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HOPE HERO.tvei エピソード8『絆の力を今ここに!』
作者:モナカ   2016/10/18(火) 17:35公開   ID:zGBJcPhgj5o
雪が降る地方で、エストたちは怪獣の国に足を踏み入れる。怪獣たちや宇宙人たちに恵まれ、さらにエックスの過去が分かった。
しかし、偶然にも第4の神魔王、仮面ライダー斬鬼にも出会ってしまう。
エストたちは斬鬼を倒すべく、スパークドール遺跡へと向かうのだった!




エスト「やっぱり冷えるな〜」

ウィスパー「雪山ですもんね」

エストたちは今、雪山にいる。とはいえ、スパークドール遺跡と同じ方向のところなので、さっきの道とは違うところにいる。

らぁら「でも、頑張っていこう!かしこまっ!」

「かしこま…か」

その時、道の外れのところから白い仮面ライダーが現れた。

らぁら「あ、あなたは…」

USAピョン「む、こいつはネクロムというゴーストと同じタイプの仮面ライダーダニ!」

ネクロム「…らぁら」

ゴースト「お前もなぜ、らぁらの名前を!?」

ネクロム「私は戦うつもりはない。ただ、らぁらは大切にしろ」

と、ネクロムは雪道の中をゆっくりと去っていった。あれは何だっただろうと思ったエストたちは再びスパークドール遺跡へと向かう。





____スパークドール遺跡



エックス「ここがスパークドール遺跡だ」

トキニャン「名前の通り、スパークドールたちが眠っている」

銀色のカベで塗られたスパークドール遺跡に新しい神秘さを感じる。

エスト「ここに入ればいいんだね!」

バルバトス「じゃあ俺から入る」

らぁら「違うよ、私から入るの!」

ウィスパー「ちょっと!私が最初に入るんです!」

最初に踏み入れることで3人は言い争いになった。すると、スパークドール遺跡から誰か顔を出した。
メリケンヒルズで出会った駒虎だ。

駒虎「残念だが、今日は斬鬼が最初に入った。俺は2番目だ」

エックス「やはりな…」

そのことを聞いてらぁらとウィスパーはがっくりと落ち込んだ。

エスト「まあまあ、とりあえず…みんなで入ろっか」

トキニャン「待て、言いたいことがある」

トキニャンの言葉にエストたちは足を止めた。

ウィスパー「なんですか?トキニャンさん」

駒虎「ほう、あんたがトキニャンか」

駒虎の目にはトキニャンが見えるようだ。

トキニャン「斬鬼の狙いはエックスだ。しかも…その過去を特に狙っている」

駒虎「まったくだ。神魔王というのは嫌な奴で正しいぜ…」

エックス「大地…」

らぁら「ま、とにかく入って神魔王を倒そうよ!」

エストたちは駒虎と合流すると、スパークドール遺跡へ入った。





スパークドール遺跡は確かに人形のようなものがたくさん置いてあった。しかし…

駒虎「…来るぞ」

エスト「ん…?」

なぜかモンスターが住み着いており、その凶暴そうなモンスターはエストたちにいきなり襲いかかろうとした!

エスト「うわああぁぁぁぁ!!」

ウィスパー「み、皆さん逃げますよ〜!!」

と、みんなは逃げた。だが、モンスターの足は速く、全く距離を離れることが出来ない。そこで駒虎が超能力でどこかへ飛ばしたが、今度はエックスが苦手とするフルフルが現れた。まさしく一難去ってまた一難だ。

エックス「ぎゃああああああああ!!!」

駒虎「エックスの悲鳴もフルフルくらいにデカいな…」

もうとにかく逃げて逃げての連続だった…。






ゴースト「はぁはぁ…なんとかなった」

かなりモンスターが住み着いて大変なことになったが、なんとか最後の扉についた。

駒虎「この先には斬鬼がいる」

ゴースト「確か、エックスの過去が狙いだったよね…」

エスト「気を引き締めていこう!」

そう言ってエストたちは最後の扉を開いた。その先に待っていたのは…

斬鬼「スマート!待っていたよ!」

斬鬼とそのしたっぱたちだった。

ウィスパー「神魔王のあんた!これ以上好きにはさせません!」

斬鬼「ふっ、言ってくれるねぇ。でもボクには無駄なことさ!」

と、斬鬼はギターのようなものを出した。

エックス「何が来る…!?」

斬鬼「さあ、ボクが奏でる音色を味わうといいさ!」

すると、斬鬼はギターを鳴らした。そしてギターを鳴らした後は、そのギターを地面から強力な電撃を放つ。

エスト「うわぁぁぁっ!!」

思わず吹き飛ばされ、体勢を崩した。

斬鬼「いい様だね。なんて無様だろう…!」

エックス「くっ…!」

斬鬼「ところで、エックスくん」

斬鬼はエックスに視線を向いた。

エックス「なんだ…」

斬鬼「君、確か大地っていう男と手を組んでいたよね?」

エックス「それがなんだ…」

なぜか斬鬼はエックスのことと大地という青年のことを知っていた。

USAピョン「なんで、エックスのことを…?」

斬鬼「教えてあげようか?大地は、ボクが殺したんだからね!」

斬鬼の衝撃的な言葉に、みんな目を丸くする。特にエックスにとって非常にショックなものだった。

エックス「お前が…大地を……!?」

斬鬼「そうさ、君も大地くんと同じ地獄に落としてあげるよ?」

その時、エックスから怒りが沸いてきた。

エックス「許さない…!よくも、大地を!!」

エックスは斬鬼にパンチやキックを繰り出した。しかし、怒りで我を忘れているのか、攻撃は全く当たらない。

斬鬼「はははは!いい様だねぇ!エックスくん!!」

らぁら「エックス!落ち着いて!!」

だが、らぁらの声はエックスには届いていなかった。大切なものが失われて頭の中は怒りでいっぱいであるからだ。

ゴースト「エックス…」

怒りに満ちたエックスに対し、ゴーストたちはただエックスを見ているだけしかなかった。

らぁら「ねぇ、エックス!仲間なら私たちがいるでしょ!?生徒だっているし、大地さんだってエックスの心の中で生きてるよ!!」

エックス「心の…中……」

その言葉を聞いてエックスの体がピタリと止まった。

エックス「大地…君は心の中で生きている……そうだ、大地は消えてもずっと私を見ているんだ!!」

らぁら「エックス…!」

斬鬼「おいおい、どうしんだい?」

エックス「私の仲間は、大地だけじゃない…!ここにいるみんながいる!!それに、大地は私の側にいつもいるんだ!!」

その時、奇跡は起こった。
エックスの目の前にエックスラッガーという虹色に輝く武器が現れた。

駒虎「それを手に取ってさっさと倒せ!」

エックス「分かった…エクシードエーックス!!」

エックスはXを描くように斬ると、虹色に輝くウルトラ戦士へと変わり、手にはエックスラッガーが握られていた。

斬鬼「き、貴様……どういうことだ!!」

エックス「大地は、私の心の中で生きている!!らぁらがそう教えてくれたんだ!!」

エックスはエックスラッガーを三回スライドタッチすると、エックスの分身が現れ、同時に攻撃した。
その一撃は重く、強かった。

斬鬼「ぐわぁあぁぁぁぁぁ!!!」

重い一撃に膝をついてしまった斬鬼だったが…

斬鬼「…なんてね」

エックス「何!?」

斬鬼「貴様らはボクを怒らせたようだなぁ!!ここでぶっ殺してやる!!!」

怒りを喰らったような状態になった斬鬼は緑色の雷と共に姿を変えた。

エックス「これが、第4の神魔王の姿か…!!」

トキニャン「フォレストプレデター…。そう呼ぼう」

フォレストプレデター「フハハハ!我がフォレストプレデターの力を思いしれ!!」

その魔物は強力な雷を放ち、エストたちに大きなダメージを与えた。

エックス「ぐああぁぁっ!!」

ゴースト「なんて強さだ…!!」

フォレストプレデター「決まってるだろ?これがボク、神魔王の力だからさ!!」

さすが第4の神魔王と言ったところか、風や雷など自然魔法は恐ろしいほど強かった。
だがエックスはそんな神魔王にも負けず、エックスラッガーを3回スライドタッチし、ボタンをプッシュした。

エックス「エクシードエックスラッシュ!!」

エックスは渾身の一撃を放つと、虹色に輝く刃がフォレストプレデターの体を切り裂く。

フォレストプレデター「な、なんだと……!!!」

あまりの強さにフォレストプレデターは満身創意に。そして、エックスは第3の殺神刀・ポセイドンアテナを手に取る。

エックス「これで、終わりだ!!」

フォレストプレデターは殺神刀により、邪悪な心身同時に断ち切られた。

フォレストプレデター「うわああああああああああ!!!」





第の神魔王は肉体から魂が離れ、その魂は殺神刀となった。

エックス「大地…私が敵を取った」

トキニャン「それは第4の殺神刀、『シップウノギンロウ』だ」

殺神刀を手にいれたエストたちはスパークドール遺跡を出た。





バルキー「なんか早いなぁ」

エックス「あぁ、私たちは殺神刀を集めている旅をしているからな」

イカルス「そうイカ〜。じゃあ俺たちも応援するイカ〜」

ナックル「生きて帰るのよ!」

らぁら「かしこまっ!」

エストたちは怪獣ノ国を出て、また旅を続けるのだった。







一方、その頃…


カリス「斬鬼の野郎もいなくなっちまったなぁ、ジバニャンよぉ…」

カリスはジバニャンに話しかけていた。しかし、そこにいたのはいつものジバニャンではなく、変わり果てたジバニャンの姿のような怪物がいた…






登場人物紹介


仮面ライダー斬鬼

性別は男。12月3日生まれのAB型。『スマート』が口癖で、ナルシストかつブライドの高い性格…だが実は魂本来の性格である。
ドレイクやライアよりは強いというが、かなりのヘタレである

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■作者からのメッセージ
エックスさんの相棒といえば大地くん!ですが、神魔王にやられてしまった設定に。本当に申し訳ございません。
なんか次回作とか書きたくなってきちゃったな…
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