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彼らがが異世界へ旅立ったそうですよ? 第4話「兎は宇宙を見て何跳ねる?前編」
作者:変態技術者   2015/11/23(月) 00:32公開   ID:F6EJsQT74kk
 横浜鎮守府襲撃から2時間後の10時30分

 IS学園の港には巨大な航空要塞が着水していた。例えるなら巨大な黄金の鳥と言える獅子王凱の所属していた組織GGG宇宙防衛勇者隊の《ディビジョンVII超翼射出司令艦ツクヨミ》だ。全長1kmになる超大型航空要塞だ。


 その内部会議室では今回の騒動・・・横浜鎮守府襲撃事件に関与することになったIS学園の専用機持ちや一部の教師が横浜鎮守府関係者と会議をしていた。
 そしてその代表である神機使いと艦娘が話し合っていた


リュウガ「えぇと、IS学園所属の《神機使い》の荒神リュウガだ。これより今回の騒動のまとめを行う。IS学園内部で女権団に関わっていた人員が打鉄とラファール・リヴァイヴを強奪、学園内で騒ぎを起こした上に横浜鎮守府を襲撃。ここまででいいな?」

長門「そうだ。鎮守府は全機能が停止、資源も半分近く減らされてしまったな・・・負傷者も多数。しばらく出撃できそうにない。修復施設もすっかり壊滅してしまったから艦装も修復できないな」


 そう言う長門も頭や足に包帯を巻いている。腕に至っては右腕を折ってしまいしばらくは戦線復帰は不可能だ。頼みの綱である《高速修復剤》・・・通称『バケツ』もほぼ全部損失。これがあれば艦娘の肉体も修復できるのだが・・・先の襲撃で破壊されてしまっているので不可能だ。


リュウガ「もう少し早く潰せていれば・・・済まなかった長門」

長門「いやこちらこそわざわざ戻ってきてくれてありがとう。しかしこの船は?」

リュウガ「航空空母の発展機でもあるな。凱の相棒のパーツの発信基地でもあるんだが部下に頼んでこの世界に転移していたのをこっちまで持ってきてもらったんだ『隊長、説明が完了しました』ならここまで連れてきてくれ」

長門「今のが『提督』の部下の?」

リュウガ「シエル・アランソン・・・俺が生涯を誓った人だ。まあ10歳も差があるけどな」


 リュウガは長門に委託された提督任命権によって提督になった神機使いであり、最も早くこの世界に来たメンバーだ。そして非常事態に対応するためにIS学園に向かっだのだ。


長門「て、提督は・・・け、結婚はするのか?」

リュウガ「結婚かぁ・・・結婚は大切だからしっかりとやりたいね」

長門「じゃ、じゃあ子供も欲しいか!?」

リュウガ「・・・男の子か・・・女の子か・・・・・・って、今言うことではないだろうが!はやく格納庫に行くぞ」

長門「う、うむ!」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ツクヨミ格納庫


ヤモト「包帯が足りないよ!」

シモン「創ったぞ!」

凱「食材が足りない!」

シモン「創ったぞ!」

ガンドー「弾薬が足りないぜ!」

シモン「それも今創ったぞ!」



 格納庫についた時にIS学園のメンバーが見た光景は恐らく有り得ないという顔だっただろう。緑色の光を纏ったと思ったら武器の弾薬や包帯に薬や食料をポンポン取り出していくのだから。それだけではない・・・専用機持ちが見た彼らはこの世界では二次元のマンガやゲームのキャラクターだったので余計に驚きを隠せなかった。


一夏「あの人の言っていたことは本当だったんだ・・・」

ヤモト「貴方達はIS学園の?」


 一夏に話しかけたのはヤモト・コキだ。その胸は平坦である。


一夏「お、織斑一夏です」

セシリア「せ、セシリア・オルコットですわ」

鈴音「凰鈴音よ」

シャルル「シャルル・デュノアです」

楯無「IS学園生徒会長、更識楯無よ」

簪「更識簪・・・」


 ヤモト・コキは何かをチェックするように見たあと包帯を投げた


ヤモト「ニンジャソウルはないね、なら早くその包帯をみんなに巻いて。貴方達の所がみんなを傷つけたんだから」

鈴音「ちょ、ちょっと何よその言い方は!?」

ヤモト「貴方達はそのオモチャで偉そうにしてるらしいけど、そのオモチャのせいで無関係な子供が傷つけられるのわかってるの?まあその言い方だと理解出来ていなそうだけど」

鈴音「オモチャって、ISがオモチャとでも言いたいの!?」

ヤモト「そこのセシリア=サンや一夏=サンは私達のことを知っているからわかってるからいわないよ」

一夏「・・・ヤモト・コキ、出典作品『ニンジャスレイヤー』。人類を超越した存在《ニンジャ》の1人。ニンジャソウルを宿す者はパワードスーツや核兵器でも打ち破る超人なんだ。鈴、ニンジャソウルを宿す人にとってISだってオモチャに過ぎないんだ」

鈴音「〜!わかったわよ!」

セシリア「ヤモトさんが宿すニンジャソウルは物体を操り強化も可能なサイコキネシスのアーチ級ニンジャ《シ・ニンジャ》ですわ。・・・今回の騒動、本当に申し訳ありませんでした」

ヤモト「・・・謝るなら包帯を待っているみんなや・・・アースクェイク=サンに謝って「いや、オレはいい」アースクェイク=サン!?」

アースクェイク「今回の騒動・・・お前達が来てくれなかったら爆発四散していたかもしれん・・・突然で悪いんだがあいつら艦娘の夢を守ってくれないか?」



 アースクェイクは語った・・・艦娘達から聞いたもしも願いが叶うなら願う事を。


アースクェイク「あいつらは『人と同じように生きてみたい』と語っていた・・・あいつらは1度死んでいる・・・そしてまた戦場に送られる・・・だがあいつらは戦い以外の道を選び出した。あいつらは心に傷がある・・・もう常にあいつらの心は限界なんだ・・・だから頼む・・・!」

鈴音「わかったよ、その傷・・・艦娘を守るためにつけたんでしょ?ならそれだけ本気ってことでしょ?いいわ約束する!」

アースクェイク「済まない・・・!「その代わり、アンタも最後まで生き残りなさい!」・・・わかった!」


 その光景を見てヤモトは安心した。また女権団みたいなやつが来るのかと思っていたが これなら安心して任せられると。


シモン「あの子達がIS学園の?」

ヤモト「うん、女権団みたいな考えはないよ」

シモン「そうか、ならシエルから連絡だ。よく聞いてくれ」


 シモンの後から来たのは神機使いの1人であるシエル・アランソン。その胸は豊満である。


簪「GODEATER2の神機使い・・・!本物?」

シエル「こうして直接合うのは初めてですね、フェンリル極東支部所属のブラッド元副隊長のシエル・アランソンです。元軍属ですがよろしくお願いしますね?隊長がお世話になりました」

楯無「隊長ってリュウガ先生の事?」

簪「じゃあリュウガ先生ってコスプレじゃなくてやっぱりブラッドの隊長!?」

リュウガ「いかにも!・・・あれ?ラウラ・ボーデヴィッヒは?」


 ラウラ・ボーデヴィッヒ・・・ドイツが生み出した遺伝子強化兵士の1人で左目に境界の目を埋め込んだ、国際法で禁止されている軍のIS部隊《黒ウサギ隊》の隊長である。が、教官であった織斑千冬を絶対しておりかなりの危険人物と見られている。
専用機はシュヴァルツェア・レーゲン黒雨。ドイツの第三世代機である。


楯無「・・・彼女なら来ていませんよ。艦娘を援護したくはないらしいから」

セシリア「仕方ありませんわ、IS乗りは艦娘を見下す傾向が高いのですから・・・」

簪「深海棲艦と戦ってくれているのに・・・みんな理解しようともしないなんて「いや、君たちが理解してくれるだけでもありがたいよ」貴女は長門型1番艦の長門さん?」


 長門はニンジャスレイヤーに支えられていた


長門「私達は世間からしたら嫌われ者・・・だけど生きていることを忘れて欲しくないんだ。誰もがこの世界で生きている・・・それを一方的に否定することは許されないんだ」


 長門の言葉で誰もが考えさせられた。この世界では誰もが一方的に相手の存在を否定している・・・その異質さを改めて考えることの重要さが実感する。


シャルル「じゃあ深海棲艦に対してはどう思っているんですか?」

長門「深海棲艦は・・・まだ生まれたての赤ん坊と同じだと思うんだ。深海棲艦はなぜ戦闘をするのか?なぜ人と同じような姿を持つのか?なぜ人類に接近するのか?・・・彼女達は戦闘行動こそ人類とのコミュニケーションだと思っていると思うのだ」

一夏「艦娘が人とコミュニケーションを持ったことがある船だとすれば、深海棲艦はまだコミュニケーションも取らなかった遥か太古の船がベースになったと考えれば?」

長門「そう思ってもいいと思うがまだ詳しいことは不明だ・・・「そろそろ話していいですか?」済まない」

シエル「では・・・会議の結果、横浜鎮守府はIS学園に移動。横浜鎮守府周辺海域は周辺の鎮守府でカバーします。その間IS学園周辺海域のチェックを行うと共に有事の際に備えるようにしてください。さらに今回の被害を受けて大本営から新型の艦娘と資源が送られてくるそうです。ツクヨミは今からその新型の艦娘と資源の回収に向かいますので全員降りるようにして下さい」

長門「新型の艦娘?どれ程かわかっているのか?」

リュウガ「そこは俺が教える。配備されるのは練習艦の鹿島やドイツの艦隊等だ。配備が確定されているのは他に秋月と照月だ。補給艦の速吸も確認済みだ」

ニンジャスレイヤー「そうか・・・なら早く我々は降りた方がいいな。急ぐぞ、長門=サン」




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IS学園特別野営基地・・・そこはアリーナ周辺の土地に建てられた横浜鎮守府の野営基地である。


ナンシー「まったく・・・運がないわね」

ジェノサイド「本当だな、食事や艦装の修復で資源がグロ画像めいているがな!」

ナンシー「それもあるけど、あの神様とやらの話だと私達はニンジャを倒すために来た。けどこの世界の闇とも言える女権団や他の世界の人たちの敵もいるってことよね?」

ヤモト「うん、ガンメンっていうシモン=サンの世界のロボットが現れたからね」

ジェノサイド「ガンメン?シモン=サンが使っているあのカラクリの事か?」



 ジェノサイドの目線には一頭身の赤いロボット《ラガン》がいた。中にはシモンが入っており両腕のドリルで穴を掘っていた。一瞬で普通の腕に戻していたが・・・


ジェノサイド「あれも『螺旋の力』という奴か」


 螺旋の力・・・螺旋力と呼ばれるこの力は、二重螺旋遺伝子構造から生み出される一つの生命がひとつの銀河とリンクして無限の力を創造する力だ。物質の創造や遺伝子を組み替えることによる不老不死の生命体を無限に作り出すことも可能だ。そして兵器として使えば因果律兵器や合体変形が可能な惑星級偽装戦艦を作ることも可能だ。ガンメンはこの螺旋力を増幅しエネルギーに還元する《螺旋エンジン》で動いている。彼らはまだ知らないがガンメンはその機体自体が高機動型コックピットである。本体は全長数kmもある超弩級兵器である。


ナンシー「螺旋力って呼ぶらしいけどね。まあドリルを作りやすくなるらしいわ・・・それにしても・・・まるで異物を見るような視線はやめて欲しいわ」


 野営基地の周りではIS学園の生徒達が遠くから見ていたが大抵は蔑んだ視線を送っている


ジェノサイド「奴等からしたら俺達は邪魔者でしかないからな・・・アム」

ナンシー「・・・何を食べたの?」

ジェノサイド「他のゾンビーの肉だ。これがあれば匂いも抑えられる・・・そういえば凱の仲間は?」

ナンシー「彼等ならもうあそこで作業中よ?」


 ナンシーが指さした先には小さなダンプカーやミキサー車等が走っていたが時折「システム・チェンジ」の声と共に人型に変わっておりその特異性が理解出来た


ナンシー「赤いのが次男の炎竜、青いのが長男の氷竜、緑色のが三男で潔癖症の風龍、黄色が四男の雷竜、白くてピンク色のが光竜、黒くて紫色のが闇竜よ。あとニンジャスレイヤー=サンに追われているマッポ(警察)カーがボルフォッグ=サンね。あとここの上空と会場の警護をしているのがガングルー=サンとガンドーベル=サンよ。炎竜、雷竜、光竜、闇竜は何故かよく着地に失敗しているわ・・・原因は不明よ」


 彼らこそ獅子王凱の所属するGGGの機動部隊隊員である。尚、着地に失敗しているのには謎のバグがあるからである。


ニンジャスレイヤー「ニンジャ殺すべし!」

ボルフォッグ「私はニンジャソウルもありませんし、ロボニンジャでもありませんよ!?」

ニンジャスレイヤー「似たような奴がいたからだ!」

ボルフォッグ「だったら川内さんはどうなるんですか!?」

ニンジャスレイヤー「ニンジャソウルは感知していない!」

ボルフォッグ「あ、あんまりです!」



 その光景を見て一夏達はGGGの機動部隊隊員に話しかけた


一夏「大丈夫なのかあれ?」

炎竜「大丈夫だって、逃げ足は僕達より早いし!それよりロボニンジャなんていたのか?」

簪「うん、オムラの《モーター計画》で生み出されたモーターヤブにモータードクロなんてものもあるから。しかもその最終型は《オムラの遺産》と呼ばれている人と機械の融合した存在になってるの・・・名前はモーターカワイイ」

氷竜「それは恐ろしいですね」

闇竜「しかしそれは狙われないんですか?」

セシリア「それなら大丈夫そうですわよ?確か───────「アイェェェエエッ!?」!?」


 ナンシーの悲鳴が響く


ナンシー「そうだった・・・確かIRCにまだ繋がってたんだ!・・・え?真下!?ちょっとシモン=サン、ここの真下を掘ってもらってもいいかしら?」


シモン「任せろ!」
 

 一分もしない内に地中から人が出てきた・・・水色の髪を持ちサイバーじみたカワイイ重点の服装を着た高校生くらいの少女。そうモーターカワイイことユンコ・スズキだ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 5分後、戻ってきたツクヨミに載せられていた速吸が急いで作ったトロマグロ・スシがユンコの口の中に放り込まれた


ユンコ「ウウウウウウンマァァアアイイイイ」

リュウガ「大丈夫なのかこれ?飯テロだろこれ」

鹿島「サンドイッチ一つ食べますか?」

リュウガ「ありがとう・・・美味いね」

ナンシー「アー、トロ成分でエネルギー補給するからこれでいいわ」

闇竜「・・・彼女が?」

簪「うん、オムラの遺産・・・モーターユンコ。戦闘力なら多分ここにいる人でもダントツになれる」

ユンコ「……ウウウウ……ウマーイ……あれ?ここは何処なの?ネオサイタマじゃないの?」

光竜「ねえねえ?もう動けるの?」

ユンコ「アイェェェエエ!?ロボニンジャ!?」

光竜「私はロボニンジャじゃないよ、光竜っていう名前があるの!」

雷竜「お、目が覚めたのか!」

シャルル「ちょ、ちょっと雷竜ー!先に下ろしてよ!」

雷竜「悪い悪い!」

ニンジャスレイヤー「む、ユンコ=サン!?」

ユンコ「ニンジャスレイヤー=サン!?」

速吸「えっと、知り合いなんですか?」

楯無「ニンジャスレイヤー=サン、先に説明した方がいいわよ?」


 ~殺戮者説明t───────────


 直後空から人参と巨人が降りてきた。
  巨人はゆっくりと降りたが、人参は……鋼鉄のロケットにんじんだったのだがリュウガが キャッチと共に近くの地面に入口があると思われる部分を地面に突き刺した


  しかしその背後から何かがタックルしてきた


リュウガ「な、なんダァっ!?」

シエル「た、隊長!」


 地面を転がった後には機械のウサギ耳を付け不思議の国のアリスのような服装をした所謂ダイナマイトボディの女性がいた。顔立ちは非常に整っているが寝不足なのか隈がある。


???「君だね私の夢を見つけてくれた人は!」

一夏「た、束さん!?」

千冬「何があっ・・・束!?」

ユンコ「えっとどういう事?」


 彼女こそISの開発者である篠ノ之束。世紀の大天災である。


リュウガ「・・・なにか恥ずかしい、けど・・・温かい」

束「ふっふっふー、この束さんの抱擁なんて滅多に味わえないよー?「すみません・・・何やっているんですか?」・・・っ!?」

シエル「スコシハナシマショウカ?」

リュウガ「・・・ん?シエルか?」

シエル「隊長は少し休んでください・・・加賀さん」

加賀「わかりました、司令はお任せ下さい」


 インガオホー、束はシエルに引きずられながら林の中へと消えていった


 ザッケンナゴラーッ!アイェェェエエエ!?スッゾゴラーッ!?アイェェェエエエ!?


『アハハハ!面白くなってるねぇー!』

『主任、ここは静かにした方がよろしいかと?』

『そうなんだ……で、それが問題?』

???「ふむ、彼女達が艦娘……面白いな」

???「ここの世界の最強の兵器とやらはどこにあるんだ?」

???「基本的にはアクセサリーになる物もありますよ」


 降り立った巨人はどれも巨大ロボットである。あるモノは5m程のずんぐりとした形をした人形でタロットの逆さの男ハングドマンを表すマークをつけている水色とオレンジの機体。ある機体は水色と藍色で染められた基本的にスマートな機体だ。そして目を閉じた少女を手に載せた機体は黒とダークレッドのツートンカラーで構成された機体であった。


『あー・・・あの空間でも会ったけど主任だ。・・・まあ俺はAIだから気楽に話しかけてね?ギャーッハッハッハッ!』

『同じAIで、主任の補佐をするキャロル・ドーリーと申します。以後お見知りおきを』

凱「AI!?AIにしては機動部隊のみんなと何ら変わらないぞ!?」

セシリア「どんどんすごいのが来ますわね」

テルミドール「私の名はマクシミリアン・テルミドールだ。よろしく頼む」

エヴァンジェ「エヴァンジェだ、これから宜しく頼む」

クロエ「クロエ・クロニクルと申します。束様の養子とでも思ってください」

ニンジャスレイヤー「クロエ=サン・・・君は目が見えないのか?」


 ニンジャスレイヤーに言われてクロエが目を開けた・・・本来の白目と黒目のあるところには黒と金色の目になっていた。


ニンジャスレイヤー「その目は・・・境界の目?」

クロエ「それに近いモノです・・・それより何か凄い腹の音が聞こえますが?」

ニンジャスレイヤー「秋月と照月と呼ぼれているあの2人か・・・失礼する。それと・・・むやみに聞いて・・・済まなかった(ボソッ」


 クロエは人の心に酷く敏感だ・・・生物が失った五感の一つを補うために他の能力を高める野と同じように相手の心や声を元に相手の表情がわかるのだ


クロエ「ま、まって・・・!」


 ニンジャスレイヤーは既にどこかに消えていた


クロエ「・・・なんで、なんで貴方はそんな悲しい顔をするのですか?」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




 しばらく経ってからボロボロになった束がやってきた



リュウガ「シエル・・・何やったの?」

シエル「ベツニナニモヤッテマセンヨ?」

リュウガ「言葉が変だ・・・大丈夫か束博士?」

束「ふっふっふ・・・リュー君の愛が優しいね」

リュウガ「リュー君?俺のことか?」

束「うん、あとシエル・アランソンだったけ?既に知ってると思うけど私は篠ノ之束、人読んで世紀の大天災さ!」

シエル「・・・隊長は渡しませんよ?」

束「ならライバルという訳だね?シーちゃんって呼ばせてもらうよ?」

シエル「では私も言わせてもらいますよ?」

「「彼と添い遂げるのは私です(だよ!)!」」

リュウガ「・・・とりあえず束博士、なにかお話があるのでは?」

束「そうだった!そうだった!・・・とりあえずあと数人呼んでくれないかな?いっくんにちーちゃん、凱くんにシモンさん、ニンジャスレイヤー=サンに主任とテルミドールをさ」

リュウガ「・・・何を語るんだ?」



 一息ついてから束は返事をした



束「私の夢さ」










 そしてとある艦娘の目の前には・・・紫色のガラス細工のような石が会った。


???「これを誰かに渡せば・・・人間と友達になれるかな?」


 だが彼女は知らなかった・・・その石がZの文字を浮かび上がらせたことをそしてかすかに小さな声が聞こえたことも



「ゾ……ンダ……ー……!」


???「時雨ー!みんな待ってるぽい!」

???「時雨どのー!どこでありますかー!」

???「ごめん、今行くー!」


 そのかすかな声も仲間の声にかき消されていた。

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■作者からのメッセージ
兎は語る・・・宇宙を見て願う。そして宇宙を夢見た彼らは・・・その最中艦娘を襲う者がいた

???「こんな人間の真似事をする兵器をこの学園に放置するのか!?」

一夏「・・・そんなことを言うんじゃねえよ箒ぃ!!」

???「艦娘やロボットなどこのシュヴァルツェア・レーゲンの敵ではない!」

ゲンドーソー「この・・・馬鹿者がぁっ!!」

???「僕達は生きてはいけないの?」

迫り来るZの闇!

???「ゾンダー!」

少女の涙を払うために勇者王は伝説から再び蘇る!


凱「見せてやる生命の力を!」



次回
 「兎は宇宙を見て何跳ねる?後編&勇者王誕生!」
テキストサイズ:15k

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