神魔王の真実を知り、エストたちはついに最後の戦いを迎えようとしていた…
エスト「…あ」
第0の神魔王に会う直前に、エストたちは駒虎と偶然出会った。
ウィスパー「駒虎さん?何してるんですか?」
駒虎「まさか、お前らが来るとはな…」
と、駒虎は静かに微笑んだ。
らぁら「あ!駒虎さんが笑った!」
ゴースト「本当だ…!」
USAピョン「彼も笑うんダニね」
斬月「そんな話してる場合ではないだろ…」
話はさておき、エストたちは駒虎に聞いてみることに。
エスト「ねぇ、駒虎さん。どうしてここに?」
駒虎「…聞きたいのか?」
ジバニャン「もちろん!どうしても聞きたいニャン!」
駒虎「少し長くなるが、それでいいなら話してやる」
駒虎によると……
第0の神魔王は殺神刀は効くが、一発で効くわけではない。そこで、神魔王の中でも最強である第0の殺神刀が必要である。
自分は殺神刀にもなれるため、エストたちに自分の力を使ってほしいため、ここへ来た。
駒虎「ということだ」
コマさん「そういえば、駒虎さんって神魔王の血が流れていたズラね」
駒虎「ああ、だが俺は違う。生きていても殺神刀に変えることが出来る」
ウィスパー「えぇーー!?」
余談だが、殺神刀は折れても粉々になってもすぐ復活する。
駒虎「ここから先は、第0の神魔王…俺の兄貴がいる。準備はいいな?」
エスト「もちろん!ほうっておく訳にはいかないもん!」
エックス「あぁ、私もだ。生徒だけでなく、他の人達も守るためなら!」
ゴースト「俺だって、みんなの命を救いたい!」
バルバトス「神魔王を止めるんだったら、俺も止めるよ」
らぁら「あたしだって!」
ウィスパー「我々妖怪もです!」
駒虎「そうか、斬月のオッサンは?」
斬月をオッサン呼ばわりした駒虎は斬月に尋ねた。
斬月「私は他のヒーローを呼ぶ。だが、私は君たちが勝ってくれることを信じている。全力で戦ってこい!」
エスト「あいあいさー!!」
らぁら「かしこまっ!!」
ウィスパー「よーし、皆さんいきますよー!!」
エスト「せーの…」
「「いざ、第0の神魔王に!!!」」
第0の神魔王の間に入ったエストたち。そこで見たものは……
駒虎「兄貴、久しぶりだな…」
「ほう…駒虎か。ずいぶんと美しくなったな」
駒虎が兄貴と呼んだその人物は、鋭い目付きにルビーのような瞳、クウガの角の色と同じ色の非常に長い髪、筋肉質の肉体には黒いマントとトーガだけ身に付けていた。
これでも威圧感は半端ない。
ウィスパー「なんか、ヤバい人ですね…」
「フフフ…我が名は第0の神魔王、タクト・アマテラス。この力ですべてを変えし者!!」
駒虎「そんなのどうでもいい。それより、黒幕について聞きたい。お前ら神魔王族を暴走させた黒幕は、一体誰だ?」
タクト「ほう、そう来たか…。神魔王どもを地上に送り、この裏世界セブンスワールドの歴史を180度変えた黒幕………
それは我のことだが?」
エスト「うそ…!?」
タクトの言葉に思わずエストたちは言葉を失った。まさか、第0の神魔王が黒幕などありえないのは当然のことだ。
駒虎「だったら、お前は反省するべきだな…俺の親父と引き離した最低な兄貴のお前が!!」
タクト「よかろう…ちょうど我も退屈ばかりで困っていたところだ…。汝ら、ホープヒーローどもを我の滋養にしてくれる!!
さあ、覚悟は良いか!?」
エスト「当たり前だろ!!お前を倒し、世界を救ってやる!!!」
タクト「世界を救うだと?そうとなれば…汝らの希望を、全て吸い尽くしてやろう!!」
そして、いよいよ…
最後の神魔王との最終決戦が始まった……!!
♪オマケ♪(ネタバレ注意!!)
舞台は架空のものだけが生きる日星。
時は20000年。
ニューITAISENの傘下、少年たちだけで結成した正義の組織
SSSは新たな超次元マイスターを誕生した。
そして、彼は新たな仲間たちと出会う。
明るくキュートなアイドルの女の子、虹野ゆめ。
クールで高慢なウルトラマン、オーブ。
ドジだけで心優しい仮面ライダー、エグゼイド。
謎多き少年、白川・レウス・竜紺碧。
5の新たな英雄の、新たな物語が始まる!
『HOPE HERO.DRY』
12月中旬公開予定!!