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HOPE HERO.tvei エピソード12『お願い二人とも!目を覚まして!!』
作者:モナカ   2016/11/03(木) 18:54公開   ID:zGBJcPhgj5o
イナズマレジスタンスという組織と会ったエストたちは偶然、カリスと出会う。
カリスはジバニャンとコマさんを改造したと言い、そして彼らは変わり果てた二人と対面することになる……!!



エスト「そんな…」

その姿はエストにとって絶望的だった。愛くるしい姿の二人は凶悪な魔物に変わっていたのだ!

ウィスパー「ちょ…こ、これって…改造されたんですよね?ジバニャンとコマさんですよね!?」

ゴースト「ねぇ、二人って元々こんなんだったっけ!?」

エスト「違う、もっと小さかった!」

あの二人の面影はほとんどなく、今でも襲いかかってきそうな二体の魔物。

エックス「ウィスパー、ちょっと妖怪パッドを貸してくれ!」

ウィスパー「えぇ、いいですけど?」

エックスはウィスパーに妖怪パッドを借り、ジバニャンとコマさんについて調べた。

エックス「…本当だ、あの魔物たちとは断然違う!やはり改造されたんだな…!」

USAピョン「ひどいダニ!どうしてこうなったダニ!」

みんなも同じである。罪無き妖怪を改造するなど許せない。

カリス「ククク、前にも言っただろ。俺が拉致したってな!」

エスト「ジバニャンとコマさんを元に戻せ!!」

カリス「おっと、レッドJとマイティドッグ…だろ?」

エスト「え…!?」

すると、ジバニャン…いや、レッドJは突然拳ひとつで殴りかかろうとした。同じくコマさんだったマィティドッグも攻撃をしようとする。

エスト「二人ともやめて!」

エックス「危ない!」

間一髪で避けたが、エストの声は二体には届かない。

バルバトス「戦うしかないね」

らぁら「うん…!」

エスト(そんな、こんなことになるなんて…!)

ゴースト「ムゲンじゃ、二人が傷つくのも問題がある…だったらグレイトフルだ!」

『グレイトフル!アーイ!バッチリミナー、コッチミナー!』

ウィスパー「えぇ!?まだあるんですか!?」

エックス「あぁ、ゴーストはグレイトフル魂にもなるんだ」

グレイトフル魂に変わったゴーストは慎重に二体を攻撃する。

エスト「ゴースト、二人の命のことをちゃんと思ったながら…」

バルバトス「あんたの仲間じゃないの?仲間だったらやるべきじゃん」

エスト「そうだね、僕だって二人を守れる力はある!!」

エストはプラチナフォルムに変わり、最強の魔法を放つ。

『ゴッドアタック!サファイアマギ!!』

水流の魔法が放たれると、レッドJにダメージを与えた。

レッドJ「グオォォォ!!」

エスト「マイティわんこなら…これだ!」

『ゴッドアタック!エメラルドマギ!!』

緑色の風と木の葉の魔法はマイティドッグを包み込んだ。これでも一応ダメージになる。

ウィスパー「あの、エストくん…マイティわんこって……」

USAピョン「本当変わってるやつダニ」

しかし、レッドJとマイティドッグは生半端な攻撃にはびくともしない。

エックス「くっ…まだ倒れないのか…!」

ゴースト「一体どうすれば…」

エスト「…そうだ。僕に任せて!」

らぁら「何するの?」

エスト「僕がよすがの星で二人をなんとかするんだ!」

ウィスパー「よすがノ星?」

縁ノ星とは過去のことを思い出す星の光を放つことだ。

エスト「僕の星の力を二人に投げつけて入れるってわけ!」

らぁら「えぇー!?そんなこと出来るの!?」

ウィスパー「てか、そんなことしたらエストくんが!!」

エスト「大丈夫!きっと、僕のことを思い出してくれるから!!」

エックス「…わかった。信じよう」

エスト「ありがとう、みんな」

信じるみんなの前でエストは縁ノ星を放つ構えを取った。

エスト「二人とも、思いだして!僕たちとが出会ったことと君たちの思い出を!!」

そして、金色に輝く目映い光を放った!





エスト「ふたりとも…どこ?」

気がつくとエストは黒いもやもやに包まれたところにいた。

「や、やめる…ニャン」

「苦しい…ズラ」

エスト「ジバニャン!コマさん!」

エストは苦しそうな二人を見つけるとすぐ二人の近くへ。表情は悪夢に魘されうなるような顔で、脂汗がだらだらとたれていた。

エスト「かわいそう…二人とも、カリスによって改造されたんだね」

ジバニャン「エ、エスト…」

ジバニャンがゆっくりとエストの方に向いた。

エスト「ジバニャン、大丈夫!?」

ジバニャン「エスト……オレっち、もうダメニャン…」

すでにジバニャンの目は絶望の色に染まっていた。

エスト「何言ってるの?しっかりしてよ、ねぇ、ジバニャン!」

ジバニャン「もう…オレっちは、絶望しそうだニャン……」

エスト「ジバニャン…何言ってんだよ!君は僕たちに未来と希望を託したじゃん!」

ジバニャン「ニャ…オレっちが?」

エスト「ほらコマさんも起きて!」

エストはジバニャンの隣にいたコマさんを必死に起こそうとした。

コマさん「ズラ…?」

エスト「僕が希望の星を灯してあげる。だから、絶望なんかに負けないで!!」

ジバニャン「絶望なんかに…負けない…?オレっちたちが?」

エスト「どんな堅いカベだって、諦めない心があれば、壊すことだって出来るからっ!!」

ジバニャン「諦めない……そうだニャン、オレっちは絶対に諦めるわけにはいかないニャン…!!」

コマさん「オラだって、コマじろうが待ってるから、悪い心なんかに負けないズラ!」

エスト「そうだよ二人とも!その意気があれば、カリスなんて怖くない!!」

エストの言葉により、ジバニャンとコマさんは再び立ち上がる。

ジバニャン「オレっちは!!」

コマさん「オラは!!」

「「絶対悪には負けないニャン/ズラ!!」」





その時、奇跡が起きた。巨大な魔物は小さな妖怪の姿へと変えた。つまり、二人は元の姿に戻ったのだ。

らぁら「エスト!」

エスト「みんな、二人は無事だよ!!」

ウィスパー「あぁ、よかったよかった……」

エックス「やはり、小さい方が一番いい」

ゴースト「だね!」

元の姿に戻ったジバニャンは自分を改造したカリスの方に睨み付ける。

ジバニャン「カリス!もうお前になすすべもないニャン!!覚悟するニャン!!」

カリス「ククク……クハハハハ……!!」

だがカリスが不敵な笑みを浮かべていた。

コマさん「ズ、ズラ?」

カリス「俺様になすすべもないだと?残念だったな!俺様は第6の神魔王、つまり…俺様に勝てるものなどいない!!!」

すると、カリスは魔力を解き放ち、レッドJやマイティドッグよりさらに凶悪な怪物の姿に変えた。

ジバニャン「ニャニャ!?」

コマさん「もんげーーーー!!?」

その凶悪で威圧的な姿に彼らは目を丸くする。

カリス「俺様には別の名前があるんでなぁ!ウロボロスゾディアックとでも呼んでやろうか!!」

らぁら「や、やっぱり第6の神魔王は強そうだよ…!!」

ウロボロスゾディアック「強そうじゃねぇ、最強だあぁぁぁぁぁ!!!」

すると、ウロボロスゾディアックは黒い翼で強烈な風を起こした。その風にエストたちは体勢をすぐ崩してしまう!

エスト「強い…これが第6の神魔王の力!?うわぁぁぁぁぁぁ!!!」

そして、エストたちは強烈な風により、吹き飛ばされてしまった。村を通り、かつて踏み入れた町を通り過ぎ、最後に地を着いた先は……


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