ここは全年齢対応の小説投稿掲示板です。小説以外の書き込みはご遠慮ください。

東方大激戦 第12話:戦闘員は単体だと意外と結構強いのに複数だと弱くなる
作者:亀鳥虎龍   2015/08/18(火) 22:49公開   ID:L6TukelU0BA
 東方大激戦、前回の三つの出来事!

一つ……命蓮寺が敵勢力に襲われる!

二つ……寅丸星に化けたニャルトラルホテプ星人だ登場!

三つ……敵は簡単に倒され、アイリスハートのお仕置きを受ける!

銀時「何で『仮○ライ○ダーオ○ズ』風!?」

ニャル子「細かい事は気にしない事ですよ♪」

銀時「気にするわ!!」









―戦闘員は単体だと意外と結構強いのに複数だと弱くなる―









 命蓮寺が気になり、霊夢達はすぐさま向かうのだった。

だが、まさにその時であった。

ノワール「ん?」

??「「うわぁぁぁぁ!」」

??「みぃぃぃぃ!」

ノワール「のわぁぁぁ!!」

何かがノワールの真上に落ちて来たのだった。

全員が驚きを隠せなかったが、ニャル子と真尋が叫んだ。

ニャル子「クー子!?」

真尋「ハス太にシャンタッ君!?」

クー子「ニャル子!」

ハス太「まひろくん!」

シャンタッ君「みー!」

銀時「どうやら、顔馴染みみてぇだな」

霊夢「で? アンタ達も例のスキマに?」

ハス太「え!? 何で分かったんですか!?」

魔理紗「ビンゴだぜ。 紫の仕業みたいだな」

状況を察し、霊夢達は二人にも幻想郷の事を伝えた。

クー子「……成程、それなら私も手伝う」

ハス太「僕も、できることは手伝います!」

シャンタッ君「みー!」

銀時「まあ、戦力は多い方が良いからな」

銀時は本心からそう言うが、

ベール「そうですわね。 わたくしとしては、ハス太がとても可愛らしいですわ。 是非、弟に来て欲しいものです。 ……じゅるり」

ジョルノ「鼻血出しながら言わないでください。 折角の雰囲気が台無しですよ」

当麻「というか、今のは女神の台詞とは言えない危なっかしい発言だったぞ?」

オティヌス「それ以前に、思いっきり個人的な意見だ出た気がするが」

鼻血と涎が出るほどハス太を気に入ったベールに、ジョルノと当麻とオティヌスが軽いツッコミを入れた。

こうして彼等は、命蓮寺へと向かうのだった。










 命蓮寺へ向かおうとした矢先、

「キャァァァァ!」

女性の悲鳴が聞こえたので、全員が振り向いた。

そこには、縦に割れたような口を持った全身が黒い怪物が、女性を襲おうとしていた。

真尋「ニャル子、アレって!!」

ニャル子「ナイトゴーントですよ! という事は、ノーデンス星人が絡んでいるという事ですか!?」

ナイトゴーントは女性に襲いかかろうとする。

しかし、その時であった。

ネロ「オラァ!」

ドガァと、ネロが拳で殴り飛ばした。

ネロ「逃げろ!」

女性「は、はい!」

女性が逃げた事を確認すると、ネロはレッドクイーンを構える。

ネロ「先に行け、コイツは俺が食い止める!!」

魔理紗「頼むぜ!」

仲間達が先に行った事を確認し、

ネロ「それじゃ、ここからが俺のステージだ!」

邪神との戦いを始めたのだった。












 ナイトゴーントが鋭い爪で斬り裂こうとする。

しかしネロはそれを避け、蹴りを豪快に放つ。

そのまま吹き飛ばされたナイトゴーントであるが、背中の翼を広げ、

ナイトゴーント「シャァァァァ!」

そのままネロに突進した。

ネロ「へっ! 上等だ!!」

一度地面にレッドクイーンを地面に突き刺すと、ネロは柄のハンドルを捻り始めた。

ドルンドルンと、バイクのエンジンのような音が聞こえ、

ネロ「よし、準備万端」

刀身が赤く染まっていき、そのままネロは両手で持つ。

ネロ「来な! 輪切りにしてやるぜ!!」

突進して来るナイトゴーントに対し、ネロも突進していく。

ネロ「喰らいな! ストリーク!!!!」

そして二人はすれ違い、その場で背中を向ける。

暫く沈黙であったが、

ナイトゴーント「ギガァァァァァ!!」

ナイトゴーントが膝を着き、その場で倒れたのだった。

ネロ「ふう……こんなもんか?」

ネロがそう思いながら、レッドクイーンを肩に置くが、

ナイトゴーント「キシャァァァァ!」

ネロ「は?」

他のナイトゴーントが、数体も現れたのである。

ネロ「面白いじゃねぇか……いくぜ!」

そう言うとネロは、ナイトゴーントの団体へと飛び込んだのだった。











 ネロは剣で斬り払い、拳で殴り飛ばす。

ナイトゴーント達も負けじと、一斉攻撃に入った。

ネロ「まだまだぁ!」

しかしネロは愛銃のブルーローズで、ナイトゴーントの数体を打ち倒す。

更に右腕の腕力を生かし、地面に叩き付ける。

数体が倒され、残りは一体となった。

ネロ「残りは、お前だけだぜ」

ネロは構えるが、まさにその時であった。

ナイトゴーント「グオォォォォ!」

咆哮と共に、ナイトゴーントの姿が変わりだしたのだ。

蝙蝠の様な翼は4枚に増え、尻尾は先端が鋭くなり、そして肉体は筋肉質に変貌したのである。

ネロ「どうやら、他とは一味違うようだな」

ネロはレッドクイーンを構え、目の前の敵を睨んだ。

だが、まさにその時であった。

ナイトゴーントは一瞬の内にネロの前に現れ、

ネロ「なっ――」

彼の顔面を掴み、そのまま投げ飛ばしたのだ。











 ドゴォンと、民家へと激突したネロ。

ネロ「いっつ……何つうパワーとスピードだ――!!」

置き上がったネロであったが、ナイトゴーントが豪快に腕を振り下ろしたのだ。

ネロは咄嗟に避けるが、その破壊力は、地面を大きく抉り取る程であった。

立ちあがったネロであったが、吹き飛ばされた拍子にレッドクイーンを落としてしまっている。

ネロ「これしかねぇか!」

ブルーローズの引金を引き、弾丸を放つが、

ナイトゴーント「………」

ナイトゴーントは全く効いていなかった。

ネロ「だったら!」

右腕を豪快に振るい、思いっきり殴りかかる。

しかしナイトゴーントは、その場で受け止めたのである。

ネロ「な!?」

驚くネロであったが、ナイトゴーントはそのまま彼を地面に叩き付けた。

ネロ「がっ!」

叩きつけられた衝撃で、ネロは予想以上のダメージを受けてしまう。

ネロ「………」

そのまま動かないネロを見て、ナイトゴーントはトドメに入ろうとした。

しかし、その時であった。

ナイトゴーント「!?」

何かを感じたナイトゴーントは、後ろへと跳び上がった。

すると、ゆっくりとネロが立ちあがった。

ネロ「……やるじゃねぇか」

右手から一本の日本刀を出現させると、ネロは刀を鞘から抜いたのである。

ネロ「いくぜ、











 日本刀『閻魔刀』を握り締め、ネロは一気に地を駆ける。

それを見たナイトゴーントも、迎え撃とうと鋭い爪を振るった。

しかし、その時だった。

ネロ「遅いぜ」

閻魔刀を振るった瞬間、ナイトゴーントの腕は切断されたのである。

ナイトゴーント「グギャァァァァ!」

切断面から血が噴き出し、ナイトゴーントは痛みの絶叫を上げてしまう。

ネロ「俺が使う台詞じゃねぇが……その命、神に返しな」

ネロがゆっくりと歩み寄り、それを見たナイトゴーントは、

ナイトゴーント「ガァァァ!!」

残った腕を振るうが、ネロは軽い動作だけでそれを避け、

ネロ「無駄だぜ」

そのまま体を切り刻んだ。

ナイトゴーント「グギャァァァ!」

苦しむナイトゴーントであったが、ネロはそんな暇は与えなかった。

その姿に、ナイトゴーントは恐怖した。

この瞬間、彼は呟いたのだ。

ナイトゴーント「あ……悪……魔………」

ネロ「何だ? 今頃気付いたのか?」

この瞬間、ネロの一閃により、

ナイトゴーント「グガァァァァ!!」

ナイトゴーントは倒れたのだった。










 鞘に納めた閻魔刀を右腕に収納すると、ネロは地面に座りこんだ。

ネロ「ふぅ〜……暫く休んでから行くか」

そう言って一息吐いたが、まさにその時であった。

ガサッと、ナイトゴーントの死体が動き始め、

ネロ「!!」

ネロは咄嗟に警戒する。

しかし死体は光り出すと、とんでもないものへと変貌したのである。

それは黒い車体に、蝙蝠の翼を模したパーツが後部に着いたバイクへと変わったのである。

ネロ「……ワーオ」

これにはネロも呆気にとられたが、反射的に跨ったのである。

ハンドルを捻ると、エンジンが煙を噴き出す。

ネロ「コイツは、スゲェもん手に入ったぜ」

そう思ったネロは、そのままバイク型魔具となった『ナイトゴーント』を走らせたのだった。




続く...








〜銀さんとニャル子さんのネタトーーーク!〜

銀時「さ〜て、この小説も遂に10話を突破したな」

ニャル子「そして今回の話で、ネロさんがナイトゴーントを撃破しましたね」

銀時「因みにこのサブタイトルにも、ちゃんとした意味が籠ってるぞ?」

ニャル子「と、言いますと?」

銀時「作者が『劇場版仮面ライダーアギト』のDVD、それもディレクターズカット版を中古屋で買ったんだけど……」

ニャル子「フムフム」

銀時「んで、劇中に登場した敵の『アントロード』って蟻の怪人がいるんだけどよ……」

ニャル子「なるほどなるほど」

銀時「冒頭に登場したの別個対をG3-Xが、序盤に登場した別個対をギルスが倒してんだけど……」

ニャル子「それでそれで?」

銀時「そいつ等、いわゆる『戦闘員ポジジョン』にも関わらず、主役格のライダーと互角に戦ってたんだよね」

ニャル子「ほうほう」

銀時「でも、中盤辺りからは弱くなってた」

それを聞いたニャル子は、その意味をすぐに理解した。

ニャル子「つまり銀さんは、こう言いたいのですね? “戦闘員ポジジョンは単体だと主要人物と互角の強さを誇るのに、団体で戦うと弱くなってた”と?」

銀時「そういう事だ」

ニャル子「あ〜、何となくわかりますね」

銀時「だろ?」

こうして、このトークは終わるのであった。











〜3年Z組銀八先生〜

ニャル子「先生、これをどうぞ」

そう言ってニャル子は、銀八に弁当を渡した。

銀八「おいニャル子、どういうつもりだ? こういうのは好きな男子に渡すのが定番だろ?」

ニャル子「真尋さんに渡したら、「いらない」と断られたので」

銀八「――ったく、自分を好いてくれてる女の弁当を断るなんざ、ヒデェ男もいたもんだ」

銀八は蓋を開けると、中身は意外と豪華であった。

ニャル子「どうですか?」

銀八「へぇ、良い出来じゃねぇか」

感想の言葉を述べると、銀八は箸で唐揚げを摘まみ取る。

銀八「特にこの唐揚げは美味そうだな」

ニャル子「はい! なんせ、特別な鳥肉を使ってますから♪」

銀八「へぇ〜……因みに何の肉だ?」

ニャル子「タカとクジャクとコンドルの――」

銀八「タジャドルコンボの唐揚げかよぉぉぉ! てかア○クに謝ってこいィィィィ!!」

その後ニャル子の弁当は、クー子が美味しく頂きました(笑)。


■作家さんに感想を送る
■作者からのメッセージ
オリジナル魔具紹介

ナイトゴーント

種類:バイク

属性:無

詳細:第12話でネロに敗れたナイトゴーントの一体が、自身の魂をバイクの形に変化させたもの。
後部に蝙蝠の翼を模したパーツがあり、横に倒すと飛行形態に変形する。
見た目がバイクとう事もあり、ネロはこの魔具を頻繁に使う。
因みに燃料は搭乗者(主にネロ)の魔力や霊力を使うため、燃料切れは起こる必要はない。
その走行速度は、クロックアップ使用時のニャル子の半分くらい。
テキストサイズ:7986

■作品一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集
Anthologys v2.5e Script by YASUU!!− −Ver.Mini Arrange by ZERO− −Designed by SILUFENIA
Copyright(c)2012 SILUFENIA別館 All rights reserved.