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HOPE HERO.tvei エピソード14『ムッコロせ、邪悪な魂』
作者:モナカ   2016/11/13(日) 10:15公開   ID:zGBJcPhgj5o
「俺様はウロボロスゾディアック!!!全てを食らい、全てを破壊する第6の神魔王だぁぁぁ!!!」

ウロボロスゾディアックとなって彼らに襲いかかる仮面ライダーカリス。

エスト「これ以上被害は出したくない…!もうやるしかねぇか!!」

エストたちも武器を手に取り、戦闘に入った。

ウィスパー「なんかやるしかねぇかってどっかで聞いたことあるんですが…。もうこれ以上逃げるわけにもいきませんね!!」

ゴースト「あぁ、みんなの命は俺たちが守る!!」

らぁら「二人とも、フォームチェンジして!!」

エックス「あぁ、エクシードエックス!!」

ゴースト「ムゲン!!」

『チョーカイガン、ムゲン!KEEP-ON-GOING!ゴ・ゴ・ゴ!ゴ・ゴ・ゴ!ゴ・ゴ・ゴ!ゴッドゴースト!!」

ゴースト「いくぞ!はぁっ!!」

ゴーストはガンガンセイバーをアローモードに変え、ウロボロスゾディアックに撃つ。が、ウロボロスゾディアックは非常に頑丈で攻撃が通らなかった。

ティアマトゾディアック「ククク…効かねぇな!!!」

エックス「だったら私が!!」

エックスはエックスラッガーで虹色の光線を放った。

らぁら「あたしも歌でサポートするよ!!」

そう言ってらぁらは明るい歌でエックスたちをサポートした。

エスト「よーし!みなぎってきた!!」

ウィスパー「エストくん!プラチナフォルムで叩き潰してやりましょう!!」

エスト「オッケー!!」

エストはゴッドレアチップであるアルカナ・プラチナをライヴフォンにセットした。

エスト「超次元マイスターエスト!!プラチナフォルム!!」

ウィスパー「よっしゃー!やってしまってくださーい!!」

エストはコズミックブレードを手に取ると、武器に赤い炎のオーラを纏い、それを放つ。

エスト「マーズルビー・ソード!!」

ウロボロスゾディアック「ぐっ!なかなかやるじゃねぇか…!!」

赤き灼熱の刃は、ウロボロスゾディアックの腹部に当たった。

ウロボロスゾディアック「だが、お前らの本当の恐怖はここからだぁ!!スゥゥゥゥパァァァァァァ!!!!」

ウロボロスゾディアックは大きく息を吸うと、どす黒い闇のブレスを吐いた。黒い闇の風がエストたちに襲いかかる!

エスト「うわぁぁぁぁぁっ!!!」

エックス「ぐあぁぁぁっ!!!」

ゴースト「なんて強さだ…うぁぁぁぁぁ!!!」

あまりにも強烈過ぎるあまり、思わずエストたちは吹っ飛んだ。

ウロボロスゾディアック「はははははははっ!!やられたなぁ?やられちまったよなぁ!!?」

エスト「く…うぅ……」

ウロボロスゾディアック「もっと痛めつけてやるぜ!!ディザスターブレイク!!」

今度は赤黒い刃が四本の腕から放たれた。

エスト「うわぁぁぁぁ………」

ウロボロスゾディアックの迫りくる驚異的な力に歯が立たない。

エスト「まだ…だ!!」

らぁら「エスト…くん」









〜斬月・真サイド〜


斬月・真「…」

曇り空の建物の上に私はいた。何か嫌な気配がするんだ。
まさか、あいつが、あの子たちと……

斬月・真「キナコちゃん、どうすればいい?」

と、私は金色に輝くソウルジェムに囁いた。




一方、エストたちは…


ウロボロスゾディアック「さて、これで最後にしてやるぜ、つまらねぇ遊びが嫌いでなぁ…」

エスト「うっ、うぅ……!」

すでにエストたちは満身創意。立ち上がることさえ出来ない状態だった。

らぁら「みんな…」

エスト「僕は…僕はっ!!」

「エスト!!」

その時、聞き慣れた声がどこかでした。それは、星の意味を教えてくれたあの声と同じだった。

「お前の星はどんな闇でさえ光を灯す!!夢と希望の力を今、解放する時だ!!!」

と、一筋の光が雲を切り裂き、エストの方へ!

エスト「これは…!!」

「それはレジェンドゴッドレアのアルカナチップ、ダイヤモンドパールフォルムに変わるものだ。今すぐ使え!!」

エスト「わかった!!」

エストは新たなアルカナチップをライヴフォンにセットした。すると、ホワイトシルバー色に輝く光がエストを包み、美しい鎧を纏っていく…。

らぁら「これは…!!」

エスト「超次元マイスターエスト!ダイヤモンドパールフォルム!!」

ティアマトゾディアック「な、なんだこの輝きはぁ!?」

USAピョン「ん…?そうかダニ!ダイヤモンドは強き光を、パールには優しい愛の光を持っているとされてるダニ!!」

エスト「スタージュエルツヴァイ!!」

光輝く銀色の二つの刃、スタージュエルツヴァイを手に取り、エストはその刃から強烈な星の光を放った!
その光にウロボロスゾディアックの力が徐々に抜けていく!

ウロボロスゾディアック「なんだこの光…俺様の、力があぁぁぁ!!」

エスト「輝け星よ、ゼウスの光のように!!レジェンドゴッドレアチップ、セットオン!!」

すると、巨大な星がたくさん現れ、エスト自身も銀色の星を出す。

エスト「永遠の星よ、闇に聖なる光を放て!!ジュエルスター・メガフレア!!!」

エストが星を切った途端、星たちが一斉に流れ始めた。その星たちはウロボロスゾディアックの方に流れ、闇を消していく。

エスト「ハピネス!!!」

と、エストは光輝く渾身の一撃を繰り出した!
ウロボロスゾディアックは聖なる星の力に、闇を全て奪われた。

ウロボロスゾディアック「まだだ…!まだ暴れたりねぇぇ………!!!」

エスト「世界に、永遠なるハッピーエンドを…!!」





ウロボロスゾディアックは、元のカリスに戻り、カリスの体は限界に近い程力が出ない状態だった。

カリス「く、くく……ははは……まさか、俺様の暴れを止める小僧がいたんなてなぁ……」

ウィスパー「さあ、ここまでです!さっさと観念しなさい!!」

カリス「フン…もうしてるぜ……がっ!」

その時、カリスの胸に細い腕が突き刺さった。

駒虎「カリス…いや、ザナーク。貴様の暴走も終わりだ」

その白く細い腕は駒虎の腕だった。

エスト「こ、駒虎…さん!?」

駒虎「俺はただの人間じゃない…いや、人間そのものではないって、分かるよな?」

カリス「ああ、分かってるぜ…これで、ようやく俺様は地獄で暴れることが出来る……ククク、ハハハハハハ………」

カリスの小さな笑い声で、その魂は第6の殺神刀、ハデスブレイカーとなった。

駒虎「これでまた、本当のお前に戻れるな。仮面ライダーカリス」

エスト(駒虎さんが、人間じゃない…どういうこと!?)





VFD学園の生徒たちは全員無事であったものの、駒虎は人間ではなかった。
エストはその理由を知るために、駒虎に尋ねる。

エスト「ねぇ、どういうこと?あんたが人間じゃないって…!」

駒虎「あぁ、俺は人間じゃない。だがカリスは無事だ」

エスト「カリスさんの本当の魂が復活したんだ…じゃなくて!なんで人間じゃないことを隠していたの!?」

駒虎「…そんなに俺のことが知りたいのか」

エスト「うん…!」

駒虎「だったらこれだけは言ってやる」

すると、駒虎は衝撃的なことを口にする!





駒虎「俺には…仮面ライダーの血と神魔王の血が流れている」


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■作者からのメッセージ
エスト君の強化フォルムについてですが、元々はアレキサンドライトにしようかと考えてたんです。
でも蟹座じゃなく双子座の守護石だったので断念しました。
それと皆さん、カリスさんには本当の魂と別の魂があったということは分かりますね?それでも分からない人に解説します。
カリスさんの本当の魂は別の魂が憑依した自分自身の肉体によって食べられてしまったのです。
でも本当の魂は体の中で懸命に生き、別の魂が駒虎によって出たことにより、再び本当の魂で本当の肉体を動かすことが出来たのです。
ちなみに本当の魂は仮面ライダー剣の相川始さんそのものです。
色々と複雑で長い文で失礼いたしました。

次は番外編です
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