのサボリだよね!?」
こうして彼等は、美鈴を無視したのだった。
扉を開け、中へ入る。
ロビーの様で、とても広いものだった。
辺りを見渡すが、人の気配が何処にもなかった。
しかし、その時だった。
??「よく来ましたね」
霊夢以外「!?」
いつの間にかメイドが現れ、霊夢以外が驚きを隠せなかった。
咲夜「私はここのメイド長を務める、十六夜咲夜と申します。 異常様の命令で、アナタ達を消せとの事です」
十六夜「ヤハハハ! 奇遇だな、俺の名前も十六夜だ。 名前は逆廻十六夜」
咲夜「アラ、確かに奇遇ね。 では、奇遇ついでに、アナタが相手を?」
すると、ネロが前に立つ。
ネロ「いや、俺が相手するぜ。 お前等は、先に行ってろ」
ニャル子「一人では危険です。 私も一緒に残ります」
霊夢「頼んだわ!」
すぐさま走り出した霊夢達。
そんな彼女達を、咲夜は追いかけようとしなかった。
ネロ「追わねぇのか?」
咲夜「勿論行くつもりよ。 アナタ達を殺してからね」
ナイフを構える咲夜に対し、ネロとニャル子は警戒する。
ネロ「行くぞ」
ニャル子「勿論です」
こうしてネロ&ニャル子vs咲夜の戦いが始まった。
続く...
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